2022年1回札幌3日目

開催一覧
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2022/07/10 (日)
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2022/07/03 (日)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス1秒2でした。ここまで4日間の芝の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数字ですが、先週は開幕週と比べ1秒程マイナス方向に動きました。
 1週前の日曜以降は雨が降らず、さらに月曜に芝を刈った影響もあるのか、同じ良馬場でも1週目とはまるで異なる高速馬場となりました。土曜の競馬で少し芝が傷み、日曜の方が少しだけ時計が掛かるようになったものの、土日を通して高速馬場でした。内側の馬場が特に良いという訳ではないんですけども、直線が短いコースの高速馬場でコーナーで外を回っていると厳しくなるため、内を通った馬、そして内を通りやすい先行馬が好走しやすかったですね。1回札幌は今週までの3週開催で、次のに2回札幌の1週目まではAコース。その後の3週はCコースが使用されます。
 先週の馬場差1700m対象の数値は、土日ともにプラスマイナスゼロでした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、稍重の開催初日はマイナスの数値でしたが、2日目はプラス。先週は水準の数値となっており、2日目以降は大きな動きはありません。
 1週前の日曜以降は雨が降らず、土日とも早朝のゴール前の含水率は2%前後とかなり乾いていましたが、時計の掛かる馬場ではなかったです。小回りコースのダートにしては、逃げた馬の成績は良くありませんでしたが、特に1700mは前半は中団にいたとしても、4コーナーでは3番手以内ぐらいに上がっていないと厳しかったですね。


  タイム分析
 2022/07/30 (土)  芝=-1.3  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1500 ヴァンガーズハート 牡3 未勝利 1:28.7 -1.3 --- -0.3 -1.0 B C 9.07
5R T1500 ブライトファントム 牡2 新馬 1:30.8 ±0 -0.6 +0.4 -1.0 D C 8.45
6R T2000 ヒルノロワール 牡3 未勝利 2:02.3 -0.6 --- +0.7 -1.3 D D 5.60
8R T1800 メモリーサボアール 牝3 1勝クラス・牝 1:48.4 -0.8 -0.6 -0.2 -1.2 C C 7.23
10R T2600 マリノアズラ 牝4 阿寒湖特(2勝) 2:41.1 -0.7 -1.0 ±0 -1.7 C C 7.36
11R T1800 フォワードアゲン セ5 STV賞(3勝) 1:47.5 -0.3 -0.2 +0.7 -1.2 D C 6.92
12R T1200 ミズノコキュウ 牝3 1勝クラス 1:09.0 -0.8 --- ±0 -0.8 C D 7.25
 2022/07/30 (土)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1000 アネモス 牝2 未勝利 0:59.6 -0.4 -0.2 -0.6 ±0 B D 9.57
2R D1700 クインズステラ 牝3 未勝利・牝 1:46.7 ±0 --- ±0 ±0 C C 8.85
4R D1700 レディベル 牝3 未勝利 1:47.5 +0.8 --- +0.8 ±0 D D 7.00
7R D1700 ジョイス 牡3 1勝クラス 1:45.8 +0.1 --- +0.1 ±0 C C 5.00
9R D1000 テンテキセンセキ 牡5 おおぞら(2勝) 0:58.9 +0.5 --- +0.5 ±0 D D 8.64

