2025年4回中山7日目

開催一覧
2025/09/28 (日)
中山 阪神
2025/09/27 (土)
中山 阪神
2025/09/21 (日)
中山 阪神
2025/09/20 (土)
中山 阪神
2025/09/15 (月)
中山 阪神
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2025/09/13 (土)
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2025/09/07 (日)
中山 阪神 札幌
2025/09/06 (土)
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2025/08/31 (日)
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2025/08/30 (土)
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2025/07/27 (日)
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2025/07/26 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
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2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
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2025/06/07 (土)
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2025/06/01 (日)
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2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
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2025/05/24 (土)
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2025/05/18 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/17 (土)
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2025/05/11 (日)
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2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
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2025/05/03 (土)
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2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
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中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
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2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
中山 阪神
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中山 阪神
2025/03/02 (日)
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2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
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京都
2025/02/09 (日)
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2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
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2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
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2025/01/19 (日)
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2025/01/12 (日)
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中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 4回中山は3週目まで終了しました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒5からマイナス2秒7位への変動、日曜がマイナス2秒8でした。遡って7日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響で変動の開催日が多くなっていますが、終日良馬場の日は全てマイナス2秒を超えています。
 木曜と金曜に合計35ミリの雨が降りました。ただ、前2週同様に乾きは早く、土曜朝の時点では良馬場に回復。それでも朝の段階では「稍重」に近く、多少の水分は含んでいました。馬場差は高速の範囲内で速くなっていく変動。Cコース替わりも手伝って、内ち前が猛威を振るって、枠順の差が1日を通して如実に結果として表れていました。その土曜は、10R後にパラッと通り雨が降ったんですが、雨量計には上がらない程度です。その後も雨は降らなかったので、日曜はさらに回復。馬場差は超高速なんですが、2日目・5日目のマイナス3秒0までには至っていません。日曜は外の差しも届いていました。スプリンターズステークスの行われる最終週の今週もCコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4からマイナス1秒1への変動、日曜がマイナス0秒9からマイナス0秒5への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒2からマイナス1秒0への変動、日曜がマイナス1秒0からマイナス0秒8への変動でした。遡って7日間の馬場差を確認しますと、雨の影響で終日良馬場だった2日目・5日目を除けば、全て馬場差は変動で、総じて時計が出やすくなっています。
 雨の影響で土曜は重馬場です。ただ、乾いて行き「稍重」に近かったです。馬場差は中長距離・1200mともに高速に近い範囲から、水準方向に動きました。終盤もマイナス1秒レベルで、速い時計が出やすい馬場です。日曜は「稍重」から始まって、午後は良馬場。1800mはマイナス1秒を切る数値から水準方向へ。1200mは土曜12Rと同じ馬場差から、少しだけ時計を要して行きました。風の影響はないんですが、1200mの方が1800mよりも後ろが届くケースが若干多かった気がします。


  タイム分析
 2025/09/21 (日)  芝=-2.8  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 ルーチェフィオーレ 牝2 未勝利・牝 1:33.9 -1.9 --- +0.3 -2.2 C C --
3R T1800 パントルナイーフ 牡2 未勝利 1:49.4 -0.2 -0.4 +1.9 -2.5 SL C --
5R T2000 フロレセール 牝2 新馬 2:03.2 +0.5 -1.0 +2.3 -2.8 SL C --
8R T1200 タマカヅラ 牝3 1勝クラス 1:07.8 -1.4 --- +0.3 -1.7 D C --
9R T1600 ヒシアマン 牡3 木更津特(2勝) 1:32.0 -2.3 --- -0.1 -2.2 C D --
11R T2200 レガレイラ 牝4 オールカ(G2) 2:10.2 -2.1 -0.4 +0.6 -3.1 D C --
 2025/09/21 (日)  ダ=-0.9 → -0.5 / 1200m=-1.0 → -0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1200 マーシャルアン 牡2 未勝利 1:13.3 +0.5 --- +1.5 -1.0 E D (4.00)
4R D1800 ナリノシャーウッド 牡2 新馬 1:55.4 -0.5 --- +0.4 -0.9 D C --
6R D1200 チャロ 牡3 1勝クラス 1:10.7 -1.2 --- -0.4 -0.8 B D (1.00)
7R D1800 メリークリスマス 牡3 1勝クラス 1:52.9 -1.1 --- -0.3 -0.8 C C --
10R D1800 ハギノサステナブル 牡5 内房SH(3勝) 1:53.0 +0.6 --- +1.2 -0.6 E C --
12R D1800 サンセットブライト 牝4 2勝クラス・牝 1:53.5 +0.3 --- +0.8 -0.5 D C --

