グランアレグリア (Gran Alegria)

牝8 (2016/01/24生) 鹿毛

父:ディープインパクト (Halo系)
母:タピッツフライ
母父:Tapit
戦績:15戦9勝
馬主:サンデーレーシング
調教師:美浦 藤沢和雄
生産:ノーザンファーム
賞金:10億7381万円

日付 レース名 コメント
2021/11/21マイルチ(G1)1着グランアレグリアがマイルチャンピオンシップ連覇達成です。中2週で長距離輸送を挟むローテを危惧する向きもあったんですが、パドックから返し馬、そしてレース前の輪乗りまでホント落ち着きがあって、具合が良さそうでしたよね。そしてレースではスローペースの展開の中、後方から外を回って差し切り勝ちという事ですから、とにかくもう「強い」の一語ですね。マイルの距離ならもう最強である事を今回証明した形で引退となりました。最後にね本当に良いモノを見せてもらったなと思いますし、「ありがとう、お疲れ様」と言って送り出してあげたいなと思いましたね。騎乗したC.ルメール騎手はこの勝利でJRAのG1 40勝目ということです。
C.ルメール騎手 ありがとうございます!こんにちは!久しぶりです。
まぁ今日は2連覇でマイチャンピオンシップを勝つ事ができた。本当に嬉しいです。まぁとりあえずは、グランアレグリアのラストランでしたので、本当のグランアレグリアを見せたかった。まぁ今日は良い競走できた。最後グランアレグリアは、素晴らしい脚を見せてくれた。本当に嬉しいです。そしてまぁ藤沢先生にとって、多分G1のラストチャンスでしたので、やっぱり彼にG1をあげたかった。それを出来た、本当に嬉しいです。
今回は1600mで良いレースできた。後ろの方からそして直線では、素晴らしい瞬発力を使ってくれた。やっぱり1600mなスペシャリストでしたね。まぁマイルでは一番強かったです。
なお、勝ったグランアレグリアはJRAのマイルG1 5勝目です。これはグレード制が導入された84年以降で初めて事です。また、牝馬によるマイルチャンピオンシップ連覇は初ということです。
2021/10/31天皇賞秋(G1)3着そして2着が1番人気のコントレイル、3着が2番人気グランアレグリアでした。3着のグランアレグリアはスタートも早かったですし、2番手で折り合いもつきましたしね、この戦法は悪くなかったと思います。ただ、マイラーがですね2000mで正攻法のレースをすると、例えばダノンキングリーもそうでしたけれども、やはり最後は甘くなってしまいますね。結果論ですけれども、私はねエフフォーリアのレースをして欲しかったんですよね。
2021/06/06安田記念(G1)2着そしてダノンキングリーにアタマ差2着がグランアレグリア、惜しくも連覇はなりませんでした。直線の進路取りでですね、一瞬は窮地に陥ったんですけれどもね、その辺りはルメール騎手が道中は苦しそうな感じがあったとコメントしているように、初めての中2週の影響はあったかもしれません。ただ、駆使した上がり600m、推定タイムは最速の32秒9ですから、地力は見せてくれたと思います。
C.ルメール騎手 今日は手応えが前走と全然違いましたね。良いポジションを取れなかったですし、道中は苦しそうな感じがありました。直線の反応も普段より少し遅かったです。それでも最後は来ていますし、能力は高いですが。
2021/05/16ヴィクト(G1)1着グランアレグリアが格の違いを見せつけました。まぁグランアレグリアが強いという事は私でも知ってるぐらい皆さん知ってることなので、要は能力を発揮できるかどうかが毎回焦点なんですよね。間隔を空けて長距離輸送がないという時には凡走しないんでですけども、大阪杯でタフな競馬をした影響があるかもしれないと私はほんのちょっと思いましたけどもね、全くの杞憂でございました。ただ、どうも次走安田記念のようですね。だとすると、中2週になります。キャリアを重ねて来た事で、そこまで間隔を詰めても大丈夫になっているのかどうかが、焦点だと思います。騎乗したC.ルメール騎手、ヴィクトリアマイルはこれが連覇。3勝目という事になりました。
C.ルメール騎手 はい、こんにちは。やっぱり強かったですね。
彼女のスタートはそんなに早くないので、まぁミドルポジションになりました。大外の方に行けたので、まぁポジションとか馬のリズムとか、まぁ嬉しかったです。
素晴らしい手応えでしたね。直線の相手ではすぐ大外の出しました。安全に乗りました。自分からハミを取りましたし、自分からギアアップしてくれました。はい。
改めて彼女は自分の能力を見せてくれました。やっぱり今日は違うレベルでしたね。まぁG1 5勝目です。でもまた勝てると思いますね。
2021/04/04大阪杯(G1)4着そして4着がグランアレグリア、5着がサリオス上位人気の馬が続いています。4着グランアレグリア、外の好位です。コーナー4回にも対応したように見えたんですが、これまでと比べて脚が溜まりにくいのは事実です。昨年の高松宮記念から道悪もこなせると思うんですが、2000mの重馬場となると、さらにスタミナを要す事になります。まぁ良馬場で走らせたかったですね。
2020/11/22マイルチ(G1)1着グランアレグリアが勝ってG1・3連勝です。スプリンターズステークスがG1に昇格した1990年以降、同じ年の安田記念・スプリンターズステークスてそしてマイルチャンピオンシップを制したのは、このグランアレグリアが初めてです。今のグランアレグリア、もうマイルまでならどの馬とやっても、まぁ一番強いですよね。古馬になって精神的にも大人になりましたし距離や展開に左右されないのが凄いと思いますね。来年は2000mなんていう声もありますけど、順調ならあっさりこなしてしまうんじゃないかという気がしますね。鞍上のC.ルメール騎手はマイルチャンピオンシップ、今回17回目の挑戦で初勝利。
C.ルメール騎手 まぁ今回、凄く良いスタートしましたのでもうすぐ良いポジションを取りましたし、もうすぐ落ち着いたし、ずっとリラックスに冷静に走る事ができた。まぁ4コーナーまで丁度良いレースでした。
