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京都2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

京都3R 3歳未勝利 注目

勝ったイエデゴロゴロについて。

1着：イエデゴロゴロ

お父さんはレインボーラインで、これが産駒のJRA平地競走初勝利になりました。お母さんはイイコトバカリで、その父はエンパイアメーカーです。その母はですね2002年の新潟2歳ステークスを勝ったワナで、これねエンパイアメーカーの持つ血脈をうまく活用した配合になっているんですよね。そしてこのイエデゴロゴロの父レインボーラインとの関係で見ますと、一応サンデーサイレンス3×4のクロスがありましてね。一応、配合のセオリーは踏んでると思うんです。従って昇級してもね、どこかでダークホースになる可能性ありますね。

京都4R 3歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒7速い勝ちタイムでした。1000m通過57秒1のハイペースでしたけれども、土曜京都の馬場傾向と上位2頭の能力が上回っていた事から、4コーナーで1・2番手の馬のマッチレースになった訳です。

1着：スカイハイ

スカイハイが7戦目で勝ち上がりました。勝ったスカイハイの父はキタサンブラックです。タイムは速いんですけれども、まだスタートを含めてですね、荒削りの印象も受けましたね。

2着：ツーネサーン

2着のツーネサーンはですね、これまでの2着2回は控えていたんですが、前走からコントロールしづらい面が出てきて、前走も今回もハイペースでの先行になりました。ペースを考えますとね、中身の濃い2着と言えるんですけれども、今後に繋がる内容ではなく、課題も残した一戦でしょう。

2着：ツーネサーン 解説危険

タイムランクBのレースの2着ですから、これはかなり冒険です。しかもですね、デビューして4戦2着3回という事で、これはもう次走1番人気になるでしょう。ただですね、2戦目から力む面が出てきまして、3戦目と今回は右へもたれるですね面がありました。特に前走8着はですね、競走中終始内側に逃避しようとした事についての、平地調教注意の制裁があったぐらいなんです。当然、この点を踏まえてね、再調整してくるはずですけれどもね。人気とリスクというバランスを考えますとね、やはりこれは危険馬として扱った方が良いと思うんです。ただ、こういう馬はね距離を短縮して使って来た場合ね、これはアッサリ勝たれるという事はあると思います。それでも危険馬でしょうかね。

3着：プリズマジコ

そして3着のプリズマジコ。2着馬から4馬身差で自身のタイムランクはC相当になります。前走がね、大井の交流戦のダートでシンガリ負けでしたから、今回は14番人気でしたけれども芝向きをアピールしました。ただね、若干漁夫の利もあったのかなという気もしますね。

京都5R 2歳新馬 タイムＡ

基準より1秒0速い勝ちタイムでした。

1着：ダノンフェアレディ 勝ち馬注目

1番人気のダノンフェアレディが逃げ切りました。ダノンフェアレディは2023年セレクトセール1歳部門で税込8800万円の取引馬で、父はキズナです。序盤から2着ショウナンザナドゥとのマッチレースとなったんですが、全く危なげのない逃げ切り勝ちですね。TOPIXでも上がっていたようにですね、京都芝1600mの2歳新馬戦で1分33秒8は史上最速です。

2着：ショウナンザナドゥ 番組注目馬

2着ショウナンザナドゥは2022年セレクトセール当歳部門で税込2億350万円の高額取引馬で、こちらもキズナ産駒です。私はよく褒め言葉で、ポテンシャルは「ある」とは言うんですけれどもね。この馬、レース後に池添騎手が、「ポテンシャルの非常に高い馬」とコメントしていますからね、この馬は相当に走るんじゃないかなと思います。

3着：ジャスタパーティー

そして3着のジャスタパーティーも、これセレクトセール当歳部門の高額取引馬で、レースの形は良かったと思うんですけれども、何せ上位2頭が強すぎました。2着馬から7馬身差で、自身のタイムランクはC相当になりますけれども、4着馬を5馬身も離していますからね。次走も上位候補になると思います。

京都8R 聖護院特別

2着：ミエスペランサ 通信簿

1番人気2着でした。先細りする血統と、次がオークスの前哨戦になると見て危険馬としましたが、テンションを考えてここまで待機し、頭数も負担重量も有利な状況でした。体重増は成長分。2着がラッキーだったくらいです。

