2025年4回東京11日目

開催一覧
2025/11/02 (日)
東京 京都
2025/11/01 (土)
東京 京都
2025/10/26 (日)
東京 京都 新潟
2025/10/25 (土)
東京 京都 新潟
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2025/10/12 (日)
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2025/10/11 (土)
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2025/09/28 (日)
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2025/09/27 (土)
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2025/09/21 (日)
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2025/09/15 (月)
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2025/09/14 (日)
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2025/09/13 (土)
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2025/09/07 (日)
中山 阪神 札幌
2025/09/06 (土)
中山 阪神 札幌
2025/08/31 (日)
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2025/08/30 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/24 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/23 (土)
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2025/08/17 (日)
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2025/08/10 (日)
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2025/08/09 (土)
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新潟 中京 札幌
2025/08/02 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/27 (日)
新潟 中京 札幌
2025/07/26 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
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2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
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2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
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2025/06/14 (土)
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2025/06/08 (日)
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2025/06/07 (土)
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2025/06/01 (日)
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2025/05/31 (土)
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2025/05/25 (日)
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2025/05/18 (日)
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2025/05/11 (日)
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2025/05/04 (日)
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2025/05/03 (土)
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2025/04/27 (日)
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2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
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2025/04/19 (土)
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2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
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2025/04/05 (土)
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2025/03/30 (日)
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2025/03/29 (土)
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2025/03/23 (日)
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2025/03/22 (土)
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2025/03/16 (日)
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2025/03/15 (土)
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2025/03/09 (日)
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2025/03/08 (土)
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2025/03/02 (日)
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2025/03/01 (土)
