2022年3回新潟1日目

開催一覧
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2022/07/10 (日)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からプラス0秒6への変動、日曜はマイナス1秒1。直線1000mは土曜がプラス0秒7、日曜がプラスマイナスゼロでした。連続開催ですので、まずは遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、2回新潟は全てマイナス2秒前後の数値でかなりの高速馬場でしたが、先週は土曜終盤から雨の影響も受けて一気に時計が掛かりました。そして直線1000mについても先週はマイナスの数値ではありませんでした。
 先週は開催日である土曜と日曜に雨が降って、その影響があったというか影響が大きかったですね。まず、土曜の前半はまぁ雨の影響はなくて良馬場。開催が進んだ事で1週前より少し時計が掛かるようになっただけなんですけども、9R終了後から11Rの前あたりにかけてかなり大量の雨が降りまして、10Rが「稍重」。そして直線1000mの11Rは「重」まで悪化しました。ただし、もう10Rの時点で雨の降りが激しいんで、馬場発表はもう実情に間に合っていなかったという感もありまして、9Rまでと10Rでは時計の掛かり方がまるで違いました。そして11Rに周回コースの芝のレースがあれば、もっと大きなプラス数値の馬場差になっていたと思われます。日曜に日付が変わった頃に再び大雨となりましたが、レースを迎える頃には大分乾いていました。稍重発表で土曜前半よりは時計が掛かりましたが、馬場差はマイナス1秒1。その後、晴れていれば徐々に乾いて馬場差がマイナス方向に変動した可能性もありますが、何度か通り雨が降ったため、稍重のままで馬場差も一定でした。夏の新潟は計6週全てAコースが使用されますが、先週の日曜にはもう周回コースでも直線で内ラチ沿いを開けているケースが目立つようになっていました。さらに芝の傷みが進むと周回コースでも、直線で外の方での攻防が繰り広げられるようになる可能性があります。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス1秒1。1200m大対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス1秒3への変動、日曜がマイナス1秒7でした。遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値です。ただ、1200mは良馬場でも時計が出やすいコンディションになっているのに対し、1800mは水準に近いレベルから、マイナス1秒台までと時計の出方が安定していません。
 先週は開催日の土曜・日曜に雨が降り、その影響はもちろんあるんですけども、レースが行われた時間帯と雨のタイミングによって馬場差が変動になったり、ならなかったりという開催でしたね。土曜の1800mは2鞍とも雨が降る前だったので馬場差は一定で、1週前の日曜の後半に近い馬場差でした。1200mは土曜の前半、今年の夏の新潟では最も時計が掛かるレベルになっていましたが、雨の後の12Rだけは前の開催と同じぐらいの馬場差になりました。夜中に降った雨の影響で、日曜の1800mは不良でスタートしました。そこから徐々に乾いて変動になりそうだったんですが、何度か雨が降った事で結果的に馬場差は一定。1200mも午前と午後に1鞍ずつ組まれていましたが、その途中で雨が降ったので馬場差は一定でした。


  タイム分析
 2022/08/13 (土)  芝=-1.6 → +0.6 / 直線=+0.7  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1800 ダノンザタイガー 牡2 未勝利 1:48.2 +0.3 -0.9 +0.8 -1.4 D C 7.75
5R T1600 エナジーチャイム 牝2 新馬 1:34.8 -0.6 -0.7 ±0 -1.3 C C 8.50
6R T1400 ハーエクセレンシー 牝2 新馬・牝 1:24.0 +1.1 --- +2.2 -1.1 E C 8.35
7R T1800 ハイハロー 牡3 未勝利 1:47.3 +0.1 -1.3 +0.2 -1.4 C D 7.44
9R T2000 スパイダーゴールド 牡3 湯沢特別(1勝) 1:58.7 -1.3 -0.5 -0.2 -1.6 C C 5.42
10R T1400 ブライトオンベイス 牝3 新発田城(2勝) 1:22.2 +1.0 --- +0.6 +0.4 D C 8.85
11R T1000 トミケンルーア セ6 稲妻SH(3勝) 0:56.3 +1.8 --- +1.1 +0.7 E D 8.87
 2022/08/13 (土)  ダ=-0.3 / 1200m=-0.9 → -1.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 ペイシャフェリ 牝2 未勝利 1:12.6 -0.3 --- +0.6 -0.9 D C 7.20
3R D1200 カリカ 牝3 未勝利・牝 1:12.3 -0.2 --- +0.7 -0.9 D D 6.93
4R D1800 フジフォンテ 牡3 未勝利 1:53.3 -0.5 --- -0.2 -0.3 C D 6.64
8R D1800 タヒチアンダンス 牝3 1勝クラス・牝 1:52.9 +0.1 --- +0.4 -0.3 D C 5.50
12R D1200 スンヌンタイ 牝3 1勝クラス 1:11.9 ±0 -0.2 +1.1 -1.3 SL D 7.27

