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2024年5回中山9日目

開催一覧
2024/12/28 (土)
中山 京都
2024/12/22 (日)
中山 京都
2024/12/21 (土)
中山 京都
2024/12/15 (日)
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2024/12/14 (土)
中山 京都 中京
2024/12/08 (日)
中山 京都 中京
2024/12/07 (土)
中山 京都 中京
2024/12/01 (日)
中山 京都 中京
2024/11/30 (土)
中山 京都 中京
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東京 京都
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2024/11/16 (土)
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2024/11/03 (日)
東京 京都 福島
2024/11/02 (土)
東京 京都 福島
2024/10/27 (日)
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2024/10/26 (土)
東京 京都 新潟
2024/10/20 (日)
東京 京都 新潟
2024/10/19 (土)
東京 京都 新潟
2024/10/14 (月)
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2024/10/06 (日)
東京 京都 新潟
2024/10/05 (土)
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2024/09/29 (日)
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2024/09/28 (土)
中山 中京
2024/09/22 (日)
中山 中京
2024/09/21 (土)
中山 中京
2024/09/16 (月)
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2024/09/15 (日)
中山 中京
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2024/09/08 (日)
中山 中京
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2024/09/01 (日)
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2024/08/31 (土)
新潟 中京 札幌
2024/08/25 (日)
新潟 中京 札幌
2024/08/24 (土)
新潟 中京 札幌
2024/08/18 (日)
新潟 中京 札幌
2024/08/17 (土)
新潟 中京 札幌
2024/08/11 (日)
新潟 中京 札幌
2024/08/10 (土)
新潟 中京 札幌
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新潟 札幌
2024/08/03 (土)
新潟 札幌
2024/07/28 (日)
新潟 札幌
2024/07/27 (土)
新潟 札幌
2024/07/21 (日)
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2024/07/20 (土)
福島 小倉 札幌
2024/07/14 (日)
福島 小倉 函館
2024/07/13 (土)
福島 小倉 函館
2024/07/07 (日)
福島 小倉 函館
2024/07/06 (土)
福島 小倉 函館
2024/06/30 (日)
福島 小倉 函館
2024/06/29 (土)
福島 小倉 函館
2024/06/23 (日)
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2024/06/22 (土)
東京 京都 函館
2024/06/16 (日)
東京 京都 函館
2024/06/15 (土)
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2024/06/09 (日)
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2024/06/08 (土)
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2024/01/27 (土)
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2024/01/20 (土)
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2024/01/14 (日)
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2024/01/13 (土)
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2024/01/08 (月)
中山 京都
2024/01/07 (日)
中山 京都
