2022年4回阪神9日目

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中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒4でした。遡って9日の馬場差を確認しておきますと、開幕週は雨の影響で3日間全て変動でしたが、4日目以降はほぼ0秒1ずつ時計が掛かって行きました。
 そもそも開幕週にしてもですね、雨の影響を受けながら基本的には速い時計の出るコンディションでした。そして4日目以降は全て良馬場でした。その後も速い時計の出るレベルではあったんですが、同じAコース使用でまぁ少しずつ時計が掛かってきている訳です。土曜はレースによってはですね、内有利になったんですが、日曜は中団・後方に位置した馬の活躍が目につきました。日曜9R・11Rの逃げ切りは、まぁどちらも武豊騎手による8枠からの逃げ切りで、これは鞍上のコース取り・ペース配分よる所も大きかったと思います。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロでした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、開幕週は雨の影響で脚抜きが良く、特に3日目は高速馬場でした。4日目以降は開幕週とは一転。水準方向に動いています。
 2週目以降同じ良馬場でも、週単位で見ますとね開催が進むごとに時計が掛かって来て、先週日曜はプラスマイナスゼロです。マイナスの数値ではなかったんですね。そして連対馬ですけれども、目立った偏りはなくて、差しも届く。そういう馬場コンディションでしたね。


  タイム分析
 2022/10/30 (日)  芝=-1.4  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1400 ジュエルピーチ 牝2 未勝利 1:22.5 -0.3 --- +0.7 -1.0 D D 6.31
4R T1200 ヴィエンヌ 牝2 新馬 1:10.7 +0.5 -0.3 +1.0 -0.8 SL C 9.31
5R T1800 アイルシャイン 牡2 新馬 1:48.7 +0.2 -0.7 +0.8 -1.3 D C 8.50
9R T1800 ドーブネ 牡3 武田尾特(2勝) 1:46.7 +0.3 -1.1 +0.5 -1.3 D C 5.38
10R T3000 プリュムドール 牝4 古都SH(3勝) 3:04.2 -1.7 --- +0.4 -2.1 C D 6.00
11R T1800 アドマイヤビルゴ 牡5 カシオペ(L) 1:46.1 +0.9 -0.8 +1.4 -1.3 SL D 9.00
 2022/10/30 (日)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 エメラダ 牝2 未勝利・牝 1:27.2 +1.2 --- +1.2 ±0 E D 8.83
2R D1800 ゼットスティール 牡2 未勝利 1:55.5 +0.8 --- +0.8 ±0 D D 6.00
6R D1800 ローレルキャニオン 牡2 新馬 1:56.4 +1.4 -0.3 +1.1 ±0 SL C 8.70
7R D1200 メルシー 牝3 1勝クラス 1:12.4 +0.1 --- +0.1 ±0 C D 7.50
8R D1800 セレッソ 牝3 1勝クラス 1:53.4 +0.3 --- +0.3 ±0 C C 5.25
12R D1400 タガノクリステル 牝3 2勝クラス 1:24.0 -0.2 --- -0.2 ±0 C D 9.00

阪神1R 2歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
阪神4R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
阪神6R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
阪神9R 武田尾特別 注目
1着:ドーブネ 
 勝ったドーブネ、スタートが決まったのでハナへ行きました。この馬2戦2勝で朝日杯フューチュリティステークスに出走した馬で、まぁ2勝クラスでは能力上位です。楽なペースだったとは言え、2馬身半差ですから完勝ですね。案外ですね、逃げ戦法が合っているのかもしれませんね。
2着:ベルクレスタ 番組注目馬
 2着のベルクレスタは桜花賞・オークスに出走した馬で、やはり2勝クラスでは能力上位です。逃げ馬と上がり600mが同じですから、これは差は詰まらないんですけれども、まぁ放牧を挟んで馬体が良くなっていましたから、次走も上位候補です。
3着:ヤマニンサルバム 
 3着のヤマニンサルバムは逃げ候補でしたが、勝ち馬がスタートを決めましたから2番手から。ペース補正が1秒1入ってるようですね、かなり遅い流れでしたから、先行流れ込みは叶いました。どちらかと言えば2ターン向きの先行馬でしょう。
4着:サジェス 
 それから4着のサジェス、速い上がりの勝負に対応できたとは言え、オッズの形成の仕方から見ますとね、実質5頭立ての様相を呈していましたから、着順ほどの評価は禁物でしょう。
5着:グランディア 
 最後5着のグランディア、去勢明けでした。まぁ出遅れたのに加え、後方で折り合いを欠いていましたね。まぁポテンシャルはあるんですがね、この血統はまたこう難しいんですよね。まだこの馬も難しい面があります。
阪神11R カシオペアS タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
阪神12R 3歳以上2勝クラス 注目
 勝ちタイムがですね、あと0秒1速ければBランクでした。
1着:タガノクリステル 
 勝ったタガノクリステルですけれどもね、押して押して逃げ馬を目標にレースを進めました。前へ行った2頭の争いになりまして、ゴール寸前で交わしたんですが、この完全タイム差なら昇級してもですね、相手次第では通用しそうです。
2着:タイミングナウ 
 2着タイミングナウは逃げて2着でした。差し返すしぶとさを見せたんですが、あと一歩及ばなかったですね。どんなレースでもできるんですが、安定感に欠けるのがネックで、まぁ次走も上位候補とは言えません。
3着:フォックススリープ 
 3着のフォックススリープ、砂を被って嫌がっていたんですが、外へ出してからはスムーズでした。近走の成績から見ますとね、大健闘なんですけれども、次走も走るかどうかは何とも言えません。
4着:メタモルフォーゼ 
 4着のメタモルフォーゼは出遅れましたが、上がり600m最速で伸びてまぁ13番人気で勝った前走がフロックではなかった事を証明しました。昇級戦で目処を立てたと言えますが、展開次第のところありますね。
5着:オカリナ 
 最後5着のオカリナですが、ラストが伸び負けしていました。この辺りは距離が長いのか、力不足なのかちょっとこれは判断に迷わされるところですね。

  馬券Summary
サンデーサイレンス3×3の時代は来るのか!?
あとで
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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