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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

小倉3R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒7遅い勝ちタイムでした。

小倉5R 2歳新馬・九 タイムＥ

基準より2秒2遅い勝ちタイムでした。

小倉6R 2歳新馬 タイムＥ

基準より1秒7遅い勝ちタイムでした。

小倉7R 3歳以上1勝クラス 注目

2着だったフレイミングパイについて。

2着：フレイミングパイ

前走から距離短縮、さらに最内枠という状況で前半追っ付けてもね、取れた位置は中団だったんですが、体列的に馬群の切れ目になって、揉まれなかったのは良かったかなという風に思います。それでも重馬場、逃げ馬がねそのまま押し切る前残りの競馬だっただけに、直線で一気に詰め寄った脚というのはね、見た目通りに際だっていました。使った上り600mは芝並みの34秒2。前2走のようにね、スムーズな先行ができない中、キックバックに耐えながらも反応できた事に加えて、以前のように外に張る面というのもね、マシになっていたのも成長の証と言えると思います。お母さんのレディオブフレイムの半姉レディオブオペラがね、条件戦から4連勝して、2014年のシルクロードステークスでも2着している馬で、お父さんが、この馬自身リアルインパクトという事を思えば、いずれは芝でも走れそうな血統背景という感じもしますんでね。今回見せたこの脚力というのを大事に育ててほしいですね。

小倉9R 柳川特別 タイムＥ

基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。

小倉11R 北九州記念 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはCでした。ジャスパークローネがちょっと出遅れてしまってというところ。スタートを決めたピューロマジックが二の脚を利かせて先手を取って行きました。内からテイエムスパーダやペアポルックス辺りも出して来たんですが、スピードの乗りがまるで違って、完全な単騎逃げの形。サーマルウインド1番人気は5番手辺り、2番人気のナナオはその直後7・8番手で待機して、以降の馬が固まっていました。リズム優先にね、ペースを緩める事なく飛ばして行ったピューロマジックが、残り400mで後続に3馬身近い差をつけて押し切り態勢。好位からヨシノイースターも懸命に追って来たんですけども、最後まで脚色が衰える事はなくて、半馬身しのぎ切ってのゴールという感じになりました。重賞2連勝になりましたね。

1着：ピューロマジック

見事逃げ切りましたピューロマジックは3番人気だったんですが、レースを振り返っていかがでしょう。とにかく二の脚が抜群で、初速からして他の馬とはまるで違いました。前半600m32秒3と速いラップだったんですが、その中でもね鼻歌が聞こえてきそうなぐらい軽やかな走りに見えましたね。3歳牝馬、負担重量の恩恵があったとは言え、今回のメンバーではスピードの絶対値が1枚上というレース内容でした。これで1200mに限れば6戦して4勝2着・2回とパーフェクトな戦歴ですし、お父さんアジアエクスプレスの影響もあって、馬場状態を問わないというのも、この馬の強みだと思います。絡まれたり、引かされるような展開になるとまだわからない面というのはあるんですが、こうして自分の形をしっかりと持っている馬ですから、今後もね外連味のないレースで続けて行ってほしいなと思いますね。

2着：ヨシノイースター

2着以下は人気なかったんですが、2着ヨシノイースター。2月の北九州短距離ステークスの勝ち馬で、これで小倉芝1200mは2着・7着・1着・2着と好成績の馬です。外枠からでも上手に立ち回れた辺りはね、この辺りのコース適性の高さというモノですし、ただね、競馬が上手な反面、ちょっと重賞とかそういった上のクラスで勝ち切るまでにはもうワンパンチ欲しいかなという走りには見えました。6歳牡馬なんでね、成長というね馬齢でもないんですけれども、これからもこういった安定した成績になって行くのかなという想像はつきますね。

3着：モズメイメイ

そして3着モズメイメイ、この走りにはちょっと驚きました。近況6戦続けて2桁着順でね、低迷していたんですけども今回復調を示す好走を見せました。昨年の葵ステークスのね、どうしてもロケットスタートから先行というイメージが強かったんですけれども、今回のように内めの馬群をこじ開けて差して来たという点では、走る方に気持ちが戻って来た、そんな印象は受けましたね。レースに幅が出たという点ではね、収穫もあったと思いますし、この形でね、走れたのであれば注文というのも減ったはずなので、元々の自力からしても、今後のね、連続好走というのを期待したいですね。

6着：ナナオ

それから人気どころでは2番人気ナナオ6着でした。外枠でもあってね、想定よりも少し位置取りが後ろになってしまって、恐らく鈴をつけたかったピューロマジックと早い段階で差がついてしまったというのが痛かったと思います。それでも外からね、少し強引に勝ちに行く形になって、最後はその分飲み込まれてしまったんですけれども、一旦は直線3着浮上の場面を作っていたので、この辺りは評価したいところですね。今回の競馬でしたら、いずれ差す競馬というのも会得できそうですし、まだまだ進化ができる馬であるのは、間違いないと思います。

12着：サーマルウインド

そして1番人気に支持されたサーマルウインド12着でした。川田ジョッキーというのも相まって、1番人気に推されていたんですが、中山の春雷ステークスの時よりも1秒以上速い前半600mの入り。位置は取れたんですけども、脚を溜めるだけの余裕はなかったように見えます。今回の走りを見る限り、本質がスプリンターという感じはないので、スピードを生かしながら、道中一呼吸つけるような1400m、この辺りがベストなんじゃないかなという感じがしますね。

小倉12R 3歳以上1勝クラス 注目

2着だったヴァンヴィーヴについて。

2着：ヴァンヴィーヴ

前走から距離延長で初めてブリンカーを着用してきました。内枠という事もあってね、覚悟を決めて逃げたんですけども、序盤に少し絡まれた上に、向正面ではマクっ来た馬にもハナを譲らず、応戦する形。ちょうどラップを緩めたタイミングだっただけに、そこで再点火を余儀なくされたという中ではね、かなり厳しいレースでした。それでもこういった状況から一旦は完全に抜け出して2着と。負けてなお強しの評価で良いと思いますね。こうした厳しいレースをした分、直線ではね、勝ち馬の決め手というのが本当に際立ってしまったんですが、これを誘発したのもね、この馬自身というのは覚えておいて良いと思います。過去のダート2戦は1400mで位置が取れなくて難しい立ち回りをしていたんですけれども、ブリンカー着用で距離を延ばして、他馬に依存せず力を出して行く形がね、今回で確立されたと思います。馬格からして、良馬場でも力を出せると思いますので、1勝クラスでしたらすぐ勝ち上がるんじゃないかなと思いますね。

解説者：久光匡治(優馬)