2011年2回京都4日目

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2011/01/05 (水)
中山 京都
  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日共にマイナス0秒1だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催後半はプラスの馬場差だったが、この開催に入ってBコースに変わり、やや時計は出やすくなっている。
使い込まれても時計が掛かることはなく、先週は再びマイナスゾーンに入った。また、先週も外を通った馬の伸びは目立ったが、差し馬が有利だったという事はなかった。先行馬にしても4コーナーで内を空けて直線に入っていくという形もあった。結果的に日曜の7R以降は全て逃げ馬が連対している。
先週の馬場差1800m対象の数値は土日共にプラス0秒7だった。まずここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てプラスの馬場差。前開催6日目はかなり時計が掛かっていた。先週は先々週に比べると水準に近づいたが、時計が掛かることに変わりはない。


  タイム分析
 2011/02/06 (日)  芝=-0.1  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 ダズリングワールド 牝3 未勝利・牝 1:35.4 -0.1 --- ±0 --- C C 7.94
7R T1600 マックスドリーム 牡4 500万下 1:35.1 +0.6 --- ±0 --- C B 4.40
9R T1400 クロワラモー 牝4 宇治川H1000 1:21.5 +0.2 --- ±0 --- C C 6.87
11R T1800 トーセンラー 牡3 きさらぎ(G3) 1:47.6 +0.2 --- ±0 --- C C 7.08
 2011/02/06 (日)  ダ=+0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 マッキンリー 牡3 未勝利 1:13.7 +0.7 --- +0.2 --- C D 9.13
2R D1800 ピエナオリオン 牡3 未勝利 1:55.5 +1.2 --- +0.5 --- D D 7.63
3R D1200 ヒカリノーブル 牝3 新馬・牝 1:15.2 +2.0 --- +1.5 --- E D 10.21
6R D1800 グレープブランデー 牡3 500万下 1:53.4 ±0 --- -0.7 --- B D 6.13
8R D1400 メイショウデイム 牝4 1000万下・牝 1:24.8 +1.0 --- +0.5 --- D D 6.77
10R D1200 トーホウチェイサー 牡4 橿原SH1600 1:11.7 +1.0 --- +0.5 --- D C 7.69
12R D1800 キラウエア 牡4 1000万下 1:54.1 +2.3 --- +0.7 --- D D 8.90

京都3R 3歳新馬・牝 タイムE
基準より1秒5遅い勝ちタイムだった。
京都6R 3歳500万下 タイムB
基準より0秒7速い勝ちタイムだった。中団を追走していたベストリガーズが早めにスパートして先団に並んで行った。それを見て好位に居たグレープブランデーもスパートして行く。そして直線ではグレープブランデーが抜け出して差を広げて行って1着。離されたベストリガーズも後続には大きく差をつけての2着。上位人気2頭がオッズ通り力量上位を示した一戦だった。
1着:グレープブランデー 
プラス12キロなので成長分もあるんだと思うが、やや太く感じられた。勝負所で2着馬がスッと上がっていった時にしきりにジョッキーの手が動いてどうなるかと思われたが、直線は楽々と抜け出しての好タイム勝ち。着差が示すとおり、今回は2着馬以外のメンバーがかなり弱かったですから、評価は微妙となるが少なくとも次走は叩いた上積みが見込める。
2着:ベストリガーズ 
3コーナーで上がって行った時には楽勝かと思えたほどだったが、結果的に手応えに騙された感じの早仕掛けになってしまった。ただ、未勝利を勝った時に残り100mで6馬身も千切った能力の片鱗は見せてくれた。結果だけを見ると勝ち馬に離されて3着以下は弱かったという事になるが、過小評価は禁物。次走も勝ち負けと期待している。
京都7R 4歳上500万下 注目
メンバーランクはBでなかなか質の高い一戦になるのではと期待していたが、実際はレースの前半800mが49秒0に対して、後半が46秒1とスローペースで単調な競馬だった。ちなみに補正が入ってタイムランクはCとなった。
光ったのは勝ったマックスドリームの鞍上、デムーロ騎手の判断ではないだろうか。スローと見るや向正面で押し上げて2番手を進み、直線で逃げるコスモサイキックを交わした。結果4コーナーで3番手までに居た3頭が上位を占めた訳ですから、このレースのポイントはデムーロ騎手が早く動いたことに尽きる。言い換えれば、後続は追い上げたものの、スローペースに泣いた。
4着:サクラエクスプロー 
スローペースに泣いた。中団・後方から同タイムで入線している。
5着:ランリョウオー 番組注目馬
スローペースに泣いた。中団・後方から同タイムで入線している。8ヶ月ぶりの実践でスタートも良くなく、位置取りが後ろと厳しい状況になっていた。それでもこの馬だけが上がり600m34秒を切っている。前走を思い起こせば、もうちょっと前で競馬もできるはず。次走は前進あるのみ。注目馬。
6着:ヤマカツゴールド 
スローペースに泣いた。中団・後方から同タイムで入線している。
京都11R きさらぎ賞 
リキサンマックスが大逃げを打って直線に入っても先頭をキープ。縦長でも実は逃げ馬でさえスロー。3番手の1000m通過およそ62秒だった。京都外回り独特の大味な競馬。後続の有力馬は早めのスパートで対応を試みたが、届いたのはトーセンラーだけ。体を目一杯に使ってリキサンマックスの夢を打ち砕いた。
1着:トーセンラー 
今年もM.デムーロ。一番のインパクトはそこだろう。実際京都の外回りはデータで取っても得意中の得意。半姉のブルーミングアレーより二回りほど体が小さいトーセンラーだが、ディープインパクト産駒ですし馬体重の増減が大きくても結果を出せる辺りは姉に似ている。イメージは中距離馬だが、コースは広い方が良いということ。つまり今回が理想的な舞台で、ここから他に遠征してそこがチャレンジという感じだが、世代内の比較で言えば確実に先頭集団に居る。引き続き有力視。
==M.デムーロ騎手==
向正面で外を回るため、一旦下げた。4コーナーの手応えは十分だったが、それにしてはラストはかなり切れた。稽古に乗ったときの感触が良く、去年このレースを勝たせてもらったネオヴァンドームよりも良いくらいですねと先生に言っていた。クラシックでも頑張ってほしい。
2着:リキサンマックス 
リキサンマックスはチークピーシーズからブリンカーに変えた効果も大きいのだろうが、馬体の良さも含めて基礎的な能力は高い。全兄のローレルゲレイロの様なイメージで忘れた頃にやられるという覚悟も必要だと思う。
3着:オルフェーヴル 
勝ち馬を凌ぐ上がりをマークしたが、こういう負け方は血の宿命と言えるかもしれない。前走で覚醒した事は明白ですから、今後もレベル云々と言うよりは人気や展開を踏まえた上げ下げで扱いたい。
4着:ウインバリアシオン 
伸び負けて着順を落とした形。小倉デビュー組かつ野路菊Sの1・2着馬だった。当時はかなりの期待を持っていたが、現状では体力不足、完成度の差を露呈した印象だった。
5着:メイショウナルト 
伸び負けて着順を落とした形。小倉デビュー組かつ野路菊Sの1・2着馬だった。当時はかなりの期待を持っていたが、現状では体力不足、完成度の差を露呈した印象だった。
6着:コティリオン 
かなり乗り難しい馬だった。

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