2011年1回東京8日目

開催一覧
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2011/12/24 (土)
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2011/12/18 (日)
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2011/12/17 (土)
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2011/02/12 (土)
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2011/02/06 (日)
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2011/01/22 (土)
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2011/01/08 (土)
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2011/01/05 (水)
中山 京都
  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日共にマイナス0秒1だった。まずここまで8日間の馬場差を振り返ると、3週目だけは雪や雨の影響で時計が掛かり、プラスの馬場差だった。また、先週はマイナスではあるが、前半2週に比べると時計が掛かっていた。
この中間にも雪が降り、金曜には49ミリを記録した大雨。道悪競馬は必至と見ていたが、馬場差が示すとおりマイナスゾーンで行われた。とは言え、雨の影響が残って水準に近い数値。なお土曜は途中で馬場発表が変更されたが、数値は1日を通したもの。コンディションとしては、インコースが傷んで伸びなくなってくる傾向が後のレースになるほど顕著となったことが特徴的だった。日曜は逃げ・先行馬が必ず連対して一見矛盾して見えるが、ほとんどがペースの恩恵を受けており、直線でやや外へ持ち出すことで残れたという馬が多かった点に注意。
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜はプラス0秒8、日曜がプラス1秒4だった。まず、ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てプラスの馬場差になっている。その内前半4日間と8日目はプラス1秒台でかなり掛かっている。一方6日目はプラス0秒1と水準に近いレベルだった。この様に一口にプラスの馬場差と言っても、開きがあるのでご注意ください。
フェブラリーSが行われた日曜はこの開催で最も時計を要したことを確認してください。凍結防止剤をまいたという記述はないが、金曜の大雨が粘っこい砂質を作り上げた様で、良馬場だがパサパサでもない重いダートだった印象。なお、土曜は途中で馬場発表が変更されているが、数値は1日を通したもの。


  タイム分析
 2011/02/20 (日)  芝=-0.1  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1600 リンゴット 牡3 未勝利 1:37.3 +1.3 --- +0.8 --- SL C 6.69
5R T1800 カグニザント 牡3 新馬 1:49.8 +0.4 --- -0.3 --- C B 9.50
7R T1800 マイネルグート 牡4 1000万下 1:47.4 +0.4 --- +0.5 --- D B 9.80
9R T1800 ヒラボクインパクト 牡3 セントポ500 1:48.3 ±0 --- -0.5 --- B B 7.75
10R T1600 トゥニーポート 牝4 初音S1600 1:36.1 +2.5 --- +2.0 --- SL B 8.27
 2011/02/20 (日)  ダ=+1.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 エイコオウイング 牝3 未勝利 1:27.0 +0.7 --- -0.5 --- B D 7.31
2R D1300 ハローバニヤン 牡3 未勝利 1:21.3 +1.6 --- +0.5 --- D D 7.73
3R D1600 モンク 牡3 未勝利 1:41.3 +1.7 --- +0.3 --- D C 7.29
6R D2100 ギャザーロージズ セ4 500万下 2:15.1 +2.9 --- +0.3 --- C D 7.42
