2024年2回中京7日目

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2024/07/07 (日)
福島 小倉 函館
2024/07/06 (土)
福島 小倉 函館
2024/06/30 (日)
福島 小倉 函館
2024/06/29 (土)
福島 小倉 函館
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中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒5からプラス1秒0への変動、5R以降は設定不能、日曜がプラスマイナスゼロでした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、6日目まではマイナス2秒台をキープしつつ、少しずつ時計が掛かって行くという推移でしたが、先週は一気にプラス方向に動きました。
 月曜から金曜まで大量の雨が降り、土曜も雨が続いて5Rまでは「重」、そして7R以降は不良馬場でした。2Rの時点で過去の6日間とはもう別世界の馬場になっていて、4Rで馬場差はプラス1秒に到達。5Rは発表は小雨なんですが、もう土砂降りの雨でここから馬場差は設定不能としました。同じ馬場設定不能であっても、5Rとそして7R以降ではもう馬場状態がさらに別次元でしたね。もう7R以降は年に1回あるかどうかというレベルで時計が掛かっていました。日曜は1段階回復して「重」。同じ「重」でも後半の方が少しは乾いていますけども、芝の傷みが進んでいる事と、途中で少し雨が降った事で馬場差は一定となりました。今週から開催は変わるんですが、今週までは引き続きAコース、そして来週からの3週はBコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土曜がマイナス2秒0、ただし6Rは設定不能。日曜がマイナス2秒6でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、開幕週はマイナス0秒9でスタートし、週を追うごとに0秒1ずつマイナス方向に動いていましたが、最終週は一気にマイナス2秒台になりました。
 まずですね、月曜から金曜まで大量の雨が降り、土曜も雨が続いて終日不良馬場でした。もう最初から限界まで水分を含んでいて、もう雨が降ろうが水が引こうが変わらないという感じで、馬場差は基本的に一定なんですけども、6Rのみ馬場差は設定不能。他のレースの馬場差が一定で、途中の1つだけが設定不能というケースは恐らく番組史上初なので、説明いたします。その6Rなんですが、もう豪雨の中で行われました。水溜りの上を走ってるような状況で、他のレースと比べて走りにくく、時計の掛かる馬場状態だった上に、もう馬や人(ジョッキーですね)のメンタルにも影響が出るレベルの大雨だったので、馬場状態そのもの以外も時計の出方に影響を及ぼした可能性が大きい訳ですが、それがどれ実際どのぐらいの影響なのかちょっとわからないです。他のレースよりも大分時計が掛かるコンディションだったというのは確かなんですけども、明確に馬場差を設定してタイムランクを出してしまうと、ちょっと後々危険だという事で設定不能としました。ご理解ください。日曜も7Rまでは「不良」だったんですが、水が浮いていた土曜とは違って脚抜きが良く、土曜よりも速い時計が出る状態でした。そして10R以降は「重」なんですけども、もう脚抜きの良い超高速馬場である事は変わらず、馬場差は一定でした。


  タイム分析
 2024/08/31 (土)  芝=+0.5 → +1.0 → 設定不可  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1400 カロローザ 牝2 未勝利 1:22.9 +0.6 --- +0.2 +0.4 C C 7.50
4R T1400 レッドエヴァンス 牡3 未勝利 1:23.0 +1.1 --- +0.4 +0.7 D C 5.25
5R T2000 カレンラップスター 牡2 新馬 2:08.7 +6.2 -1.3 --- --- - C 6.25
7R T1600 マルモア 牝3 未勝利 1:39.9 +4.7 --- --- --- - B 8.00
9R T2000 クレオメデス 牡4 香嵐渓特(1勝) 2:05.7 +4.7 -0.4 --- --- - D 8.13
11R T1200 ティニア 牡4 長篠SH(3勝) 1:10.2 +1.9 --- --- --- - C 8.53
 2024/08/31 (土)  ダ=-2.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ロードラビリンス 牡2 未勝利 1:54.1 -1.2 --- +0.8 -2.0 D D 4.10
3R D1200 ブライトルピナス 牝3 未勝利 1:11.0 -1.9 --- -0.6 -1.3 B C 3.33
6R D1400 ハリーケーン 牡2 新馬 1:27.0 +0.6 --- --- --- - C 5.13
8R D1800 チカミリオン 牝3 1勝クラス・牝 1:53.4 -0.2 -1.0 +0.8 -2.0 D D 7.43
10R D1400 カズゴルティス 牡3 鳥羽特別(2勝) 1:23.4 -1.0 --- +0.6 -1.6 D D 6.50
12R D1400 メイショウミシガン 牡3 1勝クラス 1:23.5 -1.6 --- ±0 -1.6 C C 6.33

中京3R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。
1着:ブライトルピナス 
 ブライトルピナスが初めて先手を取る競馬で逃げ切りました。ブライトルピナスはもうスタート直後からグイグイ押していたんですが、それでもなかなか行き切れませんでした。ただし、行き切って単独先頭になってからは楽な手応えで進み、直線入口でも手応え十分。手応え通りに突き放しました。タイム面で目立つ記録がなかった馬が、7戦目にしてBランクで圧勝したという事は、このような速い時計が出る馬場状態のダートが合っていたという事だと思います。昇級して良馬場だとちょっと半信半疑ですね。
2着:エピファドール 
 2着のエピファドールは外枠だったんですが3コーナーでは内に入り、上手く立ち回りましたが突き放されてしまいました。とは言え、タイムは水準レベルなので、この後まだ3歳未勝利戦があれば次走も上位候補ですが、もう無いですね。ダート短距離の1勝クラスに未勝利馬が出走できる確率も極めて低い状況です。
3着:ドゥータップ 
 3着のドゥータップは一気の距離短縮に加えて出遅れて後ろからになりました。そして砂を被って進みも悪かったんですが、直線半ばでようやく外へ出せてからは目立つ伸びでしたね。1200mの方が合っていたのかどうかちょっとわかりませんけども、ブリンカーは効いていたようなので、この後ダート1800mの1勝クラスに出走してきたら、ちょっと注意はしたいですね。
6着:ウインオーブ 通信簿
 3番人気6着でした。3着だった前走の2着馬タイヘイノヨ、同じ所に出てたんですが、こちらは12着でした。このタイヘイノヨには先着するという読みは良かったと思うんですけどもね、外枠から前に行こうとしてガンガン押しても5番手まで。さらにずっと外を回って脚が残らなかったという印象です。
中京11R 長篠S 
3着:シロン 通信簿
 5番人気3着でした。逃げ馬を深追いしない2番手につけてよく粘ったんですけどもね、上位2頭の決め手が上でしたね。1200mで普通のペースで行ければこのぐらいは走れますけども、今回に関しては上位2頭の方が大分能力は上という印象。次走に関しては組み合わせ次第だと思います。

解説者:大川浩史(日刊競馬)
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