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2025/02/23 (日)
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2025/02/22 (土)
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2025/02/09 (日)
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2025/02/01 (土)
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2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
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2025/01/19 (日)
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2025/01/18 (土)
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2025/01/13 (月)
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2025/01/12 (日)
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2025/01/11 (土)
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2025/01/06 (月)
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2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 4回東京は先週で開催を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒3からマイナス2秒8への変動、日曜がマイナス2秒9でした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、マイナス2秒台の数値が続いた後、先々週は雨の影響で水準方向へ動きましたが、先週は再びマイナス2秒台になりました。
 金曜の雨の影響が残りまして、土曜は「稍重」でスタートしたんですが、Bコースに替わって最初の週とあって、マイナス2秒台での動きでした。途中で「良」に変更されて、馬場が乾いていくにつれて時計が出やすくなって、マイナス方向に動きました。日曜はさらに乾いて、マイナス2秒9です。先週の芝のレースは13鞍あったんですが、実に上がり600m最速か最速タイの馬が7勝、2着5回と活躍しました。天皇賞秋もですね、このメイショウタバルのように、スローで先行した馬が必ずしも有利だった訳ではなくて、瞬発力の有無が勝敗の最も重要なポイントになりまして、この開催の中でも、極めて特殊な傾向を呈しました。恐らく、雨の影響が微妙なトラックバイアスを作った可能性もあると思います。東京は連続開催で、今週からの5回東京の前半2週はですね、引き続きBコースが使用されます。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス3秒1からマイナス2秒3への変動、日曜がマイナス2秒1からマイナス1秒5への変動でした。遡って9日間の馬場差を確認しますと、7日目まではマイナスの数値とは言え、マイナス1秒を超えることはなかったのですが、8日目以降は雨の影響で一気に高速化しました。
 土曜朝は不良馬場でマイナス3秒台の数値と、相当に速い時計の出る馬場でした。日曜終盤へ向けて馬場は乾いて、数値は水準方向に動いたんですが、日曜後半でも速い時計の出るレベルでした。差し・追い込みがね、決まらなかった訳ではないんですけれども、距離を問わず逃げ・先行馬が有利でしたね。開催が変わっても普通の良馬場でも、この傾向は続くと思います。


  タイム分析
 2025/11/02 (日)  芝=-2.9  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 グランセレスト 牡2 未勝利 1:33.6 -2.0 -0.2 +0.1 -2.3 C D --
3R T1800 タッセルノット 牝2 未勝利 1:47.5 -1.2 -0.3 +1.1 -2.6 E D --
4R T1600 モートンアイランド 牝2 新馬・牝 1:33.6 -2.3 -0.1 -0.1 -2.3 C C --
5R T2000 アローメタル 牡2 新馬 2:03.6 +1.4 -1.2 +3.1 -2.9 SL D --
8R T2000 アッカン 牡2 百日草特(1勝) 2:00.1 -1.0 -0.8 +1.1 -2.9 SL C --
9R T1600 エンペラーズソード セ3 国立特別(2勝) 1:33.1 -1.1 -0.8 +0.4 -2.3 D B --
11R T2000 マスカレードボール 牡3 天皇賞秋(G1) 1:58.6 +0.2 -1.1 +2.0 -2.9 SL B --
 2025/11/02 (日)  ダ=-2.1 → -1.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1400 ヘリテージブルーム 牡2 未勝利 1:24.0 -1.9 --- -0.1 -1.8 C C --
6R D1400 アンクエンチャブル セ4 1勝クラス 1:23.6 -1.3 --- +0.4 -1.7 D C --
7R D1600 ジェイエルマスター 牡3 1勝クラス 1:35.8 -2.2 --- -0.4 -1.8 B B --
10R D1300 エコロアゼル 牡3 秋嶺S(3勝) 1:16.5 -0.8 --- +0.5 -1.3 D C --
12R D1600 ロッシニアーナ 牡3 清里特別(2勝) 1:37.4 +0.2 -0.2 +1.5 -1.5 E D --

東京2R 2歳未勝利 
1着:ヘリテージブルーム 通信簿
 1番人気1着でした。勝ち方だけがね、焦点でしたけれども、2番手から上がり600m最速ですからね。2着馬に4馬身差をつけてますから、これはもう言うことありませんよね。
東京3R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
東京4R 2歳新馬・牝 注目
 勝ったモートンアイランドについて。
1着:モートンアイランド 
 こちら、半姉に芝1600mの重賞3勝のプリモシーン、全兄にですねリステッド競争を2勝した現オープンのダノンエアズロックでいる良血で、430キロと体はさほど大きくないんですけれども、良いフットワークで走れますしね、反応・切れ味ともに抜群で、これは完勝でしたね。上がり600mは最速タイですけれども、自身の完全タイム差はマイナスですし、記録的には及第以上の評価を与える事ができます。ただ、モーリス産駒はですね、早い時期は仕上げのさじ加減などが難しくて、なかなか思い通りにいかない部分がありますから、レースに合わせるのではなくてね、馬の成長に合わせて使った方が良いのではないかなと思います。
東京5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったアローメタルについて。
1着:アローメタル 
