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東京1R 3歳未勝利 注目

このレース、勝ちタイムがあと0秒1速ければBランクでした。

1着：アオイミモザ

アオイミモザが3馬身差で1着です。ハイペースをほぼ正攻法で押し切った内容は、これはもう強かったの一言です。圧倒的な1番人気に支持されましたが、これは前走がですね、タイムランクAのレースの2着馬でしたからね。父はドレフォンです。当時3着だったですね、プルメリアクヒオという馬も忘れないようにしてください。

2着：ゴールデンオスカー

そして2着のゴールデンオスカー、これは今回がデビュー戦で直線外からすごい脚を使いましたよね。上がり600mは最速で、能力がなければとてもできない芸当です。ただ、いきなり先々週のね、ダートとは違う馬場傾向で1Rがスタートしたというのはちょっと参りましたけどね。

4着：リンガスロシェ

4着のリンガスロシェ、これは3着馬に4馬身差をつけられたんですけれども、逃げて強い勝ち馬にマークされましたからね。これは4着でも頑張ったと見るべきです。次走が小回りの福島・新潟なら上位進出も可能でしょう。

東京2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。勝ったラファールドールについて。

1着：ラファールドール

タイムランクはEでしたけれども、父のニューイヤーズデイでですね、これに注目したいと思っています。実はこの同産駒はですね、先週終了時点でダートで34勝ですけれども、その内訳は札幌1・函館と福島は0・新潟が1・中山が4・東京が10・中京が2・京都が6・阪神が7・小倉が3でですね、東京の10勝がダントツなんですね。延べ5頭しか出走していない札幌を除きますと、勝率も19.2%というのは東京がトップでしたね。何とこの春の開催10週間で、7勝も挙げてるんです。よく勝つなと思って行ったらやっぱりそうでしたね。この中にはですね、6/9の3歳未勝利戦を単勝181.5倍で勝ったカーリングホリデーでもいます。という事で、秋の東京ダートでもニューイヤーズデイ産駒に注目したいところです。

東京3R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。

東京5R 2歳新馬 注目

4着だったソロモンについて。

4着：ソロモン

単勝1.8倍、1番人気でした。このレース前半1000m1分3秒3のスローペースで、ペース補正が1秒1入ってDランクなんですけれども、このペースでもきちんとですね、折り合って走れた辺り、これ全姉がメイケイエールなんですけれども、全くタイプが違うなという印象を受けましたね。大人しいと言うかね、おっとりしすぎているような感じで、その分今回は一段階ギアが上がらなかった感じがします。530キロの大型馬でもありますから、一度レースを使った事で、心身ともにガラッと変わってくるはずで、これは決してね、悲観する内容ではありません。次改めて期待できると思います。

東京6R 2歳新馬 注目

勝ったサトノカルナバルについて。

1着：サトノカルナバル

これペース補正が0秒6入って、Dランクです。かなりね、緩やかな流れなんですが、このペースで7馬身差ですから、これはもう大差と言って良い訳です。そういうレベルですね。もちろん、上がり600mは最速です。見せムチだけで後続を突き放しています。父はキタサンブラック、前兄がですねジャスティンスカイ、それから半兄のダニーデン、これはね芝の2000mでも勝ってるんですけれどもね、堀厩舎が新馬戦を芝の1400mを使って来たという事は、ほぼ短距離馬という見方をしている訳なんでね、この勝ち方なら、遺伝子が発現しなければね何となく1600mぐらいまでは大丈夫だと思います。

東京10R 日野特別 注目

勝ったアッシュルバニパルについて。

1着：アッシュルバニパル

出遅れましたが、早めに自分から動いてる行けるですね位置を確保しまして、ただ砂を被ると嫌がりますからね、まぁこの馬とすれば良い形でレースができたんじゃないでしょうか。ということでね、今後しばらくは東京ダート1600mを主戦場にするはずですが、秋の東京戦で復帰してくれば、3勝クラス突破も十分に可能でしょう。 　さてこのレースですけれども、前半1000m58秒6の平均ペースで、レースのラスト400mが12秒2-12秒0の加速ラップこれは優秀です。これはですね、最後の1・2着馬のマッチレースになって、しのぎを削ったというところがね、こういった優秀なラップを形成したと思います。

