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馬場コメント |
芝 |
1週目は水準レベルだったが、2週目は雨の影響で時計が掛かり、先週も同じように時計が掛かった。特に先週の日曜日はこの開催で最も時計の掛かるコンディションとなった。 火曜日から木曜日にかけて芝を刈った様だが、5日目は4日目と同じ馬場差。開催が進行して日曜日は土曜日よりさらに時計が掛かった。日曜日は9Rから雨となったが、馬場差は1日を通じて同一とした。今開催ずっと続いている事だが、外へ持ち出した差し馬は届かない。中団より後ろから差して勝っているのは、大半がイン差し。外から差しきって勝ったのは初日のレッドディザイアだけ。逃げ切り、または2番手から抜け出しての1着が多いのは前残りのケースが多かった事もあるが、前へ行けば内を通れるから。ただし、所謂高速馬場での前残りとは違う。 |
ダ |
4日目だけ時計が掛かったが、他の日はプラス0秒3から0秒5の間。先週は、土日とも今開催の標準的な馬場だった。 脚質傾向は逃げ切り有り、追い込みがち有りと多彩だが、ハイペースで上がりが掛かって差し馬が届いたというより、自らが速い上がり記録して差しきったというケースが多い。これは京都のダートではよく見られる現象。 |
⇒馬場差一覧 |
タイム分析
2009/01/17 (土) 芝=+0.9
R |
距離 |
状 |
勝ち馬 |
2着 |
性齢 |
条件 |
走破T |
T差 |
P補正 |
完T差 |
馬場差 |
補正 |
WL |
TL |
ML |
備 |
5R |
T2200 |
良 |
カルカソンヌ |
|
牡3 |
未勝利 |
2:18.1 |
+2.5 |
--- |
+0.7 |
+1.8 |
93 |
|
D |
C |
|
7R |
T1600 |
良 |
ブロードストリート |
|
牝3 |
500万下 |
1:35.3 |
+0.5 |
--- |
-0.2 |
+0.7 |
102 |
|
C |
C |
注 |
9R |
T1600 |
良 |
ノープロブレム |
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牡6 |
花見小路1000 |
1:34.7 |
+0.8 |
--- |
+0.1 |
+0.7 |
99 |
|
C |
D |
|
11R |
T1200 |
良 |
サープラスシンガー |
|
牡5 |
淀短距離 |
1:08.4 |
+0.5 |
--- |
±0 |
+0.5 |
100 |
|
C |
D |
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2009/01/17 (土) ダ=+0.4
R |
距離 |
状 |
勝ち馬 |
2着 |
性齢 |
条件 |
走破T |
T差 |
P補正 |
完T差 |
馬場差 |
補正 |
WL |
TL |
ML |
備 |
1R |
D1200 |
良 |
スノーマジック |
|
牝3 |
未勝利・牝 |
1:13.2 |
+0.2 |
--- |
-0.1 |
+0.3 |
101 |
|
C |
D |
|
2R |
D1800 |
良 |
アドマイヤシャトル |
|
牡3 |
未勝利 |
1:53.9 |
-0.4 |
--- |
-0.8 |
+0.4 |
108 |
|
B |
D |
|
3R |
D1200 |
良 |
ナイジェラ |
|
牝3 |
新馬 |
1:13.1 |
-0.1 |
--- |
-0.4 |
+0.3 |
104 |
|
B |
C |
|
4R |
D1800 |
良 |
シャインモーメント |
|
牡4 |
500万下 |
1:54.0 |
+1.4 |
--- |
+1.0 |
+0.4 |
90 |
|
E |
C |
|
6R |
D1400 |
良 |
ダイシンサーベル |
|
牡4 |
500万下 |
1:25.0 |
+0.5 |
--- |
+0.2 |
+0.3 |
98 |
|
C |
C |
|
10R |
D1800 |
良 |
カリオンツリー |
|
牡6 |
雅S1600 |
1:51.9 |
+0.9 |
--- |
+0.5 |
+0.4 |
95 |
|
D |
D |
|
12R |
D1400 |
良 |
クイックリープ |
|
牡4 |
1000万下 |
1:24.0 |
+0.2 |
--- |
-0.1 |
+0.3 |
101 |
|
C |
C |
