2022年5回阪神4日目

開催一覧
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2022/02/26 (土)
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2022/02/06 (日)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス0秒7からプラス0秒8への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、マイナス1秒台の数値が続いていましたが、先週日曜後半は10月からの阪神連続開催で初めてのプラスの数値になりました。
 まず土曜日はこの開催1週目と同レベルで速い時計の出るコンディションだったんですが、日曜は朝から雨が降って、時計がか掛かって行きましたね。11Rのエリザベス女王杯を含めて、終盤2000m換算の馬場差はプラス0秒8となりました。そして、晴れて良馬場だった土曜は、遅い流れも影響して逃げ馬が後半の芝で3連勝して、そして日曜も前半は1連対したんですが、雨の影響を大きく受けた日曜後半は、やはり差し馬が台頭して来たんですよね。一気に連対馬の脚質傾向が変わって行った事は強調しておきたいと思います。なお、阪神の芝は今週までAコース。来週から年末まではBコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒4からマイナス2秒1への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、先週土曜までは水準かやや速いレベルで推移していましたが、日曜はマイナス方向に大きく動きました。
 まず土曜時点で良馬場発表とは言え、先々週までと比べると少し時計が出やすくなってたんですよね。そして日曜からは朝から雨が降って、一気に脚抜きの良いコンディションになっていきました。そして脚質的には、逃げ馬が6連対、好位組が9連対、これだけを聞くと前めに位置した馬が優勢に見えるんですが、その一方でね、実は先行タイプは1連対と不振だったんですよね。ペースが速くなるときっちりと差しも届いてました。


  タイム分析
 2022/11/13 (日)  芝=-0.7 → +0.8  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1400 メテオリート 牝2 未勝利 1:23.0 +0.2 --- +0.7 -0.5 D C 6.57
4R T1600 ユリーシャ 牝2 未勝利・牝 1:34.7 -0.8 --- -0.5 -0.3 B B 6.70
5R T1800 サンライズピース 牡2 新馬 1:50.3 +1.8 -0.9 +0.9 ±0 SL C 8.86
8R T2200 ミクソロジー 牡3 2勝クラス 2:15.0 +1.7 --- +0.8 +0.9 D C 5.62
9R T2000 セブンマジシャン 牡2 黄菊賞(1勝) 2:03.8 +2.5 -0.7 +1.0 +0.8 SL C 7.50
11R T2200 ジェラルディーナ    牝4 エリザベ(G1) 2:13.0 +1.4 --- +0.5 +0.9 D C 7.50
  
 2022/11/13 (日)  ダ=-0.4 → -2.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ジャスパーバローズ 牡2 未勝利 1:55.6 +0.9 --- +1.3 -0.4 E D 6.91
2R D1200 エーティースピカ 牝2 未勝利 1:13.9 +0.7 --- +1.1 -0.4 E C 8.00
6R D1800 サンライズアリオン 牡3 1勝クラス 1:51.6 -1.5 -0.3 -0.2 -1.6 C C 4.17
7R D2000 ジュタロウ 牡3 2勝クラス 2:03.1 -2.5 --- -0.5 -2.0 B C 4.64
10R D1200 エアアルマス 牡7 室町SH 1:09.1 -1.6 --- -0.2 -1.4 C D 8.69
12R D1400 モズリッキー 牡3 ドンカス(2勝) 1:23.1 -1.1 --- +0.5 -1.6 D D 7.62