2着：ラタフォレスト

さてこのレースですけれども、前半1000m58秒6の平均ペースで、レースのラスト400mが12秒2-12秒0の加速ラップこれは優秀です。これはですね、最後の1・2着馬のマッチレースになって、しのぎを削ったというところがね、こういった優秀なラップを形成したと思います。 　2着のラタフォレストの方ですが、上がり600m最速で肉薄したんですが、相手もまだ余力がありましたからね。このハナ差2着は仕方ないと思います。次走が東京なら本命が推せるんですが、小回りのツーターンになってどうか、そこの場合はちょっと、自信を持って本命に押せないかもしれませんね。

4着：コブラ 解説推奨

この馬、大井競馬からの転入馬で、1勝クラスを勝つまでに8戦を要したんですがね、この間ズッと感じてきた事なんですけれども、本質的に1800mでは長くて、一瞬しか良い脚が使えなくて、多分ねローカル向きのタイプじゃないかという、そんなイメージを描いて来たんです。ところが2勝クラスに上がってからですね、レースぶりを見ますと、もうメンバー次第で勝ち負けできるレベルまでですね、地力を身につけたという風に思いますね。今回は直線インで前が塞がる場面がありましてね、こういうのは皆さんよくチェックしますので、次走狙いとしてはあまり妙味がなくなってしまったんですが、個人的にはね、次走が福島なら、これはもう選択肢はダート1700mしかないと思いますので、先ほど言った1800mでは長い、一瞬しか良い脚を使えない、ローカル向きというこの3つの短所を補えるですね、絶好の舞台設定になります。そこで狙わない手はありません。

東京11R 江の島S

2着：ダノンザタイガー 解説危険

この馬、G2の東京スポーツ杯2歳ステークス2着、G3の共同通信杯3着の後ですね、半年以上の休養を余儀なくされたんですが、復帰して3勝クラスで14着・3着、この2戦でですねいずれも私は本命を打ったんですが、この時点で見切りをつけて、前走・そして今回の印、単穴評価でちょっと様子を見てきました。今回2着なので、予想の印とすればタイミングが悪すぎたんですが、改めて今回のレースを見て何かが足りないと感じましたね。少なくとも今回はペース補正が0秒8も入って、緩やかな流れだったのに、これはもう2番手流れ込みがあっても当然なんですが、逃げ馬に突き放された内容というのは評価できるモノではありませんでした。さらに他馬の拙攻というのもあったんでね、おそらく集中して走り切れない何らかの理由があると思うので、次走ですね、ブリンカー着用など馬具を工夫してこなければ、実はもう少し印を下げてみようかなという風に考えています。

東京12R 3歳以上1勝クラス 注目

このレース勝ち、タイムがあと0秒1速ければBランクでした。

1着：テウメッサ 勝ち馬注目

テウメッサが自己条件で2勝目を挙げたんですが、前走の桜花賞は15番人気で9着で、これは私事になるんですけれども、桜花賞で私はこれ本命を打っていたんでね、1勝クラスのここで負けたらちょっとこれは困るなと思っていました。結果は辛勝でしたけれども、着差以上に強かったと思いますし、当然昇級しても連勝してほしいですね。私の期待馬なんです。

2着：カイトグート

それから2着のカイトグートですけども、こちらはね3着馬に1馬身3/4をつけてます。緩やかな流れで、こうしたペースはね、着差がつきにくいのですから、これは決定的な着差と言っても良いと思います。これまで芝1400m向きのイメージを持っていたんですけれども、こうして見ると、むしろ1600mの方が良い内容で、次走が福島のね、1800mでも期待できると思います。

3着：クリーンエア

それから3着のクリーンエア、こちらは見た目にはねいかにもジリっぽくて、何か次走危険馬にしたいなっていうそんな負け方にも映るんですけれども、これはねまだ体がしっかりしていなくて、坂で加速して行けないからだと思います。昨年の夏、新潟でですね2歳新馬戦を勝って、新潟2歳ステークスで3着ですから、次走が平坦の新潟なら、これは大幅にね、パフォーマンスを上げてくると思います。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)