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京都1R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。

京都2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。2着だったキタノハヤブサについて。

2着：キタノハヤブサ

まぁインの3番手という絶好の位置にいましたが、進路ができるまで時間がかかって追い出しが遅れ、待たされている間に勝ち馬が一気に抜け出して差がついていたので間に合わなかったですね。その長い時間待たされていた訳ではなかったんですけども、ペースアップするタイミングが遅くて、後半400mが13秒2-12秒5とゴールに向かって速くなるラップで、それで仕掛け遅れというのは痛かったですね。1800mでは前に行けなかった馬が、1900m集結したレースだったので、ペースが速くならず、そのためこの馬も1800mの2戦より前に行けたという事は良かったんですが、ペースが遅いので早めに下がる馬がおらず、まぁ内にいると進路がなかなかできませんでした。この1900m自体は合っているので、もっとね長く脚を使える展開に持ち込めれば、勝ち切れると思います。

京都4R 3歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

京都5R 3歳未勝利 注目

6着だったコルレオニスについて。

6着：コルレオニス

出遅れたんですけどもね、その出遅れを挽回するために仕掛けて行ったら、今度は行きたがってしまって前が詰まり気味なのを嫌がったのか、コーナーでは外へ逃げ気味。そして4コーナー出口では大きく外へ膨らんでしまいました。これだけでもね、かなりロスが大きかったんですけども、加えて仮柵を外して内が圧倒的に有利だったというのが、この土曜日の馬場ですね。4コーナー出口で大きく膨らんだ事でポジションも下がってしまいましたけども、その後に直線で伸びない外を通りながら盛り返しては来ていますから、能力はあると思います。まぁ普通の競馬ができれば巻き返せるでしょうね。

京都6R 3歳1勝クラス タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：ピューロマジック

単勝1.3倍のピューロマジックが逃げ切りました。前半600mが34秒7で、後半600mが34秒1でした。前半に上り坂があって、後半は下り坂と平坦という構造の京都芝1200mとは言え、これは超スローペースで、ペース補正がマイナス0秒2入って完全タイム差マイナス0秒4。逃げ切ったピューロマジックは恵まれた面があり、タイムも額面通りには評価できませんが、前走のさざんか賞ではですね、前後半32秒6-35秒9というラップで逃げ粘って2着でした。スローでなければ好走できない馬ではなく、1200mでハナを切ればペースに関係なく好走できる。というよりですね、どちらかといえば一本調子なので、後続が脚を温存できるスローペースは大歓迎でもないと思われます。という事で、このレースのラップからは恵まれた逃げ切りという評価になりますけども、このピューロマジックだけを取り上げれば、上がりの速いレースで差をつけて勝てた訳ですから、進化してるとも言えます。まぁ芝1200mならオープンでも注目ですね。

2着：アンクルクロス

2着のアンクルクロスは初めての1200mでしたが、ペースが遅かった事もあって追走に苦労せず、直線入り口では逃げる勝ち馬を射程圏に入れていましたが、伸び負けしました。初めての1200mで好走した訳なんですけども、このペースで好走したとなると、1400mより1200mの方が合っているという訳ではないのではないかと思われます。

3着：パッシングシャワー

3着のパッシングシャワーはスタートは遅かったんですけども、すぐに挽回して3番手を追走。しかし、直線で突き放されました。前走のダート1400mよりは芝1200mの方が合っていそうですけどもね、まぁ物足りない内容ではあります。

京都7R 4歳以上1勝クラス タイムＢ

基準より0秒8速い勝ちタイムでした。

1着：ダンテバローズ 勝ち馬注目

1番人気ダンテバローズが3馬身差をつけての完勝でした。ダンテバローズは楽な手応えで2番手を追走し、直線に入るとすぐに先頭。後続を寄せ付けず、快勝しました。休み明けの前走は息切れしましたけども、2走目できっちり力を示し、タイム・内容とも2勝クラスで上位可能のモノです。ただですね、昨年5月から7月にかけて休み明けで6着の後、連続の中1週で2着・2着と好走を続けたんですが、その次、中2週の休み明け4走目で11着と崩れました。で、その11着の時を含めて左回りでは3回走って好走していないので、その時の敗因が左回りだったという可能性はあるんですけども、休み明け2走目で好走するけども、間隔を詰めて使い込んだら凡走したという風にも取れますね。なので、この先間隔を詰めて使い込んだ時には注意が必要なんですけども、かなり暑かった昨年の7月とまぁちょっと状況が違うでしょうし、少なくとも次走はまだ大丈夫だと思います。

2着：サンライズパスカル

2着以下は離された。2着のサンライズパスカルはペースとしてはキツい逃げではなかったんですけども、勝ち馬に早めに並ばれてアッサリ交わされて苦しくなりましたね。とは言えですね、昨年の秋辺りとはもう粘りが違っていて、次走も上位候補となります。

3着：ネッケツシャチョウ 番組注目馬

そして3着のネッケツシャチョウ、スタート直後に外へ逃げてしまって後ろからになりました。3コーナーでは最後方になっていましたけども、直線では目立つ伸びでしたね。阪神の前走は3着とは言え、9頭立てで勝ち馬からは1秒4差。直線に急な上り坂がないコースの方が好走しやすい馬で、次走が京都でも小倉でも有力だと思います。

