2022年1回札幌5日目

開催一覧
2022/12/28 (水)
中山 阪神
2022/12/25 (日)
中山 阪神
2022/12/24 (土)
中山 阪神
2022/12/18 (日)
中山 阪神 中京
2022/12/17 (土)
中山 阪神 中京
2022/12/11 (日)
中山 阪神 中京
2022/12/10 (土)
中山 阪神 中京
2022/12/04 (日)
中山 阪神 中京
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中山 阪神 中京
2022/11/27 (日)
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2022/10/30 (日)
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2022/10/01 (土)
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2022/09/03 (土)
新潟 小倉 札幌
2022/08/28 (日)
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2022/08/27 (土)
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2022/08/21 (日)
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2022/07/31 (日)
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2022/07/30 (土)
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2022/07/24 (日)
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2022/07/23 (土)
福島 小倉 札幌
2022/07/17 (日)
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2022/07/16 (土)
福島 小倉 函館
2022/07/10 (日)
福島 小倉 函館
2022/07/09 (土)
福島 小倉 函館
2022/07/03 (日)
福島 小倉 函館
2022/07/02 (土)
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2022/06/26 (日)
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2022/06/25 (土)
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2022/06/19 (日)
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2022/06/18 (土)
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2022/06/12 (日)
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2022/06/11 (土)
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2022/06/05 (日)
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2022/05/22 (日)
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2022/02/27 (日)
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2022/02/26 (土)
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2022/02/12 (土)
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2022/02/06 (日)
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2022/02/05 (土)
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2022/01/30 (日)
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2022/01/29 (土)
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2022/01/09 (日)
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2022/01/08 (土)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス1秒2でした。ここまで6日間の芝の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値ですが、水準に近かった開幕週と比べて3日目以降はマイナス方向に動き、マイナス1秒台になりました。
 月曜にまとまった量の雨が降りましたが、その影響はなく、馬場差は1週前と同じ。5日目は4日目より少し速い時計が出る状態に戻っていました。そして、土日とも向正面が向かい風だったんですが、このパターンの場合コースを1周以上する距離は向正面でのラップの落ち込みがペース補正によって補正されるので、短距離と1800m以上で馬場差を分ける事はしませんでした。土曜日にペース補正がついているレースが多いのは、風の影響が大きいです。3週で行われていた1回札幌は先週で終了し、今週からは4週開催の2回札幌。今週までは引き続きAコースが使用され、その後の3週はCコースが使用されます。
 先週の馬場差1700m対象の数値は、土日ともにプラス0秒1でした。遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、稍重で行われた開催初日を除けば、全て良馬場で水準レベルで推移しています。
 月曜にまとまった量の雨が降りましたがその影響は無く、土日とも乾いた馬場で時計の出方は1週前とほぼ同じでした。土日とも向正面が向かい風でしたけども、そこでラップが落ちた分はペース補正で吸収するので、馬場差を1000mと1700mで分ける事はしませんでした。


  タイム分析
 2022/08/06 (土)  芝=-1.3  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1800 ドゥーラ 牝2 未勝利 1:49.1 -1.5 -0.8 -1.1 -1.2 A C 5.20
3R T1200 イラーレ 牝3 未勝利 1:09.7 -0.5 --- +0.3 -0.8 D C 6.87
5R T1200 メイクアスナッチ 牝2 新馬 1:10.1 -0.7 -0.5 -0.4 -0.8 B D 6.63
6R T2000 ダノンフロイデ 牡3 未勝利 2:02.4 -0.5 -0.3 +0.5 -1.3 D C 6.63
ホウオウユニコーン
9R T1800 スカイフォール 牡3 北辰特別(1勝) 1:48.9 -0.3 -0.5 +0.4 -1.2 D D 7.80
11R T2600 ハーツイストワール 牡6 札幌日経(L) 2:41.5 +0.9 -0.7 +1.9 -1.7 SL D 6.30
12R T1500 エープラス 牝4 1勝クラス 1:29.3 -0.1 -0.2 +0.7 -1.0 D D 8.58
 2022/08/06 (土)  ダ=+0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 グローバルブラッド 牡3 未勝利 1:47.3 +0.6 -0.3 +0.2 +0.1 C D 7.58
4R D1700 バンクロール 牡3 未勝利 1:47.4 +0.7 --- +0.6 +0.1 D D 4.86
7R D1000 サウンドブライアン 牡4 1勝クラス 0:59.4 +0.4 --- +0.3 +0.1 D D 9.18
8R D1700 カラフルキューブ 牝3 1勝クラス・牝 1:45.6 -0.1 --- -0.2 +0.1 C D 6.71
10R D1700 クレスコジョケツ 牝3 桑園特H(2勝) 1:45.6 +0.7 --- +0.6 +0.1 D C 7.36

