2022年2回中山7日目

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2022/07/10 (日)
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2022/02/06 (日)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 中山は日曜・月曜の開催でした。芝の馬場差2000m対象の数値は日曜がプラス0秒3からプラス0秒1への変動、月曜がマイナス0秒4からマイナス0秒6への変動でした。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、6日目まではマイナス0秒7からマイナス0秒9の間で推移し、ほとんど動きはありませんでしたが、7日目つまり先週日曜はプラスの数値になりました。
 金曜から土曜にかけての雨の量が多くて、日曜は重馬場でスタート。8R以降は稍重に回復し、馬場差は後半ほど速い時計が出る変動ですけども、ずっと馬場差はプラスでした。月曜は7Rまで稍重ですけども、最初の芝のレースだった5Rの時点で、馬場差は既にマイナス。日曜の後半より速い時計が出る状態でした。良馬場に回復した9R以降はさらにマイナス方向に変動しました。春の中山は連続開催で今週までAコースが使用されますが、まだ目立つ傷みがありませんし、内と外で大きな差は出ていません。良馬場なら今週マイナス0秒7付近の馬場差になるのではないかと思われます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は日曜がマイナス1秒6、月曜がマイナス1秒3からマイナス0秒8への変動。1200m対象の数値は日曜がマイナス1秒0、月曜がマイナス0秒7からマイナス0秒5への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、6日目まで1800mはほとんどプラス。1200mは全て水準に近いマイナスの数値で推移して来ましたが、先週特に日曜はマイナス1秒台になり、高速化しました。
 まず金曜から土曜にかけて雨の量が多く、日曜は3Rまで不良で、6R以降は重。馬場発表は変化しましたが、極限に近い高速馬場で馬場差は一定でした。月曜は3Rまで重でしたけども、この時点で日曜よりは少し時計が掛かるようになっていて、その後乾いた稍重になった8R以降は馬場差が水準方向に変動しました。


  タイム分析
 2022/03/20 (土)  芝=+0.3 → +0.1  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1600 レディナビゲーター 牝3 未勝利 1:35.6 ±0 --- -0.2 +0.2 C C 8.50
5R T2000 レガラール 牡3 未勝利 2:03.9 +1.6 -0.5 +0.8 +0.3 D C 7.13
8R T2000 アステロイドベルト セ5 2勝クラス 2:02.3 +1.7 -0.5 +1.0 +0.2 SL C 7.23
9R T1800 ホウオウエミーズ 牝5 スピカS(3勝) 1:47.8 +0.6 --- +0.4 +0.2 D D 7.31
11R T1800 ビーアストニッシド 牡3 スプリン(G2) 1:48.4 +0.5 -0.3 +0.1 +0.1 C C 9.38
 2022/03/20 (土)  ダ=-1.6 / 1200m=-1.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 イエローウィン 牝3 未勝利・牝 1:54.4 -1.0 --- +0.6 -1.6 D D 8.75
2R D1200 キーチズカンパニー 牡3 未勝利 1:12.2 -0.5 --- +0.5 -1.0 D D 8.57
3R D1800 サクセスミノル 牡3 未勝利 1:54.1 -1.3 --- +0.3 -1.6 C D 6.36
6R D1200 ビーオンザマーチ 牝3 1勝クラス 1:10.3 -1.7 --- -0.7 -1.0 B C 9.07
7R D1800 コスモコラッジョ 牡4 1勝クラス 1:52.8 -1.2 --- +0.4 -1.6 D D 4.33
10R D1200 スマートダンディー 牡8 千葉SH 1:10.0 -0.2 --- +0.8 -1.0 E D 8.93
12R D1200 ジャスパーゴールド 牡4 2勝クラス 1:10.9 -0.4 --- +0.6 -1.0 D D 8.62

