2022年5回中山2日目

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中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス1秒3でした。
 火曜から水曜にかけて雨が降りましたがその後は降らず、土日とも良馬場。秋の4回中山はBコースそしてCコースが使用され、今開催はAコースなので先週は4回中山で保護されていた内が有利でした。ただし、洋芝のオーバーシードなので、超高速馬場という程ではなかったですね。5回中山は28日までの9日間の開催で、全てAコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6でした。
 火曜から水曜にかけて雨が降り、その後は降らなかったんですが曇りで気温も低いので乾くのが遅く、土曜は「稍重」でスタート。午後から「良」にはなりましたが、含水率は高めで馬場差は変動ではありませんでした。日曜は土曜の後半より乾いて少し時計が掛かるようにはなりましたが、まだ含水率は高め。冬の良馬場という感じのパワー勝負の馬場コンディションではなかったですね。


  タイム分析
 2022/12/04 (日)  芝=-1.3  Aコース
 2022/12/04 (日)  ダ=-0.6 / 1200m=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 グラスシフォン    牝2 未勝利 1:12.6 -0.2 --- +0.4 -0.6 D D 9.31
2R D1800 リチャ    牡2 未勝利 1:56.6 +0.9 -0.3 +1.2 -0.6 E D 9.13
3R T2000 マイネルモーント    牡2 未勝利 2:01.2 -1.2 -0.3 -0.2 -1.3 C C 8.44
4R D1800 タイセイマンボ    牡2 新馬 1:56.3 +0.3 --- +0.9 -0.6 E C 9.40
5R T2000 ディヴァージオン    牝2 新馬 2:05.0 +2.3 -0.9 +2.7 -1.3 SL C 6.64
6R D1200 エコロアレス    牡2 1勝クラス 1:11.1 -1.0 --- -0.4 -0.6 B C 8.45
7R D1200 セイウンハルカニ    牡3 1勝クラス 1:11.5 -0.4 --- +0.2 -0.6 C C 8.31
8R D1800 グラスデスティーノ    牡5 2勝クラス 1:53.0 -0.2 --- +0.4 -0.6 D D 9.94
9R T1200 カンティーユ    牡4 南総SH(3勝) 1:07.8 -0.6 --- +0.2 -0.8 C D 8.08
10R D1800 ピュアジャッジ    セ4 市川SH(3勝) 1:51.0 -1.4 --- -0.8 -0.6 B C 7.87
11R T1200 ジャスパージャック    牡6 ラピスラ(L) 1:08.1 ±0 --- +0.8 -0.8 E D 9.75
12R T2500 サザンナイツ    セ4 2勝クラス 2:33.9 -0.6 -0.7 +0.3 -1.6 C D 7.00

中山2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
中山4R 2歳新馬 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。5着だったジェントルタッチについて。
5着:ジェントルタッチ 
 スタートは早かったんですけども、無理には行かず好位の内に収まりました。しかし、砂を被るのを嫌がっていて、向正面ではそれが影響してズルズルと後退してしまいました。その後に前と後ろの馬群が離れて、馬群の切れ目に入った所で砂を被らなくなると行きっぷりが良くなり、前の馬群と後ろの馬群が離れた事で4コーナーでは差を詰める事ができて、さらに直線で外へ出すと伸びて、この後ゴールを過ぎた辺りにもまだ勢いが十分ありましたね。砂を被らないレースをするか、砂を被ることに慣れさえすれば、大きく前進しそうなレース内容。という事で、次走は注目です。
中山5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
中山6R 2歳1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:エコロアレス 
 距離短縮となったエコロアレスが逃げ切りました。エコロアレスはスタートですね、隣の2着馬と接触しましたが抜群のダッシュ力で馬任せのままで4コーナーではもう先頭。手応え通りに逃げ切りました。1800mの前走は、単純に距離が長くて失速しましたが、ダートの短距離ならオープンでも通用すると思います。
2着:スズカコーズ 番組注目馬
 2着のスズカコーズはスタート直後にヨレて勝ち馬と接触し、それで行き脚がつかなかったんですが、徐々に追い上げて直線では目立つ伸び。逃げ切ったレースの直後の競馬で、こういうレースをして2着に来るなら、次走も有望だと思います。
3着:スクーバー 
 1番人気のスクーバーは3着でした。芝の部分でのスピードの乗りはあまり良くなかったんですけども、ダートに入ってからは手応え良く追走。しかし、4コーナーで手応えが悪化し、直線に入ってスムーズに手前を変えたんですが、左手前になってから伸びませんでした。初めての右回りだった訳ですけども、右回りそのものが得意ではないという可能性はあると思います。
中山10R 市川S タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムでした。
1着:ピュアジャッジ 
 ピュアジャッジが前走16着から一変しました。ピュアジャッジはスタートは早かったんですが、無理には行かず前半は2番手の外で砂を被らない位置。3コーナー入り口で先頭に立つとリードを保ったまま押し切りました。流石にラスト200mで失速していますけども、1000m通過59秒9を追走して3コーナー先頭では、まぁ最後に失速しない方がおかしいと思います。これで3コーナーで先頭なら4戦4勝。それ以外は4回あって、2着1回で他は4着以下が3回と。極端な成績になりましたけども、オープンでも揉まれず3コーナー先頭なら、通用する可能性はあると思います。
2着:ガンダルフ 
 そしてこういう勝ち方をされると、早めに追いかけた馬は苦しくなるものなんですが、2着のガンダルフは地力で前を追いかけて最後まで伸びていました。次走も有力ですね。
3着:トラモント 
 そして3着のトラモントは中団で脚を溜めていて、さらに3コーナーから4コーナーにかけて馬群に入ってしまって動けず、かなり脚は溜まっていて、直線で伸びました。この展開で追い込んで3着というのは、それ自体はあまり評価できないと思います。
4着:サトノロイヤル 
 4着のサトノロイヤルは勝ち馬を追いかけて失速したもので、評価を下げる必要はありません。
5着:メンアットワーク 
 そして5着のメンアットワークはいつも通りに徐々に脚を使って追い上げようとしたんですけども、流れが速くてなし崩しに脚を使ったという感じですね。1800mのハイペースにはまだ対応できなかったという印象です。
14着:ケイアイロベージ 通信簿
 3番人気14着でした。なお、この馬は前走から6ヶ月以上間隔が空いていますので評価については対象外という事になります。6ヶ月以上間隔が空いていたのに3番人気に支持されていましたね。3歳限定重賞で好走した馬が、それだけを根拠に3勝クラスで人気になると危ないという事ですね。次走も危険だと思います。
中山11R ラピスラズリS タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。

  馬券Summary
放送前
あとで
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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