2024年3回小倉3日目

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中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒8でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、開幕週とは違って、先週はマイナスの数値になりました。
 週の前半にかなり雨が降ったんですが、水曜以降は晴れて馬場は乾いて行って、開幕週と比べて時計は出やすくなっています。また開幕週のように、時計の出方が距離によって異なることはなくて、数値は一つで表示しています。とは言え、夏の小倉開催前半の芝でイメージするような超の付く高速馬場ではありませんでした。連対馬の脚質については、明らかに有利な脚質というのがね見受けられず、差し・追い込みがやや優勢といった状況でしたね。
 先週の馬場差1700m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒6でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値ですが、先週は開幕週よりも水準方向に動きました。
 開幕週は雨の影響で、重馬場か稍重だったのに対して、先週は良馬場でした。月曜・火曜で150ミリを超える雨が降ったにもかかわらず、土日ともにね、ゴール前の含水率は1%台と、この発表通りというか、開幕週よりも時計は掛かっていました。連対馬の脚質を見ると、明らかに前に行った馬が優勢でした。


  タイム分析
 2024/07/06 (土)  芝=-0.9  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1800 ジャルディニエ 牝2 未勝利 1:48.6 +0.1 --- +0.9 -0.8 E D 6.25
5R T1200 タマモティーカップ 牝2 新馬 1:09.2 -0.4 --- +0.1 -0.5 C C 4.80
6R T1200 レザンクレール 牝3 未勝利 1:08.5 -0.5 --- ±0 -0.5 C D 9.88
8R T1800 ハミング 牝3 1勝クラス・牝 1:46.0 -1.1 --- -0.3 -0.8 C C 6.40
9R T2000 イングランドアイズ 牝4 若戸大橋(1勝) 1:59.3 -0.6 -0.2 +0.1 -0.9 C C 6.75
10R T2600 メリオーレム 牡3 西部スH(2勝) 2:37.8 -1.3 -0.2 -0.3 -1.2 C C 9.13
 2024/07/06 (土)  ダ=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R D1000 ヨシノヤッタルデー 牡3 未勝利 0:58.3 -0.6 --- -0.2 -0.4 C C 7.43
7R D1700 リトルハピ 牡3 未勝利 1:46.2 +0.1 --- +0.7 -0.6 D C 6.00
11R D1000 ダノンセシボン 牝4 釜山S(3勝) 0:57.2 -0.1 --- +0.3 -0.4 D D 10.27
12R D1700 キタノズエッジ 牡3 1勝クラス 1:45.5 +0.3 --- +0.9 -0.6 E D 5.64

小倉2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
小倉6R 3歳未勝利 注目
 勝ったレザンクレールについて。
1着:レザンクレール 勝ち馬注目
 今回が3戦目、1回福島のね芝1200mのデビュー戦というのは、私もね現地で見ていて経験馬を相手にして、直線かなり良い脚を見せていたので、前回はね引っかかってマイル戦、1600mでね伸びを欠いていたんですが、距離を縮めて来た今回のは注目もしていました。前半600m33秒1の淀みない流れを自ら動いてねじ伏せた内容というのはね、期待していたこちらの期待を上回るモノがありましたね。先々週の函館で、3勝クラスのTVh杯を勝ってオープン入りを果たした半姉のミッキーハーモニーを筆頭に、同じく半姉のスイミーユニバンス、そして半兄のねダノンジャスティスなど、芝1200mでの高パフォーマンスというのが目立つ一族です。距離短縮で折り合って勝ち切れた辺りは、この血統の良さが出たと言える結果ですね。負担重量の恩恵、3歳馬なんでね、なども踏まえると昇級しても即通用という1頭だと思います。
小倉7R 3歳未勝利 注目
 勝ったリトルハピについて。
1着:リトルハピ 勝ち馬注目
 今回が初出走だったんですが、経験馬相手でもね、スタートは互角以上の好反応を見せ、その後のスピードの乗りも良くて、労せず番手を取っての正攻法の形が取れました。平均的なペースに楽々とついて行くと、勝負所で各馬が追い出す中、1頭だけ馬なりの手応えのまま。直線はしぶとく粘るメイショウアラセツと壮絶な追い比べの末、アタマ差退けて初陣を飾りました。正直、直線に向く際の手応えからするとぶっちぎりというのもね予見させたんで、意外と苦労した勝利だなという風にね、物足りなさを覚えなくもないんですが、経験馬を相手に正攻法でねじ伏せること自体難しいことでありますし、そこは評価しなくてはいけないかなと思います。全兄は日曜11レースのG3プロキオンステークスで4着だったハピ。血統的にもね、今後の成長というのは大いに期待できそうです。ちなみに、当日の馬体重はこの馬460キロだったんですが、日曜に出走したお兄さんのハピが484キロと、今のところは名は体を表すという感じなんでね。いつかビッグハピになることを祈りたいですね。
小倉12R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

解説者:久光匡治(優馬)
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