2024/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 JRA今年最後の開催日28日土曜の芝の馬場差はマイナス1秒4でした。まずは遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、8日目まではマイナス2秒台かそれに近いレベルで推移していましたが、最終日は水準方向に動きました。なお3週目・4週目は風の影響で距離によって時計の出方が異なりましたので、ご注意ください。
 長い間雨が降らず、良馬場だったんですがAコース9日目で芝の傷みがかなり進み、時計が掛かるようになりましたね。特に4コーナーの内側はかなり傷んでいるんですけども、そこを避けるほどではなく、時計が掛かるようになったと言っても、まだ高速馬場の部類でしたね。来年の年明け、関東は例年通り中山からスタートし、1週目だけはBコース。3日目以降はCコースが使用されます。年明けの1回中山というのは、もう20年間ずっとCコース使用だったんですが、来年はBコースで始まります。
 28日土曜の馬場差1800m対象の数値はプラス0秒4。1200m対象の数値はマイナス0秒1でした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、1800mは前半2週はマイナスの数値でしたが、後半はマイナスの開催日はありませんでした。1200mはプラスの開催日はありませんでしたが、後半の方が時計は掛かっていました。
 長い間雨が降らず良馬場。1週前と違って1800mに風の影響はなく、1800m・1200mともに、6日目とほぼ同じ馬場差でした。


  タイム分析
 2024/12/28 (土)  芝=-1.4  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1600 カーラデマドレ 牝2 未勝利 1:35.1 -0.5 --- +0.6 -1.1 D C 10.00
4R T1800 ルージュミレネール 牝2 未勝利 1:49.0 -0.4 --- +0.9 -1.3 E C 10.27
5R T2000 ブラックジェダイト 牡2 新馬 2:03.8 +1.3 -0.8 +1.9 -1.4 SL C 7.69
7R T1800 パンジャ 牡3 1勝クラス 1:47.9 -0.7 --- +0.6 -1.3 D C 5.54
11R T2000 クロワデュノール 牡2 ホープフ(G1) 2:00.5 -0.1 -0.4 +0.9 -1.4 SL C 5.46
12R T1600 ゴートゥファースト 牡4 ファイH(3勝) 1:34.3 +0.6 --- +1.7 -1.1 E C 8.00
 2024/12/28 (土)  ダ=-0.4 / 1200m=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 アパッシメント 牡2 未勝利 1:12.5 -0.1 --- ±0 -0.1 C C 7.08
2R D1800 オストラヴァ 牡2 未勝利 1:56.4 +1.0 --- +0.6 +0.4 D C 5.00
6R D1200 ドルンレースツェン 牝2 新馬 1:14.1 +1.3 --- +1.4 -0.1 E D 8.58
8R D1200 サンレイマリー 牡3 1勝クラス 1:12.5 +0.6 --- +0.7 -0.1 D C 7.22
9R D1200 アイアムユウシュン 牡3 ベストウ(2勝) 1:11.0 -0.3 --- -0.2 -0.1 C D 6.44
10R D1800 レヴォントゥレット 牡3 コントレ(2勝) 1:53.2 ±0 --- -0.4 +0.4 B C 6.27

中山1R 2歳未勝利 注目
 勝ったアパッシメントについて。
1着:アパッシメント 
 右回りの4コーナーをですね、左手前で走っているので外へ膨れ気味です。そして直線では右手前になってしまったので、抜け出してからもずっと内にもたれていました。デビュー戦は左回りの中京だったんですけども、やはり直線で内にもたれていたので、右回りだから左回りだからという問題ではないですね。要するに競馬がわかっていないという段階なんですけども、それでいて水準のタイムで差をつけて勝っている訳ですから、素質は高いです。全兄のサイクロトロンがですね、デビューから10戦目にブリンカーをつけて、そこから一気に3連勝したように何かをきっかけにしてどんどん勝って行く可能性があると思います。
中山2R 2歳未勝利 注目
 14着だったマンボルンバについて。
14着:マンボルンバ 
 スタートは遅くなかったんですけども、行く馬を行かせて好位に控えたところ、砂を被って進みが悪く、促されながらの追走。4コーナーで外を上がって行く馬もいて、大量に砂を被るようになるとますます進みが悪くなり、直線半ばで軽く不利を受けると、あとはもう無理をしていませんでした。前走はですね、Eランクのレースではあったんですが、外枠から2番手を追走して4コーナー先頭。というレース運びでクビ差の2着。そこからかなりパフォーマンスが下がった要因は、砂を被る位置になった事だと思われます。スタートは良くて、今回も少し仕掛ければ前に行けそうな手応えだっただけに、次は砂を被らない位置を取る競馬をするはずです。それなら大きく巻き返せるでしょう。
中山4R 2歳未勝利 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。2着だったマイネルアウルムについて。
2着:マイネルアウルム 
