2011年3回東京8日目

開催一覧
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2011/01/05 (水)
中山 京都
  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒5、日曜がプラス0秒6からプラス0秒3へと変動した。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、開催初日は速い時計の出やすいコンディションだったが、その後特に2週目・4週目は雨の影響を受けて、時計の掛かる日が目につく開催となった。
金曜の夜中から雨が降り続けていましたから、その影響で土曜日は重馬場でスタート。昼過ぎには止んだが、終日重馬場のままだった。馬場差は1日を通して同一で、馬場差プラス1秒5とかなり時計の掛かる状態となった。土曜の夜中にも小雨は降ったが、日曜日は稍重に回復。そして徐々に乾いて9R以降は良馬場となった。馬場差は変動で、最初の4Rの時点でプラス0秒6、そこから少しずつ水準方向に動いて良馬場となった9R以降11Rまではプラス0秒3で同一。馬場が徐々に乾いて行く時の東京芝というのは内が有利になりがちだが、そういう馬場が乾いて行った日曜日は直線で外に出した馬は届きそうで届かないというレースが目立った。先週外に出して届かなかった馬については、今後に向けてチェックが必要。
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒3だった。まずここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、雨の影響によって時計の出方は異なる上、同じ良馬場でも1週目と3週目ではかなり時計の出方は違った。時計の比較をされる際は注意。
金曜夜中からの雨の影響で、土曜は重馬場だった。7R以降雨は止んでいたが、終日重馬場のまま。馬場差も1日を通して同一だった。そして日曜日は土曜よりは馬場が乾いて稍重。馬場差もプラス方向に動いたが、芝とは違ってダートは日曜も1日を通して同一の馬場差。そして注意したいのは、良馬場だった5日目・6日目よりも稍重だった先週の8日目の方が時計の掛かる状態だったという事。土日を通じて逃げ切り勝ちが1つも無かった。逃げての2着も日曜に1度あっただけで、バンバン差しが決まっていたという程でもないが、馬場が何でアレ展開やペース次第だという決着だった。


  タイム分析
 2011/06/12 (日)  芝=+0.6 → +0.3  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2400 ホッコーブレーヴ 牡3 未勝利 2:28.9 +0.3 --- -0.8 --- B D 6.00
6R T1600 ロイヤルクレスト 牡3 500万下 1:35.8 +0.7 --- +0.3 --- D C 8.50
7R T1800 ゼロチョウサン 牡4 500万下 1:48.6 +0.9 --- -0.1 --- C C 7.07
9R T1600 プランスデトワール 牡3 エーデル1000 1:34.8 ±0 --- -0.2 --- C B 7.27
10R T2400 グラスゴッド 牡7 ジューH1600 2:27.6 +2.1 --- +1.3 --- E D 8.53
11R T1800 ダークシャドウ 牡4 エプソム(G3) 1:47.3 +1.7 --- +1.4 --- E D 7.00
 2011/06/12 (日)  ダ=-0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1600 ルイーズ 牝3 未勝利・牝 1:39.1 -0.4 --- -0.1 --- C D 7.36
2R D2100 タイソンバローズ 牡3 未勝利 2:14.8 +0.8 --- +1.2 --- E D 7.08
3R D1300 ブロックコード 牡3 未勝利 1:20.2 +0.6 --- +0.8 --- E D 7.00
5R D1600 レッドジョーカー 牡3 500万下 1:39.2 +0.6 --- +0.7 --- D C 7.43
8R D1400 ツクバキング セ4 500万下 1:24.4 -0.5 --- -0.2 --- C C 6.44
12R D1400 トップオブパンチ 牡5 1000万下 1:23.8 -0.4 --- -0.1 --- C C 5.33

