• 新潟
• 中京
• 札幌

馬場差一覧

レース順表示

逃

先

好

中

追

マ

中京3R 3歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムでした。

1着：レディーヴァリュー 勝ち馬注目

休み明けのレディーヴァリューが逃げ切りました。いくら超高速馬場とは言え、中京芝2000mの3歳未勝利戦で1000m通過58秒8というのは速く、1000m通過後もペースが落ちていないので前に行った馬にはかなり厳しい流れでした。という事で、逃げ切ったレディーヴァリューは文句なしの高い評価ですね。かなり成長していると思います。この後昇級しても同じような強気な競馬ができるかどうかが鍵だと思います。

2着：アクイローネ

勝ち馬を除く、先行勢は失速しているのでかなり後ろにいた2着アクイローネ・3着マイネルコモドーアは、まぁ展開に恵まれたという事で高い評価しにくいです。

3着：マイネルコモドーア

勝ち馬を除く、先行勢は失速しているのでかなり後ろにいた2着アクイローネ・3着マイネルコモドーアは、まぁ展開に恵まれたという事で高い評価しにくいです。マイネルコモドーアは直線に坂のあるコースでも好走てきた事自体は、評価したいですね。

3着：マイネルコモドーア 解説危険

タイム分析では展開が向いたとは言え、直線に坂のあるコースをこなしたことは評価したいと述べましたけどもね、内を通って詰まったりもせず、差して来ていますし、展開も向いた上に、コース取りに関してもラッキーな面もありました。またですね、現実に坂のある中京で好走したとは言え、小倉で連続2着とゴールドシップ産駒らしく、平坦コースこそがベストなのも間違いないと思います。今回もですね、本格的に伸びたのは坂を登り来てからだったように見えました。当然、次走も中京の3歳未勝利戦のはずですが、普通のペースになれば間に合わないと思います。

5着：スターズウィーク

超ハイペースだったので前につけて直線入口で仕掛けて行きながら5着に粘ったスターズウィークは次走注意。

7着：ワンモアビスケット

内から伸びそうになっていたところで、前の馬に接触して躓いた7着のワンモアビスケット、超ハイペースを追いかけて12着のワイドモヒートもチェックはしておきたいんですが、残り3週になった3歳未勝利戦に出走できる可能性はあまりありません。

12着：ワイドモヒート

内から伸びそうになっていたところで、前の馬に接触して躓いた7着のワンモアビスケット、超ハイペースを追いかけて12着のワイドモヒートもチェックはしておきたいんですが、残り3週になった3歳未勝利戦に出走できる可能性はあまりありません。

中京5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったカムニャックについて。

1着：カムニャック 番組注目馬

実はスタートは早い方だったんですけどもね、あえて控え、万が一にも内で包まれたりしない所まで下げてから外を追走。ずーっといつでも動けるぐらいの手応えだったんですけども、3コーナー過ぎまで動かず。4コーナーで持ったままジワジワと前との差を詰めて、軽く仕掛けた程度であっという間に先頭。坂を登ったところで左手前に戻って、内にもたれそうになっていましたけども、余力十分の圧勝でした。何て言うか、格好良いんですよ走り方。バネの利いた走りで、なおかつそのストライドが大きくですね、かなりの性能の高さがうかがえます。低めに見積もって重賞級だと思います。

中京9R 鞍ケ池特別 タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムでした。

1着：ベラジオボンド 勝ち馬注目

1番人気のベラジオボンドが鮮やかな追い込みを決めました。600m34秒2、800m45秒2と中京芝1600mとしてはかなり速かったので、ベラジオボンドが最後方から追い込んだのはハイペースの恩恵と思いそうになるんですけどもね、違うと思います。2200mの後のハイペースの1600mだったためか、最後方で追い通しになっていながら、直線で内に刺さりながらも余裕の差し切りでした。1勝クラスでは力が違ったという勝ち方だと思います。今後もマイル路線を進むのかどうかわかりませんけども、ロードカナロア産駒なので、慣れさえすれば1600mがベストという可能性はかなりありますね。