 出遅れます。向正面の半ばまではもう最後方でしたね。3コーナーの手前で少し順位を上げたんですが、3コーナーでは手応えが悪化し、4コーナーではかなり外を回っていました。レースは遅めの平均ペースで、逃げたルージュミレネールが勝ち、4コーナー2番手のスイートグルーヴが3着。まぁ典型的な前残りの競馬だったんですが、直線でよく伸びて2着まで来ました。デビューから2回続けて出遅れているので、出遅れなければとはちょっと言えないんですけども、3コーナーで極端にペースが速くなった訳でもないのに、手応えが悪化した事を含め、コーナー4回の中山コースがベストではないという印象です。関東の競馬場だと、東京の方が合いそうなので、特に東京では注目したいです。
中山5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
中山6R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。
中山7R 3歳以上1勝クラス 注目
 4着だったマイネルフランツについて。
4着:マイネルフランツ 
 やや出負けして中団の少し後ろからになりました。夏以降はずっと前に行っていたので、後ろからになった時点で不利かと思えたんですが、直線に入る頃には前との差を詰めて抜群の手応え。これなら差し切れるかという印象だったんですが、直線で内にもたれて伸びを欠きました。この内にもたれた要因なんですが、右手前になっていたからでもバテたからでもなく、勾配のきつい上り坂が苦手なので、まっすぐ駆け上がれず。斜めに走ろうとしていたからだと思われます。中山でも1勝クラスなら、この馬崩れた事はないんですが、中山がベストのコースではないはずです。平坦コースまたは差を上ってからでも挽回が利く東京で注目してください。
中山8R 3歳以上1勝クラス 
2着:ソーニャシュニク 解説危険
 前半がですね、向かい風という訳でもないのに600m通過34秒7というのは、中山ダート1200mでは速くはなく、そのため勝ったサンレイマリーなどは序盤に結構行きたがっていましたけどもね、このペースで逃げていながら自身の後半600mは38秒0でした。それでも2着に残れるメンバー構成と展開だったという事ですね。ここ2戦ですね、3キロ減のジョッキーも聞いていると思われ、次走も減量騎手を乗せてくると思いますけども、今回は3キロ減よりも楽な展開が主な好走要因で、2度は続かないと見ました。
中山10R コントレイルC タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬2勝クラスの基準タイムと同じで、1800m対象の馬場差がプラス0秒4だった事を踏まえると、 ±0-(+0.4)=-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムとなります。
1着:レヴォントゥレット 
 レヴォントゥレットが勝ち、これで3連勝です。レヴォントゥレットは2500mからの距離短縮だった上に外枠だったんですが、スタート直後から仕掛け、出ムチも入れて2番手につけ、4コーナーで外から追い上げて来る馬に合わせて先頭に立ち、そこから一度も並ばせずに最後は突き放しました。ロードカナロア産駒なんですが、ダート2100mと2500mで連勝していて、さすがクイーンマンボの仔という感じだったんですが、1800mでもスタミナを生かす乗り方をして強さを見せました。タイムはギリギリのBランクですが、しぶとさやスタミナを活かせる競馬になれば、3勝クラスでも上位可能だと思います。
2着:ホウキボシ 番組注目馬
 2着のホウキボシはスタート直後から内のレヴォントゥレットを見るような位置で進み、4コーナーでの手応えはレヴォントゥレットに劣っていましたが、残り100m付近までは離されずに食い下がりました。父がスプリンターで中山のダート1800mよりは東京ダート1600mの方が合いそうなんですけども、それでもこの内容とタイムなら次走も仮に1800mだったとしても有力だと思います。
3着:ヴァナルガンド 
 そして3着以下は離されましたね。2着から5馬身差の3着ヴァナルガンドは、もうDランクに相当するタイムなんですけども、今回は8ヶ月以上の休み明けでした。出遅れなければ全て3着以内という安定感もありまして、順調に休み明け2戦目を迎える事ができれば、大幅なパフォーマンスアップを見込めると思います。
8着:クーアフュルスト 
 そして1番人気で8着のクーアフュルストですけども、普段よりスタートもその後のダッシュも鈍く、中団追走で外を回りました。好走する時はだいたい4コーナー2番手以内という馬ですから、このような競馬になってしまうと厳しいですね。
中山11R ホープフルS タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクはSL・メンバーランクはCでした。まずはスタート、大きく出遅れた馬は居なかったですね。そしてデビューから3回連続で逃げていたアスクシュタイン、行くつもりあったと思いますがダッシュ一息で行けず、ジュンアサヒソラが内に切り込みながらハナを切るんですが、その時にファウストラーゼンが挟まれて後ろに下がっていました。クロワデュノールは外から来られて口を割ったりしていましたが、何とか収まっていましたね。ペースは、ジュンアサヒソラが勢い良く出ていったんですが、ペースは遅く、向正面に入る辺りではマジックサンズがかなり行きたがっていました。1000m通過は1分1秒4。ここでスタート後の不利で下がったファウストラーゼンが一気に先頭まで出て行くと、ジュンアサヒソラも譲らずペースアップ。そこで後ろが離れたんですけども、ここでクロワデュノールも上がって行きましたね。そして最後の直線です、この4コーナーでは先行している2頭のすぐ後ろにもうクロワデュノールが接近していて、残り200m付近で先頭に立つと、その後差を広げて1着となりました。ファウストラーゼンもね、内でもうひと脚という感じで、しぶとく粘ったんですけども、道中は内でジッとしていて、直線でクロワデュノールの後を追うように伸びてきたジョバンニが2番手に上がり、ファウストラーゼンがギリギリまで粘っていましたけども、3着まででしたね。
