3R3歳未勝利 |
タイムランクAのレース |
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基準より1秒0速い勝ちタイムだった。内からノボスカイブルーが逃げていたが、2番手でマークしていたファストワーカーが抜け出して行く。その後内を突いてキングダムキング、外からソウルオブエイチ・トミケンベッセルが上がって行く。しかしファストワーカーはどんどん差を広げて行き、圧勝。2番手争いは接戦。ソウルオブエイチが外のトミケンベッセルにハナ差で先着していた。 |
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1着 |
ファストワーカー |
見ての通り解説する必要もない大楽勝。5ハロン目に13秒台が入ったとは言え、かなりのハイペースで逃げたノボスカイブルーは5秒4離された16着シンガリ負け。初ダートでそういう流れと見せないぐらい飄々と走りきったのですから、適性はかなりのものだと思いますし、この馬の兄・姉は実際ダートでしか勝ちきれていない。2着以下の完全タイム差がプラスになった様に、もろもろ楽に勝ちすぎた点が次走どう出るかだが、自己条件なら当然上位候補。 |
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5R3歳未勝利・牝 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒6速い勝ちタイムだった。ラントゥザリードが逃げて緩やかなペースで進んで行った。ただ、直線半ば外めでママキジャ・バウンシーチューンが並んで2頭が叩きながら抜け出して行く。その後サクセスシルエットも追い上げて来るが、前の2頭に迫ることはできない。そして、ママキジャがゴール前もう一伸びを見せて1着となった。 |
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1着 |
ママキジャ |
ママキジャが他の有力馬よりハッキリ秀でていたのは、レースセンスだと思う。好スタートからじんわり控えて手応え抜群。余裕がある分、直線も冷静に捌いて来てサクセスシルエットを内に閉じこめる戸崎騎手の作戦勝ちも光った。気持ちの強さが良い方に出たタイプと言えそう。母サヤカは不良馬場のフラワーCの勝ち馬。相手なりのしぶとさも持っていた。キャリアは少なかったが、複勝率75を記録した。ママキジャも今日ぐらいの馬体重を維持できれば…だが、昇級後もマークは必要だと思う。 |
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2着 |
バウンシーチューン |
前走も同じ東京芝1600m。既に番組で取り上げたデウスウルトの勝ったレースで4着に好走していたが、ペース補正をほどこすと今回は自身もBランク入り。気持ちの小さいところがあるらしいが、左側だけチークピーシーズを着用して大外へ持ち出した事が、パフォーマンスを上げる要因になった。中山よりは東京向きだが、引き続き牝馬限定戦なら有力視。 |
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3着 |
サクセスシルエット |
勝ち馬に押し込められたロスが大きく、本当なら勝ち負けできた競馬だと思うが一連の内容から不利があるとちょっとめげてしまうと言うか、爆発力に欠けるイメージ。たくましさが身につくのはもう少し先かなという気がしている。 |
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6R3歳500万下 |
タイムランクAのレース |
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基準より1秒4速い勝ちタイムだった。サトノデートナが逃げていたが、直線後続が迫って来た。シャイニングカラーその外イーグルカザン、ヴァルディヴィアが押し上げて叩き合い、さらに外コルポディヴェントが追い込んで来る。ヴァルディヴィアが一旦抜け出したが、ゴール前コルポディヴェントが捕らえて1着となった。 こちらのAランクは一転して8着馬までが完全タイム差マイナスの粒揃い。メンバーランクもBとしていた。馬場差を考慮すると3歳500万クラスの水準より、1秒ほど速い引き締まったかなりのハイペースだった。 |
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1着 |
コルポディヴェント |
デビュー戦がタイムランクE、メンバーランクDという勝利だったが、着差は6馬身差の大楽勝だった。開幕週のレーザーバレットの解説と似ているが、大事に乗って来るが故に評価しづらい勝ち時計というのも、実際論として存在することはするという事を補足しておく。レース内容としては、スタートを含めて多少子供っぽい印象を残すが、脚力そのものが違うという勝ち方。こちらもまだレース展開上苦しい経験が無いですから、昇級後楽観視することもできないが、やはりスケール感はたっぷりある。 |
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2着 |
ヴァルディヴィア |
やんちゃな所を残していてレースに行ってもちょっと一本調子になりがちな点が課題だが、今回は相手が悪すぎたのも事実。能力の高さは疑いようがないが、調教と実践の両面で一歩一歩成長していくイメージ。 |
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3着 |
イーグルカザン |
基本通りと言うべきか、ハイペースの先行策そして自身Aランクに踏ん張った内容が信頼に値する。2走前の同じ舞台ガムランの勝った2歳500万でもBランクのタイムをマークしているが、当時は前に引っ張ってもらった数字だった。今回こそが地力の証明と言ったところ。もし次走が中山1800mだと、折り合いがポイントにはなるが、体力レベルも相当上がって来ていますから大丈夫と判断している。ただ、内心1200mに使って欲しいなという気持ちはちょっとはある。注目馬。 |
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6着 |
ケイアイヘルメス |
出負けしてテンに脚を使った。巻き返しに注意。 |
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8着 |
サトノデートナ |
キャリア2戦ながら、果敢に逃げて完全タイム差マイナスに残った。成長に注目。 |
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11R共同通信杯 |
ディープサウンドが今回は先手を取った。そもそも超スローは確定的だったが、案の定折り合いとコース取りが明暗を分けて、つまりは与えられた枠順をいかにこなすかが最大の課題だった。先行して2着・3着に残った馬は不安要素を補うレース運びができて、現状MAXのパフォーマンスだろう。しかし、最内から抜けて来たナカヤマナイトはさらに上手だった。徹底したインコース狙いで、一番最後に追い出す形からラスト400mきっちり走りきった。 |
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1着 |
ナカヤマナイト |
これで皐月賞へ向けて好時計決着だったホープフルS組の重要性を立証した格好。しかも当時の勝ち馬ベルシャザールに対しては適用力の差を見せつけた。本番直行という話もあるようだが、今後のトライアルで混沌とした情勢が続くのであれば、素直にこの馬で勝負しても良いと思う。記録という側面でもそのレベルに居る馬。 ==柴田善臣騎手== ゲートの中でそわそわしていてバランス良く出られなかったが、道中はこの馬の折り合う位置で競馬をした。これからはだんだんとコントロールが効くようになれば、どこからでも競馬ができると思う。1戦1戦背中がしっかりしてきて、100%の力を出せる様になっている。こちらが想像していたより成長が早いくらい。 |
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2着 |
ユニバーサルバンク |
瞬発力勝負向きではなくて、今回はベリー騎手の好判断だろう。血統や馬体からステイヤーの予感もある。 |
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3着 |
ディープサウンド |
戦績をトータルで見ると本質はマイラーだろうか。レベルが上がってくると1800mでは微妙と見た。 |
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4着 |
ベルシャザール |
速い回転でフィニッシュできない弱みを露呈した。コーナー4回の中山で好きに走らせた方が良さそう。 |
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6着 |
サトノオー |
これ以上大きくならないのかなという気もするが、腰回りが広く、好馬体の持ち主。大外からの伸びは非凡な将来性を感じさせた。 |
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9着 |
ダノンバラード |
1番人気で9着。57キロを背負って外枠から力んだこともあるが、まだ男らしい体になっていない印象。現段階では思い切ったメリハリをつけて戦う必要があるかもしれない。 |
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