中山5R 3歳未勝利 注目
 勝ったレガラールについて。
1着:レガラール 
 まぁ脚は本当によく動くんですけども、身体全体の使い方がバラバラでしたね。そのため最初、スタートした後最初のゴール前で躓いていましたし、その後は上に伸び上がるような走りになっていました。この走りがぎこちない感じになっていたのは、落鉄していた影響もあるのかもしれませんけども、4コーナーを回り切る前に左手前になって外へ行きそうになり、そしてすぐに右手前に戻すなど、実に幼いですね。にも関わらず、初出走であっさり勝つ訳ですから、性能は高いです。車で言うとエンジンは高性能だが、脚回りのセッティングができていないという感じで、完成するまでにかなり時間がかかりそうではあります。なので次走昇級してすぐに通用するとは言えませんけども、半年とか1年後まで覚えておきたい馬です。
中山6R 3歳1勝クラス タイムB
 基準より0秒7速い勝ちタイムでした。
1着:ビーオンザマーチ 勝ち馬注目
 ビーオンザマーチが初めてのダートで差し切りました。ビーオンザマーチはスタートは早かったんですが、手綱を抑えたままで、そのため一旦ポジションは下がりましたが、3コーナーから持ったままで前との差を詰めて行き、直線入り口ではもう3番手。直線に入ると内にもたれたので、しばらく追えず、右ムチに持ち変えてから追い出すと、楽々と差し切りました。初めてのダートでしたが、しっかりグリップする走りなので合っていましたし、恐らく距離が伸びても対応できますね。オープンでも注目です。
2着:クールライズ 番組注目馬
 2着のクールライズはスタートは早くなかったんですが、その後のダッシュが鋭く、楽々とハナを切れました。そして直線に入るとスッと差を広げ、なおかつ手応えも良かったんですが勝ち馬の決め手に屈しました。とは言え、3着に5馬身差つけてタイムも速いので、次走も有力です。
3着:イチゴキネンビ 
 3着のイチゴキネンビは出遅れて後方から。まぁ早めに追い上げたりせず、折り合いに専念した事で直線で鋭く伸びました。直線での伸び自体は目立ちましたけども、まぁ次も続けて好走できるとは思えないレースでしたね。
中山8R 4歳以上2勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
中山10R 千葉S タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。
中山11R スプリングS 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにCでした。スタートでアサヒらが遅れました。一方、最内からビーアストニッシドが先手を取って行きます。最内枠からビーアストニッシドがすんなりハナ。最初の200m12秒9の後、11秒6-12秒2-12秒1-12秒0と緩めず、1000m通過は1分0秒8。その後も12秒台前半を続けるとさらに4コーナーから直線入り口にかけてペースを上げ、直線入り口で差を広げました。2番手追走のアライバルは直線入り口で差を広げられましたけども、ジワジワと差を詰め、並んだ所がゴールだったんですが、ビーアストニッシドがハナ差残していました。ペースが速くなっていた4コーナーで外を回した差し馬は伸びを欠いてしまい、内で立ち回ったサトノヘリオスが3着です。
1着:ビーアストニッシド 
 ゴール前の接戦をハナ差制したビーアストニッシドが重賞初制覇です。ビーアストニッシドは中団待機となったシンザン記念では折り合いを欠いていたんですが、共同通信杯そして今回とペースを落としすぎない逃れで好走しました。特に中山内回りの今回は、完璧な平均ペースの逃げで高速にも道中で脚を使わせましたね。若葉ステークスを勝ったデシエルトとか同じタイプですから、その兼ね合いが鍵ですけどもスローペースに慣れている馬を相手に、中山の内回りという舞台なら皐月賞でも面白いかと思います。
2着:アライバル 
 そして2着が2番人気のアライバル、3着は6番人気サトノヘリオスで、ここまで3頭が皐月賞への優先出走権を得ました。2着のアライバルはスムーズではなかった京成杯とは違い、押して行って2番手でスムーズ。ただ、それでも追い出してからエンジンが掛かるまで時間がかかり、その分届きませんでした。ちょっと脚元に不安がありまして、そのためレース間隔をあけています。京成杯で賞金を加算できていれば皐月賞に直行だったと思われますが、スプリングステークスを使わざるを得なくなったので、権利は取りましたけども皐月賞は回避するようなんですが、距離が伸びてスタミナ勝負になれば強いと思います。個人的には菊花賞の有力馬だと思っています。
3着:サトノヘリオス 
 そして2着が2番人気のアライバル、3着は6番人気サトノヘリオスで、ここまで3頭が皐月賞への優先出走権を得ました。3着のサトノヘリオスは内で上手く立ち回ったとは言え、ホープフルステークスよりパフォーマンスが大分上がりました。まぁ、成長もしていると思いますけども、ホープフルステークスは中1週で長距離輸送。状態がね、そんなに良くなかったのではないかと思われます。
11着:アサヒ 
 1番人気のアサヒが11着なんですけどもね、もうまたまたまたまたという感じの出遅れで、前半は最後方。早めに外を回って追い上げを測りましたが、そこでペースが速くなっていたので、まぁ所謂マクりが外で泳がされるという状況ですね。脚を使っているのにあまり差を詰められず、直線で失速した訳ですけども、まぁこの馬はとにかくスタートですね。

  馬券Summary
中京芝は特殊
あとで
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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