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東京2R 3歳未勝利・牝 注目

勝ったアルプスオジョーについて。

1着：アルプスオジョー

父はパイロです。前走からパフォーマンスが大幅に向上した要因の一つは、まず休み明けを1度使われて良くなっていた事なんですが、最大の要因はですね、1600mから1400mへの距離短縮です。2番手から上がり600m最速ですから、これはもう非の打ち所のない勝ち方で、問題というか課題なんですが、いつもテンションが高いんですね。ですから、レースを経験しつつですね落ち着きが出てきてくれれば良いかなと思います。

東京4R 3歳未勝利 注目

勝ったイージーブリージーについて。

1着：イージーブリージー

一般的に不利と言われる東京芝2000mの外枠でしたが、2コーナーまでに無理をせずに好位を確保できたことが大きかったとは言いましても、正攻法に近いレースで上がり600m2位タイでまとめたのですからね、これは完勝と言って良いです。父はトーセンラーです。タイムランクはCですが、完全タイム差はマイナスです。まだね、トモがしっかりしていませんし完成途上のね勝利でしたから、3歳牝馬というのは負担重量のアドバンテージがありますからね。昇級しても十分に通用すると思います。

東京5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったウィンターベルについて。

1着：ウィンターベル

父はバゴです。タイムランクはSLでですね、単調な先行馬決着、終盤のラップもさほど速くなくてレース後の率直な印象はですね、凡戦の感は否めないなと思っていたんですけれども、勝ち馬の血統には注目すべきです。お母さんのノチェブランカは自身を含めて、兄弟6頭が全てディープインパクト産駒で、それだけですね、祖母ナイトマジックが期待されていた繁殖牝馬だという事です。母の全弟でですね、グレートマジシャンがいまして、こちらシャフリヤールの勝った2021年のダービー4着馬なんですけれども、脚部不安で引退を余儀なくされなければですね、相当な活躍が期待できたと思うんですね。つまりですね、いつ大物が出てもおかしくない牝系なんです。

東京6R 3歳未勝利

9着：ヴァンセゾニエ 通信簿

2番人気9着でした。序盤にかなり行きたがってですね、直線半ばまでは手応えが良いように見えたんですけれども、すぐに失速してしまいました。これは序盤にかなり消耗してしまったんだと思います。

東京7R 3歳以上1勝クラス タイムＢ

このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより1秒9速く、1400m対象の馬場差がマイナス1秒5だった事を踏まえても、 -1.9-(-1.5)＝-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：サクセスカラー

サクセスカラーが平場の自己条件で2勝目を挙げました。サクセスカラーはですね、年明けの3歳新馬戦を勝った後。クイーンカップ4着、アネモネステークス4着です。使いつつ気が入って来たと聞きましたんでね、そこで一息入れた事が良くて、今回距離短縮というのも功を奏してですね、理想的な好位差しの非常に良い勝ち方ができました。この内容ならね、再び距離を1600mへ戻しても大丈夫そうです。ただテンションが上がりやすいですからね、次走は少しレース間隔を空けた方が良いと思います。

2着：ニシノピウモッソ

それから2着のニシノピウモッソ、これで5戦連続の2着です。芝・ダートを問わず、短距離なら確実に脚を使いますが、今回はですね勝ち馬よりも負担重量が4キロ重くて、今後もですね、その差で取りこぼすケースがあるかもしれませんね。

3着：キングズブレス

それから3着のキングズブレスですけれども、放牧で立て直した事で、フレッシュで非常に良い状態でですね、相変わらず好馬体が目を引きました。内から一瞬抜け出しかかったんですが、ラストは止まりましたね。1400mまではこなしてほしいんですけれども、現状は1200mがベストのスプリンターと見るべきかもしれません。

東京10R 由比ヶ浜特別

1着：レッドシュヴェルト 解説推奨

父のレッドファルクス、こちら2016年・17年のスプリンターズステークスを連覇した名スプリンターです。今までね、見てきた同産駒の中では、このレッドシュヴェルトはデビュー当初から最もお父さんに似たイメージを抱いていましてね、非常に期待していました。なので、未勝利勝ちに4戦、そして1勝クラスを勝ち上がるのに6戦も要したという事に忸怩たる思いがありましたね。ところが今回は、昇級戦を即突破しました。個人的にはですね、東京芝1400mで直線一気に追い込める馬というのは、スプリント性能が相当に高いと見ております。従って将来的には1200mでも十分やれると思います。次走がですね、新潟の内回り以外の芝1400m。ちょっと、ややこしい条件付けましたが3連勝も狙えると思っています。

東京11R アハルテケS タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。

東京12R 3歳以上1勝クラス 注目

3着だったハッピーロンドンについて。今取り上げましたね、土曜日2Rの3歳未勝利戦より遅いタイムなんですけれども、土曜ダートは馬場差が変動で、土曜の中ではこのレース時が最も時計の掛かるコンディションでした。そしてこのレースはね、東京ダートの馬場が乾いて行く時間帯にありがちな、トラックバイアスがね、出現していた可能性があります。1つ前の11R3歳以上オープンのアハルテケステークスもそうだったんですが、逃げ・先行馬が失速するラップでもないのにですね、外の差し馬が優勢になりました。つまり馬場が内から乾いて行って、外の方が伸びやすい時間帯だったという事ですね。

3着：ハッピーロンドン

今取り上げましたね、土曜日2Rの3歳未勝利戦より遅いタイムなんですけれども、土曜ダートは馬場差が変動で、土曜の中ではこのレース時が最も時計の掛かるコンディションでした。そしてこのレースはね、東京ダートの馬場が乾いて行く時間帯にありがちな、トラックバイアスがね、出現していた可能性があります。1つ前の11R3歳以上オープンのアハルテケステークスもそうだったんですが、逃げ・先行馬が失速するラップでもないのにですね、外の差し馬が優勢になりました。つまり馬場が内から乾いて行って、外の方が伸びやすい時間帯だったという事ですね。2番手から3着に敗れたこの馬は、当然次走の狙い馬になります。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)