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東京1R 2歳未勝利 注目

勝ったイミグラントソングについて。

1着：イミグラントソング

3番人気でしたね。出遅れましたが、促すとすぐに2番手につけて、そこでスムーズに折り合いがついたのは凄いです。ラスト400mまで持ったままで、その後のラップ10秒9-10秒9はこの馬自身のラップで、上がり600mはもちろん最速です。千切れるレースではないですからね、これは。ポテンシャルを見せつけられた思いがします。父はマクフィで、マクフィ産駒で母の父ディープインパクトというと、アイビスサマーダッシュを2度制したオールアットワンスがいるんですが、この馬にはまだスプリンターのイメージは全くないんですけれどもね、ひょっとしたらスプリント性能が相当に高いという可能性はありますね。

2着：ベストシーン 解説危険

こちら1番人気でした。デビュー戦2着の内容から2戦目の今回は大体勝てると思っていたんですが、やっと2着で5馬身もの差をつけられたのはちょっと正直がっかりしました。確かに前走2着の時も、右へもたれていまして、右回りから左回りに変わってもね、その点は矯正されていなかったですし、何か直線の走りのね、バランスがあまり良くないなと感じました。この辺りはまだ今の時期の馬ではないのか、体幹がしっかりしていないのかなという印象も受けました。ただ、もう弱点が見つかって、次走ちょっと馬券は買いづらいなと思ってしまった以上ね、これは人気になるので危険馬にした方が良いと判断しました。

東京2R 2歳未勝利・牝 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

東京4R 2歳新馬 タイムＢ

このレースの勝ちタイムは、当開催2歳新馬戦の基準タイムより1秒5速く、1400m対象の馬場差がマイナス1秒5だった事を踏まえると、 -1.5-(-1.5)＝±0 となりますが、ペース補正が0秒3入っているため、 ±0-0.3＝-0.3 で基準より0秒3速い勝ちタイムとなります。

1着：レモンバーム

レモンバームが2馬身半差をつけて勝ちました。芝1400mでペース補正が0秒3入って緩やかな流れで、しかも大外枠だったんですけれども、良い形に脚が溜まっていましたよね。見た目にも上手なレースをしていました。ラストは逃げ馬の失速もありましたが、交わしてから一気に突き放して2馬身半差ですから、文句なしです。父はジョーカプチーノ、母はフライングメリッサで、フライングメリッサは非常に良い繁殖なんですけれども、血統表眺めるとこの馬はちょっとごちゃごちゃした印象がありまして、私自身は必ずしもジョーカプチーノが最高の伴侶ではないとは思います。

2着：フリッカージャブ 番組注目馬

そして2着が1番人気のフリッカージャブでした。フリッカージャブは返し馬も良かったですしね。何しろ、スタートが抜群に早かったです。普通なら逃げ切っていて良いレースですからね、これは勝ち馬の切れ味を褒めるしかありません。父はサートゥルナーリアなんですが、母と祖母はダートの短距離で初勝利を挙げていますから、今後は距離短縮あるいはダートを使ってみる手もありますね。いずれにしても未勝利は早いうちに勝てるでしょう。

東京5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

東京6R 3歳以上1勝クラス 注目

勝ったウェットシーズンについて。

1着：ウェットシーズン 勝ち馬注目

ポテンシャルが高いのはわかっていたんですが、今回は去勢明けで厩舎サイドからもあまり良いコメントが発信されていませんでした。去勢で体が減っているのはごく普通のことで、太め感こそはなかったんですが、実際にパドックで馬を見た印象はちょっとイマイチかなという感じでしたね。それでも騎手が乗って気が入ると違いましたね。もう返し馬からスイッチが入って、もうレースは正攻法で押し切っています。本調子には今一歩でも、このレースペース補正が0秒5も入った流れでしたから、能力のあるこの馬にとってはね、楽すぎたのかなっていう気がします。間隔を詰めて使った時に、2走ボケがなければ、昇級しても通用します。

6着：ホワイトクロウ 通信簿

6番人気6着でした。展開に左右されるタイプ、読み通りの結果ではあったが、今回は休み明けで人気もなかったので、偉そうな事は言えない。

東京10R テレビ静岡賞 注目

13着だったナスティウェザーについて。

13着：ナスティウェザー

先ほど取り上げました月曜東京の2歳新馬戦を勝ったベンヌの全兄です。1番人気でした。体重はですね休養前と同じで、見た目の仕上がりは悪くなかったと思うんですが、スタートで外に寄れて接触する不利があったとは言え、後方で全く良い所がありませんでした。レース後に岩田康誠騎手はですね、「息遣いが良くなかった」とコメントしています。これはあくまでも推測で、最近の取材を通じて私が感じている事なんですけれども、どうも猛暑の影響で牧場での乗り込み不足というケースがあるようで、それが息の悪さの要因のですね、一つになっているようですね。ただ、敗因は何にせよこの馬の場合、今回は参考外で良いです。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)