2022年3回東京5日目

開催一覧
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2022/07/16 (土)
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2022/07/10 (日)
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2022/07/03 (日)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒0、日曜がマイナス1秒8。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けた4日目を除けばマイナス2秒前後で推移しています。
 この3回開催は連続10週開催の後半だった訳ですが、4日目を除けば良馬場で、速い時計の出るコンディションでした。最終週の先週は10週目で風は強かったんですが、時計は掛かってこなかったですね。ただ、速い時計の出るコンディションだったとは言え、4コーナーから直線へかけて、逃げ馬が馬場の中ほどに進路を取る光景は、もはや当たり前になっていました。基本的に逃げ馬の内側はダメで、外の差し馬が優勢でしたが、極端な大外一気は決まらなかったですね。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒6、日曜がマイナス1秒5でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けず終日良馬場だった週でも、マイナス1秒台と速い時計の出るコンディションでした。
 週半ばの雨の影響はですね、残っていなくて、実際含水率は低く乾いていたんですけれども、総じて速い時計で決着していましたね。先々週までならですね、圧倒的に逃げ・先行馬に有利な傾向でしたが、先週の最大の特徴としては差し・追い込み馬が台頭するケースが多かった事が挙げられます。ただそれは直線大外ではなくて、馬場の6分所辺りにあたかもこうVロードがあるかのようで、これは風の影響でですね、何か微妙なトラックバイアスが出現していたのかもしれません。


  タイム分析
 2022/06/25 (土)  芝=-2.0  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 スズカダブル 牡2 未勝利 1:34.8 -1.4 --- +0.2 -1.6 C D 4.63
5R T1800 シャンドゥレール 牡2 新馬 1:50.0 +0.4 -0.8 +1.4 -1.8 SL C 7.53
6R T1600 カーペンタリア 牝3 未勝利 1:33.6 -1.9 --- -0.3 -1.6 C D 6.67
11R T2000 トゥーフェイス 牡4 江の島S(3勝) 1:57.7 -1.7 -0.3 ±0 -2.0 C C 5.60
12R T1400 シナモンスティック 牝3 1勝クラス 1:20.6 -1.6 -0.2 -0.4 -1.4 B C 7.64
 2022/06/25 (土)  ダ=-1.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1300 キュートハイカー 牝3 未勝利 1:17.8 -1.4 --- -0.1 -1.3 C C 4.20
3R D1600 リュウノブレイク セ3 未勝利 1:38.1 -0.8 --- +0.8 -1.6 D D 8.85
4R D2100 コウユーパパニニテ 牡3 未勝利 2:12.7 -0.7 --- +1.4 -2.1 E D 6.71
7R D1600 マウントベル 牝3 1勝クラス・牝 1:36.2 -1.8 --- -0.2 -1.6 C D 7.69
9R D1400 ウインアキレウス 牡4 清里特別(2勝) 1:22.6 -1.6 --- -0.2 -1.4 C C 7.93
10R D1600 ロードシュトローム 牡4 日野特別(2勝) 1:36.4 -0.8 --- +0.8 -1.6 D C 7.31

