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馬場差一覧

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逃

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中

追

マ

東京4R 3歳未勝利 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

東京5R 2歳新馬 タイムＡ

このレースの勝ちタイムは、当開催2歳新馬戦の基準タイムより2秒7速く、1800m対象の馬場差がマイナス1秒9だった事を踏まえても、 -2.7-(-1.9)＝-0.8 さらにペース補正が0秒8入っており、 -0.8-0.8＝-1.6 で、基準より1秒6速い勝ちタイムとなります。 　なお、このレースはですね、ペース補正が入っているんですけれども、能力差が歴然としやすいラップ構成で、クビ・ハナなどのですね、カタカナ着差というのが全くない、それが特徴なんですね。

1着：クロワデュノール 勝ち馬注目

3番人気クロワデュノールが、後続に2馬身半の差をつけて勝ちました。このレースの勝ちタイムについてはですね、TOPIXでも上がっていましたけれども、さらに付け加えますと、東京芝1800mの2歳戦で1分46秒9以下、なおかつ上がり600m33秒9以下で勝った馬というのは、過去に3頭しかいないんです。その3頭はいずれも、東京スポーツ杯2歳ステークスの勝ち馬で、古い順にニシノデイジー・コントレイル・イクイノックス。つまりですね、全て重賞でこの記録を作っている訳で、2歳の新馬戦とすれば、これは垂涎の記録で、過去の例に例に習えばG1を勝てる馬という事になります。父はキタサンブラックで、同産駒にありがちな、ちょっと細身の体つきではあるんですが、イクイノックスもねデビュー当初は薄っぺらい感じがしましたから、次走が本当に楽しみです。

2着：アルレッキーノ 番組注目馬

そして2着が1番人気アルレッキーノでした。アルレッキーノは今年のオークス馬、チェルヴィニアの半弟で、父はブリックスアンドモルタルになります。勝ち馬とのマッチレースで、3着には4馬身差をつけています。ただですね、チェルヴィニアとはタイプが違って、こちらは真面目なスピードタイプですね。恐らく次走は1600mを使ってくると思うんですけれども、楽勝すると思います。

東京6R 3歳未勝利

1着：レッドアトレーヴ 通信簿

1番人気1着でした。こちらは着差以上に強い内容でしたね。という事で、広いコースであれば引き続き期待できるはずです。

東京11R エプソムC 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはCでした。さぁまずスタートですがシルトホルンが出て行きましたね。途中からセルバーグが行くのは、ある程度予測していた展開で、前半の1000mが58秒3。平均ペースと言えるんですけれども、0秒2のペース補正が入ってますんでね、ちょっとやっぱり馬場を考えると緩やかな流れだったのかなという感じがします。従ってですね、シルトホルンのちょっと後ろにいた組、この辺の争いになりましたね。ある程度の位置で流れに乗っているという事がやはりウイングポジションになってる訳ですね。そして馬場の問題なんですが、シルトホルンを基準に考えると、これより内があんまりダメなんですね。そして外は、このレーベンスティールの外、サイルーンが来るんですけど、この辺までがギリギリで、その外はやっぱり伸びない。で、内もダメという事で、真ん中の攻防になる訳ですけれども、この日のルメール騎手は非常にどのレースでも馬場の良いところを選んで、非常に的確な馬場読みと、しかもそれをしっかり実践したというね、やっぱり凄いなと思いました。

1着：レーベンスティール 勝ち馬注目

勝ったレーベンスティールについて。好位の良い位置につけてましたね。完勝と言える内容で、2馬身差ですから、59キロを背負ってエプソムカップを勝った馬は初めてですね。私の知る限り、東京の芝1800mの重賞で、59キロを背負って勝った馬というのは、毎日王冠しかいないと思います。少なくとも、私が競馬始めてから6頭しかいません。古くから言いますと、カツラギエース・オグリキャップ・ダイタクヘリオス・バブルガムフェロー・サイレンススズカ・グラスワンダーですからね、もうレーベンスティールは過去の名馬に肩を並べてると言っても過言ではありませんので、秋の天皇賞のかなり有力候補になったと思います。

2着：ニシノスーベニア

その後2着がニシノスーベニア、1800mは初でしたね。私も1800mは気持ち長いかなという風に思ってましたけれども、今回の走りを見ると問題なく、外枠が不利にならないように田辺騎手が上手く、内めに潜り込んだ、そういう競馬をしました。そしてその3着のシルトホルンにつけた差が、また2馬身ありますからね。これはやはり決定的な着差ですね。ですから、この馬も相当高い能力を改めて、この重賞で示したという事になります。

3着：シルトホルン

その後の3着シルトホルンも3着を確保してよく粘りました。シルトホルンの場合は、先行力はありますけれども、ペースが緩やかな中で、ヨーイドンみたいな競馬はあまり得意じゃない。という事で、今回はある程度平均ペースに流れたという事で、この馬の持ち味が最大限に発揮できたと、そういう風に思います。

4着：サイルーン

それに迫ったのが4着サイルーン。レーベンスティールの外から一瞬伸びかかって突き放されました。これは相手が強かったという事もありますし、あるいはサイルーンの場合は、1800mは気持ち長いのかなという感じもある訳です。それでも、今回重賞でここまで戦えたという事で、1800mがダメという事はないと思いますが、1600mの重賞で十分勝負になるということを示しましたね。

5着：アルナシーム

5着アルナシームも差がありませんでした。好位で折り合えたという事は最大の収穫でした。ただ、坂上で盛り返すように伸びて来て、途中なんかエンジンがかかってないんです、全然直線。これは多分手前変換の問題で、やっぱり左回りはやはり何て言うのかな、加速に時間がかかるというか、あまり上手に走り切れないという事が、今回はっきりわかったと思います。

6着：グランディア

そしてグランディア6着、馬群の中から最後は来てるんですけれどもね。馬群の中にいれば、最後まで集中力が途切れないタイプなんですけれども、今回は平均ペースでちょっとバラけるような展開になりました。何て言うのかな、こうごちゃごちゃしたような競馬の中で、最後にシュッと脚を使うようなのがこの馬の持ち味なので、そういう時には十分なチャンスが出てくると思います。

8着：グランスラムアスク 解説推奨

逃げ候補はね、この馬とセルバーグとシルトホルン、これを考えていたんですけれども、グランスラムアスクはテンから行く気がなくて、一転して戦法を変えて来ました。そもそも過去の4勝・2着1回は逃げてのモノですから、正直これで勝負にならないと思って見ていたのですが、4コーナー15番手から追い込みですね。3着シルトホルンとは0秒1差まで、ここまで健闘したのにはちょっと驚かされました。位置取りが違うとは言っても、上がり600mは勝ったレーベンスティールと同じで最速タイでした。まだまだね、気力の衰えはありません。この一戦でね脚質転換に成功したとは言い切れませんけれども、復活のきっかけにはなったと思いますね。次走、どのレース使うか、これも全く読めませんけれども、人気がないうちこそ狙い目だと思います。

9着：ヴェルトライゼンデ

それから3番人気でしたね、1年2ヶ月ぶりのレースヴェルトライゼンデは9着でした。レースの形は悪くなかったです。今回は休み明けでもあり、しかも58キロを背負っていましたし、これはこれで仕方ないので、この後順調に使えればという事になると思います。

10着：トゥデイイズザデイ

そしてトゥデイイズザデイは10着でした。まずインコースは伸びない馬場状態であったという事は言えるんですけれども、それにしても全くパフォーマンスが出ていないという事で、明確な敗因をここで語る事はできないのですが、ちょっと走り切っていないという感じでしょうかね。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)