2着：ダイシンビヨンド

2着のダイシンビヨンドも後ろからの差しでした。ハマった印象はありますが、1勝目は中京芝1600mでAランクのタイムでした。実は中京芝1600mでは最大で0秒4しか負けておらず、かなり合っているようですね。

3着：リアライズ

3着のリアライズは前とは離れた4番手で、外を回るロスもなかったんですが、どうやら1600mがベストのようです。次走も1600mなら注目ですね。

10着：アンジョルラス

その他では10着ですけどもね、アンジョルラスをチェックしておきたいです。序盤に口を割ってしまって前に行っており、これがハイペースになった原因の1つです。またですね、この馬不安定な成績できていながら、勝った時は3馬身差の圧勝だったんですよね。つまり能力は高いけども、安定して力を出せるタイプでは、今のところないですね。こういうタイプはシンガリ負けからの一変もありうるので注意が必要です。1勝目のタイムは、1勝クラスで通用レベルでしたから。

中京10R 三河S タイムＥ

基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。

中京11R 小倉記念 重賞

タイムランク・メンバーランクともにCでした。超高速馬場だったんですけどもね、そうは言っても前半に上り坂が続く中京芝2000mで、前半の1000m通過57秒6というのは、相当速いですね。ただし、テーオーシリウスは後ろを離して逃げていて、離れた2番手にいたコスタボニータの1000m通過は58秒台ですね。それでも遅くはないんですけども、コスタボニータ自身は平均的に速い流れには強い馬です。直線に入って追い出した時には既に楽な手応えではなかったんですけども、その後ゴールまで実に粘り強い走りで、すぐ後ろのヴェローナシチーは突き放したんですけども、勢い良く伸びて来たリフレーミングには差されました。この後にリフレーミングとヴェローナシチーの間を通って伸びたディープモンスターが3着に入りました。

1着：リフレーミング

1番人気に応えてリフレーミング1着、レコードタイムで快勝でした。後方待機策でコーナーでも内で脚を溜め、直線入口で勢いつけながら、斜めに最小限だけ外に出して、そこから一気に伸びました。12頭立てで縦長の隊列になったため、後ろの内側にいても馬群を捌くのに苦労しなかったのが、特に良かったですね。今回のような直線の長いコースのハイペースというのは、あまり出現しないので、重賞で安定して好走する事は期待しにくいかもしれませんが、今回のような力を発揮できる状況になれば強いという事は示しましたね。

2着：コスタボニータ

そのリフレーミングにクビ差2着がコスタボニータでした。まず牝馬で56キロとかなり重かったですね。直線の長いコースが向いているとも思えなかったんですけども、ハイペースの消耗戦になった事が良かったと言える好走です。という事はですよ、強気の競馬をすればもっと強い相手にも通用するかもしれません。

3着：ディープモンスター

そして3着ディープモンスター。速い上がりの競馬は得意ではないので、直線が短いコースでの好走がこれまで多い馬なんですけども、ハイペースになって切れはなくてもジリジリと伸びるという長所が生きる展開になりましたね。

4着：ヴェローナシチー

それから4着がヴェローナシチー。直線でコスタボニータに突き放され、後ろからも差されましたけども、実はまだ3勝クラスに出走できる馬です。良くも悪くも相手なりで、自己条件ならすぐに勝てるというタイプではないんですが、楽ではない展開で基本的な能力の高さを示したと思います。

5着：セントカメリア

そして5着セントカメリア。後ろからになって、しかも4コーナーで外を回りつつモタモタとしていたんですけども、最後は伸びて来ました。全体の時計が掛かる馬場や展開の方が、この馬これまで好走例が多いので、この馬場のハイペースで0秒3差なら悪くないと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)