札幌1R 2歳未勝利 タイムA
 このレースの勝ちタイムは2歳未勝利クラスの基準タイムより1秒5速く、1800m対象の馬場差がマイナス1秒2だった事を踏まえると、 -1.5-(-1.2)=-0.3 となりますが、ペース補正が0秒8入っており、 -0.3-0.8=-1.1 で基準より1秒1速い勝ちタイムでした。最内枠からドゥラエレーデが逃げて4コーナーに差し掛かります。2番手にいたマルモルミエールは勢いがなくなり、変わって外からドゥーラ、イッツオンリーユーが上がって来ます。そして直線に入るとドゥーラが外にふらつくような場面もありながら伸び、ドゥラエレーデを交わして抜け出し1着。ドゥラエレーデから5馬身離れた3着は内のイッツオンリーユーでした。
1着:ドゥーラ 勝ち馬注目
 ドゥラメンテ産駒のワンツーフィニッシュでした。勝ったドゥーラは出遅れた新馬戦とは違い、スタートを決めて3番手。直線で外にヨレたりしましたが、楽々と差し切りました。ペース補正が入ってのAランクとは言え、向かい風の向正面でラップが落ちた分が補正されているだけなので、純粋に優秀なタイムです。まだ余力もあっただけに、上のクラスでも通用しそうです。
2着:ドゥラエレーデ 
 2着のドゥラエレーデは気合をつけてハナを切りましたけども、ハミにぶら下がるようなフォームで、体がもうずっと前後に伸びきっちゃっているので、マイペースで行ってもいざ追ってから伸びないですね、現状は。現状はワンペースというタイプなので、ハナを切るのが最善のはずで、次走も同じように先手を取れれば上位候補。ただ、今のままの走りだと直線で切れ負けする恐れはありますね。
3着:イッツオンリーユー 
 3着のイッツオンリーユーはペースが速くなった4コーナーで手応えが悪化して離されましたが、この馬と4着のトーセントラムは水準級のタイムです、実は。普通のレベルのレースならどちらも好勝負になります。
4着:トーセントラム 
 3着のイッツオンリーユーはペースが速くなった4コーナーで手応えが悪化して離されましたが、この馬と4着のトーセントラムは水準級のタイムです、実は。普通のレベルのレースならどちらも好勝負になります。
札幌5R 2歳新馬 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。スタートは揃いませんでした。そんな中、ヴェラグエリエロが先手を取りましたが、4コーナーに差し掛かってメイクアスナッチが並んで行きます。そしてメイクアスナッチが抜け出しました。それを追ってセフィロ・テラステラがヴェラグエリエロを交わして行きます。セフィロがメイクアスナッチに迫りますが、メイクアスナッチがクビ差しのいで1着。2着セフィロから3馬身離れてテラステラが3着に入りました。
1着:メイクアスナッチ 
 上位人気3頭で決まりましたが、勝ったのは3番人気のメイクアスナッチでした。メイクアスナッチは胴が短い体型で、ピッチ走法。いかにも短距離向きという馬で、スタートは早くなかったんですがスピードに乗ると先頭に並びかけた辺りで抑えるのに苦労する程の行きっぷりでした。4コーナーで先頭に立ち、直線で差を詰められましたが押し切りました。前半が向かい風とは言え、600m通過36秒1という遅いペースで行きたがったという事ですけども、クラスが上がってペースが速くなればレースはしやすそうです。ただ、追って鋭く伸びるタイプではないように見えます。
2着:セフィロ 
 2着のセフィロは出遅れましたけども、すぐに追い上げて直線で鋭く伸びました。これは次走も上位候補ですね。
3着:テラステラ 
 3着のテラステラは出遅れた上に前が狭くなって、後ろからになりましたがその後外へ出すと一気に前へ進出しました。ただ、4コーナーではもう反応せず、直線でも鋭くは伸びなかったですね。使って何か変わり身がないと次走も厳しいようなレース内容かと思います。
札幌6R 3歳未勝利 注目
 5着だったマイネルイージスについて。
5着:マイネルイージス 
 好位の内にいたんですけども、向正面で外から追い上げて行く馬がいてポジションが下がり、3コーナーから4コーナーにかけてもずっと外と前に馬がいて、外へ出す機会がありませんでした。内でジッとしていたので、脚は溜まっていましたし直線でも前が詰まったりせずスムーズだったんですけども、脚を溜めて行っても追ってからすぐに鋭く伸びるというタイプではないので、5着まででした。3コーナーから4コーナーにかけて前との差を詰めて行くのが好走パターンですから、内で身動きを取れなかったのが痛かったですね。小回りの平坦コースがベストなので、次走でコーナーで早めにポジションを上げて行く、いつものレースができれば前進必至だと思います。
札幌10R 桑園特別 注目
 4着だったモズマゾクについて。
4着:モズマゾク 
 中団の内にいたんですけども、先に外からどんどんマクられてしまって、外にも出せず前も開いていないという状態で直線に入ります。直線で馬群がバラけると進路ができて伸びてはいるんですけども、完全な仕掛け遅れとなりました。仕掛けが遅れたからこそ、脚が溜まっていて伸びたというのは確かなんですけども、まぁジッと脚を溜めていて、追ってすぐに伸びるというタイプではなく、好走パターンは4コーナーでポジションを上げて前を射程圏に入れているというレース運びです。小回りコースならそれはなおさらで、今回のような展開になってしまうとちょっと力を出せないですね。この展開でも大きくは崩れなかった辺り、ブリンカーの効果が感じられるので、次走での巻き返しに注目です。
札幌11R 札幌日経オープン タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

