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マ

東京1R 2歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。

東京4R 2歳未勝利 注目

1着のウィクトルウェルスについて。

1着：ウィクトルウェルス

スッと先行して勝負所の手応えも良かったですね。最後の直線に向くと馬なりのまま抜け出して危なげなく押し切りました。勝ちっぷりに余裕がありましたし、最後まで大きくラップが落ちていていない点も評価できますね。お母さんのウィクトーリアはフローラステークスの勝ち馬で、血統的な魅力があることに加えて、新馬戦でこの馬が2着した際の勝ち馬(レッドキングリー)が、その後東京スポーツ杯2歳ステークスで3着している点を考えても、それは価値を上げる材料にはなりますよね。初戦よりも反応が良くなっていましたし、今回の内容なら昇級しても楽しみですね。

東京6R 2歳新馬 注目

1着のジュタを取り上げたいと思います。

1着：ジュタ

好位のインにつけてスペースができると、危なげなく抜け出してきましたね。調教段階から格上に先着するなど、動きは目立っていた馬で、あとはね当日のテンションがどうかというのは、少し危惧されてたんですが、パドックでは落ち着いて周回できていましたね。大型馬なんですが、重苦しさがなくてレースセンスも良いですし、今回の勝ち時計自体は水準レベルなんですが、まだ体つきが緩かったですからね。次走に向けての伸びしろは十分にあると思います。将来性も含め、楽しみな素材ですね。

東京7R 3歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

東京9R オリエンタル賞 注目

1着のアドマイヤマツリについて。

1着：アドマイヤマツリ 勝ち馬注目

道中は2・3番手でリズムよくレースを進めて、最後の直線に向いて残り400m辺りで鞍上がゴーサインを出すと、長く良い脚を使って抜け出してきました。ペースが遅くて、ペース補正が入ってたとは言え、レースのラスト400mは11秒1-11秒3ということで高速でしたね。これで未勝利・1勝クラス・2勝クラスと3連勝になりました。この馬ね、連勝中目立って速い時計を出してはいないんですが、相手なりに走るイメージですからね。ポテンシャルそのものは高いと思います。そして勝ち星がね、全て東京の1800mから2000mなんですよね。次走も東京での出走なら上位争いになりますね。

東京10R アプローズ賞 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

東京11R アーモンドアイC タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。2頭に注目。

1着：タッチウッド

まずは勝ったタッチウッドですね。ゲートの出こそ早くなかったんですが、ジョッキーが促して最初のコーナーでハナに立って、その後は上手くスローペースに持ち込んで、まんまと逃げ切りました。今回はね、実はおよそ1年7ヶ月ぶりの実戦だったんですよね。体重はプラス16キロでも、あっさりと勝ち切るぐらいですから能力は高いですよね。脚元さえ無事なら、今後も期待できる馬ですね。

3着：ウインオーディン

そして内容が良かったのが3着のウインオーディンですね。後方からの競馬になったんですがよく追い上げたと思います。レースそのものがスローペースで、いわゆる行った行ったの競馬になったんですよね。その点を考えればよく差を詰めたと見るべきですし、次走は狙ってみたいですね。

東京12R ジャパンカップ タイムSL

タイムランクはSL・メンバーランクはBでした。さぁ、まず先手を主張して行ったのはシンエンペラーでしたね。戦前から逃げ馬不在でどの馬が行くかなというところで、シンエンペラーがね、ちょっと手綱をしごいて先頭を奪うような形になりましたね。そして、その外から各馬迫って行きますが、道中途中からドゥレッツァが動いて行ったんですね。そうですね、ペースは本当遅くて1000m通過62秒2で、最初の3ハロン目って13秒0というラップもあるんですよね。スローペースで、もう馬群が一塊で4コーナー回るという形になって、この辺りね、もう外から一気にドウデュースが伸びて来て、先頭を伺う勢いなんですよね。内でシンエンペラー・ドゥレッツァも粘って、あとチェルヴィニアもジワジワと脚使うんですが、一気にもうねドウデュースに交わされるような形になりましたよね。これドゥレッツァも結構しぶといですよね。そうですね、ここからしぶとくて、結果最後はね3頭が鼻面を合わせる形にはなったんですが、わずかクビ差ドウデュースが抜け出して1着という結果になりました。