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2R3歳未勝利 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒8速い勝ちタイムだった。 ダートで好記録を残している馬が出走していないレースで、初ダートの馬が好走しないとEランクになりそうな組み合わせだったが、初ダートの馬2頭が1着・2着となって好時計が出た。 |
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1着 |
アドマイヤシャトル |
2着馬より手応えが悪い感じで直線向いたが、頭が高い走法ながら徐々にエンジンがかかってくるという感じで、グイグイ伸びて差しきった。ジャングルポケット産駒には(父もそうだったが)頭が高い走り方をする馬が多いが、意外にダート馬が多く出る。 |
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2着 |
シルクダンディー |
未勝利戦でのダート替わりで好走が多い、シンボリクリスエス産駒。この時計で走れれば、今後もダートでは軸として期待できる。 |
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3R3歳新馬 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒4速い勝ちタイムだった。 |
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1着 |
ナイジェラ |
サウスヴィグラスなどの妹。太くて短い首を小刻みに動かす走りでいかにもダート短距離向き。今回に関しては楽な逃げでもありましたし、この時期ダート短距離の3歳500万では、もっと速い時計で勝ってきた馬が出走してくる事が多い。通用するかどうかは相手次第となる。 |
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7R3歳500万下 |
注目レース・馬 |
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逃げるキングアレキサンダに後続が直線で接近。内のドリームゼニスそして、今回はファミリズムが前めに位置して先行馬に並んでいく。ただ、内の追走から外に出されたブロードストリートがスパートすると一気に抜け出しし、さらに差を広げて1着となった。 |
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1着 |
ブロードストリート |
好位の内でじっと我慢して、直線でもコースロスなく抜けて来たとは言え、一気に2馬身半突き抜けた脚は目立った。2着ファミリズムは1600m向きの馬ではないが、京都2歳S2着などのある馬ですから、この馬を一気に突き放したという点に価値がある。細身でいかにも切れる牝馬という印象だが、仮に次にクイーンCに出走した場合、ミクロコスモスやダノンベルベールと対戦する事になるが、それでも楽しみ。注目馬。 |
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ポイント |
馬場とペースの相乗効果 |
レース内容や個別の馬に関する事ではないが、中京と京都の馬場状態を示す格好の例があった。土曜11R・淀短距離S。16頭中14頭が尾張Sに出走していたという組み合わせ。尾張Sでは逃げて2着だったサープラスシンガー、好位を進んで12着だったコスモベル、2番手追走から10着だったサイキョウワールドが今回は1着から3着を占めた。一方尾張Sで大外から差しきって勝ったヘイローフジは5着に終わった。 淀短距離Sは前半34秒4、後半34秒0。前に有利な流れだった事もあるが、尾張Sの前半34秒1と中京1200mにしては別に速いペースではなかった。中京芝は昨年暮れから外差し、今の京都芝は外へ行くとアウト。京都で差し・追い込みを決めている大半はイン差しだった。中京の内で粘った馬、京都の外から差を詰めた馬は覚えておく必要がある。 そして京都初日の新馬戦で大外から差しきったレッドディザイアは再度強調しておきたい。 さらに、先週京都の芝1200m・1400mは計3レース行われたが、淀短距離Sを含め、いずれも前半より後半の方が速かった。京都の短距離というのはスタート直後から3コーナーに向かって登り坂になっていて、そこから4コーナーに向かって下り、直線は平坦。所謂前掲ラップになりにくいコース形態だが、しかしそれでも同一週の芝短距離が全て後半の方が速いというのは珍しい。ただでさえ外差しが効かない馬場ですから、当然の様に前残りが頻発した。 |
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