2024年2回阪神1日目

開催一覧
2024/06/16 (日)
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2024/06/15 (土)
東京 京都 函館
2024/06/09 (日)
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2024/04/21 (日)
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2024/04/20 (土)
東京 京都 福島
2024/04/14 (日)
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2024/04/13 (土)
中山 阪神 福島
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中山 阪神 福島
2024/04/06 (土)
中山 阪神 福島
2024/03/31 (日)
中山 阪神
2024/03/30 (土)
中山 阪神
2024/03/24 (日)
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2024/03/23 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/17 (日)
中山 阪神 中京
2024/03/16 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/10 (日)
中山 阪神 中京
2024/03/09 (土)
中山 阪神 中京
2024/03/03 (日)
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2024/03/02 (土)
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2024/02/25 (日)
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2024/02/24 (土)
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2024/02/18 (日)
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2024/02/17 (土)
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2024/02/10 (土)
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2024/01/28 (日)
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2024/01/27 (土)
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2024/01/20 (土)
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2024/01/08 (月)
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2024/01/07 (日)
中山 京都
2024/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにプラス0秒2からプラス0秒5への変動でした。阪神も連続開催ですので、遡って8日の馬場差を確認しておきますと、前の開催は全てマイナスの数値でした。ただ、最終日は雨の影響で水準レベルに近づいて行きました。そして先週は土日ともにプラスの数値でした。
 水曜日7mmの雨、もうその後土曜の午前3時頃から雨が降り出して、本降りとなって開催に入りました。馬場発表は「重」。雨は中盤を過ぎて弱まり、後半には上がったんですが、全体にスッキリとしない天候が続いて、馬場差はプラスです。後半にかけてさらに時計を要す変動なんですが、雨量の割に大きくは悪化しないのが阪神芝の特徴でもあります。日曜は前半から後半にかけて再び雨が降ったんですが、馬場発表は土曜と同じく「重」。馬場差も一旦乾いた分と、降った分を相殺して変動の数値は土曜と同じになりました。今週から最終日までBコースに以降。良馬場である限りは、高速の範囲が予想されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒7からマイナス2秒1への変動、日曜がマイナス1秒7からマイナス2秒2への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、前の開催はマイナス0秒5からプラス0秒5の間で推移していましたが、先週は一気に高速化しました。