別のジョッキーが1番人気の馬をマークするから、良いタイミングで大外に行けなかった。だから我慢しなければなりませんでした。でもまぁ良かった。あのグランアレグリアがすごく良い瞬発力がありますので、ラスト150m大きなスペースですごく良い脚を使いました。インディチャンプを届ける事ができた。
まぁ彼女はめちゃくちゃ強い。それはよく知ってる。だから、直線ではちょっとだけ心配しましたけど、彼女の強さをよく知っているから、また勝つ自信を持ちました。まぁ最後は彼女の強さを見せてくれました。本当に素晴らしいの馬です。
2020/10/04スプリン(G1)1着グランアレグリアが勝ってG1・3勝目となった。安田記念からさらに体重が12キロ増えては馬体重は500キロ台に乗った。ある程度は太かったはず。陣営は追い切り後の土曜の朝にも坂路で時計を出していた。やる事はやったし、スプリント仕様の体になったとの見方も成立すると思う。ただ、今回は時計を要す馬場状態に加えて、外伸びの馬場。その中で超ハイペースのために上がりが極端に掛かって、その結果あと0秒1遅ければEランクという平凡な決着。これら全てがこの馬に味方したのも否定できない。仮に例年並みの芝で、1分7秒前半ぐらいの決着になっていたら、こうもアッサリ差し切っていない可能性もあったと。あえて、賞賛ばかりなので少し辛口で言っておく。グランアレグリアに騎乗したC.ルメール騎手、この勝利で現役5人目となるJRA重賞の100勝を達成。
C.ルメール騎手 スタートゆっくりだった。1200mのリズムを見つけなかっただから、もうすぐ後ろの方になりましたし、でもまあ心配しましたけど、パニックしていなかった。ゆっくり彼女が自分の脚を見つけたし、直線の相手では凄く良い脚で伸びてくれた。ペースが結構速かったので、前の馬がちょっと止まったけど、グランアレグリアはゴールまで凄い脚を使った。ファンの皆様、今日は応援してくれて本当にありがとうございます。G1シーズン始まった、最初のG1を勝つことが出来て、本当に嬉しいです。また次のG1で応援してください。G1のシーズン本当に楽しみです。よろしくお願いします。ありがとうございました。
なお、グランアレグリアの勝利によってディープインパクト産駒はJRAのスプリントG1初制覇となった。
2020/06/07安田記念(G1)1着グランアレグリアが昨年の桜花賞以来のG1制覇となった。グランアレグリアは中団で折り合い、早めに動いて坂下で抜け出して2馬身半差という快勝だった。この馬の能力が非常に高いという事は、実は新馬戦の時点で分かっていて、問題はその力を出せる状況なのかどうかということになる。これまでに負けたレースというのは、中9週での阪神、中3週での東京、そして中13週での中京。間隔を空けてなおかつ長距離輸送がなければ走るという傾向通り、中9週の東京で強さを見せた。こういう取捨の基準はレース間隔と長距離輸送の有無となる。
2020/03/29高松宮記(G1)2着3位入線のグランアレグリア、4位入線のダイアトニックがそれぞれ繰り上がって2着・3着だった。2着のグランアレグリア、1200mは初めてだったが、1600mからの距離短縮ではなくて、前走で1400mに出走して段階的に短縮して来た。ただ、その前走阪神カップを中団から差して勝った事で、今回流れに乗り損なってしまった。それでも外へ出してからは1頭だけすごい脚を使っている。あとコンマ何秒か速くなっていれば、差し切っていたのではないだろうか。次に1200mを使う時の良い経験になったはずで、順調に行けば秋のチャンピオン候補。
2019/12/21阪神カッ(G2)1着7カ月半ぶりの実戦だったグランアレグリアが勝った。阪神カップを3歳牝馬が制したのは初めて。ご覧の通りと言うか、グランアレグリアは文句なしに強かったが、では次走はどうなのかとなると、ちょっと無条件で飛びつく訳にはいかない気がする。というのも、過去の成績なんですが、中17週のサウジアラビアロイヤルカップを楽勝したが、その後中9週の朝日杯フューチュリティステークスは3着。その後年明け初戦、ぶっつけで臨んだ桜花賞を勝ったが、次は中3週のNHKマイルカップで5着。そして今回は7ヶ月以上の休み明けで圧勝。これまでも間隔を開けた時には強いが、間隔が詰まると人気以下の結果になっているので、間隔を詰めて使って来た時全面的に信頼するのはまだ危ないかなという気がする。
2019/05/05NHKマ(G1)5着5着グランアレグリアは、一旦内に進路を取りかけたが、スペースないと見て、外に出した結果ぶつかった。ぶつけた事自体は良くないが、ぶつかったことによって、この馬自身の伸びも鈍ったところもある。道中も行きたがっていましたから、それでいて4位入線で5着というのは、立派だと思う。今後も1にも2にも折り合いが鍵になってくる馬。
C.ルメール騎手スタートをうまく出られず、前半少し行きたがるようなところがありました。3・4コーナーで角で息は入ったのですが、直線で追い出してからは疲れてしまいました。もう少しリラックスして走れるようになってくれれば。
2019/04/07桜花賞(G1)1着グランアレグリアが勝ってG1初制覇。年明け初戦の馬が桜花賞を制したのは史上初。直行のローテーションがトレンドになりつつあるが、この馬などは気性を考慮すると、まさしく、おあつらえ向きだったと思う。まず、落ち着きがあって馬体が締まった事で、馬に軽さが出た。時計の優秀さについては、タイム分析でもう1回触れるつもりだが、平成の桜花賞では最強の勝ち方だった。そんな気がする。平成と言ったのは、昭和にテスコガビーという怪物がいた。この後は多分NHKマイルカップだと思うが、仮に安田記念に出走して来ても勝つ可能性があると思う。
グランアレグリアに騎乗したC.ルメール騎手は昨年アーモンドアイで、このレースを制覇し、連覇達成。
C.ルメール騎手2連覇で桜花賞を獲って、すごく嬉しいです。今日は平成の最後の桜花賞でした。クラシックレースはいつも特別な競走です。すごく嬉しいです。ありがとうございます。まぁスピードが沢山あると思う。まぁ2400mに行けるかどうか、まだわからないけど、まぁスピードを使うね。大変そう。難しそうと思う。でもまぁすごく良い馬です。またG1を絶対勝てる。