 断然の1番人気になったんですが、これはねメンバーランクDという事もあったと思うんですけれども、2歳新馬としてはなかなか味のある勝ち方をしました。前半1000m1分4秒4の超スローでも進みが悪くて、これはね何かズブいっていうよりは良い意味でのんびり屋さんかなと思って見ていたんですけどもね。直線インで進路がなくなったときは一瞬万事休すかなと思えたほどです。その劣勢をはね除けてね、正味ラスト100mだけのレースで突き抜けました。こういう馬は奥がありますね。父はキズナで、母系のLyphardとDamascusをうまく生かした配合です。恐らく、距離が延びて良さが出てくると思います。
東京7R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:ジェイエルマスター 
 スタートで出遅れたジェイエルマスターが勝ち、これでダートに転じて3戦2勝、2着1回です。ジェイエルマスターは追い込み一手なんですけれどもね、今回はなんかいつもより安心してレースを見ている事ができましたね。とは言っても、やはりエンジンの掛かりが遅かったかな。これでね、ダートを使い出して3戦連続上がり600m最速で、特に前2走なんですが、34秒台の脚を使っているんですから恐れ入ります。脚質的に取りこぼしがないとは言えないんですけれども、昇級しても東京ダート1600mなら通用すると思います。
2着:ルヴァレドクール 
 2着のルヴァレドクールは、去勢・脚部不安明けでおよそ9ヶ月ぶりの出走でした。しかも、昇級戦でしたけれどもね、田村調教師からはかなり良いコメントが発信されていたように、1勝クラスでは能力が違いました。勝ち馬にね、あの脚を使われて仕方がありません。反動がなければ次走も勝ち負けでしょう。
3着:コーカサスゴールド 
 そして3着のコーカサスゴールド、こちらは脚部不安でおよそ1年1ヶ月の休養を余儀なくされた後、今年7月の新潟で復帰して、今回が休み明け4戦目でした。元より、東京でこそのタイプですし、使いつつ確実に体調が上がって来たんですけれども、やはり他力本願というところでね、勝ち味の遅さがあります。
東京8R 百日草特別 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京11R 天皇賞・秋 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクはスローのSL・メンバーランクはBでした。メイショウタバルがやはり予想通り行きましたね。序盤はホウオウビスケッツかメイショウタバルか、どっちかが行くという展開予想で、展開は良いんですけれども、違ったのはペースですね。序盤の600m、前半600mは37秒1と非常に遅く、なんと前半1000mは62秒0でした。これは前日の1勝クラス、芝1800mですけれども、57秒4より約5秒も遅かったという、とんでもないスローペースです。ただ、ここまで遅いと、必ずしも前に行った馬が有利という訳ではありません。結局は、ある程度のポジションに収まって、しっかり折り合った馬の瞬発力勝負になる訳です。その中でやっぱりマスカレードボールは一番勝つべきポジションに収まって、勝つべき上がりでまとめたという事になると思います。結局、それでもこの着差でしょう、これだけのスローペースでこの着差はやはり完勝と言えるんで、これは強かったと言うべきだと思うんですが、やっぱり負担重量の56キロっていうのは、この3歳馬同士の決着の一つの要因でもあると思います。斤量面やはり大きいですか…これだけスローになりますと、58キロはキツいです。
1着:マスカレードボール 
 3歳馬のワンツーとなった天皇賞秋ですが、マスカレードボール。これはね、勝つべき馬って勝つべきポジションに収まってるっていうのがよくあるんですけど、道中ですね、前後左右に微妙な空間ができてるんですよ。そして前後左右の4頭に囲まれてるんじゃなくて、誘導されてるような感じで直線まで向くんですね。そして、あと前のタスティエーラが目標になってますから、タスティエーラを目がけて上がって行けばっていう簡単なレースプランなんですよ。ただ、本質的にやっぱりこの馬こんだけ切れるんで、一瞬の切れ味っていうのはこの馬の本当の長所じゃないかなと思いますね。
2着:ミュージアムマイル 
 さぁそして2着がミュージアムマイルでした。ミュージアムマイルもマスカレードボールと同じ上がり600m32秒3ですけれども、こっちは一瞬で来ないんですよね。ちょっと加速に時間がかかるっていうところと、通ったコース取り、その分の差が出ちゃったかなというふうには思います。
3着:ジャスティンパレス 
 それから3着はジャスティンパレスでした。内枠でね、やっぱり狙ったポジション取りしました。この馬とすれば前めのポジションを取ってね、極めて有効な初動だったと思うんですが、逆にそのポジションに収まった事で、ちょっと直線捌くのに手間取って、外に持ち出さざるを得なかった。でもこれは仕方ないと思いますね。やるべき事を前半でやったっていうことは、なかなか素晴らしい騎乗だったと私は評価してます。
4着:シランケド 
 その後4着はシランケドでしたが最後方からすごい脚でしたね。凄い鬼脚ですね。31秒7で。ただ、4コーナー14番手から勝てるっていうほど天皇賞は甘くないという事ですし、やはりせめてマスカレードボールぐらいの位置にないと、勝負にならない訳ですね。この馬はデクラレーションオブウォーの仔ですけど、やっぱり母の父ディープインパクト、そこかなって思いますね、この脚はね。
5着:アーバンシック 
 5着はアーバンシック。アーバンシックもね、やっぱり復調が見えたレースをしたと思います。ただ、やはり4コーナーのあのポジションからですと、ここまでが精いっぱい。着差はクビ・クビ・クビなんですけれども、意外とね、このレースの中では大きな着差なんですよ。
6着:メイショウタバル 
 そしてスローで逃げたメイショウタバル6着。33秒1で上がってますから、あと0秒3速い上がりでまとめれば勝ってる訳です。でも、そういう馬じゃないですよね。本質はやっぱり前半の1000m58秒、多分先週の馬場だったら57秒台で逃げても逃げ切れるぐらいの、この馬は能力があります。ただペースを落としすぎたというよりは、馬がすごく落ち着いてたんで、こういう落ち着いた逃げを打ったというのは悪くないですし、多分この逃げが、この後ジャパンカップあるいは有馬記念で必ず繋がってくるんじゃないかな。そういう布石を打ったような気もします。
7着:セイウンハーデス 
 その後7着がセイウンハーデスでした。本来こういった瞬発力勝負は得意なタイプですが、序盤のポジションから終盤にかけてちょこっと後ろに下がっちゃったんですね。その辺はもったいなかったと思います。
8着:タスティエーラ 
 タスティエーラは8着でした。やっぱりこういうヨーイドンの競馬で待ってても、シュッと切れるタイプではないので、早めに出て行きました。ただ、出て行ったと言ってもね、このスローペースで600mから10秒9-10秒9という速いラップのところで、一気に勝負かけてますからやっぱりね、止まっちゃうんですよね。ただ最後やっぱりメイショウタバルに差し返されてしまったので、やっぱりちょっと体調の問題もあったのかなという気もしないでもありません。
13着:ホウオウビスケッツ 
 そしてもう1頭ホウオウビスケッツ13着。これはね、展開は予想通りですけどペースが全然違ったという事で、2番手で引っかかってしまった。もう参考外で、そういう事にしてください。
東京12R 清里特別 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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