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馬場差一覧

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逃

先

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追

マ

東京2R 2歳未勝利 タイムＡ

このレースの勝ちタイムは当開催2歳未勝利クラスの基準タイムより2秒5速く、1600m対象の馬場差がマイナス1秒8だったことを踏まえると、 -2.5-(-1.8)＝-0.7 で、さらにペース補正が0秒2入っており、 -0.7-0.2＝-0.9 となり、基準より0秒9速い勝ちタイムでした。

1着：ダノンミッション

ダノンミッションが単勝1.8倍の支持に応えて勝ちました。ダノンミッションの完勝でしたね。まぁまだ幼さを残す中でのパフォーマンスですから、ポテンシャルはありますよね。父はロードカナロアです。ペースこそ違うんですが、前日のG3アルテミスステークスより0秒7も速かったです。

2着：カーラデマドレ

2着のカーラデマドレの上り600mは勝ち馬と同じ最速タイですが、直線で内へもたれた分ですね、突き放されてしまいました。それでも優にBランク相当のタイムです。

3着：オンザムーブ

オンザムーブは逃げて3着でした。この馬のペースが、全体のタイムを引き上げた訳ですが、速い上がりでまとめられませんので、現状は逃げ戦法がベストだと思います。

東京3R 2歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒6速い勝ちタイムでした。

1着：チューラワンサ

チューラワンサが早めに押し上げて抜け出しました。逃げ馬誘導とペースが、丁度良かったとは言え、同日6Rの3歳以上1勝クラスより0秒4速いタイムですからね、これは勝ち方を含めて申し分ありませんでした。父はレイデオロです。前向きさとですね、お母さんのディーパワンサの短距離適性が前面に出てこなければね、1600mまでは大丈夫だと思います。

2着：ダンケルド

2着のダンケルドは1600mの前走で引っかかったので、今回距離を短縮してきましたけれども、平均ペースで逃げた事で、能力差を着差に如実に反映させたと思います。次走はですね1200mでも良いかもしれませんよ。

東京7R 3歳以上1勝クラス タイムＢ

基準より0秒6速い勝ちタイムでした。

1着：アオイミモザ 勝ち馬注目

アオイミモザが連勝しました。休み明けで体重が24キロ増えていたんですけれども、全く太め感はありませんで、好位から上がり600m最速の脚を駆使して、ゴール間際で2着馬に競り勝ちました。同じ舞台なら昇級しても通用すると思います。

2着：ソレルビュレット

2着ソレルビュレットは緩さが残ってまだ未完成なんですけれども、ポテンシャルはかなり高いです。ちょっと先頭に立ってね、ソラを使った節もありましたし、3着に2馬身半差をつけていますから、次走も東京なら上位候補になります。

3着：ダノンザボルケーノ

3着のダノンザボルケーノは放牧を挟んで馬体が成長しました。3着でも完全タイム差はマイナスで、Cランク相当です。相手次第ではこのクラスはすぐに勝てると思います。

東京8R 本栖湖特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

東京11R 天皇賞・秋 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはBでした。このレースはペース補正がね、0秒6も入ったという事で、かなり緩やかな流れになってます。この映像ではちょっとわかりづらいんですけれども、2コーナーでですね一応キングズパレスとリバティアイランドとレーベンスティールがちょっと外に寄られるという不利を受けてます。もう、これは完璧にホウオウビスケッツのマイペースという感じで、前半の1000m通過が59秒9でした。こうなりますと、Bコース特有のやはりトラックバイアスが出現してますから、基本的に先行馬とイン有利という競馬になります。ですから、ドウデュースを除いてね競馬を考えてみると、結局逃げたホウオウビスケッツを好位で流れに乗ったタスティエーラがゴール前で差すという競馬で、上手く内を上手く内枠で立ち回ったベラジオオペラとマテンロウスカイが上位に入線して、ジャスティンパレスが脚を余したというね、そういう競馬なんですよね。

1着：ドウデュース

ですから、ドウデュースだけがちょっと驚愕の上がりと言いますか、信じられない競馬をしたという事になります。あの流れで、あの位置からあの脚ですもんね。まぁ折り合いに専念するしかないんで、あの乗り方しかない事はないんですけれども、でもかなり状態が良かったんで、自信を持って乗ったという風に私は思いますね。いや、それにしても強かったですね。いや、もう強かったです。このペースで1馬身1/4はちょっと考えられないですね。