6着：ブライトホルン

そして2番人気で6着だったブライトホルンは、直線で手前を変えず伸びを欠いたんですけども、前走でですね、スタートの時にトモを落としてしまった事も考えると、調子が落ちているのではないかと思います。

京都11R 京都金杯 タイムＥ

タイムランクがE・メンバーランクはCでした。ドルチェモアがハナを主張して行きましたね。外枠だったんですけども、もう何か絶対に譲らないという構えで押して出て行って、そのままスピードが落ちず、大逃げの形になって600m通過33秒7。800m通過45秒3と速くなりました。もう離れた2番手のセッションで丁度良いペースという感じでしたね。もう4コーナーではドルチェモアのスピードがもうかなり落ちてしまっていて、2番手のセッションは積極的に前を追っている感じではないんですけども差が詰まって、ここでセッションと3番手の差も離れました。残り400mから200mの区間は13秒0も掛かっていました。直線を向いた所ではドルチェモアが粘っています。大分手応えが怪しかったんですが、ドルチェモアは残り200mの手前まで先頭だったんですけども、もう完全に失速していて、セッションが一気に交わして先頭に立ちました。外のアヴェラーレ・フリームファクシもよく伸びて来ましたけども、やはり仮柵跡よりも内側を通る馬の伸びが良く、Bコースの仮柵跡ギリギリを通ったトゥードジボンが外からセッションに並んで行ったんですが、最内に突っ込んだコレペティトールがまとめて交わして1着。2着にセッションが残り、3着がトゥードジボンでした。

1着：コレペティトール

明けて4歳馬コレペティトール、重賞初制覇です。重賞勝った馬にちょっと失礼ですけどもね、最大の勝因は内枠からずっと内を通って、前が詰まる事もなかったという事だと思います。そのぐらい極端に内が有利な馬場でしたね。

2着：セッション

3番人気セッション2着でした。外めの枠とは言え、前に行った事でズーッと内を通る事ができて、離れた2番手でペースも丁度良く、なおかつ後ろからプレッシャーをかけられる事もなかったですね。上手く立ち回りましたけども、トゥードジボンに並ばれてからのしぶとさ、というのは光るモノがあったと思います。

3着：トゥードジボン

そのトゥードジボンは1番人気でしたが、3着でした。昨年の秋に京都芝1600mで2勝したんですけども、どちらも超スローペースの逃げでした。その再現は難しいメンバー構成だったんですが、3番手で恐らくこの馬にとってはマイペースだったと思います。直線でも必要最小限だけ外に出してよく伸びましたけども、まぁ枠順や展開に恵まれた面はあると思います。

4着：アヴェラーレ

その後4着がアヴェラーレ。まぁ外枠で中団や後ろからになって、ずっと外を回って直線でも外という競馬ではどうにもならない馬場でしたね。むしろよく伸びたと評価できる4着だと思います。

5着：フリームファクシ

その後フリームファクシ5着でした。もう言いたいことはアヴェラーレと同じです。外枠で後ろから外を回って、さらに直線でも外では無理でしたね。むしろこちらもよく伸びたと評価できる5着ですし、折り合いもついていて思った通り1600mは合ってるんだと思います。

6着：メイショウシンタケ

そしてメイショウシンタケ6着。1枠引いて良かったかなと思ったんですが…。最内枠で前に行けなくて、それで内を回っても実はあまり不利は受けたりしていなくて、直線でも前は開いていたんですけども、いくら内を通れてもあそこまで後ろからだとちょっと厳しい馬場でしたね。

14着：ドーブネ

それからドーブネは14着ですね。スタート早くて前につけようとしていましたけどもね、4番手が精一杯でしたね。そこのスタートダッシュに関しては58.5キロの影響もあったのかもしれませんけども、まぁ1600mの重賞でペースが速いと、現状厳しいようです。

京都12R 4歳以上1勝クラス 注目

4着だったノーブルライジングについて。

4着：ノーブルライジング

こちら出遅れて序盤は最後方となりました。骨折明けで11ヶ月ぶりだったという事もあって、慎重に進めて行った感じですけども、3コーナーで外を回って追い上げ開始。4コーナーでは内から外に出てくる馬に追いやられてかなり外を回る事になって、直線では当然のように仮柵の跡よりも外。これ、普通は伸びないんですけどもね、そこから目立つ伸びで4着ですから能力がありますね。休養前の1勝クラス、3着とハナ差の4着というのがあったんですけども、その時の3着シェイクユアハートは昨年暮に3勝クラスで2着でした。それとの比較でも1勝クラスでは力上位と言えますし、骨折明けを使った上積みも見込めるので、次走は有力です。

4着：ノーブルライジング 解説推奨

先ほどタイム分析で根拠をほとんど喋っておりますので繰り返しになりますが、内が圧倒的に有利な馬場で、外を回り、直線でも外を通って伸びている事。しかも骨折による長期休養明けだった事、休養前に接戦した馬は既に3勝クラスで好走している事、以上3点が狙い馬とする根拠ですね。一応付け加えますと、新馬戦は1秒9差の4着で、その後中2週で2戦目に未勝利戦を勝っています。まぁ使って良化するという事が見て取れる戦歴なので、次は良いと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)