  馬券Summary
馬場差設定不能について
 今年の7/16・17、1回函館最終週だった6週目の芝は土日ともに馬場差が設定不能でした。
馬場差設定不能について
馬場差が設定不能というのは、文字通り馬場差を設定することが不可能な馬場という意味でもありますけども、馬場差を設定することが無意味である。もっと言うと馬場差を設定してしまうと、それが害悪にもなりかねないという事でもあります。例えばですけどもね、馬場差が仮にプラス6秒の馬場だったとして、そういう馬場の2000mでタイム差がプラス5秒だと、完全タイム差がマイナス1秒0でAランクとなるんですけども、そういうレースで好走した馬が標準的な馬場でも好走できるかと言うと、大体そうではないという事が多いですね。
それでは馬場差設定不能というのには意味や利用価値があるのかという事になるんですが、結論から言うと馬場差が設定不能になった芝で好走した事があるという戦歴に意味があります。
馬場差設定不能について
馬場差が設定不能だった今年の函館記念を勝ったハヤヤッコは、それまでの5勝中4勝がダート。芝では2歳時に未勝利戦を勝っただけだったんですが、馬場差設定不能の芝で重賞を勝てました。まぁこういう馬が普通の芝で重賞を勝てるかとなると、かなり疑問かと思います。なお、函館記念が馬場差設定不能になるかどうかは事前には分かりませんけども、流石に今年のあのパターンで言うとですね、土日の雨が降り方や時計の掛かり方を見れば、これは馬場差設定不能になる可能性がかなりあるという事は事前に分かるかと思います。そして函館記念2着のマイネルウィルトスなんですけども、馬場差が設定不能だった昨年4/18の新潟芝でオープン特別を1秒8という大差で勝った馬です。まぁ函館記念でハヤヤッコを買えるかどうかは別問題ですけども、馬場差設定不能の芝で圧勝していたマイネルウィルトスを軸に据えるのは当日の天候や馬場を考えれば難しくなかったと思います。と言うか、実際1番人気だった訳ですけどもね。

馬場差が設定不能の芝で勝った事があるという戦歴は、似たような馬場になった時に狙いやすいという点が価値があるという事ですね。それからその個々の馬の馬場差設定不能の芝での成績が最も重要ですけども、血統や騎手に関しても傾向を知っていると役に立つと思います。
馬場差設定不能について
まずですね種牡馬別、馬場差設定不能の芝での成績なんですが、最も多く勝っているのはディープインパクトです。出走数が多いからというだけでなく、連対率も高いです。実はこういう極悪馬場でも一概に敬遠すべきではないんですね。今年の函館記念の週も芝で2勝しています。ただし、こういう極悪の馬場で好走すると、その次は危ないという傾向もあります。2位のキングカメハメハ・3位のハーツクライと総合リーディング上位の種牡馬がこのランキングでも上位にいるんですが、
馬場差設定不能について
出走数が多くなくて、連対率が高い種牡馬すなわちモーリス・オルフェーヴル・スクリーンヒーロー・ゴールドシップの産駒は要チェックとなります。この中でスクリーンヒーローとモーリスは親子ですね。そしてオルフェーヴルとゴールドシップは父が同じステイゴールド。ロベルト系とステイゴールド系がこういう極悪馬場で成績が良いというのは、イメージ通りだと思います。
馬場差設定不能について
次に騎手なんですけどもね、とにかく外国人騎手ですね。この成績には通年免許を取得した後のC.ルメール騎手とM.デムーロ騎手を含んでいますけども、合計で連対率が25%を超えます。
馬場差設定不能について
極端な例は2019/11/23ジャパンカップ前日の東京芝は不良馬場で、馬場差設定不能だったんですが、芝の6鞍を全て外国人騎手が勝ち、2着も6頭中3頭が外国人手でした。外国人騎手と言ってもいろいろいますけどもね、特にヨーロッパを拠点にしていたような騎手が、こういう極悪馬場の芝で好成績なのは、これもイメージ通りかと思います。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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