2011年3回京都10日目

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2011/01/05 (水)
中山 京都
  馬場コメント
3回京都は6週の開催で、今週が最終週となる。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土曜がマイナス1秒1、日曜がプラス0秒5からプラス1秒1、そしてプラス0秒7へと変動した。まずはここまでの馬場差を振り返っておくと、雨の影響を受け、開催日によってあるいは同じ日でも時間帯によって、時計の出方が異なっている。ただ、雨の影響が無ければ速い時計の出るコンディションになっている。
土曜は雨の影響がなくて馬場差がマイナス1秒1と速い時計の出るコンディションだった。一方日曜は京都では朝から雨でしたらから、特に芝では2R・3Rと激しくなって時計が掛かった。ただ、午後は雨が上がって後のレースになればなるほど、馬場は乾いて行って水準方向に馬場差も戻って行った。という事で2R時と10R時では時計の出方はさほど変わらなかったと見ている。脚質的には土曜は上がりの速い決着が多かった事を思えば、案外差しが届いていた印象。日曜も差し有利とは言わないまでも差す競馬でも十分に間に合う傾向だった。馬場の内側は結構傷んできている印象。
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒9からマイナス1秒7へと変動した。まずここまでの馬場差を振り返っておくと、こちらも雨の影響度によって時計の出方が異なった。7日目の様に雨の影響は残っていても、脚抜きの良いコンディションではないという日もありますので、時計の比較をされる際には馬場差にご注意ください。
土曜は良馬場発表であっても、時計の出やすいコンディションだった。日曜は雨の影響でさらに時計が出やすくなった。午後に雨は上がったが、9R以降は水が引いて5R時よりもさらに時計が出やすくなっていた。雨のピークは午前でも高速のピークは午後という、まるで帰省ラッシュの渋滞情報の様な話だが、そういう状況だった。脚質的には土日関係なくつまり、脚抜き云々に関係なく先行馬が有利だった。


  タイム分析
 2011/05/22 (日)  芝=+0.5 → +1.1  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1400 サンキストビーチ 牝3 未勝利・牝 1:23.1 +0.6 --- +0.2 --- C D 6.82
3R T1800 ヤマニンシバルリー 牡3 未勝利 1:50.0 +1.4 --- +0.4 --- D C 5.17
6R T1600 ゼフィランサス 牝3 500万下・牝 1:37.2 +2.6 --- +1.6 --- SL D 7.64
7R T1800 フレールジャック 牡3 500万下 1:48.7 +0.9 --- +0.1 --- C D 6.00
8R T1200 アンフィルージュ 牝4 500万下 1:10.1 +1.0 --- +0.5 --- D D 7.41
10R T1600 トップゾーン 牡5 六波羅H1000 1:35.9 +2.0 --- +0.9 --- SL C 6.79
 2011/05/22 (日)  ダ=-0.9 → -1.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 マイネマグノリア 牝3 未勝利・牝 1:56.2 +2.1 --- +2.1 --- E D 7.07
5R D1800 ナリタデリゲート 牡3 未勝利 1:53.3 -0.8 --- +0.4 --- D E 6.21
9R D1400 アイアムアクトレス 牝3 昇竜S 1:22.8 -1.3 --- ±0 --- C B 6.73
11R D1900 ワンダーアキュート 牡5 東海S(G2) 1:53.7 -3.1 --- -1.3 --- A B 4.54
12R D1400 ベストバウト 牡4 1000万下 1:22.3 -1.5 --- -0.2 --- C D 7.60