8R D2400 リバティバランス 牡4 1000万下 2:33.5 +1.2 --- -0.9 --- B D 7.60
11R D1600 トランセンド 牡5 フェブラ(G1) 1:36.4 +1.1 --- -0.3 --- B C 4.57
12R D1600 ロラパルーザ 牡5 東京ウイ1600 1:38.3 +1.9 --- +0.2 --- C C 7.06

東京1R 3歳未勝利 タイムB
基準より0秒5速い勝ちタイムだった。直線半ば、5頭が並んだのも一瞬で、大外1枠エイコオウイングが抜け出して差を広げて行く。同じく外をキザが外を追い込んで来たが、エイコオウイングは7馬身差をつけて圧勝した。そして2着がキザ。さらに4馬身離れて内めで1番人気トーセンレラが3着となった。
1着:エイコオウイング 
直前の坂路の追い切りでは50秒を切る好タイムをマークして上昇一途でしたし、東京コースも向くのだろう。中山だとピッタリハマる距離が無い気もするが、昇級後も相手なりに走れるはず。もう一点注目したいのは、この馬の2戦目。12月12日アユミチャンの勝ったレース。中山ダート1200m牝馬限定戦だったが、当時の上位馬、あるいは超ハイペースを先行した馬のその後活躍が目につく。先週の日曜2Rで2着に来たミキノコモコも該当するが、当時の1着馬・3着馬がその後出走していない事もあり、まだまだ金脈が残っているレースと言える。今週から中山に変わりますし、今一度チェックをお願いする。
東京2R 3歳未勝利 注目
勝ったハローバニヤンを取り上げる。
1着:ハローバニヤン 
楽に先手を奪うと終始溜めの効いた逃げを打って、直線もほぼ馬なりで4馬身差の快勝だった。時計面での進歩はまだまだ見込めるはずですし、短距離戦なら昇級後も上位視できる。
東京4R 3歳未勝利 タイムSL
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
東京5R 3歳新馬 注目
前半1000m通過が62秒6、計算ではクラス水準より2秒ほど遅い超スローだった。マイペースで運べた事は大きいが、勝ち馬カグニザントの瞬発力は抜けていた。
1着:カグニザント 
レース上がりの内訳が11秒7-11秒5-11秒4の上昇ラップ。やや頭の高いフットワークでマイラー寄りのイメージではある。ジョッキーが指摘している通り、今後はテンションとスピードの兼ね合い(コントロール)が課題かもしれないが、まずは素晴らしい勝ち方ができた。
東京8R 4歳上1000万下 タイムB
基準より0秒9速い勝ちタイムだった。好位から早めに上がったリバティバランスが逃げていたソルモンターレを交わし、先頭に立つ。勢いは衰えず、どんどん差を広げて行き、独走態勢に入り、1着。その後内のキャトルマンを交わし、外からカシマストロングが2番手に上がる。同じく外をマチカネヒヨドリ、ロッソネロが追い上げ、3着・4着となった。
1着:リバディバランス 
今回に限っては規格外の強さを見せつけて2着以下は完全タイム差がプラスという決着。なんと言ってもブリンカーの効果だが、ハイペースの体力勝負になった事もこの馬には幸いだったと思う。ちなみに木曜日の最終追い切りでは、チークピーシーズをつけてベリー騎手がまたがった。ただ、レースではブリンカーと矯正力の強い馬具になっていた。つまり、前回の放送で指摘したまたまた、ベリー騎手の助言というのが隠れた勝因になっていたのかもと、あくまでも想像にすぎない。いずれにしてもこの集中力で走れるのですから、昇級後も上位候補。ただし、理想はハイペースの競馬としておく。
東京9R セントポーリア賞 タイムB
基準より0秒5速い勝ちタイムだった。先頭のヒラボクインパクトが4コーナーで内を空けて直線に入って行き、後続は内・大外から追い上げて来た。外の5枠ミレニアルドリームはやや一杯。一方内からはメイショウトチワカ、さらに内カピオラニパレス、プランスデトワールが伸びて来るが、ヒラボクインパクトは抜かせずに1着。ハナ差2着にメイショウトチワカが入った。
若干のスローペースという計算だが、ペース補正の値は小さくない。つまり、レース上がりの内訳これは11秒3-11秒5-12秒2と下降ラップ。全体の35秒0というのは優秀だということ。誰もが注目した好メンバーを数字という側面でも裏付けていると言えそう。
1着:ヒラボクインパクト 
キャリア不足から来る若さを能力で補った様な勝利だったと思う。前へ前へという前向きさはあるが、いざという時、勝負所でまだ鋭い反応ができませんから、今回の様に馬任せで先行する策がベストだと思う。中山替わりには多少のもたつくという面で不安はあるが、まぁ伸びしろもまだ十分だろう。
