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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

中京2R 2歳未勝利 タイムＡ

基準より0秒9速い勝ちタイムでした。

1着：メルキオル 勝ち馬注目

メルキオルが後続に2秒3の大差をつけて逃げ切りました。メルキオルは新馬・2戦目とも上位人気ながら11着と5着。芝の適性に乏しかったです。それがダートで一変。引き付けて逃げているのに、他馬は追走するのがやっと。上がり600m36秒6と出色の数字でまとめて、2秒3もぶっちぎってしまいました。ナダル産駒の牡馬、祖母ビワハイジの名牝系で、お父さんの持つパワフルな血統がダートで生きたんだと思います。追われてからのかき込む走法も力強く、ダートの重賞級に育ちそうな逸材と考えています。次走強敵と例えぶつかったとしても、期待度の方が上回ると、そんな存在です。

2着：ニヒトツーゼーア

後続は大きく離されました。2着ニヒトツーゼーアも芝5着からの初ダート組でした。馬体が絞れたのも大きかったんですが、これだけ離されては評価は微妙です。タイムランクはE相当、相手次第としか言えません。

中京3R 2歳未勝利・牝 注目

4着だったランフォースマイルについて。

4着：ランフォースマイル

今回と同じ中京芝1600mの新馬戦で2着。中2週の臨戦でしたが、体重が10キロ増加。サトノダイヤモンド産駒らしい長い馬体をしていても牝馬だけに、キャシャで細身。それを思えば短期間ながら成長が認められました。痛恨だったのはスタートで、両隣の馬に寄られた事です。逃げ馬が3着して、勝ち馬が3番手追走の流れで、後方から3番手は苦しいです。ただ、直線大外から長く良い脚。上がり600mは最速で0秒3差まで追い上げています。新馬戦では先行していたので、今回はスタートの不利が全てと考えます。他に前走2着馬が3頭と、粒が揃ったメンバーの中での結果。すぐ勝てますし、馬体の更なる成長も期待できます。

中京4R 3歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

中京6R 3歳以上1勝クラス タイムＡ

このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより2秒4速く、1600m対象の馬場差がマイナス1秒5だったことを踏まえましても、 -2.4-(-1.5)＝-0.9 で基準より0秒9速い勝ちタイムとなります。

1着：レディントン

9番人気のレディントンが、前走の10着から一変しました。前に5・6頭の集団、その直後を揉まれずに進んで、直線で外に出しました。前半800mが後半よりも0秒8速い流れです。理想的な位置取り、そして立ち回りでした。新馬勝ちの後、アイビーステークス4着はあるんですが、3着レガレイラに0秒7差離されていて、この価値は微妙です。休養明けを使いながら良化していたのと、前走の大敗は道悪が全て。良馬場で切れるタイプだったんでしょう。サトノアラジン産駒、半兄に共同通信杯勝ちのハンソデバンド、血統も地味めなんですが、上でも通用すると思います。

2着：ブリックワーク

勝ち馬から2馬身差の2着がブリックワークでした。ブリックワークは牝馬限定の未勝利戦を勝ったばかりなんですが、その前走は完全タイム差がマイナス0秒6、Bランクでした。大外枠から2番手、逃げるパシフィックハイにプレッシャーをかけ、これを失速させて粘り込んだ内容は強くて、ここから0秒1から0秒2差内に3着オタルグリーンから8着アルトゥームまでがひししめいてはいるんですが、今回に限ってこれらとの差は大きいと判断します。

中京10R 恵那特別 タイムＥ

基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

中京12R 3歳以上1勝クラス タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：ラブコメディ

ラブコメディが後続に3馬身差をつけて快勝です。ダートに転じて4着・5着。1200mが忙しい印象がありました。前2走から200m延長により、スッと先手が取れてテイエムヒショウを行かせて2番手につけた段階で余裕が出ました。直線の反応も良くて、楽に抜けて3馬身差、強かったです。No Nay Never産駒の牝馬、アイランド産ですが、父はStorm Cat系とMr. Prospector系の配合なんで、ダートは向いています。昇級しても通用。牝馬限定戦なら上位必至で1800mは長そうなんですが、1600mから1700mなら対応できそうです。

2着：タイセイブロウ

2着のタイセイブロウ、デビュー2戦目の船橋で初勝利。昇級戦の前走は6着だったんですが、1800mで引っかかっていました。キンシャサノキセキ産駒の牡馬、距離短縮が功を奏して折り合いがつきました。さらに馬体が絞れたのも大きかったでしょうか。勝ち馬には離されたんですが、今回がまだ4戦目。良くなってくると思います。

3着：エコロネオ

3着エコロネオ、森秀行厩舎所属のアメリカ産、Bernardini産駒の牡馬です。こちらも今回が5戦目とキャリアが浅くて、前走の門別で初勝利でした。2着馬とは内・外の差もあって、ラストで脚が上がったんですが、素質的にこのクラスを勝つのに時間は掛からない馬だと思います。

解説者：長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)