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京都2R 3歳未勝利 注目

5着だったフォージドブリックについて。

5着：フォージドブリック

隣のですねセクシーブーケがスタートで躓いた後にヨロけた影響で手綱を引かされたとは言え、その後の行きっぷりも悪くて前の集団からは離されてしまいました。しかも3コーナー手前辺りから、もう追い通しになっていて、しかも追い通しになってもあまり差を詰められなかったんですが、直線では伸びています。前半の行きっぷりが悪く、コーナーで追い通しになって直線で伸びて来る場合に考えられる原因その1は、砂を被って嫌がってる事なんですけども、そもそも砂を被る位置にはなっていないので、それはないですね。とすると、気を抜いているパターンが濃厚で、前走も追い通しでした。ブリンカーがもの凄く効きそうな馬なので、ブリンカーかチークピーシーズをつけて来たら、要注意だと思います。

京都3R 3歳新馬・牝 注目

5着だったクインズセレネについて。

5着：クインズセレネ

出遅れたんですけどもね、まぁ気合をつけるとスピードが上がり、すぐに前に追いつけそうだったんですけども、追いつけかけた所で砂を被るとモロに頭というか顎を上げてしまって、下がってしまいました。3コーナーに入るところで今度外に出そうとしたんですけども、そこで後ろにいた馬が先に追い上げて行ったので、また砂を被って頭を上げて、3コーナーでは肩ムチが入ったんですけども、進みは悪いまま。さらに4コーナーではもう追い通しでした。そしてステッキも入っていましたね。こういうレース運びになった馬を取り上げるので、この後は想像がつくと思いますけども、直線入り口で1番外まで出して砂を被らなくなると、目立つ伸びを見せました。まぁいかにもデビュー戦という内容だったんですけども、能力の高さは見せており、砂を被るのに慣れるか、砂を被らない競馬ができれば大きく前進すると思います。

京都4R 3歳1勝クラス タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムでした。

1着：ワイワイレジェンド 勝ち馬注目

距離短縮のワイワイレジェンドが2勝目を挙げました。ワイワイレジェンドはスタートが早くてですね、エートラックスを行かせて2番手になりましたが、1800mからの400m短縮でも楽に先行できました。直線でも手応え通りに伸びて快勝。「稍重」のダート1400mにしてはペースが速くなかったので、楽に先行できたという面はあるんですけども、ダート1400m以下をBランクで勝てるダノンレジェンド産駒というのは、だいたい上のクラスでも早めに通用するので、こちらもオープンでも期待できると思います。

2着：エートラックス

2着のエートラックスはハナを主張していて良い感じで逃げましたが、勝ち馬には完敗でした。と言っても3着には3馬身差をつけており、次走も有望ですね。

3着：オコタンペ

そして3着以下も好タイムではないんですけども、道中3番手のフラムリンガムが壁になっているうちに前の2頭と差が離れてしまったという事も、この着差には影響していると思います。3着のオコタンペは内を通れたとは言え、2着との差は少し詰めていて、今回の着差ほどの力の差はないと思います。

京都6R 3歳未勝利 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

京都7R 4歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。

京都10R 宇治川特別 タイムＥ

基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

3着：ダッシュダクラウン 通信簿

6番人気3着でした。この馬はですね、砂を被らずに差せる展開というのが、好走条件なんですけども、少頭数だと砂を被りにくく、後ろからでもコースロスが小さいので好走条件の1つとなります。なので11頭立てになって非常に嫌な予感はしたんですけどもね、今回4コーナーの回り方が芸術的という感じで、最後方からほとんどロスがありませんでした。ただ、多頭数ではこうは行かないと思います。

京都12R 3歳未勝利 注目

2着だったロストシークレットについて。

2着：ロストシークレット

先々週、新馬戦で除外非当選になっていて、優先出走権はあったんですけども、もう今の新馬戦はレースによっては除外1回では出走確実ではなかったりします。こちらは想定段階ではもっと頭数が少なかった事もあって、こちらの未勝利戦でデビューとなったんですが、経験馬相手のデビュー戦でスタートでね、こうちょっと滑るような感じでフラついて後ろからになりました。4コーナーに入る所でもまだ馬群の1番後ろだったんですが、1番外に出してコーナーで追い上げて行き、直線でもよく伸びて前の馬は捕らえたんですけども、一瞬先頭になった直後に後ろから差されてしまいました。デビュー戦からですね、リングハミを使っていまして、まぁ口向きの悪さとか折り合いの難しさがあるのかもしれないんですが、少なくとも今回のレース中にそんな面は伺えなかったですし、直線に入るまで我慢して伸びてるのではなくて、コーナーで追い上げてそのまま伸びた点が良いと思います。恐らく良馬場場の方が良いと思われますし、次走は有望だと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)