2024年2回中山7日目

開催一覧
2024/06/16 (日)
東京 京都 函館
2024/06/15 (土)
東京 京都 函館
2024/06/09 (日)
東京 京都 函館
2024/06/08 (土)
東京 京都 函館
2024/06/02 (日)
東京 京都
2024/06/01 (土)
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2024/05/26 (日)
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2024/05/25 (土)
東京 京都
2024/05/19 (日)
東京 京都 新潟
2024/05/18 (土)
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2024/05/12 (日)
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2024/05/11 (土)
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2024/05/05 (日)
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2024/05/04 (土)
東京 京都 新潟
2024/04/28 (日)
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2024/04/27 (土)
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2024/04/21 (日)
東京 京都 福島
2024/04/20 (土)
東京 京都 福島
2024/04/14 (日)
中山 阪神 福島
2024/04/13 (土)
中山 阪神 福島
2024/04/07 (日)
中山 阪神 福島
2024/04/06 (土)
中山 阪神 福島
2024/03/31 (日)
中山 阪神
2024/03/30 (土)
中山 阪神
2024/03/24 (日)
中山 阪神 中京
2024/03/23 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/17 (日)
中山 阪神 中京
2024/03/16 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/10 (日)
中山 阪神 中京
2024/03/09 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/03 (日)
中山 阪神 小倉
2024/03/02 (土)
中山 阪神 小倉
2024/02/25 (日)
中山 阪神 小倉
2024/02/24 (土)
中山 阪神 小倉
2024/02/18 (日)
東京 京都 小倉
2024/02/17 (土)
東京 京都 小倉
2024/02/11 (日)
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2024/02/10 (土)
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2024/02/04 (日)
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2024/02/03 (土)
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2024/01/28 (日)
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2024/01/27 (土)
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2024/01/21 (日)
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2024/01/20 (土)
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2024/01/14 (日)
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2024/01/13 (土)
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2024/01/08 (月)
中山 京都
2024/01/07 (日)
中山 京都
2024/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス1秒1でした。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けた開催日が多く、時計の出方は安定しませんでした。4日目そして8日目となった先週日曜だけがマイナス1秒台でした。
 木曜以降は雨が降らず、土日とも良馬場。今開催では初めて全く雨の影響がない良馬場となり、1週前より速い時計が出るようになりました。またですね、日曜は直線が強い追い風だったので、追い風の部分を2回通る1800m以上はさらに速い時計が出るようになりました。日曜に芝1200mが組まれていれば、馬場差が2種類になるパターンで、1600mも1800mや2000mとは風の影響が異なるんですけども、1600mに関しては風の影響はペース補正で処理しています。4コーナーの内側は、もう見た目にもまだ傷んだままなんですけども、直線はね内側の状態が復活しているようで、内を通る馬の好走が多かったです。連続開催の中山は今週から開催が変わりますけども、今週までは引き続きAコース。そして来週からの3週はBコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス0秒7への変動、日曜がマイナス0秒5。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス0秒7への変動、日曜がプラス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、総じて雨の影響を受け、速い時計の出るコンディションの開催日が多くなりました。ただ、先週日曜の1200mだけはプラスの数値でした。