東京2R 3歳未勝利 タイムE
基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
東京3R 3歳未勝利 タイムE
基準より0秒8遅い勝ちタイムだった。
東京4R 3歳未勝利 タイムB
基準より0秒8速い勝ちタイムだった。逃げるキソウテンガイの内・外から後続が接近。内ラチ沿いを突いて、1枠ホッコーブレーヴが抜け出して行く。一方ゴッドツヨシはもう一伸びがなく、さらに外リワードシオンが伸びて来るが、先に抜け出したホッコーブレーヴがリードを保って1着。リワードシオンが2着、外追い込んだメギービー3着だった。
1着:ホッコーブレーヴ 
これまで後方から差す競馬をしてきたが、今回はレースぶりが一変した。3・4番手の内で脚を溜めて、直線でもそのまま最内を抜けて来るというロスの無い競馬ではあったが、好位で進められたこと自体が収穫だと思う。力の要る馬場での好走が多くて、高速馬場には不安が残るが、平均ペースで走り続けるスタミナというモノがあって、例えば北海道の芝2600mというのは合う様な気がする。
2着:リワードシオン 
外から内に切れ込みながら差して来た。勝ち馬と0秒3差ついたが、通ったコースの差や内・外の馬場状態の違いを考えるとほぼ同等の評価をしても良さそう。こちらも勝ち馬と同様に距離延長でペースが緩んだとは言え、これまでより前で競馬ができた点も収穫。
4着:ゴッドツヨシ 
3番人気で4着。距離が長かったという印象。1800mや2000mで見直したい。
7着:メイショウオオトネ 
2番人気で7着。距離が長かったという印象。1800mや2000mで見直したい。
東京9R エーデルワイスS 注目
まずタイムについてだが、完全タイム差マイナス0秒2、あと0秒1速ければタイムランクBになっていた。なおかつメンバーランクBと質の高い組み合わせだった。そして外からの差しが効かなかった日曜の芝で、外からの差しを決めたのが、勝ったプランスデトワールだった。
1着:プランスデトワール 
1400m寄りのマイラーという感じ。1200mでも1800mでも信頼度は下がるが、マイル路線ではまだ上を望めそう。次走は1800mのラジオNIKKEI賞だったりすると、恐らくハンデも重いのでちょっと軽視したいが、仮にラジオNIKKEI賞で凡走したとしても、その後に1400mや1600mに出走してくれば狙えると思う。
2着:レッドエレンシア 
内を通った訳ではないので評価できるが、阪神1400mの500万下をタイムランクAで勝っている様に、ベストは1400mだろう。次走が阪神や京都の1400mなら古馬相手の1000万でも狙えると思う。
東京10R ジューンS タイムE
基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。
東京11R エプソムC タイムE
逃げるダンツホウテイに後続が接近して来る。前半・後半のラップがほとんど同じでペースが不向きで力を出せないという馬が出現しにくい流れだった。内の好位に居たダークシャドウはキレイに前が開いて、力通りに突き抜けたという余裕の勝利だった。そして迷わず外へ出したエーブチェアマンが追い込んで2着、内から馬群を捌いて来たキャプテンベガもしぶとく伸びて来るが、道中いろいろ苦しみながら最後に外へ出したセイクリッドバレーがゴール寸前で3着に上がった。
基準より1秒4遅い勝ちタイムだった。何をどう見ても勝ちタイムは遅いが、勝ったダークシャドウは繰り返しになるが、最後は流していて、なおかつ体調万全とは言い難かった。
1着:ダークシャドウ 
4/28にウッドチップコースで追い切った後、筋肉痛(だったかな)を発症して、ずーっとプール調整を続けてポリトラックで時計を出したのが5/26。そして馬体重プラス16キロと言っても2走前と同じ体重だが、体調万全ではなかったのは確かだと思う。それでも力の違いを見せつけたという勝利だった。ダンスインザダーク産駒だが、クビの短さとか太さがちょっとダンスインザダーク産駒っぽくなくて、母方に入っているDamascusとかDanzigが出ている馬体だと思う。という事で距離短縮自体は別に不利ではなかったし、少し時計の掛かる馬場も悪くはなかった。いずれにしても秋はG1路線で期待できそう。
==福永騎手==
良いポジションで競馬をしようと思って、スタートだけ気をつけて乗った。道中は良い感じでしたし、直線も内でスムーズに抜けて来れた。内は荒れているなと思ったが、かと言って外もそんなに伸びる馬場ではなかったですからね。こういう馬場はやってみないとわからないなとも思っていたが、苦にしていなかった。前走でG1クラスの馬と良い競馬をしていましたし、この馬でも乗った印象ではトップクラス力があると感じている。秋にはG1で期待できる馬だと思いますし、正直今日は落とせないレースだった。よく頑張ってくれましたね。
ダークシャドウと不本意な競馬を強いられた3着のセイクリッドバレーに関しては、時計が遅いからと言って評価を下げる必要はない。
2着:エーブチェアマン 
大外から伸びたが、この日の東京芝では外からの差しは難しかったが、この馬前が詰まったりするロスが無かったとは言えよく伸びた。充実していると言えるが、今回の時計後ほどタイム分析で触れるが、かなり遅いという事は認識しておきたい。
3着:セイクリッドバレー 
外に出したかったが、出せず4コーナーでは結局最後方まで下げられて直線で何とか馬群を割ろうと試みていたが、それが叶わず。強引に馬の首が曲がる様にしながら、大外に出しながらその後にようやく素晴らしい伸び。レースレベルや時計は別として、よく3着まで届いたというロスの大きい競馬だった。
ダークシャドウと不本意な競馬を強いられた3着のセイクリッドバレーに関しては、時計が遅いからと言って評価を下げる必要はない。
7着:アニメイトバイオ 
3番人気で7着。直線で前に入られたり、挟まれたりというレースだった。牝馬限定戦では馬群の中へあえて突っ込む事で闘志を引き出していて、成功していたが牡馬相手だとちょっと勝手が違う様。

  馬券Summary
距離実績≠距離適性
後ほど
解説者:
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