2011年1回東京1日目

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  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒5だった。
野芝は休眠状態だが、洋芝の成育は順調とJRAホームページに記述されていた通り、見た目にも良好なコンディションでスタートした。昨年のこの開催の1週目が良馬場で土日ともマイナス0秒5だった。その後道悪競馬を挟みながらも、しかし最終週もマイナスの馬場差で終了していた。今年も同様のイメージで良いだろう。この開催は全てDコースが使用される。例によってだが、スローペースの競馬が多く、逃げ・先行馬で勝ちきれたのはしかし逆に1頭だけ。上がりの数字はかなり速くなりやすくて、瞬発力のマックスがどれぐらいかと問われるレースが目についた。
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がプラス1秒2、日曜がプラス1秒1だった。
昨年のこの開催で言わば良馬場の基準値として記憶していたのが、プラス0秒8ぐらい。含水率によって、良馬場でもコンディションの違いは小さくない訳だが、先週のダートはかなり乾燥して力の要るダートだったということが、馬場差からも推測できる。ただ、連対馬の傾向としては、好位より前めの位置からきっちり脚を使う事が求められ、日曜6Rレーザーバレットの様な直線一気での勝利というのはちょっと特例という感じもした。


  タイム分析
 2011/01/29 (土)  芝=-0.6  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 デウスウルト 牡3 未勝利 1:35.6 -0.4 --- -0.4 --- B B 5.25
6R T1400 サクラゴスペル 牡3 新馬 1:23.6 +0.1 --- +0.2 --- C C 9.56
8R T1800 アースステップ 牡4 500万下 1:47.9 +0.2 --- +0.1 --- C C 6.60
9R T1400 フォーエバーマーク 牝3 クロッカ 1:21.0 -1.2 --- -0.8 --- A D 7.82
11R T2000 カリバーン 牡4 白富士S 2:01.1 +2.4 --- +2.0 --- SL E 8.00
 2011/01/29 (土)  ダ=+1.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 ドナリサ 牝3 未勝利・牝 1:28.7 +2.4 --- +1.3 --- E D 7.56
2R D2100 グランマルシェ 牡3 未勝利 2:18.6 +4.4 --- +2.2 --- SL D 8.21
3R D1600 ベルモントメジャー 牡3 新馬 1:41.2 +1.3 --- +0.1 --- C E 8.14
7R D1400 スノードラゴン 牡3 500万下 1:26.7 +1.2 --- +0.1 --- C C 8.19
10R D1400 ブライトアイザック 牡5 春望SH1600 1:25.1 +1.6 --- +0.5 --- D C 7.40
12R D1600 ビギンマニューバー セ6 1000万下 1:38.7 +1.5 --- +0.3 --- D D 8.00

東京1R 3歳未勝利・牝 タイムE
基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。
東京2R 3歳未勝利 タイムSL
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
東京5R 3歳未勝利 タイムB
基準より0秒4速い勝ちタイムだった。序盤先頭に立ったリンゴットにダイワコルツが並んで、2頭がレースを引っ張って行った。そして直線ではリンゴットが単独先頭で粘っていたが、そこにデウスウルトが並んで交わしていく。抜け出すともう抑える余裕を見せての1着。リンゴットが2着、そのあとエーブライジンが内めから追い上げて3着だった。
1着:デウスウルト 
二の脚を効かせて好位を確保したが、外を回っての差しきり勝ちでしかも最後は抑える余裕を見せた。前走が内々で包まれて言わば勝ち損ねた競馬でしたから、ここが順当勝ちだった。駆けっぷりがとても柔らかくて、繁殖能力の高い母バプティスタが父親に合わせたバラエティな個たちというのをしている点からも、キングカメハメハ産駒のこの馬であれば距離の融通性などは高いはず。ちなみにデビュー戦でこの馬と接戦を演じて押さえ込んだ勝ち馬グルヴェイグという馬は、父ディープインパクト・母エアグルーヴ。その後の出走はないが、自動的に株を上げたことになり、次走が楽しみ。
東京6R 3歳新馬 注目
ラップの推移だけを見るとピンと来ないかもしれないが、計算では超のつくスローペースだった。これを4コーナー7番手からメンバー中唯一上がり600m推定33秒台で差しきったサクラゴスペルはここではちょっと、能力が違いすぎた。内を回って来たとは言え、まだ発展途上のフットワークながら、スルスルと抜け出して来た。
1着:サクラゴスペル 
スタートしてそれから二の脚、この辺のちょっと鈍い反応を見ても1400mが距離不足であることは間違いなく、今後かなりの伸びしろを期待できる。最近プチブレイク感のあるがサクラプレジデント産駒。その産駒の距離適性というのは実際に1800mから2000mという事になっている。この馬だけはランク以上の評価をしておきたい。
東京9R クロッカスS タイムA
基準より0秒8速い勝ちタイムだった。フォーエバーマークが1枠から逃げて直線でも先頭をキープしている。その後マイネルロガールが上がってくるが、さらに外シャイニーホークが伸び2番手に。ただフォーエバーマークはリードを保って1着。3着争いはきわどく、大外を追い込んだマジカルポケットがマイネルロガールにハナ差先着だった。
1着:フォーエバーマーク 
東京芝1400mは2勝となった。その1勝目というのが昨年秋のからまつ賞。当時とほぼ馬場差は同じですから、実質的には大幅な時計短縮。2ハロン目からゴールまで11秒台のラップを並べた遅めの平均ペースという感じだった。開幕週の1400mにふさわしいかなというそこそこの時計勝負。つまりはただのヨーイドンではなくて、3歳オープンにおける平均ペースからきっちり逃げ込みを図ったという組み立ては、次につながるんじゃないかなと思う。桜花賞でも展開次第では上位が期待できる。
2着:シャイニーホーク 
GI2着が2回、マイル重賞3勝のダイタクリーヴァの全弟。一瞬の加速力はすばらしいモノがあるが、最後はやや甘くなった印象もある。まだ能力だけで走っているという感じで、ちょっと取りこぼしが多いタイプの気はするが、将来性では勝ち馬に何ら見劣らない。
3着:マジカルポケット 
テンションが高めでスタートに課題を残す。もう少し速い流れでゴール前がもつれる様なレースであれば、パフォーマンスは上げられれるんではないだろうか。
東京10R 春望S 注目
番組注目馬、ブライトアイザックが勝った。
1着:ブライトアイザック 
コーナー毎にポジションを上げて、期待に違わぬ正攻法ので押し切り勝ちとなった。この馬に関しては着々と自力をアップしているという印象。
4着:サクセスオネスティ 番組注目馬
次走へ向けては4着、サクセスオネスティを取り上げる。おおよそ2ヶ月ぶりだったが、ベストの東京ダート1400mに照準を合わせて来た。しかし、ごらんの通り直線ではまともな進路が見つからず、不完全燃焼、150mくらいしか追えなかった。前走の1000万勝ちがかなりのハイペースを2番手追走と価値のある内容だったという事、その時負かしたデイトユアドリームがその後1600万に昇級して、ロスがありながらの3着と走って目処を立てているという、これらの比較から考えても次走はスムーズな勝ち負け必至だと思う。注目馬。
東京11R 白富士S タイムSL
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

  馬券Summary
ネオユニヴァース産駒が連勝
後ほど
解説者:
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