2022年1回函館5日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒5でした。遡って6日間の芝の馬場差を確認しておきますと、開幕週がマイナス1秒7、2週目はマイナス1秒6でしたが、先週は1秒以上水準向へ動いています。
 そうです、先週はですね金曜だけで55ミリの雨。流石にこの影響が残って、強風の影響もありまして前半2週よりも時計が掛かっていました。土曜は稍重でスタートして終盤良馬場に変更されましたが、馬場差は1日を通じた数値です。日曜は土曜と比べていくらか乾いたんですが、大きな変化ありませんでしたね。連対馬を見ますと日曜の7鞍は全て中団か後方の馬が連対していました。直線で外へ出すという程ではないんですが、差し馬が伸びるようになってはいましたね。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス2秒3からマイナス1秒9への変動、日曜がマイナス1秒6からマイナス1秒2への変動でした。遡って6日間の馬場差を確認しますと、1週目・2週目は全て良馬場でしたが、2週目の方が時計が出やすくなり先週は雨の影響で高速化しました。
 雨の影響が残って脚抜きが良くてですね、特に土曜はかなり速い時計の出るコンディションでした。土曜はですね、マイナス2秒3でスタートして、後半はいくらか乾いたんですが、終日高速馬場でした。日曜は土曜と比べて水準方向に動いたんですが、それでも終日マイナス1秒台でした。ただ、小回りコースで高速ダートと言っても、前の馬が優勢という訳ではありませんでしたね。これは強風の影響もあったのかもしれません。


  タイム分析
 2022/06/25 (土)  芝=-0.4  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1200 ミシェラドラータ 牡2 未勝利 1:10.4 +0.1 --- +0.3 -0.2 D C 7.33
3R T1200 ネイキッドハート 牝3 未勝利 1:09.5 -0.4 --- -0.2 -0.2 C D 8.56
5R T1200 フミサウンド 牡2 新馬 1:10.1 -0.4 --- -0.2 -0.2 C D 3.50
6R T2000 ブローザホーン 牡3 未勝利 2:02.5 +0.4 --- +0.8 -0.4 D C 6.25
8R T1200 ユキノフラッシュ 牡4 1勝クラス 1:09.9 +0.5 --- +0.7 -0.2 D C 7.27
9R T1800 ハーツラプソディ 牝4 恵山特別(1勝) 1:47.9 -0.6 -0.4 -0.6 -0.4 B C 6.14
11R T1200 ヴァトレニ セ4 青函S 1:08.6 +0.3 --- +0.5 -0.2 D D 8.87
 2022/06/25 (土)  ダ=-2.3 → -1.9
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 メイショウタイゲイ 牡3 未勝利 1:45.8 -1.6 --- +0.7 -2.3 D D 5.43
4R D2400 ミアステラ 牡3 未勝利 2:33.4 -3.3 -0.3 -0.4 -3.2 C E 6.67
7R D1700 メッザノッテ 牝4 1勝クラス・牝 1:44.6 -1.8 --- +0.3 -2.1 C D 6.50
10R D1700 ビジン 牝3 渡島特別(2勝) 1:44.3 -1.3 --- +0.7 -2.0 D D 9.56
12R D1000 ポメラート 牝3 1勝クラス 0:58.6 -0.6 --- +0.5 -1.1 D D 6.33

函館5R 2歳新馬 注目
1着:フミサウンド 
 前へ行った2頭の決着で、イコサンがほぼ逃げ切るかに思えたんですが、フミサウンドが手前を変えてからグンと伸びて、かろうじて差し切りました。父はジャスタウェイ。牡馬で424キロと体は小さいんですが、ポテンシャルはありますね。
2着:イコサン 番組注目馬
 イコサンは逃げ切る寸前で交わされてしまいました。まぁハナ差2着で、3着には5馬身差ですから、これはもうついてなかったですね。スピードとセンスがあって、次走もかなり有力です。と言うか、まぁ次は普通に勝てるんではないでしょうか。
3着:ベッラフロー 
 そして3着のベッラフロー、スタートダッシュが鈍かったですし、追い上げの形は悪くなかったんですよね。まぁ五分に流れに乗れれば前進が見込めそうです。
4着:スノーパトロール 
 4着のスノーパトロールは結果的には流れ込んだだけで、まぁ速い脚を使えませんでしたけれども、まだねスイッチが入らなかった節もあります。使いつつ変わってくるのではないでしょうか。
5着:ホーリーホック 
 5着のホーリーホックは3番手から失速。まぁ4着から4馬身差ですから物足りないんですけれども、まぁ少し力んだ分もあったのかなと思います。
函館9R 恵山特別 タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。モチベーションが逃げて4コーナーを回って行きましたが、その外からハーツラプソディが上がって来ます。そして直線に入るとハーツラプソディが抜け出して行きます。その後、インコースから上がって来たダイムがモチベーションを交わして2番手に上がって来ますが、ハーツラプソディが並ばせずに1着。ダイムの外、ハイエログリフが3着でした。
1着:ハーツラプソディ 
 ハーツラプソディが函館2走目、中1週で勝ち上がりました。ペース補正が入っているように、緩やかな流れで前めで立ち回った馬に有利でしたが、勝ったハーツラプソディは好位から楽に抜け出しました。これまで入れ込みや輸送減りがあった馬で、いかにも滞在競馬は合っていますね。
2着:ダイム 
 そして1番人気ダイムが2着でした。2着のダイムはこの春のG3のフラワーカップで4着。忘れな草賞で5着と善戦。まぁ1勝クラスでは力上位で、これは1番人気でしたね。4コーナーで最内にいて、ロス無く立ち回ったんですが、今回は先に抜けたハーツラプソディのレースでした。次走もかなり有力です。
3着:ハイエログリフ 
 3着のハイエログリフは連闘でした。前走は特別戦で3着でしたが、今回9番人気と人気がありませんでした。滞在競馬向きなので、北海道シリーズでは常に注意が必要です。
4着:ホウオウプリンセス 
 4着のホウオウプリンセスは着差は僅かですが、勝負所の反応が鈍い分、どうしても内を上手に立ち回った馬との差が出てしまうんですね。ただ、この馬も滞在競馬向きのタイプです。
5着:デルマアシュラ 
 最後5着のデルマアシュラ、自分から行く気がなくての後方からで、ショートカットで追い上げて上がり600m最速で伸びてるんですがね、まぁ流石に差し・追い込み馬には出番がありませんでした。
函館12R 3歳以上1勝クラス 
1着:ポメラート 通信簿
 1番人気1着でした。減量騎手が騎乗して49キロと軽い負担重量で、ハナを切れる組み合わせでした。さらに2番人気で2着の馬との負担重量の差がかなりありましたからね、これも順当勝ちですね。

  馬券Summary
モネヴァッシアとキングマンボ
あとで
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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