2022年1回東京4日目

開催一覧
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒7、日曜がマイナス1秒5でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと全てマイナス1秒台ですが、先週は開幕週と比べれば、水準方向に動きました。
 開幕週と比較すれば時計は掛かっていたものの、まぁ高速馬場であることに変わりはありませんね。また、連対馬を見るとペースの如何に関わらず脚質に偏りはなく、内も外も上位に来ていました。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス0秒3でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、開幕週がマイナスの数値だったのに対し先週はプラスの数値でした。
 馬場差は水準前後で、大きな動きはないんですけども開催が進むにつれて時計は掛かってきていますね。連対馬を見ると、逃げ・先行馬の粘り込みもあるものの、特に日曜の勝ち馬は中団・後方からの進出が目につきました。


  タイム分析
 2022/02/06 (日)  芝=-1.5  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 ライラスター 牡3 未勝利 1:35.1 -0.5 --- +0.7 -1.2 D C 6.81
6R T1600 ロールアップ 牝3 新馬 1:37.0 +1.1 -0.4 +1.9 -1.2 SL C 9.75
8R T2000 スパングルドスター 牝5 2勝クラス・牝 2:01.1 +1.0 -0.8 +1.7 -1.5 SL D 8.00
9R T2400 レヴァンジル 牡3 ゆりかも(1勝) 2:27.3 ±0 -0.9 +0.9 -1.8 D C 4.40
11R T1600 イルーシヴパンサー 牡4 東京新聞(G3) 1:32.3 -0.7 --- +0.5 -1.2 D D 7.36
 2022/02/06 (日)  ダ=+0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 メテオフリューゲル 牡3 未勝利 1:26.4 +0.5 --- +0.2 +0.3 C D 5.69
2R D2100 サバンナモンキー 牡3 未勝利 2:15.5 +1.7 --- +1.3 +0.4 E D 8.43
3R D1600 ストレートリターン 牡3 新馬 1:41.2 +1.7 --- +1.4 +0.3 E D 10.63
4R D1600 ラレイナ 牝4 1勝クラス・牝 1:38.6 +0.6 --- +0.3 +0.3 C D 7.44
7R D1300 グアドループ 牡4 1勝クラス 1:19.0 +0.5 --- +0.3 +0.2 D C 9.56
10R D1400 ニュートンテソーロ 牡5 銀蹄S(3勝) 1:24.6 +1.1 --- +0.8 +0.3 E D 8.80
12R D1300 ニシノライトニング 牡4 2勝クラス 1:18.2 +0.3 --- +0.1 +0.2 C D 7.81

東京2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。
東京3R 3歳新馬 タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。
東京6R 3歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京8R 4歳以上2勝クラス・牝 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
8着:ローゼライト 解説推奨
 1枠から3番手のインを進んで直線一旦は抜け出すかというシーンもあったんです。ところが残り100mで進路が狭くなって、後退してしまいました。左回り走るんですが、先行脚質なだけに、新潟の内回りがベスト条件かもしれません。ただ、まぁ新潟はちょっと遠いですので、まぁ他の競馬場でも狙ってみたいですね。
東京10R 銀蹄S タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。
東京11R 東京新聞杯 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにDでした。トーラスジェミニが先手を取って直線です。トーラスジェミニが逃げて平均に速めのラップを踏み、まぁ前に行った馬たちは直線半ばでは苦しくなってしまいました。外を通った差し・追い込み馬の競馬になって、真ん中より外めを通った馬たちが上位を独占したという事になりましたね。特に大外を通ったイルーシヴパンサー、馬群の真ん中に突っ込んだファインルージュの伸びが目立ちました。カラテは出る所がなく、ワンテンポ遅れて追い出す形になったんですけども、3着が精一杯でしたね。
1着:イルーシヴパンサー 
 イルーシヴパンサーが外から豪快に突き抜けて4連勝、重賞初制覇です。最後方から2番目に位置したんですけども、全く慌てる事もなく、残り400mで最後方の大外に出すと一瞬にしてワープしたような鋭い伸びを見せて残り200mでは先頭に立っていました。春にはスプリングステークス4着など実績ありましたが、3歳夏に1勝クラスにいた馬が4連勝で重賞制覇ですからね。この強さには驚きしかありません。
2着:ファインルージュ 
 そして2着が1番人気のファインルージュ、3着は連覇のかかったカラテでした。ファインルージュは秋華賞から約3ヶ月半ぶりでプラス16キロ。しかし、重めと言うよりは成長分だったかもしれませんね。3・4コーナーで周りにスペースがなく、直線も厳しい位置だったんですけども、残り200mから追い出すと一気に伸びました。着差はもう少し詰められたかもしれません。
3着:カラテ 
 そして2着が1番人気のファインルージュ、3着は連覇のかかったカラテでした。3着カラテですが、直線前が壁になって追い出しが遅れてしまったのが痛かったですね。残り200mでようやくバラけてからは、外から鋭い伸びで一気に3着まで来ましたが、スムーズならもう少し前とは詰められたのではないでしょうか。
5着:ドナアトラエンテ 
 5着ドナアトラエンテなんですけども、この馬左回りは本当に走りますね。直線外から伸びた時は勝ったかと思われる脚だったんですが、最後の最後に止まってしまいました。しかし、9番人気ながらレース終盤までレースを支配して、見せ場たっぷりでしたね。
7着:ワールドバローズ 
 それから7着ワールドバローズなんですけども、少しずつ強くなって前走でついにオープン入り。まぁしかし、中1週でいきなり重賞ではどうかと思っていたんですが、レースでは中団のインに押し込められながら、直線一時は先頭に立つかという勢いで伸びています。将来が楽しみですね。