 木曜以降は雨が降りませんでしたが、土曜は3Rまでは「稍重」で、7R以降は「良」。気温が高かったので、乾くスピードが早く、馬場差は後半ほど時計が掛かる変動となりました。日曜は完全に乾いた良馬場でしたが、直線が強い追い風で、追い風の部分を2回通る1800mは土曜の後半とあまり変わらない馬場差。一方、向かい風の向正面を長く走る1200mは、馬場が乾いた事もあってかなり時計が掛かるようになりました。なお、日曜の2400mは向かい風の部分を2回通りますが、馬場差は1800m対象のモノを当てはめ、風の影響はペース補正で処理しました。


  タイム分析
 2024/03/16 (土)  芝=-0.7  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1800 タッチアンドムーブ 牡3 未勝利 1:49.6 +0.2 -0.3 +0.5 -0.6 D D 7.29
5R T2200 ベンサレム 牡3 未勝利 2:15.4 +0.1 -0.7 +0.2 -0.8 C C 4.93
6R T1600 ユキノロイヤル 牡3 1勝クラス 1:34.8 -0.1 --- +0.5 -0.6 D C 6.29
9R T2000 ヤマニンエンディマ 牡4 館山特別(2勝) 2:00.0 -0.6 --- +0.1 -0.7 C D 7.70
11R T1800 ミアネーロ 牝3 フラワー(G3) 1:48.0 +0.2 --- +0.8 -0.6 D D 6.63
 2024/03/16 (土)  ダ=-1.0 → -0.7 / 1200m=-1.1 → -0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 ホークレア 牝3 未勝利・牝 1:11.6 -1.0 --- +0.1 -1.1 C C 4.50
2R D1800 ミツカネジェミニ 牡3 未勝利 1:56.1 +0.8 --- +1.8 -1.0 E C 6.33
3R D1200 インビンシブルパパ 牡3 未勝利 1:10.5 -2.1 --- -1.1 -1.0 A D 6.60
7R D1800 ショウナンガロ 牡4 1勝クラス 1:54.2 +0.2 --- +1.0 -0.8 E D 7.69
10R D1800 ブレイクフォース 牡5 韓国馬事(3勝) 1:51.5 -0.9 --- -0.2 -0.7 C D 7.18
12R D1200 スクーバー 牡4 2勝クラス 1:10.8 -0.5 --- +0.2 -0.7 C C 10.82

中山1R 3歳未勝利・牝 注目
 13着だったガラクシアについて。
13着:ガラクシア 
 3コーナー手前で、ヴェラリーシャが外から前に入って来て、その影響でヨッコサンが落馬競走中止となり、ガラクシアもこの加害馬と被害馬の間に挟まり、大きな不利を受けました。挽回不能というほど下がってはいないんですけども、挟まった時に体がよじれるぐらい体制を崩しており、その後は無理をしなかったので着順が後ろになりました。今回が初めてのダートだったんですが、ダート適正があるのかよくわからない結末になりました。ただ、すんなり前に行けて、ダートに入ってからも不利を受けるまでは行きっぷりは良かったので、ダート適正はある方だと思われます。まぁとにかく今回の着順は全くの参考外ですから、初のダートで惨敗したからと言って軽視してはいけません。
中山2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。
中山3R 3歳未勝利 タイムA
 このレースの勝ちタイムは当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより2秒1速く、1200m対象の馬場差がマイナス1秒0だった事ことを踏まえても、 -2.1-(-1.0)=-1.1 で基準より1秒1速い勝ちタイムとなります。
1着:インビンシブルパパ 番組注目馬
 インビンシブルパパが9馬身差をつけて逃げ切りました。インビンシブルパパはスタートは普通だったんですが、その後の加速が素晴らしく、ほぼ馬任せのままで楽にハナを切り、目一杯に追う事なく、圧勝しました。完全タイム差マイナス1秒1は、同じだけ走れば1勝クラスも勝てるレベル。スタート直後の芝の部分での加速を見ると、1200mなら芝でも好走できそうです。
2着:ヴェサリウス 
 2着のヴェサリウスは好タイムではないんですが、1800mから1200mへの距離短縮でも前へ行く事ができて、4コーナーでは他馬との接触もありましたが、直線でしっかり伸びています。まぁ普通のレベルの未勝利戦なら好勝負になりますね。
3着:ヨリナエスポワール 
 2着から4馬身差の3着ヨリナエスポワールはEランクに相当するタイムで、次走での扱いは組み合わせ次第となりますが、スピードに乗るまでに時間が掛かるので、速いペースでそのまま時計勝負になると厳しいタイプだと思います。
中山4R 3歳未勝利 注目
 4着だったレッドライトニングについて。
4着:レッドライトニング 