 土曜朝から激しい雨が降りました。午後に差し掛かってだんだんと小降りになって行ったんですが、水分はたっぷりと含んでいて、高速馬場です。時間を追う毎にさらに速くなって行きました。日曜も同様、雨が上がって1度は土曜の朝の状態に戻ったんですが、再度の雨でさらに高速化して行く変動でした。変動の数値は土日ほぼ同じなんですが、日曜12Rの馬場差は土曜の最終レース時と比較して若干速かったです。短距離は前が有利でも、中距離は差しが決まっていました。


  タイム分析
 2024/03/23 (土)  芝=+0.2 → +0.5  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
6R T2000 ステラクラウン 牝3 未勝利 2:04.1 +2.4 -0.4 +1.8 +0.2 E C 6.30
7R T1400 コーティアスマナー 牝3 1勝クラス 1:23.1 +1.1 -0.1 +0.8 +0.2 E C 4.67
9R T1800 ミエスペランサ 牝3 君子蘭賞(1勝) 1:48.3 +1.2 -0.4 +0.3 +0.5 C C 4.75
10R T1600 ヒルノショパン 牡5 丹波特H(2勝) 1:35.6 +1.6 -0.7 +0.5 +0.4 D D 7.00
11R T1800 メイショウタバル 牡3 毎日杯(G3) 1:46.0 -0.3 -0.5 -1.3 +0.5 A C 8.50
 2024/03/23 (土)  ダ=-1.7 → -2.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 プリンセスカレン 牝3 未勝利・牝 1:12.2 -0.8 --- +0.3 -1.1 D D 8.40
2R D2000 ホークフィールド 牡3 未勝利 2:05.0 -3.0 --- -1.0 -2.0 A D 4.33
3R D1400 ルディック 牡3 未勝利 1:23.1 -2.7 --- -1.2 -1.5 A C 5.85
5R D1800 トモジャザーン 牡3 未勝利 1:52.1 -2.3 --- -0.3 -2.0 C D 6.00
8R D1800 リジン 牡5 1勝クラス 1:51.3 -1.8 --- +0.3 -2.1 C D 7.75
12R D1200 フェリ 牝4 1勝クラス・牝 1:11.3 -1.0 --- +0.4 -1.4 D D 7.27

阪神2R 3歳未勝利 タイムA
 基準より1秒0速い勝ちタイムでした。
1着:ホークフィールド 勝ち馬注目
 ホークフィールドが初めてのダートで一変しました。芝で4着・9着の後、今回が初めてのダート。跳びが大きくワンペースで、ダートを選択したようなんですが、前3頭が飛ばす流れを4番手のインで持ったきりで追走していました。早めに仕掛けると、着差を広げて、ラストは流していました。京成杯オータムハンデの勝ち馬ファルコニア、阪神大賞典2着のトーセンカンビーナの半弟。ディープインパクトからキズナに父が変わったんですが、配合的に同じです。この血統、本質的にスタミナがあります。ダート適正は高くて、1800mに短縮して乾いたダートでも1勝クラスで勝ち負けになります。
2着:ルシュヴァルドール 番組注目馬
 2着ルシュヴァルドール、リアルスティール産駒の牡馬です。546キロの大型馬で初出走でした。スタートは他馬が寄れて内に行くロスがあり、前半は進んで行かない場面も見られたんですが、エンジンが掛かると不器用さを出しながらもグイグイ上がって行って、直線は馬と馬との間を割って伸びて来ました。これは闘志を感じる内容で、迫力もあります。まぁすぐ勝てると思いますし、その上に行っても楽しみが持てます。まぁこの馬は好印象を持ちました。
3着:オクヤマ 
 内の中団を無理せずに追走、直線で2番手に上がった所を2着馬に差されました。0秒8差でタイムランクもC相当と、標準の時計では駆けているんですが、外枠で外外を回らされると厳しそう。そんな気もします。
阪神3R 3歳未勝利 タイムA
 基準より1秒2速い勝ちタイムでした。
1着:ルディック 勝ち馬注目
 ここまで6戦全て2着だったルディックが今回は勝ち上がりました。ルディックは、ここまで勝ちあぐねていたんですが、今回は少し間隔を空けてリフレッシュさせたのと、馬具をチークピーシーズからブリンカーに変えて、集中力がアップ。2着グリーズマンのルメール騎手が来ても、ハナを主張した鞍上の積極策も功を奏した形です。Into Mischief産駒のアメリカ産馬、近親にブリーダーズカップクラシック馬のGun Runnerがいます。大型牡馬だけに、元根の大きさからも上で即通用すると思います。1800mでも2着3回と実績があって、対応可能です。ただ、1200mに短縮の場合は若干忙しい気もするんですが、能力で恰好はつけられるでしょう。
