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馬場コメント |
芝 |
雨の影響を受けた日が多く、夏の開催ながら高速馬場と言える日はなかった。言い換えると雨が降っても水準よりやや掛かるという程度でのレベルだったのは、それだけ水はけが良いという事なのだろう。そして先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜日がマイナス0秒5、日曜日は変動。直線1000mは土曜日がマイナス0秒4、日曜はプラス0秒1だった。 土曜は時計の出方としては3週目とほぼ同じだった。しかし日曜は雨の中の開催となり、後のレースの方が時計は掛かっていった。このように土日のコンディションに違いがあることはしっかり認識しておきたいが、先週の芝は内回りで行われた7鞍の内6鞍で中団、あるいは後方からの連対馬が出ていた。その一方で直線競馬を除く逃げ馬の連対4頭の内3頭は外回りで行われたレースだった。ただ、展開や能力に近隣するところが大きい様で、馬場コンディションは差し有利に傾き始めたと見ている。また、カウントしただけでは内・外のコース取りに偏りはないものの、雨の中のレースとなった日曜午後は外からの伸びが目立っていた。3鞍全て大外を回った馬が連対していた。特に11Rの関屋記念、6着まで2桁の馬番。それも12番から外の馬ばかりだった。枠で言えば6枠から8枠の馬が上位を占めた。 |
ダ |
雨の影響で脚抜きの良い日が多く、良馬場発表だった3週目を除けばマイナス1秒を超える馬場差だった。そして先週の馬場差1800m対象の数値は土曜日がマイナス1秒5、日曜日は変動だった。 変動の日曜日も速い時計の出やすい馬場だった。しかも後半になるほど一層時計は出やすくなった。中距離の数値で言えば、 4Rの時点ではマイナス1秒0でスタートして、 最終レースではマイナス2秒0 にまで段階的に速くなった。また日曜8Rを除く全7鞍で逃げ、あるいは先行馬が連対。脚抜きが良いと言うか引っかかりが良さそうと言うか、馬力よりは速い脚が求められるコンディションが続いた。日曜の午後は時間と共に水分を含み、定積にジワッと水がにじんて来る様な状態。急激にではなく、徐々に高速化して行った。連対馬のコース取りは約3/4が4コーナーで最内か内。セパレートコース的に言えば第1コースか第2コースを通った馬という事になる。外から差し切った馬は土曜2Rジャージデスマイルのみだが、このレースはメンバーランクがEだった。 |
⇒馬場差一覧 |
タイム分析
2009/08/08 (土) 芝=-0.5 / 直線=-0.4
R |
距離 |
状 |
勝ち馬 |
2着 |
性齢 |
条件 |
走破T |
T差 |
P補正 |
完T差 |
馬場差 |
補正 |
WL |
TL |
ML |
備 |
1R |
T1000 |
稍 |
モトヒメ |
|
牝2 |
未勝利 |
0:55.5 |
-0.9 |
--- |
-0.5 |
-0.4 |
105 |
|
B |
D |
|
5R |
T1200 |
良 |
トレモロ |
|
牡2 |
新馬 |
1:10.5 |
+0.2 |
--- |
+0.5 |
-0.3 |
95 |
|
D |
C |
|
6R |
T1600 |
良 |
ヒカルルーキー |
|
牡3 |
未勝利 |
1:33.8 |
-0.9 |
--- |
-0.5 |
-0.4 |
105 |
|
B |
B |
|
8R |
T1800 |
良 |
アグネスエナジー |
|
牡4 |
500万下 |
1:47.4 |
+0.9 |
--- |
+0.7 |
+0.2 |
93 |
|
D |
C |
|
9R |
T1400 |
良 |
プリンセスメモリー |
|
牝2 |
ダリア賞 |
1:23.2 |
+1.2 |
--- |
+1.6 |
-0.4 |
84 |
|
E |
D |
|
10R |
T2000 |
良 |
セイクリッドバレー |
|
牡3 |
信濃川特1000 |
1:58.3 |
-1.0 |
--- |
-0.5 |
-0.5 |
105 |
|
B |
B |
|
12R |
T1200 |
良 |
カレンナサクラ |
|
牝5 |
500万下 |
1:08.9 |
-0.1 |
--- |
+0.2 |
-0.3 |
98 |
|
C |
C |
|
2009/08/08 (土) ダ=-1.5
R |
距離 |
状 |
勝ち馬 |
2着 |
性齢 |
条件 |
走破T |
T差 |
P補正 |
完T差 |
馬場差 |
補正 |
WL |
TL |
ML |
備 |
2R |
D1200 |
不 |
ジャージデスマイル |
|
牝3 |
未勝利・牝 |
1:11.5 |
-1.1 |
--- |
-0.1 |
-1.0 |
101 |
|
C |
E |
|
3R |
D1800 |
不 |
アンハートキング |
|
牡3 |
未勝利 |
1:52.9 |
-1.2 |
--- |
+0.3 |
-1.5 |
97 |
|
C |
D |
|
7R |
D1800 |
重 |
ヤマノローラ |
|
牝3 |
500万下・牝 |
1:52.2 |
-0.6 |
--- |
+0.9 |
-1.5 |
91 |
|
E |
D |
|
11R |
D1800 |
重 |
シルククルセイダー |
|
牡6 |
関越SH |
1:50.2 |
-0.2 |
--- |
+0.6 |
-0.8 |
94 |
|
D |
E |
|
ポイント |
三浦皇成騎手の輝き |
先週の日曜は関屋記念が行われ、リーディング上位のジョッキーが集まった事でも大いに盛り上がりを見せたが、松岡騎手がホーム代表の維持を見せて2勝を上げた以外は勝利騎手はレース毎に異なる結果だった。となると一番美味しいところを持って行ったのは三浦皇成騎手という事で異論はなかろうと思う。スマイルジャックの勝ち方を見ていると、ふと思い出したのが昨年秋4回東京初日の古馬500万下を勝ったスノークラッシャー。偶然にも今回と同じ齊藤四方司オーナーの所有馬だったが、最高のルートからスパッと割って来てゴール前でもう一踏ん張りした内容がどこかオーバーラップさせる馬。その日の彼は前後の2鞍と合わせて3連勝。さらにメインレースも勝って1日4勝とバリバリに輝いていた。減量が取れてから試行錯誤を繰り返す時期もあった様に思うが、大きな節目となりそうな2度目の重賞勝ちと。三浦騎手の真骨頂はスタートセンスその以上に、最後に馬を伸ばすためのプロセス作りと言うかその想像力にあると、私個人は思っているので、より印象的な勝ち方だった。 |
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