新潟2R 2歳未勝利 注目
 5着だったファイナルヒートについて。
5着:ファイナルヒート 
 スタート、そんなに出遅れてはいないんですけども、ダッシュが一息で後ろの方になって、レースは超スローペースになりました。ただでさえ厳しい展開だったのに加えて、直線で外へ出そうとしているんですけども、そこにスペースがなく、詰まってしまってからブレーキをかけて、内に切り替えたんですけども、そこにも進路がなくて、ようやくその後内にスペースができて、追い出したのはもう200mも間近という地点でした。その時点で前とはもうかなり離れていて、そこから鋭く伸びてはいますけども、間に合うはずがなかったですね。まぁ2回続けてスタートと言うか、ダッシュが鈍いので、次走も楽観はできませんが直線で外へ出してからジワジワとしか伸びなかった初戦より、鋭さが出ていました。次走で普通に力を出せるレースができれば、上位可能と見ます。
新潟6R 2歳新馬・牝 タイムE
 基準より2秒2遅い勝ちタイムでした。
新潟7R 3歳未勝利 
1着:ハイハロー 通信簿
 1番人気1着でした。スムーズに捌いた今回は楽勝だった。折り合い面に進境を見せていた点も好感が持てる。昇級しても通用しそう。
新潟10R 新発田城特別 注目
 6着だったリヴェールについて。
5着:リヴェール 
 この馬はですね、スローペースの先行というのが好走パターンという馬なので、スタート直後からジョッキーが押して行って、先行させようとしていたんですけども、ノメってしまってあまり進んで行かなかったですね。直線に入った所では手応えはあったんですけども、いざ追い出すとヨレたりしてるのは多分ノメってるんだと思うんですが、ちょっと道悪でノメってしまってるので、最後の方はもう無理していませんでした。リヴェールは「稍重」で勝った事があるんですが、このレースの馬場発表は「稍重」でもレース直前からレース中に大雨が降っていたので、もう実質「重」馬場だったと思います。昨年9月に中京の「重」馬場で惨敗したことがあるように、こういう完全な道悪は苦手なので、今回の敗因は馬場ですね。どこかに2022年の新発田城特別は実質的には「重」だったとメモしておいておくと良いと思います。
新潟11R 稲妻S タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
新潟12R 3歳以上1勝クラス タイムSL
 前半が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。5着だった番組注目馬だったミラビリスについて。
4着:ベルウッドウズメ 解説危険
 新潟ダート1200mの中では歴史に残るレベルの超スローペースだったので、前に行っていた馬はどれも過信禁物で、こういうレースからは危険馬を挙げておきたいんですけどもね、2着のオールフラッグと3着のマイネルシトラスは前に行ってますけども、4コーナーで前が詰まり気味になっている時に外から先に行かれたという不利はありました。それに対してこちらは外でスムーズなレースができており、2着馬・3着馬に伸び負けしての4着はちょっといただけないと思います。まぁ次走で人気になるのかどうかという問題はありますが、まぁ今回3番人気だったので、そんなに人気薄にはならないと思います。
5着:ミラビリス 番組注目馬
 新潟ダート1200mでスローのSLというランクは初めてだと思う、と言うか初めてだと思います。TOPIXでも取り上げましたが、前半600mが36秒2で、後半600mが35秒7。芝スタートで3コーナーまでが長い新潟ダート1200mは、前半が3秒近く速い前傾ラップが普通なので、かなりのスローペース。中団で進めたミラビリスには、流れそのものが向きませんでしたし、超スローなので馬群が固まってバテる馬が少ないので、4コーナーから直線にかけて馬群を捌くのにも苦労していました。全く力を出せていません。それでもしっかり追えるようになってからは伸びていますから、次走での巻き返しを期待できます。

  馬券Summary
千直の新星・ロードカナロア
あとで
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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