2010年2回阪神4日目

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  馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜日がマイナス0秒4、日曜日がマイナス0秒2だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催後半からこの開催1週目については、プラスの馬場差の日がほとんどだったが、先週は春の阪神で初めて土日ともマイナスの馬場差だった。
マイナスの馬場差と言っても、高速馬場という程ではない。ただBコースに替わって、最初の週でこれまでよりは速い時計の出るコンディションだった。特に土曜日は芝で最初のレースである3Rが稍重発表だった様に、雨の影響は残っていたはずだが、それでも春の阪神では最も速い馬場差だった事になる。そしてこの土曜日は途中で良馬場に変更されたが、数値は1日を通したもの。あと連対馬の傾向についてはコースが替わって最初の週だからと言って、内を通った馬が優勢という訳ではなかった。なお、阪神も残り2週はこのままBコースが使用される。
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜日がマイナス0秒1、日曜日がプラス0秒2だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催6日目・7日目はやや時計が掛かったが、他の日は水準前後で大きな変化はない。
土曜は重から稍重へ、日曜は稍重から良へと変更されたが、馬場差は1日を通したもの。この馬場発表からも雨の影響は残っていたはずだが、脚抜きが良いわけではなかった。連対馬の脚質を見ると、逃げ馬の連対が1頭もなく、差し馬の上位進出が目についた。


  タイム分析
 2010/04/04 (日)  芝=-0.2  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T2000 メジロジェニファー 牝3 未勝利・牝 2:03.1 +0.7 --- +0.3 --- C C 7.44
7R T2200 トゥザグローリー 牡3 500万下 2:14.9 ±0 --- -0.4 --- B C 7.00
9R T1800 シルポート 牡5 難波SH1600 1:46.6 +0.7 --- +0.3 --- C C 8.27
10R T2000 テイエムアンコール 牡6 産経大阪(G2) 1:59.5 +0.7 --- +0.9 --- E D 7.18
11R T1400 ゴールデンガッツ 牡5 千種川特1000 1:21.5 ±0 --- +0.1 --- C D 7.79
 2010/04/04 (日)  ダ=+0.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 スナークサリー 牝3 未勝利 1:14.2 +0.9 --- +0.8 --- E D 8.00
2R D1800 タガノジンガロ 牡3 未勝利 1:55.8 +1.1 --- +0.9 --- E D 4.83
3R D1400 エクセルフラッグ 牡3 未勝利 1:26.4 +0.5 --- +0.3 --- D D 8.07
6R D1800 サンライズモール 牡3 500万下 1:53.5 -0.3 --- -0.5 --- B C 7.38
8R D1800 アグネスミヌエット 牝5 500万下 1:54.0 +0.9 --- +0.7 --- D D 6.50
12R D1400 ハイローラー 牡4 1000万下 1:24.5 +0.3 --- +0.1 --- C D 5.57


  馬券Summary
1400m・3勝 1800m・2勝
ポイントと言うよりは、芝の勝ち馬でもう1頭触れておきたい馬が居たのでここで取り上げる事にした。日曜9R4歳上1600万下の難波Sを勝ったシルポートの事。この馬ここまでの連対7回を見ると、芝1400mで3勝、芝1800mで2勝2着2回。しかしその間の1600mでは3走とも5着以下。2走前・3走前が1600mで逃げて後続にマークされて直線は失速した。しかし今回は、距離が伸びて一人旅に持ち込めた。息の入れ方が1600mよりもその前後の距離の方が上手く行くと思う。また、シルポートの父であるホワイトマズルの産駒全体の成績を見ても、共通点がある。連対率・3着内率はこれら3つの距離ではあまり変わらないが、勝率については1400m・1800mが1600mよりも高い数字が出ている。普通に考えれば、1400m・1600mで成績が似通っていて、さらに距離が伸びた1800mで成績が落ちそうにも思えるが、シルポートの様なタイプも中には居る。古馬になると過去の戦績からある程度読めてきますし、だからこそ今回シルポートは3番人気に支持されていたのだと思う。しかし3歳馬の場合、ここから未知の距離に挑んでいく際にそれを推理していくのも予想の面白いところ。種牡馬成績も参考にしたい。
解説者:
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