2着：タスティエーラ

2着にはタスティエーラが入りました。ダービー馬復活と見て良いんでしょうか？そうですね、思った以上に仕上がりが良かったみたいです。そしてやっぱり内枠で、スタートも良かったですし、絶好のポジションで流れに乗れたと思います。ただ、やっぱりラストの400mのところから11秒1-11秒1という速いラップが刻まれてるんですけれども、やっぱそういった所でちょっとジリっぽいと言うか、反応の鈍さが出てますよね。これがやっぱりまだ完調には一息だった分のせいなのか、これがこの馬の本質なのかっていう所は難しいところありますが、このレース、先ほど言いましたけどドウデュースを除けば、タスティエーラが所謂勝つべきポジションに収まっていた馬だったという事です。結果としては、ダービー馬のワンツーという事になりましたね。そうですね、それでこの配当ですからね。ちょっと穴があったら入りたいぐらい、ちょっと難しかったなって気はしますけど。

3着：ホウオウビスケッツ

その後は、人気あまりなかったですねホウオウビスケッツ逃げて3着でした。これはやはり逃げ残りが叶うペース。人気もありませんでしたし、こういったパターンはあります。ただ、東京のいくらスローとは言え、ラスト600mから11秒1-11秒1というね速いラップを刻んでますから、この馬にとって、ここのラップを速めた事が1つ、勝負乗りと言うか、勝負所だったと思います。逃げ馬がこのラップを刻みますと、ちょっとね最後苦しくなってしまうんで、やはりこの馬は相当地力をつけてるなという風に思いましたね。まだ4歳ですし、将来が非常に楽しみな馬です。

4着：ジャスティンパレス

その後4着はジャスティンパレス、馬群を縫うようにして最後追い込んで来ました。脚を余したと言うか、そう難しい判断ですが、外を回していれば良かったのかなとか、内に入った方が良いのかなとか思いますけれども、やっぱりペースを考えますと、一か八かで内を突いて正解だと思います。上手く最後伸びて来ましたけれども、脚は余しましたね。ゴール過ぎて1コーナー回って行く時、やっぱりドウデュースが一番先頭を走ってるんですけれども、それに迫って行くぐらいの勢いだったのが、ジャスティンパレスですから、もう競馬の見た目では、次走の狙い馬はコレって事になります。

8着：レーベンスティール

さぁそれから3番人気、人気の1頭でしたがレーベンスティールは8着でした。外枠でちょっとスタートが遅くて、先ほど言いましたように2コーナーで外に寄られて、もうずっと外を回らされて流れに乗り切れませんでした。ところがですね、同じ勝負服のタスティエーラみたいに内枠を引いていてね、普通にスタートが出れれば、タスティエーラと同じ競馬ができたはずなんですよ。ですからね、これはいろんな道中の流れに乗れなかったり、いろいろありますけれども、そういったちょっと不運な部分があったと思います。今回はかなりしっかりですね、意欲的な調教を積んで仕上げてきた割には、パドック・返し馬と非常に良い雰囲気でレースに臨めましたからね。決して力負けではありませんし、あの位置から来れるのは、ドウデュースだけです。仕方ありません。

13着：リバティアイランド

そして1番人気のリバティアイランドは13着でした。体は20キロ増えてましたけれども、一回り成長したなという印象でした。それから返し馬も悪くなかったです。そして、確かに序盤2コーナーでちょっと外に寄られて、若干の力みがありましたけれども、4コーナーあの手応えで回って来て、1回抜け出して、もう突き抜けそうな感じで止まってしまったというのは、非常にわからないです。何かあったとしか言いようがないような負け方で、敗因を特定するのはすごく難しいんですけれども、いろいろ私考えた結果、ちょっとコントレイルの4歳時とダブリました。と言うのは、コントレイルというのは、3冠馬にて菊花賞を勝った後、ジャパンカップを使って、アーモンドアイの2着入ったんですけれども、あの時ちょっと返し馬で硬さがあって、あまり良い状態じゃなかったと思うんです。結局、4歳は大阪杯で3着。春はその一戦だけで、その後が秋の天皇賞。まぁその時はエフフォーリアにあっさり負けてしまって、本来のねコントレイルのパフォーマンスが出てなかったと思うんです。ですから、リバティアイランドも3冠制覇の後に、ジャパンカップでイクイノックスの2着したという事で、我々が思ってる以上に、今季はパフォーマンスが上がって来ないのかなという気がするんですよね。なかなか馬はやっぱり我々が思うようにね、体調整えて仕上がって来ないのかなという風に思いました。推測に過ぎませんが、どうでしょう。

14着：ダノンベルーガ

ダノンベルーガなんですが道中良い位置で、良い感じだったように見えたんですけれども14着でした。ちょっと負けすぎですね。ただ、やっぱりこういう究極の瞬発力勝負みたいなレースは本質的に合わないという感じがしますし、ちょっと仕上がり切らなかったのかなという印象もありますんで、これを1回使ってどれだけ状態が上がって来るかという事になると思いますね。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)