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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

新潟2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。

新潟3R 2歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

新潟5R 2歳新馬 タイムSL

前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

新潟7R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。

新潟9R 岩室温泉特別 タイムＥ

2着だったインユアパレスについて。

2着：インユアパレス

ダートに入った辺りで挟まれて下がり、すぐに追い上げたんですがしばらく行きたがり、それでも4コーナーを手応え良く回って来ましたが、直線で追い出すと内にもたれ、馬の頭がね外と言うかスタンドの方を向くぐらい手綱を引きつつ、鞭を左に持ち替えて修正するというロスがありました。内側に馬がいなくなってからはもう内に刺さるのも構わず、目一杯に追って差を詰めましたが、時既に遅しでしたね。京都の1勝クラスをBランクで勝った前走も出遅れた上に砂を被って後ろでフワフワしていながら、外に出してからは桁違いの伸び。競馬をしやすいタイプではない事は、もうその時に示していましたが、加えて今回は初めての左回りが影響したのか、直線で内にもたれました。今回はロスがあったにしてもタイムが遅く、次も左回りだとちょっと怪しいと思いますが、京都ダート1200mでは2回とも圧勝しているので、京都ダート1200mなら本命候補となります。

新潟10R 長岡S タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

新潟11R 新潟2歳S タイムSL

前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクがSL・メンバーランクはCでした。まずですね、これまでに逃げ切った事があるというよりも、逃げた事がある馬が、もうシンフォーエバーだけという組み合わせでした。そのシンフォーエバーは実は少し出遅れているんですけども、その後ね、前に出た馬があれ？シンフォーエバー行かないの？という感じで、ちょっと伺ったりしている間に、スーッと出て行って200m過ぎでは先頭。600m35秒0、800m47秒7というのは超スローという程ではないですけども、新潟外回りらしい落ち着いた流れになりました。徐々に差を詰めて行ったトータルクラリティが、内回りとの合流地点の辺りで先頭に立ちました。しかし、先頭に立つと内にもたれてしまい、立て直している間に外のコートアリシアンが一気に差を詰め、さらに先頭に立つんですけども、ここからトータルクラリティが差し返しますね。ただ、差し返してハナとかアタマとか出ただけではなくて、半馬身差をつけて1着となります。離れた3着争いは、最後の最後に外に出せたプロクレイアが制しました。

1着：トータルクラリティ 勝ち馬注目

勝ったのはトータルクラリティ。直線で先頭に立ったところで内にもたれましたが、左手前に戻ってしまってもたれた訳ではないので、先頭に立った事で気を抜いたのだと思います。2着のコートアリシアンが最後に失速しているからという面もありますけども、内にもたれた事で崩れた体勢を立て直し、差し替えしたのは見事ですね。まぁね、早いとか切れるとかいう感じではなく、強いという表現が最も適切で今後も期待できると思います。

2着：コートアリシアン

2着コートアリシアン。トータルクラリティが内にもたれて、スピードが落ちていたとは言え、一気に先頭に立った時の加速とかスピードは素晴らしかったですね。ただ、それが長続きしなかったと思います。父のサートゥルナーリアは追うと一気に加速してトップスピードに達するけども、そのトップスピードが長続きしないという特徴がありました。直線の長い東京でイマイチだったのはそれが原因で、コートアリシアンもその特徴を受け継いでいるなぁと感じましたね。新馬戦でも一気に加速して抜け出した後は流しているんですけども、最後まで追っていてもあまり変わらなかったのではないかとちょっとと思いますね。恐らく直線が短いコースの方が、長所を生かせると思います。

3着：プロクレイア

3着は5番人気のプロクレイアでした。出遅れてはいないんですが、後ろからになりました。で、直線ではどこかが開くのを待っていたんですけども開かず、外の全ての馬をやり過ごしてから一番外へ行き、そこから一気に伸びました。2着から3馬身差ですけどもね、スムーズに運べていればかなり差は詰まっていたと思います。

4着：マジカルフェアリー

そのプロクレイアとはクビ差4着がマジカルフェアリーでした。直線勝負に徹してよく伸びましたけども、最後は失速してプロクレイアに差されましたね。コートアリシアンと同じサートゥルナーリア産駒なんですけども、似た特徴があるように思えます。

6着：スターウェーブ

3番人気のスターウェーブは6着でしたね。前に壁を作っても折り合いに苦労し、直線では他馬より早く追い出して一瞬伸びたんですが、割と早めに力尽きました。私を含め、多くの方が予想していたと思いますが距離はちょっと長いと思います。

9着：シンフォーエバー

そして2番人気シンフォーエバーは9着に敗れました。良いペースで逃げて伸び負けしましたね。芝の新馬戦を勝っている訳ですが、同じ日にダートの新馬戦を勝ったシンビリーブと同じオーナーで同じ厩舎。使い分けのためのとりあえず芝でデビューだったんですけども、その時点でレース前の厩舎コメントは先々はダートだと思うが…という内容でした。今後はね、ダート路線に向かうはずで初ダートでいきなり好走できるかどうかわかりませんけども、ダートでは注目したいと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)