2024年2回札幌1日目

開催一覧
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2024/07/14 (日)
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2024/07/07 (日)
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2024/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス2秒0でした。連続開催ですので、遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、前の開催2週目・3週目は雨の影響で、日曜は土曜に比べて時計が掛かっていました。
 月曜以降は雨が降らず、土日とも良馬場。開催が進んで少しは芝が傷んで来ていますが、依然として超高速馬場です。今週からCコースに移りますが、内が極端に傷んでいる訳ではないので、その内側がカバーされても時計の出方に大きな影響はないと思われますが、カーブが緩くなるという効果もあるので、良馬場なら先週より速い時計が出るようになるだろうと予測できます。
 先週の馬場差1700m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、前の開催4日目は雨の影響でマイナス1秒台になりましたが、良馬場なら水準か少し時計の出やすいレベルで推移しています。
 月曜以降は雨が降らず、土日とも良馬場でしたが、前の開催3日目までよりは含水率が高く、その頃よりは少し速い時計が出るコンディションでした。


  タイム分析
 2024/08/10 (土)  芝=-2.0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1800 テリオスララ 牝2 未勝利 1:49.4 -1.1 -0.7 ±0 -1.8 C C (12.00)
5R T1500 クリノメイ 牝2 新馬・牝 1:29.7 -1.0 -0.4 +0.1 -1.5 C C 5.50
6R T2000 スピードリッチ 牡3 未勝利 2:00.7 -2.2 --- -0.2 -2.0 C C 6.71
8R T2600 ウインネモフィラ 牝4 1勝クラス 2:41.4 -1.1 --- +1.5 -2.6 E C 9.33
9R T1800 マイネルブリックス 牡3 石狩特別(1勝) 1:48.0 -1.2 --- +0.6 -1.8 D C 8.50
10R T1500 オーサムストローク 牡3 日高特別(2勝) 1:28.0 -0.8 --- +0.7 -1.5 D C 7.17
12R T1200 ジョーメッドヴィン 牡3 1勝クラス 1:08.6 -1.2 --- ±0 -1.2 C C 6.13
 2024/08/10 (土)  ダ=-0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 セージグリーン 牝3 未勝利・牝 1:46.6 +0.1 --- +0.4 -0.3 D C 6.33
3R D1000 ミスターディジェイ 牡3 未勝利 0:59.9 +0.4 --- +0.6 -0.2 D C 6.00
4R D1700 ロードクロンヌ 牡3 未勝利 1:46.1 -0.4 --- -0.1 -0.3 C C 3.80
7R D1000 セリエル 牝3 1勝クラス 0:59.4 +0.4 --- +0.6 -0.2 D C 5.75
11R D1700 カンピオーネ 牡5 報知杯H(3勝) 1:45.3 +1.2 --- +1.5 -0.3 E C (11.00)

札幌8R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
札幌10R 日高特別 注目
 10着だったレッドバレンティアについて。
10着:レッドバレンティア 
 互角のスタートを切ったんですが、折り合い重視で意識的に後ろまで下げ、それでも折り合いを欠いていました。さらに4コーナー出口では前が詰まって体勢を崩し、直線に入っても前がしばらく壁で、完全な仕掛け遅れ。進路ができてからも鋭く伸びている訳ではないんですけども、もうその時点で目一杯には追っていませんでしたし、折り合いを欠いてあまり脚が溜まっていなかったという面もあるんだと思います。3着だった前走にしても、折り合いには苦労しており、信頼できるタイプではないですが、今回の10着というのは参考外のレベル。次走も人気がないなら、連の相手には買いたいですね。
札幌11R 報知杯大雪H タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。7着だったエリカサファイアについて。
7着:エリカサファイア 
 外枠だった前走は、ゆっくり行こうとしつつスピードの違いで3コーナー過ぎでは先頭に立つというレースをしたんですが、内枠になった今回は包まれるのを嫌ったのか、もうスタートから出して行ったんですけどもね。そうしたらペースが遅い訳ではないのに引っかかってしまいました。前回は函館からの輸送があり、今回は札幌滞在という違いはあるんですが、中1週で体重が22キロも増えていました。前走はね、マイナス14キロだったんですがそれを差し引いても増えている訳で、その影響もあったのかもしれません。体重が大幅に増えていた事が原因なのか、スタートから出して行ったのが原因なのか、あるいはその両方なのか、それは特定できませんけども、能力通りの結果ではないのは確か。次も間隔を詰めて使うとまだ危なっかしいですけども、間隔を空けてきたら大きく前進できると思います。東京ダート1600mの未勝利戦を完全タイム差マイナス1秒4で勝っているように、東京1600mも合うので、次が秋の東京だと丁度良いんではないかと思います。
札幌12R 3歳以上1勝クラス 注目
 6着だったタガノミアについて。
6着:タガノミア 
 札幌芝1200mの1勝クラスで前半600m32秒8というのは、もう異常というレベルの超ハイペース。ここまで速いと中団より後ろの馬は脚が溜まらず、逆に直線一気クラスの差しは決まらないモノで、先行集団の少し後ろにいたジョーメッドヴィン・ランスオブサウンドが1着・2着というのは、納得の結果ですね。さらに逃げたラホーヤストームが13着というのも、まぁ当然の結果で、これを追いかけた1番人気のプレアデスグループが12着というのも、まぁ納得はできます。で、タガノミア自身の前半600mは33秒2ですけども、もうこれでも十分に速く、この流れで2番手を追走して0秒4差というのは価値があります。
6着:タガノミア 解説推奨
 札幌芝1200mで前半600m32秒8は異常というレベルの超ハイペース。離れた2番手で自身の前半600mは33秒2ですが、そのペースで先行しての0秒4差は価値があるというのは、タイム分析で述べました。このペースで先行しての0秒4差にどのぐらいの価値があるのかを調べるために、札幌芝1200mで33秒2かそれより速いペースで逃げた馬というのを見ると、オープンを除くと過去に9頭しかいませんでした。その内勝ち馬から1秒差以内だったのは4頭だけ。その4頭は次走3着・11着・2着・2着で、11着だったパッションローズもその次は1着。揃って次またはその次で好走しています。という事で、逃げた訳ではないんですけども、前半33秒2で先行して0秒4差なら、次走はかなり期待できると見ます。
13着:ラホーヤストーム 通信簿
 9番人気13着でした。函館最終日の馬場と比べれば、速い札幌の馬場になり、他馬の追い上げがより強固になった事での結果。再現性が低い内容との評価で取り上げただけに、自分の競馬をやり切っての敗戦だったのは反省点。当日の9番人気も微妙だった。

解説者:大川浩史(日刊競馬)
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