京都1R 3歳未勝利・牝 タイムE
基準より2秒1遅い勝ちタイムだった。
京都3R 3歳未勝利 注目
勝ったヤマニンシバルリーについて。
1着:ヤマニンシバルリー 
今回初出走だったが、しかも雨が激しく降って、4コーナーで外に弾かれて直線も一旦他馬に前に入られる場面があったが、最後は力強く伸びて突き抜ける形になった。デビュー戦にしてはレースぶりに味がありましたし、この末脚の威力なら昇級しても注意が必要だと思う。
京都6R 3歳500万下・牝 タイムSL
前半が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
京都7R 3歳500万下 注目
勝ったフレールジャックについて。
余談ながら先ほどの日曜3Rとこの日曜7Rを見ると、日曜3R時点の雨がいかに激しかった事か再確認できると思う。
1着:フレールジャック 
これでデビューから2連勝になった。今回は序盤引っかかる仕草を見せていたが、すぐに折り合いがついて直線に向くと追えばあっさりと抜け出す様な競馬になった。確かに勝ち時計は平凡だが、今回の内容ならまだまだ時計短縮は可能だと思いますし、次走ラジオNIKKEI賞に出てきても面白そうな1頭。
京都9R 昇竜S 注目
勝ったアイアムアクトレスを取り上げる。
1着:アイアムアクトレス 
これでダートは3戦3勝になった。しかもダートは全て1400m戦でのものという状況。非常に脚捌きが硬い馬なので、芝でも今後やれる可能性はあると思うが、やっぱりその硬さを見ていると、ダートの方が良いと思いますし、今度ユニコーンSに使うと中1週で遠征になってしまう。ですから、出走してくるかどうかは微妙だが、出てくれば上位争いは可能。
京都10R 六波羅特別 タイムSL
前半が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
京都11R 東海S タイムA
先手を取ったのはランフォルセだった。途中から競馬が動く展開になって、序盤ラップ速く、落ちたところでもう一回ペースが速くなるという形になったので、凄く淀みのない競馬になった。結果的にその動いた時にジッとしていて、自分の競馬に徹した2頭が3着以下を引き離すという形になって、シルクメビウスはよく伸びて来たが3着が一杯だった。
基準より1秒3速い勝ちタイムだった。ペースが落ち着きかけた所でハギノリベラが上がって行った事によって、その分ラップが淀みなくなって勝ち時計を押し上げた格好。脚抜きの良い馬場だったとは言え、時計面は優秀だった。
1着:ワンダーアキュート 
このレース生で見ていたが、やっぱりレコードだなというぐらいのスピード感、ゴール前見ていてもあった。それぐらい脚抜きも良かったですし、ワンダーアキュートにとっては走りやすい馬場だった。まずスタートを決めたのが最大の勝因だろう。前回はゴルトブリッツよりポジションが後ろになったが、今回はゴルトブリッツより前で競馬が出来た事は大きかったと思う。となると元々力のある馬ですから、4コーナーもキレイに回って来たので、何もかも上手くいったのは確かだが、走られてみればこれぐらい走って当然の馬だと思う。
==和田竜二騎手==
ゲートの中では固まっていたけど、後入れの偶数番というのは良かったかな。展開も理想的だったし、道中は折り合いがついて上手く溜めが効いていた。状態も良かったけど、馬自身も力をつけているね。
2着:ランフォルセ 
逃げて確かにマイペースで行けたが、ワンダーアキュートに交わされた後ももう一回盛り返そうとしている。これは単なる逃げて差されたという競馬ではない。今後に成長を期待できる様な内容だったと思う。
3着:シルクメビウス 
これはホント上手く乗ったと思う。折り合いをピタリとついていましたし、この馬の持ち味である切れ味も最大限に発揮できたとは思うが、この馬自身休み明けは走らない傾向にありますし、何より今回前が残る馬場でしたから、ちょっとこの馬には辛い展開にはなったので、ただ元々叩いて良くなるタイプなので次は十分変わってくると思う。
4着:テスタマッタ 
これは早めに動かざるを得ない展開になったが、喉を手術したりしている馬ですから毎回毎回なかなか安定して力を発揮できないと思う。若干今回行きたがっていましたし、その辺りもラストの追い比べで影響した感じはする。
5着:ゴルトブリッツ 
これはじっと良いポジションにつけていたが、早めに他馬に来られた事で、この馬自身ワンテンポ仕掛けが遅れる様な形になった。その分最後はもう一回盛り返しているが、こういう厳しい流れの競馬を今まで経験してなかったですから、その差が今回出たかなというだけで、今回の負けだけで見限れないと思う。
==田辺裕信騎手==
状態は変わらず良かったと思いますが、3・4コーナーでマクられてそこでキツくなってしまった。あそこがスムーズでしたら、また違ったと思う。
6着:バーディバーディ 
これはちょっとアクセルが踏み遅れたと言うか、ちょっとごちゃごちゃしたところで本来動きたい時に動けなかったので、こちらもその分の差が出た感じがする。馬自身は硬さもなくて、非常に出来は良かったと思う。

  馬券Summary
タイムランク上位は1鞍だけだったが…
後ほど
解説者:
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