2着:グリーズマン 
 2着グリーズマン、デビュー2戦目の前走からダートに転じて、「稍重」でタイムランクC相当の2着。そして今回不良馬場の2着で高レベルに突入しました。相手が悪かっただけです。スピードはあるし、センスも高い。2着でもタイムランクはA相当なんで、これはすぐに勝てると思います。
3着:プルミエプランタン 
 3着同着の片っぽ、プルミエプランタン。前走で出遅れて発馬練習をした効果と、ダート変わりで大きく前進しました。中団追走から末脚を伸ばして来ました。カレンチャンの甥っ子に当たるエピファネイア産駒の牡馬。血統から芝が悪いと思えないんでね、今回距離短縮が良かった、その可能性があります。
3着:リネアグローリア 
 もう1頭の3着同着、リネアグローリア。直線で2着馬が外にヨレて、アオりを食うロスがありました。それがなければ差は詰まっていたと思いますし、少なくとも単独の3着ではあったはずです。前2走は2着なんですが、勝ちタイムのランクは不良馬場の2走前がC。良馬場の前走はEです。今回は湿った馬鹿が向いていたので、乾いた砂の場合は少し扱いが微妙になります。
阪神6R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。
阪神7R 3歳1勝クラス タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。
阪神9R 君子蘭賞 
1着:ミエスペランサレ 解説危険
 新馬・特別を連勝です。ローテーション的にはオークストライアルのフローラステークス辺りが、次走有力だと思います。新馬・ファンタジーステークスを連勝して、牡馬相手に朝日杯フューチュリティステークスで1番人気で4着だった、ミスエルテの子供なら、ある程度人気になるはずです。ただ、元来この牝計は先細りの傾向があります。ミスエルテは朝日杯の後、9連敗して引退。その半妹で、新馬・ベゴニア賞を連勝したミアマンテも以降は14連敗と後が続きませんでした。今回の勝ち方は、ある意味格好良かったんですが、あくまで牝馬限定の自己条件です。オープンに入ると微妙です。さらに血統的な傾向も加味すると、危険な匂いがします。
阪神11R 毎日杯 タイムA
 基準より1秒3速い勝ちタイムでした。タイムランクがA・メンバーランクはCでした。メイショウタバルがハナを切って1000m通過59秒6。ペースは遅いんですが、超スローではありません。直線で最内に進路を取り、手前を変えると逃げていながら1頭だけ次元の違う伸びを見せて、6馬身差の圧勝です。ラストにかかると、気を抜かさないようにステッキも入れられていました。2番手追走のノーブルロジャーは、直線で一旦ベラジオボンドに交わされたんですが、まぁゴール前、差し返すように2着を確保しています。
1着:メイショウタバル 
 メイショウタバルが逃げ切って重賞初制覇です。スプリングステークスをフレグモーネで回避したんですが、全く問題ありませんでした。前向きな気性で飛ばして行くタイプなんですが、折り合いはつき、今回重馬場での上がり600m34秒4という数字が秀逸です。2着以下が35秒を切れないんですから、これは離されて当然だと思います。つばき賞に次いで、2戦連続の高レベル勝ち。ゴールドシップ産駒、渋い馬場が得意なのもありますが、もちろんそれだけではありません。まぁこれは皐月賞でも侮れない存在になるんじゃないでしょうかね。坂井瑠星騎手はシンエンペラーが決定してるんで、問題は誰が乗るんだという事だと思います。
2着:ノーブルロジャー 
 1番人気ノーブルロジャーが2着でした。シンザン記念は外から差し切ったんですが、今回は新馬戦同様の先行策。勝ち馬を別格と見れば、Palace Malice産駒らしい順応性は発揮しています。次走が仮に皐月賞とすれば、善戦可能の評価。若干マイル適正が高いと思うんで、マイル路線なら上位争いに加われるんじゃないでしょうか。
3着:ベラジオボンド 
 3着はベラジオボンド。ノーブルロジャーの内から直線で2番手に上がったんですが、ラストで甘くなりました。それでも共同通信杯6着から着順を上げています。自己条件なら勝ち負けになります。
8着:ニュージーズ 
 そして2番人気のニュージーズは8着でした。関東馬ですが、栗東入厩させていました。最低限の落ち着きはありましたし、これは状態が敗因ではないと思います。キャリアの浅さと、その浅さから来る馬場悪化が厳しかったと、そんな所でしょうかね。本質は切れるタイプなんだと思います。直線はサトノシュトラーセと軽く接触する不利もありました。これは綺麗な馬場での巻き返しを期待したいと思います。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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