 この時期の初出走馬らしく出遅れて後ろから。ペースは遅かったんですけども、早めに追い上げたりせず、3コーナーから動き出したんですが軽く気合いをつける程度で外を回りつつ、どんどん差を詰めて行きました。直線入り口では前を射程圏に入れる位置まで上がって、手応えも良かったんですけども、この後直線の坂でもたつきましたね。坂を登ってからは鋭く伸びていたので、現状坂が苦手なんだと思われます。スタートの出遅れも遅いというよりも、1歩目のトモの踏ん張りが効かない感じだったので、まだトモが甘くて坂で踏ん張りが効かないのだと思われます。こういうトモの甘さは、いずれ解消する可能性はありますけども、現状では直線が平坦あるいは直線の坂がゆるいコースが合うはずで、この後福島か新潟で注目したい馬です。
中山7R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
中山10R 韓国馬事会杯 注目
 3着だったダンテバローズについて。
2着:ホウオウバリスタ 解説危険
 これはもうちょっと狙い馬とセットという感じの挙げ方です。2勝クラスより上のクラスでは、この馬は2100m以上でしか好走していないんですけども、そういうタイプの馬が3勝クラスの1800mで2着と好走したんですけども、ハイペースになって差せる展開になり、なおかつこの長距離向きのスタミナを生かせたという事によりますね。次走もまた1800mで、ここまでの差し展開にならなければ不発と読みます。次走が2100m以上だと軽視はできないんですけども、ダート2100m以上の3勝クラスは4/27までないので、次走も1800m出走と読みました。
3着:ダンテバローズ 
 スタート直後から前に行こうとする馬が多かった結果、600m35秒6、800m48秒0と速くなり、レースの上がりは800m51秒1、600m38秒6でした。上がりが掛かって差し決着となったんですが、このペースを3番手で追走しての3着は、まぁ2着から4馬身差とは言え、価値があると思います。大外枠でスタート直後に少し外へ逃げるロスもありながら、無理せず3番手につけるスピードも見せています。普通のペースで先行できれば、3勝クラスの勝てそうですね。ブリンカー着用後は右回りでは1度も4着以下がないという安定感も強調できます。
3着:ダンテバローズ 解説推奨
 今回、0秒8差の3着に終わった主な要因は、ハイペースを追いかけた事。大外枠でスタート後に少しロスがありながら楽に前に行けたスピードに注目したいですし、ブリンカー着用後は右回りでは崩れていない点にも注目です。京都で連勝したように、直線が平坦なコースの方が良さそうではありますけども、直線が平坦なコースの右回りダート1800mの3勝クラスというのは。この後5/11までありません。ドンピシャのレースが良いタイミングで組まれている訳ではなく、次走は4/13の中山ダート1800m下総ステークスになりそうですが、まぁ次走も中山だったとしても狙えると判断しました。
8着:マイネルカーライル 通信簿
 4番人気8着でした。スタート直後からジョッキーが手綱をしごいていましたが、先行できませんでした。単純に序盤からペースが速かったという事もありますけどもね、スタート直後が上り坂だったという事も影響したのではないかと思います。平坦コースで見直したいですね。
中山11R フラワーC 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにDでした。スタート直後から押して前に行く馬が多かったんですが、1コーナーで行き切ったのはエルフストラックでした。1000m通過が1分ジャストと平均ペースなんですが、1コーナーからゴールまで12秒前後が続いて、息が入りにくいラップでした。直線に入る前からエルフストラック以外の先行馬の手応えが悪化して下がり始め、その後ろから追い上げて来た差し馬たちは、ここでのコース選択が重要になりました。内で脚を溜めていたミアネーロは、そのままスムーズに内へ。残り200mから追い出すと鋭く伸びて1着となりました。外を選択して外を回ったホーエリートは長く脚を使って伸びて来ましたけども、2着まででしたね。その後、外に行きかけてから内に切り替えて仕掛けが遅れてしまった1番人気のカンティアーモはその後伸びて、何とか3着に入りました。
1着:ミアネーロ 
 勝ったのは2番人気ミアネーロでした。内でジッとしていて、直線でも開いていた内でスムーズでした。追い出してからの伸びは素晴らしかったんですけども、この馬の姉たちがですね、揃いも揃って良い脚が長続きしないというタイプです。今回は一瞬の鋭さが生きるレース運びで長所を生かせましたけども、この馬も姉たちと同様に良い脚が長続きしない可能性があるのではないかという事は、入れておきたいと私は思います。
2着:ホーエリート 
 2着争いは接戦でしたが、ホーエリートが2着でした。スタート直後はジョッキー押してもう前に行く構えだったんですけども、1コーナー手前で引きました。そこで馬はその気になっていたので、1コーナー入口では頭を振っていましたが、その後は折り合って4コーナー出口から外に出し、長く良い脚を使いました。こういう緩急のないラップで良さが出たという印象ですかね。スローペースの瞬発力勝負だとどうかという気がします。
3着:カンティアーモ 
 その後クビ差3着が1番人気のカンティアーモでした。直線入り口で外へ行きかけたんですけども、スペースがなくて内に切り変え、追い出しが遅れてしまいました。新馬戦の内容からも、一瞬の切れ味と言うよりは、持続力というタイプと思われるので、仕掛けが遅れたのはこのタイプには痛かったですね。
6着:カニキュル 
 3番人気で6着のカニキュルなんですけども、ホーエリートよりもさらに外へ行って伸びてはいたんですけども、最後はちょっと脚が鈍りました。ピッチ走法で、こういう大味なレースが合うタイプではないと思われます。中山なら内で捌いて器用な立ち回りというのを見たかったと、私は思います。

解説者:大川浩史(日刊競馬)
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