2024年2回福島7日目

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2024/07/07 (日)
福島 小倉 函館
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福島 小倉 函館
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福島 小倉 函館
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2024/06/16 (日)
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2024/04/20 (土)
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2024/04/13 (土)
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2024/04/07 (日)
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2024/04/06 (土)
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2024/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒1でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、ほとんどがマイナスの数値ですが、マイナス1秒台だった前半2週と比較すれば、後半2週は水準に近い数値で推移しています。
 先々週の日曜に関しては、雨の影響があって変動にはなったんですが、先週は開催最終週で馬場の傷みがあって、時計が掛かったという状態でした。逃げ馬が連対したレースが7鞍と、開催4週目にして最多の数ですねこれは。前に有利な馬場状態というのが維持されていて、後方待機の追い込み馬というのは最後まで苦戦傾向にありました。
 先週の馬場差1700m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、3日目以降はマイナスの数字ですが、マイナス1秒台になった開催日はありません。
 3日目以降に関しては、雨の影響が残って変動になった先々週土曜日を除けば、全てマイナス0秒4かマイナス0秒3と、この開催のダートはこの辺りの馬場差が標準値だったと言えると思います。


  タイム分析
 2024/07/20 (土)  芝=-0.3  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1800 ソルエパトリオット 牡2 未勝利 1:50.0 +0.7 -0.1 +0.9 -0.3 E D 8.00
3R T2000 ドルフィンスルー 牝3 未勝利・牝 2:01.8 +0.4 -0.6 +0.1 -0.3 C C 6.25
5R T2000 ピコチャンブラック 牡2 新馬 2:03.6 +1.1 -0.9 +0.5 -0.3 D C 5.78
6R T1200 ミーントゥビー 牝2 新馬 1:10.6 +0.3 --- +0.5 -0.2 D D 7.92
7R T1200 ムチャスグラシアス 牝3 未勝利 1:10.1 +0.4 -0.1 +0.5 -0.2 D D 7.17
9R T1200 クオレス 牝3 南相馬特(1勝) 1:08.7 -0.5 --- -0.3 -0.2 B C 8.54
10R T1800 レガーロデルシエロ 牡3 白河特別(2勝) 1:48.0 +0.8 -0.3 +0.8 -0.3 D D 5.50
 2024/07/20 (土)  ダ=-0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1150 アイビーヒメチャン 牝2 未勝利 1:09.4 -0.2 --- ±0 -0.2 C D 6.83
4R D1700 レッドライトニング 牡3 未勝利 1:46.4 -0.5 --- -0.2 -0.3 C C 6.62
8R D1700 ノーブルマルシェ 牝4 1勝クラス・牝 1:46.5 +0.5 --- +0.8 -0.3 D D 8.92
11R D1150 エスカル 牡3 TUFH(3勝) 1:07.3 ±0 --- +0.2 -0.2 C D 7.13
12R D1700 イサチルカゼニタツ 牡3 1勝クラス 1:46.3 +0.3 --- +0.6 -0.3 D C 6.67