阪神1R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。
阪神2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
阪神4R 2歳未勝利・牝 タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ユリーシャ 
 ユリーシャは新馬戦から距離延長となりましたが、鮮やかに逃げ切りです。タイムランク・メンバーランクともにBで中身の濃い一戦となりました。勝ったユリーシャはラップを落とす事なく逃げて快勝でしたね。このレースから稍重発表で、ちょうどね馬場の内側が悪くなるかならないかの微妙なタイミングだったんですよね。その点を上手く読み切って逃げの手に打って出た、松山騎手の好判断が光りましたね。
2着:セーヌドゥレーヴ 
 そして2着セーヌドゥレーヴも脚は使っているんですが、今回は勝ち馬に上手く乗られた印象もありますね。自身は堅実で、初勝利は近いと思います。
3着:アラメダ 
 そして3着アラメダも先行してCランク相当の時計で走っていますし、こちらも次走圏内だと思いますね。
4着:ジェモロジー 
 そして4着ジェモロジーは出遅れが響きましたね。さらに前が残る展開にもなったため、余計に厳しくなりましたよね。次走巻き返しは可能だと思います。
阪神5R 2歳新馬 タイムSL
 前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
阪神7R 3歳以上2勝クラス タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ジュタロウ 
 ジュタロウがダートに戻って圧勝でした。2着以下を離した勝ち馬ジュタロウのみがBランクの対象ですね。ジュタロウは3番手追走から楽な手応えで抜け出して来ましたね。この馬ね、実はいつも勝つ時は派手で、新馬戦は2着馬に2秒4もの大差をつけて勝って、2勝目も4馬身差で、そして今回も5馬身差なんですよね。タイムランクもそれぞれB・A・Bと速いんですよね。その一方で、実はアッサリ負ける馬でもあるので、取り扱いが本当難しいんですよね。今回もまぁ実は派手なパフォーマンスだったんですが、タイムランクはギリギリBですからね、その辺りはちょっと強調しておきたいと思います。
2着:シルバーエース 
 そして2着シルバーエース・3着シェイリーンは勝ち馬に突き放されました。元来自分のペースで走れないとモロいタイプなので、次走まだ信頼とまでは行かないと思いますね。
3着:シェイリーン 
 そして2着シルバーエース・3着シェイリーンは勝ち馬に突き放されました。元来自分のペースで走れないとモロいタイプなので、次走まだ信頼とまでは行かないと思いますね。
阪神9R 黄菊賞 タイムSL
 前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。レース前まで降り続いた雨の影響で、この時点での馬場差は2000m換算でプラス0秒8でした。このようなコンディションを踏まえても、時計は地味だったんですが、前半・中盤が遅くて上がりは速い為タイムランクはSLとしました。ただ、勝ち馬は強かったですし、見直せる馬もいたので、ここで取り上げておきます。
1着:セブンマジシャン 
 1着セブンマジシャンは叔母にクロノジェネシスがいる血筋なんですよね。ですから、こういう馬場は得意だと思います。ただ、言ってもスローペースの中後方から一気に差し切った点は評価できますし、今後が楽しみな素質馬ですね。
2着:ビューティーワン 
 そして2着ビューティーワンは唯一の牝馬だったんですが、前走ダートで初勝利を挙げているように、力のいる馬場は得意ですね。距離もこれぐらいが合ってると思いますし、次走も引き続き圏内ですね。
3着:ルモンドブリエ 
 あと3着ルモンドブリエは勝負所からもたもたしていたんですよね。こういう馬場は恐らく苦手だと思いますし、まだ見限れない馬で、次走は巻き返しは可能だと思いますね。
6着:フォトンブルー 
 あと3番人気のフォトンブルーですね。これはね6着に敗れたんですが、出遅れた上に馬場も影響している印象なので、こちらもまだまだ見限れない1頭だと思います。
阪神11R エリザベス女王杯 GI
 タイムランクはD・メンバーランクはCでした。レースは1枠からローザノワールが先手を取って4コーナーです。1000m通過が60秒3ですからね、馬場考えるとそれなりのラップで、少なくともペース補正が入るような遅いラップではなかったですね。4コーナー回るともうローザノワールは早々に後退して、ウインマリリンがね変わって先頭に立つんですよね。さらにその外からジェラルディーナが伸びて来て、さらに外からライラック、さらにはアカイイト辺りも迫って来るんですが、ここらでこう抜け出したジェラルディーナの脚色が衰える事なく1着で、2着はウインマリリンとライラック同着という結果になりました。
 なお、今年のエリザベス女王杯は2着同着でした。JRAのG1での2着同着はグレード制が導入された84年以降、初めてだという事です。
1着:ジェラルディーナ 
 18番枠のジェラルディーナが抜け出してG1初制覇です。パドックでは少しテンション高かったんですが、この馬にとっては許容範囲でしたね。レースでは道中自分のリズムで運んで、外から進出すると力強く抜け出しました。まぁ外有利の馬場でしたし、そういう展開になったのも確かなんですが、後続の追い上げを全く寄せ付けず強い内容だったと思いますね。良血馬が4歳秋にして本格化なった印象ですし。これからね牡馬と戦って行っても楽しみな1頭だと思いますね。
2着:ウインマリリン 
 2着は7枠2頭ウインマリリン・ライラックの同着でした。2着同着ウインマリリン、前めにつけた馬が軒並み失速する中、4コーナー2番手からしぶとく粘って、持ち前のスタミナを生かし切りました。展開面を考えれば強い2着だったと思いますし、ひと頃の不振からは完全に脱出した印象ですね。こちらもね、今後が牡馬相手でも楽しみな1頭ですね。
3着:ライラック 
 2着は7枠2頭ウインマリリン・ライラックの同着でした。同じく2着同着のライラック、後方からジェラルディーナの後ろを通って進出して長く良い脚を使って2着同着に持ち込みました。秋華賞はほとんど流れに乗れない競馬で、力を発揮できなかったんですが、今回はジョッキーも見事状況に応じた騎乗で、よく頑張ったと思いますね。走法的に道悪も上手いんだと思いますし、私からありがとうと言いたいと思います。
4着:アカイイト 
 そして4着が昨年の勝ち馬アカイイト、5着がナミュールでした。4着アカイイトはジェラルディーナ・ライラックの後ろから追い上げて来たんですよね。昨年はもういち早くマクって勝って、今年はじっくり溜める競馬で4着だったんですよね。もうこれは結果論になるんですが、もう少し早くスパートしていれば、もしかしたら2着争いに加わっていた可能性もありますからね。少し惜しい内容だったなとは思います。
5着:ナミュール 
 そして4着が昨年の勝ち馬アカイイト、5着がナミュールでした。そして5着ナミュールですね。この馬ね、スタンド前と1コーナーでごちゃついて、他馬と接触する場面があったんですよね。最後の最後で伸び負けしたのは、序盤のロスとやはり道悪の影響もあると思いますね。まだ3歳ですし、これからの成長を期待したいと思います。
6着:デアリングタクト 
 一方、上位人気2頭は着外でした。そうですね、なかなか1番人気のデアリングタクト6着でした。道中力んでいた影響もあったとは思うんですが、最後は伸び切れなかったですね。元々道悪は得意としている馬だけに、物足りない内容だったと思います。正直まだ本調子に戻り切っていないのかなと思いますね。
14着:スタニングローズ 
 そして2番人気のスタニングローズは14着に止まってしまったんですよね。秋華賞と同じような競馬をしたんですが、早々に後退しました。秋華賞は2000mで綺麗な馬場で前残りの競馬だったんですが、今回は2200mで道悪で外差し有利の展開でしたからね、まぁ単にその差が出ただけだと思いますし、これからまだまだ強くなる1頭だと思います。

  馬券Summary
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あとで
解説者:津田照之(競馬エイト)
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