札幌1R 2歳未勝利 タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。スタートしてすぐに前の3頭、後ろの4頭に分かれました。先頭を取ったのは1番人気アネモスで、4コーナーを回って行く辺りでも手応え十分に先頭をキープして行きます。そして直線で、アネモスは後続とのリードをぐんぐん広げて行き、1秒4で圧勝。2番手にいたダンツターセルが離されながらも2着を守り、その後クリノヒーローが追い上げて3着に入りました。
1着:アネモス 勝ち馬注目
 アネモスが3走目で一変しました。アネモスは好スタートから少し仕掛けてハナを切ると、その後は抑えるのに苦労するぐらいの行きっぷりの良さ。そのままほとんど持ったままで差を広げて圧勝しました。今回が初ダートで、ダートもこなせるという程度の適正があればあれば勝てる組み合わせだったんですけども、こなせる程度ではなくてダート適性がかなり高かったですね。距離が1600m以上になるとどうだろうという血統ですけども、ダートの1200mや1400mなら1勝クラスでも上位候補となります。
2着:ダンツターセル 
 2着以下は勝ち馬から9馬身以上離された。2着のダンツターセルは追い通しの手応えながらも、直線入り口まではアネモスに着いて行きましたけども、まぁ手応えの違い通り9馬身もちぎられました。これでダートでは3着・2着と来ているので、次走も上位候補であるんですけども、今回はタイム面ではあまり高くは評価できません。
札幌3R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。ヴァレッタカズマが逃げていましたが、それをマークしていたルージュライゼ・ヴァンガーズハートが並んで来ます。そして直線に入るとルージュライゼが抜け出しかけますが、ヴァンガーズハートが交わして先頭に立ちます。その後ジャスティンエースが差を詰めにかかるものの、並ぶ事はできず、ヴァンガーズハートが1着。ジャスティンエースの内から追い上げたエアシャロウが3着でした。
1着:ヴァンガーズハート 
 ここまで2走芝1800mで2着・3着だったヴァンガーズハートが勝ち上がりました。ヴァンガーズハートは新馬戦はまぁ油断騎乗があって2着。2戦目は行きたがって失速して3着。そして喉を手術して迎えた3戦目が今回だったんですが、やはり少し行きたがってはいたものの、好位から抜け出して勝ち切りました。ギリギリのBランクではありますが、新馬戦でハナ差だったルージュエヴァイユが次走で1勝クラスを勝っているだけに、1勝クラスでも上位可能でしょう。ただ、喉手術したとは言え、喉に難があるような馬が最も好走しやすいのは札幌のような平坦コースなので、昇級して坂コースに出てきた場合は、まだ半信半疑としておきたいですね。
2着:ジャスティンエース 
 2着のジャスティンエースは距離短縮で好走しました。最内枠から好位の内に収まって、手応え良く進んで、手応え通りに伸びました。コースロスのないレース運びだったので、次走も同じだけ走れるという保証はありませんが、この距離は合っていますね。
3着:エアシャロウ 
 3着のエアシャロウはデビューから中京で11着、阪神で14着だったんですが、札幌で一変しました。500キロを超える筋肉質の馬体で、4コーナーでは手応えイマイチでも伸びたように、パワー型という事ですね。洋芝が合うという事でしょう。次走も札幌なら上位候補となります。
札幌4R 3歳未勝利 注目
 3着だったロードマグマについて。
3着:ロードマグマ 
 まずスタートなんですが、出遅れている程ではないんですけども、全くダッシュがつかず前半は最後方となります。そして、この後3コーナーに入る前からかなり外へ出してジョッキーが手を動かし、3コーナーから外をマクって行ったんですが、もう4コーナーでは外へもかなり張っていますね。内側の手綱を引きつつ、右からステッキ軽く当てたりして、修正しているんですけども、まぁ前に進む推進力がここでなくなってしまっていました。それでも直線では目立つ伸びを見せていますから、基本的な能力は高いと思われます。3歳未勝利戦終了まであと5週という状況で、この外へ張る癖を直せるかどうかなんですけども、普通に回って来れるようなら、好勝負可能でしょう。
札幌6R 3歳未勝利 注目
 8着だったムガについて。
8着:ムガ 
 まぁ後方待機になったと言え、手応え良く回って来て、直線で追い出すと伸びかけたんですけども、狙った内側に進路がなくてブレーキ。そこで一旦最後方まで下がって、そこから外に出しながら伸びては来ましたけども、一か八かのイン狙いとは言え、まともにブレーキをかけることになったのは痛かったですね。まぁ鋭くはなくて、ジリジリ伸びるジリ脚タイプというのは確かなんですけども、函館で3着に来た事があるように、洋芝は合っていますし、今回にしても、もし前が開いていればもっと上位に来れたと思われます。まぁ次走で本命には流石にしにくいですけども、人気になりにくいので、連の相手には入れておきたいですね。
札幌7R 3歳以上1勝クラス 
2着:リアルシング 通信簿
 2番人気2着でした。勝った1番人気の3歳ジョイスはまぁ強かったですね。まぁこういう強い3歳馬ともまた当たる可能性あるんですけども、まぁ相手がもう少し普通のメンバーになってくれば、勝てるんじゃないかと思います。
札幌8R 3歳以上1勝クラス・牝 注目
 5着だったブルーゲートについて。
5着:ブルーゲート 
 出遅れてはいないんですけどもね、これゲートを出た瞬間外へ行きそうになって、そのためダッシュがつかず後ろから2番目を追走する事になりました。そして3コーナーから追い上げを開始したんですけども、4コーナーでは目分量で言うと8頭分ぐらい大外を回っていますね。今の高速馬場の札幌芝、しかもスローペースで上がりが速い展開で、あれだけ外を回ってしまうと厳しいです。さらに直線半ばでは内にもたれそうになって、立て直したりもしているんですが、ゴールまで勢い良く伸びていました。骨折明けから2回使って良くなっている事が伝わる内容でしたし、いつも後ろからになるという馬でもありません。次は狙って面白いと思います。
札幌10R 阿寒湖特別 
1着:マリノアズラ 通信簿
 3番人気1着でした。スローペースで逃げた上に1番人気で3着のスワーヴエルメがちょっと仕掛け遅れになったと、まぁ展開に恵まれた要素はあるんですが、上のクラスでも同じような展開に持ち込める可能性はあります。その場合は通用する可能性はあるでしょう。
札幌11R STV賞 注目
 5着だったサクラトゥジュールについて。
5着:サクラトゥジュール 
 4コーナーでね、外をマクる馬がいたために、内にスペースがあってそこを通って追い上げたんですけども、この4コーナーで外を回っていた馬たちも直線で内の方へ寄って来たため、直線では全く進路がなくなりました。前にいるアウスヴァールが失速してくる後ろでしばらく待たされ、その後1頭分だけ外へ移動して2完歩ほど追った所でまた詰まって、その後は追ったり、手綱を控えたりというのを繰り返しているだけで、まぁ全く力を出せずに終わりました。とは言え、まだ衰えは感じさせない内容でしたから、次走も1800mなら好走を期待できると思います。
5着:サクラトゥジュール 解説推奨
 先ほど取り上げましたが、今回に関してはもうインで詰まってどうにもならなかったんですが、そもそも直線に入る辺りまで抑えて行って、直線で鋭く伸びるタイプでもないので、中団を進んで直線で内を狙うしかなかった時点で今回は詰んでいたとも言えます。切れ味不足でも脚が長続きする馬なので、札幌のようなコースでじんわりと進出して直線入り口では前に並んでいるというのが理想。これまで休養明け2戦目には先行したり、早めに前に並んで行くレースをしたりする事が多かったので、次走続けて札幌に使えるのなら、力を発揮できるレース運びになるとも読んで、狙い馬とします。

  馬券Summary
トラックバイアスの重要性について
あとで
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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