福島2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
福島4R 3歳未勝利 注目
 勝ったレッドライトニングについて。
1着:レッドライトニング 勝ち馬注目
 今回がダートに転じて2戦目。序盤はね、前走ほど出して行かず後方に待機して、向正面までリズムを整えると3コーナー手前辺りから大外を進出して、その勢いのまま直線豪快に突き抜けての快勝でした。前走以上にね、前が飛ばしてくれていたので、前半に控えた分アドバンテージがあったという風には思うんですが、大外をマクってかなり強引な競馬でね、後続に3馬身差をつけて、初めてのダートだった前走からすると、走破時計も2秒詰めていますから自身のパフォーマンスが一段上がったというのは間違いないと思います。まだこうね、キックバックを気にするような若さを覗かせてもいたんですが、芝4勝でオープンまで出世したねレッドライデンの全弟というね、血統的な裏づけと今回の勝ち時計が同日の3歳以上1勝クラスの2鞍と比較しても遜色ないというのを踏まえると、昇級しても軽くは扱えないのかなと思います。
福島5R 2歳新馬 注目
 勝ったピコチャンブラックについて。
1着:ピコチャンブラック 
 スピードの違いでハナに立つと、前半1000m1分3秒7のスローペースに持ち込んで、直線ではノーステッキで後続を7馬身突き放す大楽勝でした。鞍上が「何もする事がなかった」と評していましたが、そんな軽い仕掛けでラスト600mを11秒9-11秒8-11秒3の加速ラップでまとめた脚力は評価して良いと思います。着差に関して言うと、相手関係などね、少し恵まれた面があるので眉唾かもしれませんけども、1週前には中京記念にも出走したボーデンを大きく追走して、互角以上の動きを見せていたように、この馬自身の潜在的な能力が高いというのは、確かだと思います。これから相手が強くなる中で速い流れ、あとは馬群に入った際にどういう対応力を見せるかというのは注目ですけども、変にね難癖つけて疑うよりは素直に期待をかけたくなるぐらいの鮮やかな勝ちっぷりでしたね。
福島9R 南相馬特別 タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより0秒5速く、1200m対象の馬場差がマイナス0秒2だったことを踏まえても、 -0.5-(-0.2)=-0.3 で基準より0秒3速い勝ちタイムとなります。
1着:クオレス 勝ち馬注目
 1番人気クオレスが逃げ切りました。内枠からクオレスがダッシュ良く先手。前走はね最内枠だったんですが、他馬に譲ってという形だったんですけど、今回は木幡巧也ジョッキーねコメントにもあったように、「行き切る事は決めていた」ようです。道中で変に絡まれる事もなく、良いリズムで運べていましたし、前半600m通過34秒2、後半の600mは34秒5でまとめて、危なげなく押し切りました。芝に転戦したデビュー2戦目からこれで7戦続けて芝1200mを走って、連対を逃したのは3走前の中山での4着のみと非常に堅実な走りです。結果的に逃げた2戦で勝ち切れていて、負けた競馬は全て控えた位置から詰めを欠いているだけに、現状は他馬に合わせず積極的に出し切る形というのがベターというのはね、頭の片隅に置いておきたいんですが、これに関してはあくまでメンバー次第という部分もありますのでね、芝1200mで7戦6連対とほぼパーフェクトな戦歴というのをね、包括する方が正しいのかもしれません。レース自体は上手な上、時計の裏付けというのも得たのでしたら、昇級しても軽くは扱えないのかなと思います。
2着:ステークホルダー 
 そして2着・3着にも上位人気馬が入りましたね。2着のステークホルダーは福島1200mで4戦して2・2・3・2着と非常に安定している馬です。今回は4キロの負担重量増でも好走と、この条件なら信頼はできるんですが、2走前のね新潟芝1200mでは淡白な内容で大敗しているだけに、次走どこを使ってくるか、その辺りの選択には目を光らせたいです。
3着:ライクアフラワー 
 そして2着・3着にも上位人気馬が入りましたね。3着のライクアフラワーもこの条件では4着・1着・3着・3着と崩れ知らず。2走前にはステークホルダーを下して、現級を勝っているだけの実力馬ですから、この福島芝1200mでこそ注目したい馬だと言えます。
福島11R TUF杯 注目
 勝ったエスカルについて。
1着:エスカル 番組注目馬
 久々の芝スタートというところで、初速はそれほどでもなかったんですが、最内枠という事もあって押して先手を取り切る形。単騎で抜けてからはリズム良く運べて、3コーナー過ぎから馬なりでジワジワと2番手集団を引き離して行くと、追い出された残り200mからしっかり伸びて後続を完封しました。これで1勝クラスから3連勝でオープン入り。3歳のみでのハンデ54キロというのは、通常から考えると軽いハンデではないんですが、結果的に2着以下がね3馬身半も離れてしまったのですから、能力値からすると楽なモノだったかもしれません。お母さんがアルゼンチンのねG1ウィナーで、お父さんは2015年のアメリカ3冠馬American Pharoah。さらには厩舎が海外遠征に積極的で、実績も十分な森秀行厩舎というのも踏まえると、世界が視野に入るだけのスケールというのも感じさせますね。馬齢からしてまだまだ伸びしろがあるのも確かだと思いますので、今後の飛躍というのが非常に楽しみです。

解説者:久光匡治(優馬)
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