2着:メイショウトチワカ 
レベルが高かったホープフルS、0秒9差の6着だった。それでもこの馬自身、当時2歳オープンのBランクに相当するタイムで走っていた。見たままのジリ脚で、今回はコース取りの上手さと渋い馬場も味方した、そんな印象だった。
3着:カピオラニパレス 
3着・4着は馬場の悪いインコースに苦しんだ。
4着:プランスデトワール 
3着・4着は馬場の悪いインコースに苦しんだ。どちらかと言えば、3着カピオラニパレスよりもキャリア1戦なおかつ休み明けだった4着プランスデトワールの方に将来性を感じる。もう一段ギアが残ってそうな印象だった。
5着:ヴェルデグリーン 
もう少し長い距離向きという脚の使い方に見えた。
6着:ミレニアルドリーム 
5着とは逆に短め向き。最近の傾向からしてもゼンノロブロイ産駒はデータの字面以上にだろうか、本質マイラーというタイプが多い様な気がする。
東京10R 初音S タイムSL
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
東京11R フェブラリーS タイムB
トランセンドが先頭で直線。スタートの芝部分ではハナが確定という体制が作れたが、3コーナー・4コーナーでマチカネニホンバレにピタッと張り付かれて、見てる方も息の詰まる思いがする展開だった。直線入り口でスッと引き離された後続馬群からはバーディバーディが抜けて来るが、ラスト200mで脚色が鈍る。そこへ大外からフリオーソが猛追して来て逆転の2着。この坂を登り切ってからの攻防はすなわち底力比べと言い換える事もできた。
正直なところ今回の内容から次走云々を語る材料は少ないので、下記以外の馬についてはあえて触れない。ただ、2着から4着はロベルトの血が入った馬だった。番組から推奨したバーディバーディの健闘も含めて近年の傾向が踏襲されている事も事実。
基準より0秒3速い勝ちタイムだった。淡々とした緩めの平均ペースだったので、6年ぶりの逃げ切り勝ちとなった。表現としてはトランセンドが止まらなかったレース。前半35秒7、後半が36秒3。つまり前後半の600mの差は0秒6だった。これを過去10年と見比べてみると、2004年アドマイヤドンが勝った年の前半35秒8、後半36秒0の0秒2差に続くフラットなペース配分だったということ。なお、完全タイム差マイナスは3着までとなる。
1着:トランセンド 
1800m戦の様な豪快なフットワークというのは見られず終いだったかなという個人的な印象だが、勝手が違う状況の中でジョッキーが語る遊びの部分というのも出ていたと思う。十分に強かったが、今回は結果重視と言うか、全てはドバイはドバイでもワールドカップに選ばれるための競馬であったという事。1週間前のポリトラック好時計というのも穿った見方をすれば、ドバイへ向けてのアピールと言えなくもないだろう。とにかくこの後は異国での健闘を期待するのみ。
==藤田伸二騎手==
終始突かれる様な感じだったが、最後までよく辛抱してくれたと思う。やっぱり1番人気だったので、もう1着しか考えてなかったですから早くゴール来てくれと思って追っていた。ゴール入るまでホッとはできなかった。とにかく無事に居てくれたら、本当に良い馬なので向こうへ行けたら頑張っていきたいと思う。ありがとうと、よく頑張ってくれたと言いたい。1番人気応えられてとりあえず、ホッとしている。また次も応援してください。
2着:フリオーソ 
スタートの反応からしても東京コースの1600mは忙しいのだろうが、最後に意地を見せた。この馬が居ればこそのメンバーランクCだったが、それにふさわしいパフォーマンス。データ上は勝ちきれない7歳馬とは言え、過去のケースとは全く意味合いが違う。一言恐れ入りました。
3着:バーディバーディ 
武蔵野Sで推定上がり35秒8を記録したことはあるが、今回の36秒0もほぼマックスの脚だと思う。器用さだけでは頂点に立てないということであって、これを糧にさらなる成長を待ちたい。
14着:セイクリムズン 
2番人気で14着。当日気合いが乗りすぎていて、外枠から好スタートだった。スタートが良すぎた。結果最初の400mを誤魔化して乗れなかったという感じ。ただ、仮に内枠でもこうした密集状態の競馬は向かなかったと思う。
==幸英明騎手==
良い枠だと思っていたが、外から行かれた時にハミを噛んでしまった。ただ、それにしても負けすぎは負けすぎ。僕はこの距離でも大丈夫だと思っていたが、今日はムキになってしまった分最後は馬もやる気を無くしてしまった感じだった。

  馬券Summary
4歳馬の存在感
後ほど
解説者:
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