2011年2回京都2日目

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  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日共にプラスマイナスゼロだった。連続開催なのでまずここまで8日間の馬場差を振り返っておく。冬場の開催とあって、速い時計の出るコンディションではないが、かと言って時計が掛かるという程でもない。
先週からBコースに替わったため、先々週と比べると時計は出やすくなった。とは言え、時計の出方としては大きな動きとも言えない。
時計の出方よりも強調すべきはコース取りの変化。コース替わり最初の週ながら、内が有利という事はなく、むしろ差し馬や外を回った馬の上位進出が目についた。中団・後方に位置していた馬が連対しなかったのは土曜9Rだけ。そしてこの土曜9Rで差し馬が絡めなかったのは、中盤相当に遅いペースの2400m戦だったためだと思う。この開催は全てBコースを使用する。
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜日がプラス0秒8、日曜日がプラス0秒9だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1回開催4日目からは時計の掛かるコンディションが続いている。特に6日目はかなり時計が掛かっていた。
(※解説者コメントなし)


  タイム分析
 2011/01/30 (日)  芝=±0  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T2000 リヴェレンテ 牡3 新馬 2:05.3 +2.8 --- +1.3 --- SL C 9.50
9R T1800 ダノンスパシーバ 牡4 春日特別1000 1:48.4 +1.7 --- +0.8 --- D B 6.86
10R T2400 キタサンアミーゴ 牡5 松籟SH1600 2:24.9 -0.5 --- -0.5 --- B B 7.31
11R T1600 ショウリュウムーン 牝4 京都牝馬(G3) 1:33.7 +1.0 --- +0.6 --- D C 10.08
 2011/01/30 (日)  ダ=+0.9
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 キョウワダッフィー 牡3 未勝利 1:13.5 +0.5 --- -0.1 --- C D 6.50
2R D1800 スカイスクレイパー 牡3 未勝利 1:56.3 +2.0 --- +1.1 --- E E 7.93
3R D1400 デンコウリョウ 牡3 未勝利 1:28.2 +2.3 --- +1.6 --- E C 6.50
6R D1400 ノーザンリバー 牡3 500万下 1:26.1 +1.0 --- +0.3 --- D C 6.80
7R D1200 チャームドリーム 牝5 500万下・牝 1:14.5 +2.6 --- +2.0 --- E D 9.15
8R D1800 オリエンタルコール 牡4 500万下 1:54.8 +2.2 --- +0.6 --- D C 6.86
12R D1400 インペリアルマーチ 牡4 1000万下 1:23.8 ±0 --- -0.7 --- B C 7.82