1着：ドウデュース 勝ち馬注目

道中最後方、そのスローの流れを最後はしっかりと勝ち切りましたドウデュース。本当ペースが遅かったのでね、スローペースの中折り合いに苦労する面もあったんですが、何とか後方で脚を溜めて3・4コーナー中間から外を回って進出して、早々に先頭立つとそのまま盛り返してくる馬の追撃を振り切ったという形の競馬になりましたよね。普通ね、直也さんも実況で何レースも見られてると思うんですけど、3・4コーナーで東京で一気に脚使っちゃうと、最後脚が上がってしまうケースがほとんどなんですよね。この馬に限って言えば、最後まで勢いが鈍らないのが、やっぱりこの馬の最大のセールスポイントだと思うんですよね。天皇賞・秋よりか少し脚の使いどころが早かっただけであって、やってる競馬は結局一緒なんですよね。ですから、出来が良かった事に加えて、武豊騎手もこの馬のことを信じ切った乗り方をしてるので、人馬一体の素晴らしい勝利だったと思います。

2着：シンエンペラー

2着馬同着でした、まずシンエンペラーについて。先ほど振り返りにもあったようにゲートが開くと手綱をしごいて主張して前に行って、前半はハナに立って、その後2番手に下げる形になったんですが、終始自分のリズムを守り通したんですよね。それがこのラストの盛り返しに繋がったと思いますね。調教の動き見ててもね、凱旋門賞の時より明らかに出来が上向いてた事に加えて、この馬の特性である持久力を生かした、良い競馬だったと思いますし、この馬も力を出し切っての2着同着だと思いますね。 勝ったドウデュース、この後有馬記念がラストランという事ですね。そうですね、本当ね馬券的にどう取り扱って良いのか難しいですし、ただどんな走りをしてくれるのか。この上がり勝負というのになったらね、また何か同じような脚使ってくれそうな気もしますけどね。

2着：ドゥレッツァ

そしてもう一方の2着ドゥレッツァ。こちら前半好位につけて、その後向正面に差し掛かると無理に抑え込む事なく、スッとハナに立つ形になりましたよね。スローペースで逃げて最後はドウデュースの瞬発力勝負に屈した格好なんですが、シンエンペラーと同様、力は発揮してると思うんですよね。先週からね、今週にかけて一気にこの馬調教の動きが良くなってきた印象なんですよね。それがこの好走にも繋がったんだと思います。

4着：チェルヴィニア

そして2番人気のチェルヴィニアが4着でした。好位から中団で流れに乗って、勝負所もね、本当スムーズに前が開いて進路を確保できたんですよね。この馬の競馬は本当出来たと思うんですよね。ただまぁ勝ち馬には一瞬に交わされましたから、まず言うとオークス・秋華賞、この馬勝って来たんですけど、両方とも流れは比較的速かったんですよね。そこで勝って来て今回突然の超スローペースなので、上がり勝負にいきなり対応できなかったって感じですよね。まだキャリアの浅い3歳牝馬ですし、今後の成長に期待したいと思います。

5着：ジャスティンパレス

それからジャスティンパレス5着でした。ゲートの中でチャカチャカしてて、もうどうなるかと思ったんですが、たまたまタイミング合ってボンとゲート出たんですよね。抜群に良かったんですよ、この馬にしては。その後でも下げる形になって、道中頭上げて折り合いを欠く形になったんで、結果論なんですが出たなりの位置をキープできてればまた違う結果もあったのかなという気はするんですよね。とは言っても、元々スローの瞬発力勝負に強いタイプではないので、もう少し流れる競馬になって欲しかったなと思いますね。

7着：スターズオンアース

それから7着にスターズオンアースでしたね。外枠からスムーズに先行して、この馬の競馬はできたと思うんですよね。どの馬にも同じような事を言ってるんですが、この馬もやはり勝ち馬には切れ負けした感じですよね。とは言っても、着順的には7着なので、本来の力を考えればもう少し粘っても良かったんじゃないかなという気はしますね。

8着：オーギュストロダン

そしてオーギュストロダンは8着でしたね。勝負所でね、ちょうどドウデュースの内側にいて、一瞬でね、突き放されてしまったんですよね。ヨーロッパの馬なんで、そもそもスローの上がり勝負には慣れてると思うんですよね。ただ、日本はスローの瞬発力勝負になるので、そうなった時にちょっと分が悪かった感じですし。どうなんでしょう、このレベルの外国馬が来ても、この着順なのかというのは、少しね意識として今後持っておきたいと思いますね。

10着：シュトルーヴェ

そしてシュトルーヴェは10着です。直也さんもほぼ織り込み済みだったと思うんですけど、スタート悪かったんですよね。このメンバー相手に出遅れっていうのは当然痛いと言えば痛いですし、上がりもね実は33秒4で上がってるんですよ。脚は使ってない事はないんですけども、やっぱり他の方が伸びてたので、現状若干力の差をね、感じる内容だったのかなという気はしますね。

解説者：津田照之(競馬エイト)