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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

阪神1R 3歳未勝利・牝 タイムＥ

基準より1秒9遅い勝ちタイムでした。

阪神2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。3着だったゲーベルについて。

3着：ゲーベル

スタート直後に躓いたんですが、すぐに体制を立て直すと行き脚がついて2番手まで上がり、抑えるのに苦労するぐらいの行きっぷり。4コーナー出口で一旦前に離されたんですが、直線で追い出すとすぐに交わして先頭。そのまま押し切れそうだったんですが、最後は苦しくなったのか外にもたれ気味で、2頭に差されてしまいました。このレース、前半・後半のラップを比べると、かなりの前傾ラップで最後に苦しくなった直接の原因はこのペースが速かった事でしょう。とは言え、上がりが掛かったためにEランクになっている訳で、であるなら前傾ラップで失速したとしても、注目にはちょっと値しないんですが、ペースが速いのに抑えるのに苦労していたぐらいですから、1400mでも長いという可能性がありますね。次走1200mに出走なら大いに注目。1400mなら連の抑えという評価になります。

阪神3R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。

阪神4R 3歳未勝利 注目

4着だったデファイについて。

4着：デファイ

スタートは互角だったんですけども、その後の加速がイマイチでポジションが下がり、その後ですね加速がつかないんでジョッキーがしばらく促していたんですけども、そしたら逆に行き脚がつきすぎてしまって、一気に上がって行き、馬群に詰まりそうになるんですけどね、その手前で抑えるのに苦労するという、ちょっとチグハグな序盤だったんですが、その後折り合いがついて内でジッとしているとコーナーで自然にポジションが上がりました。そのまま手応え良く直線に入りましたが、最初に狙った前の2頭の間はすぐ狭くなり、外へ切り替えようとした時にすぐ外のエールクイーンに外から寄られてブレーキをかけ、バランスを崩しかけました。進路を確保してからはしっかり追えましたけども、仕掛け遅れでエンジンが掛かるのが遅く、ようやく伸びた時にはもうゴールでした。これは脚を余したと思われます。スタートやスタート直後にもたついてもスピードに乗ると一気に行くというのは、デビュー戦でもあった事なんですが、その後途中から折り合いがついたことは大きな収穫ですね。そろそろチャンスがありそうです。

阪神5R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より2秒1遅い勝ちタイムでした。

阪神6R 3歳1勝クラス タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：ハビレ

ハビレが自己条件で2勝目を挙げました。ハビレはゲートを出た瞬間から手綱を抑えていて、ゆっくり出て行って3番手。上手く収まりそうだったんですが、ペースは速めなのに向正面では口を割って行きたがっていました。それでも能力の高さで押し切りましたけども、1800mは長いと思います。恐らくベストは1400mなんですが、春の3歳ダート重賞で1400m以下というレースは、4月の兵庫チャンピオンシップしかないので、まぁ目標はそこになりそうですね。もちろん1400mの中央のオープン、バイオレットステークスでも有力です。今年から1900mになるユニコーンステークスは厳しいだろうと思いますね。

2着：ポルポラジール 番組注目馬

2着のポルポラジールは仕掛けて先行争いを制し、しばらく競り合った事でペースは速くなりましたが、2着に粘りました。跳びが大きいので馬群に入ると窮屈になりそうな馬なんですけども、今回のレース内容なら次走もハナにこだわると思います。ならば再び好勝負になるでしょうね。

3着：テンカジョウ

3着のテンカジョウは出遅れて後方待機でした。上位2頭以外の先行馬が失速した事で3着に上がったという感じですね。

5着：メイショウカシワデ

そして番組注目馬で2番人気だったメイショウカシワデは5着でした。この速いペースを追走してと言うか、先行争いに敗れて失速したという感じですね。マイペースでスンナリ行ければ巻き返しは可能だと思います。

阪神7R 4歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒6遅い勝ちタイムでした。

4着：メイショウホタルビ 通信簿

2番人気4着でした。休み明け初戦とは言え、勝負所のズブさは様相変わらずだった。勝ち負けするには展開の助けが必要だろう。

阪神11R チューリップ賞 重賞

タイムランク・メンバーランクともにCでした。ワイドラトゥールはですね、好スタートを切りましてスッと前に出たんですけども、しばらくは互いの出方を伺う感じで並びは決まらず、300m以上行ったところで先頭セキトバイースト、2番手エラトーとなりました。600m通過34秒5なんですが、これは馬場状態の違いを考慮すると阪神ジュベナイルフィリーズよりは速くて、朝日杯フューチュリティステークスよりは遅いという感じですね。朝日杯の速いペースでも先行したタガノエルピーダは、今回も3番手。直線入り口で仕掛けて前を追ったんですが、直線に入ると外へ流れて行って伸びを欠いています。その外からスウィープフィートが並ぶ間もなく交わして行き、一気に先頭に立つと差を広げて1着。逃げたセキトバイーストが2着に残り、タガノエルピーダの内にできたスペースを通って伸びたハワイアンティアレが3着となりました。

1着：スウィープフィート

鮮やかな伸び脚でスウィープフィートが制しました。また出遅れてですね、後ろからになったんですけども阪神ジュベナイルフィリーズの時とは違って折り合って進み、4コーナーの出口で徐々に外へ移動しながら差を詰め、直線では素晴らしい伸びでした。ようやく力を発揮できたという感じですね。この結果を受けて、阪神ジュベナイルフィリーズのこの馬より上位にいた馬の評価が上がりそうですけども、繰り返しになりますが阪神ジュベナイルフィリーズでは出遅れて後ろになった挙げ句に引っかかっていまして、今回のような競馬ができていれば阪神ジュベナイルフィリーズの結果が変わっていた可能性もありますから、単純な比較は避けたいですね。

2着：セキトバイースト

2着セキトバイースト、よく粘りました。この馬がハナ切ったのはデビュー以来初めてなんですけども、遅くないペースで行って粘った訳ですが、トップナイフもそうなんですけどもね、デクラレーションオブウォー産駒は少々ペースが速くても気分良く前に行った方が力を出せる場合が多いと思います。今回に関しては、好内容と言えますけども、ちょっと本番には繋がらないような気がしますね。

3着：ハワイアンティアレ

3着は人気がなかったですねハワイアンティアレでした。4コーナーではまだ後ろの方にいて、しかも手応えが良くなかったんですけどもね、よく伸びましたね。まぁタガノエルピーダの内側にスペースができた事はラッキーだったんですが、まだキャリア3戦ですこの馬。これから成長しそうな馬ですね。

4着：タガノエルピーダ

タガノエルピーダ、1番人気に応えられませんでした4着でした。牝馬限定戦だとかえって切れ負けするというタイプだとは思うんですけども、速めの流れで先行すれば、この馬の良さが出るはずです。まぁそういう展開に今回なってますから、それでいて直線の坂で苦しがるように外へ流れて行ってしまっていて、ちょっと内容は良くないですね。

6着：ミラビリスマジック

3番人気のミラビリスマジックは6着なんですが、スタートが早く先行できそうだったんですけども、外から2頭が行った所で強く手綱を引いて、その後しばらくなだめているような格好になっていました。にも関わらず、4コーナーではもう鞍上の手が動いて仕掛け気味になっていて、ちょっとチグハグなレース運びだったと思います。

10着：スティールブルー

それから2番人気のスティールブルー10着ですけどもね、速めの流れを追い掛けて伸びを欠いたという内容ですけども、前走のフェアリーステークスでは逆に行きっぷりが非常に悪かったので、このペースを追走できた事は好材料と捉えたいです。血統からも晩成タイプと思われますから、まだまだこれからの馬だと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)