2022年2回福島7日目

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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにプラス1秒7でした。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、前半2週はマイナスの数値でしたが、高速馬場ではありません。そして後半2週は雨の影響も受けて、プラスの数値になりました。
 雨の影響が残って、土曜は終日稍重でした3週目までに雨の影響を受けている事もあっての最終週で、かなり時計掛かってましたね。そして日曜は馬場自体は乾いて良馬場になりましたが、馬場が傷んできた影響もあって、時計の出方自体は土曜と変わりませんでした。ただ、連対馬については含水率の変化も影響をしていたのか、土曜は差し馬優勢。日曜は前につけた馬が優勢でした。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒4への変動、日曜がマイナス1秒0でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数字で、特に3日目以降はマイナス1秒台。あるいはマイナス2秒台になる事もある、そんなコンディションになりました。
 先週も雨の影響が残る中でスタートし、土曜朝の馬場差はマイナス1秒6。後半乾いて数値はいくらか水準方向に動いたんですが、終日時計の出やすいコンディションでしたね。日曜は土曜よりも乾きましたが、それでもマイナス1秒0。11R時は良馬場になりましたが、終日同じ馬場差で速い時計の出るレベルでした。


  タイム分析
 2022/07/23 (土)  芝=+1.7  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1200 ブーケファロス 牡2 未勝利 1:10.7 +0.6 --- -0.4 +1.0 B D 7.00
2R T1800 ゴールデンハインド 牝2 未勝利 1:53.0 +3.6 -0.7 +1.4 +1.5 SL D 5.83
3R T1200 ラブミードゥ 牝3 未勝利 1:10.8 +1.1 --- +0.1 +1.0 C C 8.86
5R T2000 レストア 牡2 新馬 2:08.9 +6.4 -1.0 +3.7 +1.7 SL C 7.80
6R T1200 デイドリームビーチ 牡2 新馬 1:12.2 +1.9 --- +0.9 +1.0 E D 9.50
7R T1800 オメガオリーブ 牝3 未勝利・牝 1:50.6 +2.0 --- +0.5 +1.5 D C 9.15
9R T1800 ロジレット 牝3 伊達特別(1勝) 1:50.4 +2.5 -0.2 +0.8 +1.5 D D 8.92
12R T2600 シャインユニバンス 牝4 1勝クラス 2:43.9 +3.2 --- +1.0 +2.2 E D 6.07
 2022/07/23 (土)  ダ=-1.6 → -1.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R D1700 プラウドヘリテージ 牡3 未勝利 1:46.5 -0.5 --- +1.1 -1.6 E C 6.07
8R D1150 アレクサンドラ 牝3 1勝クラス 1:07.1 -1.4 --- -0.4 -1.0 B C 7.56
10R D1700 ロードインファイト 牡5 横手特別(2勝) 1:45.0 -0.2 --- +1.2 -1.4 E C 8.93
11R D1150 クインズメリッサ 牝4 安達太H(3勝) 1:06.6 -0.7 --- +0.2 -0.9 C D 8.36

福島1R 2歳未勝利 タイムB
 このレースの勝ちタイムは当開催2歳未勝利クラスの基準タイムより0秒6遅く、1200m対象の馬場差が1秒0だったことを踏まえますと、 +0.6-(+1.0)=-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
前半からワタシハマジョ・クリノリアルレディ・セイウンスイートの3頭が雁行状態で先行したため、前半600mは34秒5。この日の馬場コンディションでの2歳戦としては速いペースとなりました。これら3頭を追いかけていたクールムーアやフィーユエクレールにはまたとない展開になったと思われましたが、大外から1番人気ブーケファロスが強烈な脚を見せて差し切りました。
1着:ブーケファロス 
 1番人気ブーケファロスが4コーナー10番手から差し切りました。ブーケファロスの前走はタイムランクEの新馬戦だったんですが、前有利な流れをただ1頭追い込んで、メンバー中上がり最速で2着しています。今回はメンバーランクDが示すように、多頭数ですけどもそれほど強い馬のいないレース。また、前に行きそうな馬が比較的多く、いかにも差しが決まりそうということで1番人気になったと思われます。今回は優秀なタイムを出しましたが、上のクラスでは展開を考えながら取捨を決めるべきでしょうね。
2着:マホロバ 
 2着マホロバもまた、展開に恵まれた1頭です。
3着:クールムーア 
 むしろ狙うなら距離短縮で比較的前につけながら3着に粘ったクールムーアの方でしょうかね。
福島2R 2歳未勝利 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
福島4R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
福島5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
福島6R 2歳新馬 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
福島8R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1・2番人気になったモネとカリュウが前走のタイムやレース内容からは有利と思われたんですが、およそ半年ぶりの実戦となった6番人気アレクサンドラが余裕十分で2番手につけ、4コーナーで先頭に並びかけると、外から追ってきたカリュウを寄せ付けず、そのまま押し切りました。
1着:アレクサンドラ 勝ち馬注目
 アレクサンドラがダート短距離で連勝しました。アレクサンドラは前走から体重が16キロ増え、パドックでも雄大な馬体を見せつけていました。それでも流石に半年ぶりではどうかと思われたんですが、このメンバーでは力が一枚上だったようですね。次走上のクラスでも注目したいと思います。
2着:カリュウ 
 そして2着が2番人気カリュウでした。2着カリュウは道中3番手を進み、デムーロ騎手が相手はアレクサンドラと見極めたように、早めに外から仕掛けたんですが、直線並ぶ事ができないまま最後は3着ニシノラーナにハナ差まで追い詰められてしまいました。しかし、勝ち馬を除けば明らかに格上的存在で、次走は勝てるのではないでしょうか。
9着:モネ 
 あと1番人気のモネは好スタートを切ったんですが、大外枠を意識してか控えたところ、意外に動きが悪かったですね。ほとんど見せ場も作れないまま9着に終わりました。間隔を詰めると良くないのかもしれないですけども、評価は考え直さなくてはならないでしょうね。
福島10R 横手特別 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
福島11R 安達太良S 注目
1着:クインズメリッサ 
 最内枠を引いたマーチリリーが逃げるだろうと思われてたんですが、スタート今ひとつで、2番人気クインズメリッサが逃げる展開となりました。かなり速いペースとなりましたが、クインズメリッサは過去に新馬戦と1勝クラスは逃げて連勝しています。2勝クラス・3勝クラスでは逃げられないレースが続いていましたが、今回逃げて3勝目。逃げたら強いというというのは覚えておきたいですね。
なおクインズメリッサは今回ハンデ戦で53キロと軽量だったのも幸いしました。オープンですぐ通用するとまでは言えませんね。逃げられるようなメンバーなら別ですが、そうでなければしばらくは辛抱する必要があるでしょうか。
2着:マーチリリー 
 一方、2着マーチリリーは先手が取れず、最内の4番手と我慢の競馬となりました。直線に入っても位置取りはそのままで、2番手のアティードが苦しくなった所を最内から差してきっちりと2着に届きました。前走からおよそ3ヶ月の間隔の空けて、1700mからの距離短縮が成功したとも言えるでしょうね。
3着:アティード 
 3着アティードは大井で3勝してJRA入りし、前走で2勝クラスを勝って注目されています。まぁその前走が圧勝だったように、福島1150mは得意なんでしょうね。昇級戦でも3着に入り、存在感を示しました。しかも今回はトップハンデの56キロでの3着だけに、次走は大いに期待したいですね。
福島12R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

  馬券Summary
2022年 上半期・衝撃のレース
あとで
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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