  馬券Summary
2回小倉1週目 芝の狙い方
 小倉開催は昨年・今年と冬場の連続開催となっています。昨年は1回・2回ともに4週の開催でしたが、今年は1回が4週、2回が3週で組まれているという違いはあるものの、芝は1回小倉がAコース、2回小倉に入ってBコースに変わる点は同じです。そして、今年は今週末から2回小倉に入りますので、まぁ昨年の2回小倉1週目、2/13・14の傾向を振り返り、今週の小倉芝のレースに備えたいですよね。ちなみに1年前の2回小倉開幕週では、芝2600mのレースはなく、短距離の1200m・中距離の1800m・2000mと3つの距離だけでした。
2回小倉1週目 芝の狙い方
まず脚質なんですが、1200mは土日で6鞍行われ連対馬12頭中、中団・後方の馬が8連対。全てのレースで中団・後方の馬が連対していました。一方、逃げ馬の連対は1頭で、それもBコースに変わって最初のレースだった土曜6Rだけ。先行馬の連対は皆無でした。それに対して1800m・2000mの中距離では、1200mほど差し有利の傾向ではなく、7鞍中4鞍で逃げ・先行馬が連対していました。
2回小倉1週目 芝の狙い方
次に馬番です。1200m6鞍の勝ち馬の馬番は2番・3番・4番・10番・13番・14番。2着馬6頭の内4頭は13番から外で、連対馬の多くが内枠か外枠かのどちらかだったと言えますよね。それに対して、中距離では16頭立てが1鞍だけで、他の6鞍は13頭以下ということを踏まえる必要はありますが、まぁ大きな隔たりは、なくまんべんなく上位に入ってました。
2回小倉1週目 芝の狙い方
最後に人気です。1200mでは1番人気から3番人気までの上位人気は不信という程ではないんですけども、最も多く馬券圏内に入っているのは4番人気馬で、2勝・2着2回。一方、中距離では1番人気が2勝・2着2回・3着1回で最多。しかし、こちらも4番人気馬が4連対と好成績を残しています。
 まずまぁ小倉1200m6鞍が全て16頭以上の多頭数でした。一方、中距離では1200mよりも落ち着いた頭数だった事もあるんでしょうけども、短距離1200mと中距離では、やっぱり傾向が異なりますね。特に1200mではBコースに変わって最初の週とは言え、差し・追い込み馬をやっぱり重視したいですね。クラスが上がる程にこの傾向が顕著になっています。枠としてはインを上手く立ち回れる内枠か、揉まれるケースの少ない外枠か、このどちらかを狙いたいですね。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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