1着:クロワデュノール 
 見事1番人気のクロワデュノールが勝ちました。ちょっとね1コーナーの手前で口を割ったりして危なっかしかったんですけども、上手く治めて折り合い、ペースアップした所から追い上げて行き、自力で前を交わすという、まぁ正攻法での勝利ですよね。もちろん強い勝ち方ですが、新馬戦での圧巻の走りと比べるとこれでも物足りないように感じます。右回りの追い切りでは直線で左手前になると推進力がなくなって、右手前に戻ったりしていましたが、今回レースではそうはなりませんでした。しかしですね、実は直線で結構外へ流れていまして、左手前が得意ではない事は確かだと思います。初の右回りも能力の違いで今回クリアしましたが、ここに出走していない、もっと強い馬が皐月賞に出走してきた場合はまたこういう勝ち方ができるかどうかというのは、現時点ではわからないと思います。
2着:ジョバンニ 
 その後2着がジョバンニでした。スタートで少し遅れましたけども、道中はクロワデュノールの内にいて、そのまま内を進み、どこでも詰まったりせずスムーズでしたね。しっかり脚を溜めて直線で伸びました。ロスなく運べた事が好走できた最大の要因ですけども、まぁ崩れないセンスの良さというのがあると思いますね。
3着:ファウストラーゼン 
 その後3着は17番人気ファウストラーゼンでした。スタート後、挟まれてね最後方近くまで下がったんですけども、流れがかなり遅い事を見越して一気に上がって行ったのが大正解でしたね。とは言え、クロワデュノールに交わされた後もしぶとく脚を使っていて、このジョッキーの判断の良さだけで好走できた訳ではないですよね。
4着:ジュタ 
 その後外から差を詰めた4着ジュタですね。道中、クロワデュノールのちょっと前にいたんですけどもね、クロワデュノールが上がって行った時に、前の馬が下がって来てすぐには追いかけられなかったんですが、その後鞍上が手を動かして追走し、4コーナーではクロワデュノールのすぐ後ろ。早めに脚を使ったためか、直線で鋭くは伸びなかったんですが、しっかりと伸びていました。キャリア1戦でこの結果と内容は上々ですね。またですね、東京で新馬戦を勝ったんですが、その時直線で手前が左手前に戻った所でフットワークが大きくなって伸びていまして、まぁ恐らく右回りの方が直線で脚を使いやすい馬です。
5着:クラウディアイ 
 その後5着がクラウディアイでした。道中ね、ジョバンニとジュタの間にいてペースが速くなったところでも着いて行こうとしていたんですけども、4コーナーに入る頃にはジョバンニからも少し遅れていて、その後外へ出してジュタを追うように上がって来ましたが、直線でもジリジリとした伸びでしたね。上位4頭との相対的な比較で言うと、4コーナーでの位置取りの差が出たと思います。
9着:デルアヴァー 
 それからデルアヴァーですね9着でした。まぁ少し出遅れた程度だったんですけど、この馬としては、大分出遅れでない方ですけどもね、それでもまぁ後方待機となりまして、4コーナーでもまだかなり後ろの方で、直線でちゃんと脚は使って伸びていますけども、このペースであの位置ではちょっと厳しいですよね。
13着:ピコチャンブラック 
 それからピコチャンブラック13着でした。辛かったです。スタートで少しヨレてたんですけども、楽に前に行けて前半は折り合いもついて、絶好の展開だと思いましたけどもね、1000m通過した辺りから、少し口を開いた感じになっていて、外からファウストラーゼン交わされた辺りでは、かなり力んだ走り。それでもそこで手綱を抑えていたんですけども、4コーナーではジョッキーに促されつつ、下がって行きましたね。これバテたと言うよりも、やる気がなくなったという風に、そういう印象を受けましたけども、実際どうなのかはわかりません。
16着:マジックサンズ 
 そしてもう1頭2番人気で16着マジックサンズについて。2週前にいわゆる勢い切り時計がないという、飛んでいたんですけどもね、それでもプラス10キロでも太くはなかったと思いますけども、何て言うかますますマイラーっぽい体型になっているように映りましたね。超スローペースの2000mでまともに引っかかってしまいました。今後も2000m以上では厳しそうなんですが、マイル路線に転じれば、巻き返しは十分にあると思います。
中山12R 2024ファイナルS タイムE
 基準より1秒7遅い勝ちタイムでした。9着のマイネルティグレと13着のデコラシオンについて。ともに内で手応え良く進んでいたんですが、直線では2頭で並んだまま前が壁になりました。1頭分、開きそうになった瞬間、その隙間をですね2頭で争って接触した挙句、その隙間もすぐに閉じてしまいました。
9着:マイネルティグレ 
 まず9着のマイネルティグレですが、残り100mぐらいで内に進路ができて、そこからは伸びているんですが、既に手遅れでしたね。ここまで8戦全て3着以内だった馬が、初めて着外となりましたが敗因は明白。特に得意なのは京都や小倉といった直線が平坦なコースで、1月下旬以降の小倉や京都に出てきた場合は特に狙えると思います。
13着:デコラシオン 
 13着のデコラシオンはゴールまで前が塞がったままで、全く追えませんでした。前走中山の1800mで3着だった時も実は内で詰まっていたんですけども、その時よりも遙かにヒドかったですね。今回は全くの参考外で、次走での大幅な前進も期待できると思います。

解説者:大川浩史(日刊競馬)
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