東京4R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。
東京5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京6R 3歳未勝利 注目
 勝ちタイム、あと0秒1速ければBランクでした。
1着:カーペンタリア 勝ち馬注目
 勝ったカーペンタリアは2歳新馬戦以来、7ヶ月半ぶりの実戦でした。骨折放牧を挟んで体重が20キロ増えてですね、馬体が成長。まだ随所に幼さを見せながらも、2馬身差の完勝でした。父はロードカナロア。半姉に東京新聞杯など芝1600mの重賞3勝のプリモシーンがいて、相当なポテンシャルがあります。
2着:セキテイオー 
 セキテイオーは逃げて2着。比較的緩やかな流れでしたから、逃げ切りの叶うペースでしたが、これは相手が悪かったです。東京の芝1600mをしっかり走り切れるので、次走が1800mでも小回りコースなら問題はないと思います。
3着:コスモエクスプレス 
 まず3着のコスモエクスプレス、テンションは高いんですけれども、以前に比べれば落ち着きが出てレース運びに安定感が出て来ました。こちらも次走が1800mでも小回りコースなら大丈夫。むしろ良いかもしれませんね。
4着:スカイコップス 
 4着のスカイコップスは上がり600mは勝ち馬に次ぐものでしたが、戸崎騎手はね使える脚は一瞬という感じですねとコメントしています。今年の東京新聞杯を勝ったイルーシヴパンサーの半弟ですけれどもね、まぁ未勝利クラス脱出には脚の使い所がポイントになりそうです。
5着:ピアツァサンマルコ 
 そして5着のピアツァサンマルコ、3歳5月の遅いデビューで、今回が2戦目でした。前走8着から確実に着順を上げてきましたしね、ポテンシャルはありますね。
東京9R 清里特別 注目
 勝ちタイムはあと0秒1速ければBランクでした。
1着:ウインアキレウス 
 4歳牡馬ウインアキレウスは最内枠からハナを主張しておいでおいでの大楽勝でしたね。2着が負担重量52キロの3歳牝馬ですから、完勝も完勝で強かったです。どんなレースでもできるんですが、逃げ馬としての資質が高いですね。
2着:レオノーレ 番組注目馬
 2着レオノーレは勝ち馬に4馬身差で完敗ですが、今回はいかにも相手が強すぎたと。放牧を挟んで馬体が成長して、次走はねなんとかなるのではないかと思います。
3着:ゼンカイテン 
 それから3着のゼンカイテン、昇級しても通用する下地ありましたが、強い逃げ馬を追いかけて3着に粘った中身は濃いです。先行有利の馬場傾向を差し引いても評価できますね。
4着:フォーヴィスム 
 4着のフォーヴィスムはスタートで躓いたんですが、その後のリカバリーは上手く行きました。初めての1400mのペースに戸惑っていた節もあるんですが、能力は優に通用します。ただ、現時点ではワンターンに限定されます。
5着:ブリエヴェール 
 5着ブリエヴェールは1勝クラスは逃げ切り勝ちでしたが、前走から脚質転換を試みていたようです。今回で形が出来上がったのではないでしょうかね。小回りのダート1700mでも展開がハマれば要注意です。
東京11R 江の島S 注目
1着:トゥーフェイス 
 勝ったトゥーフェイス、2番手で折り合って直線は楽に抜け出して来ました。とにかくセンスがあって、好位から早い脚を繰り出せる点がこの馬のセールスポイントなんですが、ペース補正が入っているように緩やかな流れで後続を離して勝てるペースではありませんですからね、これは着差以上の評価をしたいです。
2着:クロミナンス 
 2着のクロミナンスは意識的にしっかり脚を溜めたように映ったんですが、勝ち馬が抜けた後を追うように伸びて来ました。上がり600mは最速です。ダートの前走は凡走しましたが、芝へ戻して本来の走りができましたし、まぁ今後に向けてね良い内容だったと思います。
3着:グランオフィシエ 
 3着のグランオフィシエは勝ったトゥーフェイスと同じく、センスが良くて流れに乗って理想的なレースはできました。もうひと押し欲しかったような気もするんですけれどもね、まぁ2着馬とは同タイムですし、クラス脱出は時間の問題です。
4着:サトノセシル 
 4着のサトノセシル、3着グランオフィシエを目標にレースを進めて、直線は大外から伸びかかったんですが、ラストは脚色が一緒になってしまいました。とは言っても、前走と走破タイムは一緒。まぁ先着3頭が強かったと見るべきかもしれません。
5着:カレンルシェルブル 
 そして5着のカレンルシェルブル、出遅れてインをショートカットして前へ取り付いたんですけれども、直線は逃げ馬の内しか進路の選択肢がありませんでした。川田騎手のコメントから察しますとね、急激な暑さが堪えたのかもしれませんね。
東京12R 3歳以上1勝クラス タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより1秒6速く、1400m対象の馬場差がマイナス1秒4だったことを踏まえると、 -1.6-(-1.4)=-0.2。しかしペース補正が0秒2入って、 -0.2-0.2=-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムでした。さぁまずはスタートです。スタートは揃わず、1番人気ダイバリオンらが遅れます。一方、先手を取ったのはセッタレダストで、その外にラッキークローバー・ユナイテッドハーツが続き、直線では外へ出されての追い比べとなります。セッタレダスト・ラッキークローバーの内からシナモンスティックが迫って、3頭の争いとなります。その中からシナモンスティックが抜け出して1着。1馬身差ラッキークローバー2着、3馬身離れてセッタレダスト3着です。
1着:シナモンスティック 
 シナモンスティックが休み明け2走目で勝ち上がりました。前へ行った3頭で決着したんですが、ペース補正が入っているように、緩やかな流れだったんですが、その流れでシナモンスティックは1馬身差をつけました。これは快勝です。半姉に2年前の函館2歳ステークスを勝ったリンゴアメがいるんですが、まぁシナモンスティックは成長力があって、地味だけれども走るイメージです。
2着:ラッキークローバー 
 2着のラッキークローバーは減量騎手が騎乗して負担重量が49キロ。また先行有利の流れだったと言え、3着に3馬身差これ決定的な着差です。昇級戦で早々と目処を立てました。この後、夏の福島・新潟戦に出走すればチャンスです。
3着:セッタレダスト 
 セッタレダストは逃げて3着う。前走未勝利クラスを15番人気で勝った馬なんですが、改めて芝向きのスピードタイプである事を示しました。相手と展開次第ですね。
4着:ショウナンアメリア 
 4着ショウナンアメリアは前走から16キロ、ちょっと体重が減っていて相変わらずうるさかったんですが、この馬とすれば落ち着いていた方ですね。テンション面は課題ですが、適距離つまり芝の1400mなら通用の能力を示しましたね。
5着:ラコンタール 
 その後3番人気のラコンタールが5着、1番人気ダイバリオン6着でした。5着のラコンタールは4着とクビ差です。常に人気先行で、まだね本来のポテンシャルを最大限に発揮できていないように思います。
6着:ダイバリオン 
 その後3番人気のラコンタールが5着、1番人気ダイバリオン6着でした。そして6着のダイバリオンは出遅れましたし、ペースも不向きでした。馬群のね内を突く形も良くなかったかもしれませんね。

  馬券Summary
モネヴァッシアとキングマンボ
あとで
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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