2011年1回小倉5日目

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  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜日がマイナス0秒4、日曜日がマイナス0秒3だった。まずはここまでの芝の馬場差を振り返っておくと、今開催に入ってからはマイナス0秒6からマイナス0秒2の間での推移で、大きな動きはない。特にここ2週はマイナス0秒4からマイナス0秒2の間での推移となっている。
Bコース3週目となったが、前回の放送でも触れたとおり使用頻度に伴う傷みの進行が急速ではない様。ただし、2週目に比べると単純な逃げ粘りは減って来ている。引き続き傾向の変化に素早く対応できる様準備はしておきたい。
先週の馬場差1700m対象の数値は土日共にプラス1秒1だった。こちらもまずはここまでの馬場差を振り返っておくと、今開催に入ってからは全てプラスの馬場差で、しかもプラス0秒9以上掛かっている。中でも4日目は強風の影響もあり、かなり時計の掛かるコンディションだった。
この開催の2日目と同じ馬場差となり、この辺が基準値かなという気がするが、相変わらず乾燥した状態が続いている。こちらも芝と同様、純粋な逃げ粘りが減っているが、考えてみれば2週目は強い風の影響があって、もしかしてそれが差し馬を苦しめていたのかもしれない。


  タイム分析
 2011/02/05 (土)  芝=-0.4  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1800 サイドアタック 牡3 新馬 1:50.2 +1.4 --- +0.8 --- D C 8.75
8R T1200 ドリームピーチ 牝4 500万下・牝 1:08.7 +0.2 --- +0.4 --- D C 8.06
10R T2000 ヒットメーカー 牡4 小倉城特500 1:58.4 -1.5 --- -1.1 --- A C 8.86
11R T1800 サンライズベガ 牡7 小倉大賞H(G3) 1:45.3 +0.3 --- +0.7 --- D D 6.44
12R T1200 グレナディーン 牝4 紫川特別1000 1:08.2 +0.1 --- +0.3 --- D D 9.78
 2011/02/05 (土)  ダ=+1.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1700 ビーム 牡3 未勝利 1:49.2 +2.1 --- +0.4 --- D C 7.38
2R D1000 ビップセンノセン 牝3 未勝利 1:00.0 +0.6 --- ±0 --- C D 10.17
3R D1700 コマンドパワー 牡3 未勝利 1:49.8 +2.7 --- +1.6 --- E E 8.60
5R D2400 ニシノスローン 牡4 500万下 2:38.4 +4.2 --- +2.0 --- E E 10.00
6R D1000 ショウナンタイリン 牝5 500万下・牝 0:59.8 +1.3 --- +0.7 --- E D 8.90
7R D1700 クラレットジャグ セ6 500万下 1:46.9 +1.5 --- +0.4 --- D D 6.64
9R D1700 ラムタムタガー 牡5 500万下 1:48.4 +3.0 --- +1.2 --- E D 7.30

小倉3R 3歳未勝利 タイムE
基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。
小倉5R 4歳上500万下 タイムE
基準より2秒0遅い勝ちタイムだった。
小倉6R 4歳上500万下・牝 タイムE
基準よ0秒7遅い勝ちタイムだった。
小倉9R 4歳上500万下 タイムE
基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
小倉10R 小倉城特別 タイムA
基準より1秒1速い勝ちタイムだった。エーシンマイトップが今回は先手を取って飛ばして行った。直線入り口ティキマハロが並びかけ、その外にヒットメーカー・ヤマニンシャスールも上がって来た。そしてヒットメーカーが抜け出して1着。ティキマハロが2番手での入線。その後ヤマニンシャスールが内のエーシンマイトップに先着していた。
1着:ヒットメーカー 番組注目馬
2009年の9月に新潟の芝1800mで2歳レコードをマークした事もある素質馬。この時負かしたのが、後にステイヤーズSを勝つコスモヘレノス。その前のデビュー戦では2着だったが、当時の勝ち馬はリルダヴァル。ここに来て脚質転換が実を結んでおり、ちょっと出世街道が見えてきたかなという感じ。12秒2-11秒8-11秒8を豪快に突き抜けた今回の脚力は一応本物だろうと見ている。馬体重の増減が激しい点には目をつぶるが、ここは万全を期して再度直線平坦のコースに出走ならという条件付きで、番組注目馬に抜擢したい。注目馬。再度直線が平坦コースなら。
2着:ティキマハロ 
休み明けで勝ちに行く競馬だった。良い目標にされながらも自身はBランクに踏ん張った訳ですから、地力の証明だと思う。
小倉11R 小倉大賞典 
先行争いがポイントだったが、シゲルタックが先手を取っての競馬だった。11秒台がズラリと並ぶ淡々とした平均ペース。好位の内にリルダヴァル、外にサンライズベガという並びが直線の攻防で明暗を分けた。ライバルを一旦閉じこめて先に抜け出したサンライズベガが、技ありの優勢勝ちという感じ。差し馬勢で唯一気を吐いたのはバトルバニヤンだった。
1着:サンライズベガ 
パドックでの好気配が目についた。宿命と言うべきか、この馬が馬券に絡むときは常に大接戦。条件と言うか、流れがかみ合えばというタイプだと思う。結果論だがオールカマーの0秒1差4着が完全タイム差マイナスのBランクで、ここでは比較上の強みもあったという事。
==秋山騎手==この馬に乗るのは今日初めてだったが、いつも見ているのでさっき以前乗っていた北村友一騎手に癖をいろいろ聞いていたので、イメージ通りだった。一回ちょっと抜けてフワッとしたが、2・3着馬後ろから来たらもう一回頑張ってくれた。久しぶりに小倉で重賞を勝たせてもらってありがとうございます。また小倉へ来たときは応援してください。
2着:バトルバニヤン 
これは4着のスマートステージと同様に、向正面からインをスルスルと押し上げて来て、小回りの差しとしては教科書通りの捌きを見せての好走だった。ひとえにコース適性の高さだが、ちょっと運がない馬。
3着:リルダヴァル 
これは勝ちに等しいパフォーマンスとしか言えない。走る事はわかりきっているので、今後体調面の把握に努めたいところ。
4着:スマートステージ 
4コーナーでやや詰まり気味だったが、淡々とした小回りは本質的に不向き。復調の手応えはあった。
5着:サンライズマックス 
仕掛けを待たされて、かつ大外を回る形だった。内容は悪くないと思う。
7着:ナリタクリスタル 
2番人気で7着。スッと反応できないズブさがネック。前半の位置取りが結果を左右する。

  馬券Summary
C+の予感
後ほど
解説者:
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