2022年3回小倉6日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス1秒5への変動、日曜がマイナス1秒7でした。ここまで6日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値で開幕週はマイナス2秒5でした。2週目・3週目は雨の影響で開幕週ほどの高速馬場ではありませんが、それでも速い時計の出るレベルでした。
 雨の影響が残って土曜は稍重でスタートしました。ただし、土曜後半・日曜と馬場は乾いて行って、時計は出やすくなりました。まぁこの推移は2週目と同じですね。連対馬は中団・後方の馬が目につくようになっていますが、前へ行った馬がダメという訳ではありませんね。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス2秒0からマイナス1秒2への変動、日曜がマイナス0秒9からマイナス0秒5への変動でした。ここまで6日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値ですが1週目と2週目以降では様相が異なります。1週目は良馬場で水準に近いレベルでしたが、2週目・3週目は雨の影響で、特に土曜は時計が出やすくなりました。
 2週目と推移は似てまして、雨の影響で土曜朝はマイナス2秒台でスタートし、高速馬場でした。土曜後半そして日曜と馬場は乾いて行って、馬場差は水準方向に動いて行きました。


  タイム分析
 2022/07/17 (日)  芝=-1.7  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1200 マメコ 牝3 未勝利 1:07.7 -1.3 --- -0.3 -1.0 B D 6.94
5R T2000 エレガントルビー 牝2 新馬 2:01.4 -0.4 -0.5 +0.8 -1.7 D C 6.50
6R T1800 ヴィスパメンテ 牝3 未勝利・牝 1:47.1 -0.7 -0.2 +0.6 -1.5 D C 7.29
8R T1800 ストロングウィル 牡3 1勝クラス 1:47.0 -0.1 -0.7 +0.7 -1.5 D D 6.64
10R T1200 クリノマジン 牡3 戸畑特別(2勝) 1:07.1 -1.0 --- ±0 -1.0 C C 4.57
11R T2000 ルペルカーリア 牡4 博多S(3勝) 1:57.0 -1.5 --- +0.2 -1.7 C D 6.18
 2022/07/17 (日)  ダ=-0.9 → -0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R D1000 ゴールデンウィンド 牝2 未勝利 0:59.4 ±0 --- +0.5 -0.5 D D 6.67
4R D1700 ガラパゴス 牡3 未勝利 1:46.8 +0.6 --- +1.5 -0.9 E D 6.93
7R D1000 エクサープト 牝3 1勝クラス 0:58.4 ±0 --- +0.5 -0.5 D D 8.23
9R D1700 シダー 牝3 対馬特別(2勝) 1:45.2 +0.8 --- +1.5 -0.7 E C 8.50
12R D1700 イチネンエーグミ 牡3 1勝クラス 1:45.9 +0.7 --- +1.2 -0.5 E D 7.13

小倉2R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。ソングフォーユーが先手を取って直線に入りますが、2番手にいたマメコが並んで来ます。そしてマメコが抜け出しました。その後内から追い上げたジーツーガッキーがベルシャンテを交わし、さらに外へ出されて伸び、マメコに迫ります。しかし、マメコがクビ差で1着。2着ジーツーガッキーから1馬身半差でハルカナネガイが3着です。
1着:マメコ 
 ここ2走2着だったマメコが今回は勝ちました。マメコは2番手追走から快勝。まぁダートでデビューして2走着外の後、芝に転じて1200mで2着・2着。まぁ当然の1番人気でありましたが、ハイペースを追いかけてあっさり抜け出し、タイムランクB。今後が非常に楽しみになる勝ち方でした。マメコの父リヤンドファミユなんですけれども、これオルフェーヴル全弟なんですよね。重賞勝ちはないんですが、3歳時にはオープン特別の若駒ステークスを勝っています。産駒は今年の4歳馬がファーストクロップで、中央に在籍している馬は抹消馬を含めて15頭。そしてダートでは1勝していますが、芝で勝ったのはマメコが初めてなんですね。記念すべき勝利でした。
2着:ジーツーガッキー 
 なお2着のジーツーガッキーはこれで4戦目で初の2着なんですが、新馬戦では3コーナーで内ラチと接触する大きな不利がありながら3着。まぁ能力は十分あって、後は展開待ちという事になるんでしょうかね。
小倉4R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
小倉7R 3歳以上1勝クラス 注目
 日曜のダートはタイム的に低調だったんですけども、その中ではこのレースに注目したいですね。1番人気は1番枠の4歳馬レベルタウン、この馬は減量騎手が騎乗したんですが、それでも54キロ。ハナを切るまでは厳しいと考えられました。2番人気の3歳牝馬52キロのエクサープトがハナを取りに行くとすると、揉まれる可能性がある1番枠も不利となります。実際スタートするとエクサープトの方が早く、2番手も3歳馬のナツイロノオトメ。レベルタウンは3番手が精一杯。しかも、インで揉まれる競馬になってしまいました。結果的には3歳牝馬の行った行ったで、レベルタウンは直線外めに出しましたが、外からテイエムハヤテオーに併されて5着に敗れてしまいました。
1着:エクサープト 
 勝ったエクサープトは新馬戦5着以来の1000mでしたが、近3走は1200mで前へ行ってはバテるレースを繰り返しており、今なら1000mの方が良いと考えられましたね。上のクラスでも1000mなら注目です。さてこういう思考で行けたら、馬連740円・3連単8430円ですけども、割と簡単にまでは言わないすけどね、取れる馬券ではなかったでしょうか。
小倉9R 対馬特別 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
小倉12R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

  馬券Summary
札幌開幕週のダートは連闘馬を狙え!
あとで
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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