京都2R 3歳未勝利 タイムE
基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
2着:トビ 
この馬が1.3倍の断トツ人気になる様な組み合わせで、メンバーランクもEだった。これで3着・2着・2着と来て、次も恐らく断然人気になることが予想されるが、ちょっと飛びつくのは危険じゃないだろうか。もちろん、今回と同じような組み合わせも考えられるので、要らないとは言えないが、少なくともCランクのメンバーならこの馬を嫌うことで、美味しい馬券をGETできるチャンスかもしれない。
京都3R 3歳未勝利 タイムE
基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。
京都5R 3歳新馬 タイムSL
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
京都7R 4歳上500万下・牝 タイムE
基準より2秒0遅い勝ちタイムだった。
京都10R 松籟S タイムB
基準より0秒5速い勝ちタイムだった。コスモラピュタが今回も逃げて行く。長距離戦としては緩みのないペースで直線に入り、後続も接近して来た。道中3番手にいたキタサンアミーゴが並びかけ、その内からはロードオブザリング、外からはマイネルゴルトも上がっていく。ロードオブザリングが抜け出したかというところ、キタサンアミーゴが差し返す様に伸び、ゴールではクビ差で1着。3着がマイネルゴルトだった。
1着:キタサンアミーゴ 
距離延長が大きな勝因だと思う。前半1000m通過が59秒0、長距離戦としては速いペースではあっても追走は2000mの前走よりスムーズだった。さらに丁度1年前1000万の京都芝2400mを勝っている様に、この時期の京都長距離戦というのも合っているということになる。
2着:ロードオブザリング 
京都の芝は得意で、今回の2着を含め5回走って3勝、2着2回と高いレベルで安定している。荒れて来た内めを通って一旦は抜け出している。っと言ってもなんだが、残念ながらこの開催では1600万下の長距離戦はもう無い。
3着:マイネルゴルト 
よく追い上げた。上がり600m推定タイム34秒4はロードオブザリングと並んで最速タイ。2400mに対応した点も評価できる。
4着:シースナイプ 
3ヶ月ぶりで4着だった。53キロという斤量は一見軽く思えるが、休養前の前走1000万下を勝ったときが52キロ。昇級戦で休み明けの牝馬が1キロ増えていた。それにしては内めで踏ん張っていた。次走は馬券圏内だと思う。
京都11R 京都牝馬S 
ジュエルオブナイルが先頭、アグネスワルツは逃げずに2番手だった。アグネスワルツがスタートでアオった事もあった先を譲り合う様な展開。こちらも超のつくスローで、かつ先行馬はほぼ総崩れだった。狭いところを割って外めに持ち出したショウリュウムーンが豪快に突き抜けて、さらに大外からヒカルアマランサス。もちろん恵まれただけではない強さだが、土曜のシルクロードSと似た光景でもあった。
1着:ショウリュウムーン 
チューリップ賞で伊達にアパパネを差しきってはいませんし、京都がベターだろうなという駆けっぷりでもある。直線でもう少し遅いと閉まっていたかもしれない1頭分のスペースというのを抜けて来れた事に今回ハミを変えた効果も見て取れると思う。後は負担重量こなしつつ、実績を積んで行くだけだろう。
==浜中俊騎手==
ここ2走思った様な結果を出せなかったのに、続けてチャンスをもらっていたので期待に応えたいと思っていた。今日は特殊なハミに変えた事で、もたれる面も見せずこの馬の末脚を存分に発揮する事ができた。もともと強い馬たちと互角に戦っていた馬ですし、良い結果を出せて良かった。
2着:ヒカルアマランサス 
スムーズに捌けて来れたが、外回りのスローだとどうしても4コーナーで外に振られるのが辛いと言えば辛い。さらに今年は相手が強かったということだと思う。
3着:サングレアズール 
位置取りと荒れたインコースを回って来た事を考慮すれば、大健闘だと思う。最後の詰めというイメージが今後の課題かなと個人的には思うが、距離と同時に馬体重が示すとおり、関西圏への輸送慣れ・遠征慣れというのが今回あった。その点は収穫だと思う。
10着:アグネスワルツ 
4番人気で10着だった。荒れ馬場に対応できず終いということで、今回はノーカウントにしてあげたい。
14着:アプリコットフィズ 
2番人気で14着だった。これはもろに折り合いを欠いてしまった。京都の外回りの下り坂を上手に下りられなかった。止まっても仕方がないかなというところがある。ちょっと厳しく言えば、滞在競馬向きということになる。
京都12R 4歳上1000万下 タイムB
基準より0秒7速い勝ちタイムだった。前半は2番手に居たインペリアルマーチが抑えきれない手応えで先頭に立って、抜け出して行った。後続はついて行くことができず、独走態勢に入って1着。そのあとメイショウツチヤマが単独2番手に上がって入線するが、インペリアルマーチとは5馬身差があり、3着はさらに離れてスガノメダリストだった。
1着:インペリアルマーチ 
4コーナー馬なりで先頭に立って、直線リードを広げて最後は流して5馬身差の楽勝。キョウエイマーチの仔でも550キロを超す大型馬だけに、今の時計の掛かるダートは特に適性が高そう。もう一度芝の走りも見てみたいが、ダートでもう一稼ぎするのが正しい選択。
2着:メイショウツチヤマ 
待ちに待った東京開催が始まったのに、なんでわざわざ京都に行くんだとあざ笑うかの様な好走だった。こちらの思惑を見事に裏切ってくれた。厩舎サイドに敬意を表すると共に、東京に変わったら狙ってくださいというコメントをしてしまった事をお詫びします。好走の要因としては、初めての1400mが向いたという事、そして体が絞れていたという事が考えられるが、東京の方が良いという事に変わりはありませんから、次走東京出走なら今回以上に走れると見ている。

  馬券Summary
そろそろ福は外
後ほど
解説者:
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