グランアレグリアは桜花賞が今年最初のレースで、前走から中111日での出走。そのレースを見事勝利で飾った。これは昨年のアーモンドアイの中89日を大幅に上回る、最長間隔となった。
2018/12/16フューチ(G1)3着1番人気のグランアレグリアだが、結局3着。このレース38年ぶりの牝馬による勝利というものにはならなかった。これグランアレグリアはデビュー以来最低のパフォーマンスだったと思う。アドマイヤマーズに一気に来られて怯んだなどの原因も考えられるが、ポリトラック調教の影響も否定はできないと思う。藤沢和雄厩舎はポリトラックコースへの調教を多様するようになった11月以降、重賞では1番人気で9着、1番人気で6着、3番人気4着、そして今回1番人気で3着。グランアレグリアは先週水曜の最終追い切りはウッドチップに戻したが、それまではポリトラックだった。
C.ルメール騎手2番手で息も入っていたが、直線で外から勝ち馬に来られた時に、彼女のバランスが悪くなってしまい、内ラチの方にモタれてしまった。重賞を勝ったけど、競馬もスムーズで楽だっただけに、今日はそのあたりの反応が違ったようで…。
2018/10/06サウジア(G3)1着グランアレグリアが単勝1.3倍の支持に応えた。グランアレグリアは6月の2歳新馬戦を1分33秒6、タイムランクAで楽勝した馬である事は記憶に新しい。当然ココも通過点という事だが、一夏を越してさらにパワーアップして、プラス18キロでの出走だった。出遅れと序盤で引っかかった2点を除けば、言う事は無い。桜花賞の有力候補という事になる。
2018/06/03新馬1着1着のグランアレグリアは、優等生と言うか才媛。スタート・折り合い全てにおいて完璧な走りだった。ペース補正が入っているが、文句なしのAランク。クラシック候補と言えるだろう。

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