京都9R 3歳以上1勝クラス タイムＡ

基準より0秒8速い勝ちタイムでした。

1着：エスカル

エスカルが2番手から抜け出しました。エスカルは逃げ馬を目標にして抜け出す、優等生のレースで完勝です。これまで揉まれますとね、テンでダメという事もありましたから、今回は外枠がプラスに働いたとも言えます。つまり、昇級してもスピードは通用するんだけれども、揉まれるとどうかという不安がある訳です。

2着：パドマ

2着パドマは内枠で、少しですね控える形から直線で外へ持ち出してしっかりと伸びました。まぁまだキャリアが浅いのに、どんなレースでもできるというのが最大の長所でしょうか。3歳牝馬は負担重量のアドバンテージがありますからね、このクラスはすぐに勝ち上がれるはずです。

3着：メイショウタイゲイ

3着のメイショウタイゲイは2着馬より5キロ重い負担重量でしたけれどもね、交わせそうでいて、交わせなかったのがちょっともどかしくて、前走の2着もソラを使ったという事ですからね、この辺りは今回ですね、団野騎手がレース後に、「不真面目です」とこうコメントしている通り、そういったちょっと気の悪さというのはありますかね。

京都10R 若狭湾特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

京都11R 鳴尾記念 重賞

タイムランク・メンバーランクともにDでした。前半1000mは58秒7と、あんまり緩んでいなかったんですけれどもね、前後半のラップを比べますと、これ平均ペースに分類できるんですけれども、このレースはですね、0秒3のペース補正が入っていますし、土曜京都の馬場傾向というのを考慮しますとね、レースを見た感覚で言うとこれスローペースに近いという感じがしました。従って、好位で流れに乗った馬に有利で、中団以降の馬には上がり600mですね。33秒台後半の瞬発力が要求されたと、そういうレースだったと思います。

1着：ヨーホーレイク

勝ったのがヨーホーレイクでした。まず1コーナーまでの入りで、好位を確保できるようにですね、まずこの初動が勝因の一つですね。もう一つはね、長期休養明けの前2走は、道中で力みがあったんですけれども、今回は折り合いもスムーズで、つまりね、体調が整ったという事で、馬も自信を持って走れたという事だと思います。

2着：ボッケリーニ

2着はアタマ差、ボッケリーニ。この馬はソラを使う悪癖から、これまで再三ですね、接戦を落としてきましたけれども、今回チークピーシーズを着用してですね、しっかり脚を溜めて、終いに脚を使うという形でね、最後まで集中して走れたと思います。この馬が上がり600m最速の33秒7をマークした訳ですから、これは評価できる2着ではないでしょうか。

3着：エアサージュ

3着はエアサージュ。大外枠でしたね。内枠のバビットがハナを主張しましたから、好位からレースを進めて、早め早めのレースを心がけました。ワンペースの先行馬ですから、この戦法しかありません。力は出し切ったと思いますね。

4着：ヤマニンサンパ

それから4着ヤマニンサンパですね。ゴール前はね、上々の伸びを見せました。ただね、上位2頭を脅かすほどの脚ではなくて、やはり何て言うんすか、重賞レベルだとね、まだ何かが足りない。ハンディキャップホース的なイメージはありますね。

5着：ディープモンスター

ディープモンスターが5着でした。今回追い切り4本で、幾分急仕上げだったかもしれませんね。ですから、体調がね整っていなかったせいか、好位の内で結構力んで走っていましたね。一度使った事でね、次走は落ち着いて走れるはずです。

12着：ニホンピロキーフ

そして3番人気でしたかね、ニホンピロキーフは12着でしたね。この馬も力みましたね。外枠でね、前に馬が置けなかったという事もあるんですけれども、前走がハイペースのマイラーズカップでしたから、やっぱり距離延長の今回というのは、ちょっと力んでしまうというのは、ある程度予測できた事だと思います。敗因は明白ですから、これはもう着順は一切気にする必要はありません。

京都12R 3歳以上2勝クラス 注目

3着だったピカリエについて。

3着：ピカリエ

追い込み一辺倒でね、勝ち味の遅いタイプなんですが、個人的には好きな馬で、この馬ズブいタイプの追い込みでなくてね、いつも4コーナー馬なりで回って来る、そういう追い込み馬なんです。大体いつもね、4コーナー大外を回ってくるんですが、今回の鮫島克駿騎手のね、実に見事なショートカットと言いますかね、これには感心させられたんですけれども、あれだけ勝てなかった馬が昇級して3着・3着ですから、クラスが上がった方がレースがしやすいという事で、展開もハマりやすいという事なんでしょう。今ならね、1400mも使ってもね、やれるように思うんですけれどもね。どうでしょう。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)