中山1R 2歳未勝利・牝 注目
 5着だったベアサナエチャンについて。
5着:ベアサナエチャン 
 福島の新馬戦は6着。勝ち馬は先週土曜阪神の野路菊ステークスを勝ったランクアランカール。この一戦は見せ場なく敗れたんですが、2戦目の前走、中山の高速馬場で3着。出遅れながら、勝ち馬と同じ上がりで伸びて長く脚を使っていました。中1週の体重増は小柄な牝馬だけに好感。スタートも出たんですが、その後に置かれて行き、速めの流れに追っ付け追っ付け。苦しい追走になってしまいましたが、直線で大外に出すと目につく伸びを発揮していました。この日の9R、木更津特別を勝って5戦3勝としたヒシアマンの半妹なんですが、モーリスからレイデオロに父が変わってズブく、エンジンのかかりが遅い現状です。中山1600mは忙しすぎたと思います。東京の1800mならペースも緩んで、追走が楽になります。変わり身を期待したいです。
中山2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
中山3R 2歳未勝利 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
中山4R 2歳新馬 注目
 2着だったサンラザールについて。
2着:サンラザール 
 調教量は十分。510キロの馬体も迫力がありました。枠なりに好位の内、1000m通過1分4秒0と流れは遅いんですが、新馬戦としてはスローでもありません。手応え良く進んではいました。誤算は3・4コーナー、前半逃げたエイシンジザイテンが失速して来て、その直後に入ってしまった事です。モレイラ騎手はすぐ回避して巻き返したんですが、この段階で1列・2列後退してしまったのも事実です。勝ち馬に届かなかったのはその分が大きいと思います。クリソベリル産駒の牡馬、母のパールデューも全3勝が砂というダート血統です。大型馬の2戦目となる次は勝てると思っています。
中山5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったフロレセールについて。
1着:フロレセール 勝ち馬注目
 牝馬で460キロ、ちょうど良い大きさで、とにかくバランスが良くて馬体も仕上がっていました。内にジワッと切れ込んで逃げて、1000m1分4秒2の超スローに前半はスキップを踏んでるかのようなね、走りだったんですが、途中から落ち着いてスムーズになりました。そして直線で追われると11秒7-11秒5-11秒1と加速ラップで押し切りました。 レイデオロ産駒、母の半姉にスプリンターズステークスのスリープレスナイトがいますが、父も配合も体型も違います。センスの良さの中に、良い意味での幼さも秘めていてね、走りが軽いです。オークス向きだと思いますが、トライアルのフローラステークス辺りで有力候補になっていそうな存在に思います。先が楽しみです。
中山6R 3歳以上1勝クラス タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより1秒2速く、このレースの時の1200m対象の馬場差がマイナス0秒8だったことを踏まえても、 -1.2-(-0.8)=-0.4 で、基準より0秒4速い勝ちタイムとなります。
1着:チャロ 
 チャロが単勝1.7倍の支持に応えて勝ち上がりました。好位の外めを追走。ハイペースで逃げたビーコングを競り落とすと、0秒2差をつけました。完勝です。前走、新潟戦4着時に菅原明良騎手は「左回りは外に張る」と言っていました。ここまで2戦して2着と1着だった中山はまっすぐ走れて、内にもたれる事もなく、左ステッキを入れられていました。ヘニーヒューズ産駒の牡馬。まだ3歳で、今回が6戦目とキャリアが浅く伸びしろがあります。左回りの東京1400mでも5着があって、馬券圏内も十分なんですが、安心して馬券が買えるのは右回り。暮れの中山の2勝クラスまで待てば、頭からの狙いも可能です。
2着:ビーコング 
 2着ビーコングは小林美駒騎手の連続騎乗。連闘でも馬体減りはなくて好気配でした。前走は好位を立ち回って5着。今回は内から強引にでもハナを切って、前半600m33秒4のハイペースながら、3着馬を0秒7離して粘り込みました。2番手や好位からでも好走例はあるんですが、やっぱり減量騎手騎乗だとスピードの乗りが良くて、その上での逃げが得策だと思います。タイムランクはC相当で、この形なら次走も上位候補ですが、東京の1300m・1400mは距離も直線も若干長いと思います。
3着:ショウナンハクウン 
 3着から8着までが0秒3差以内。前と離されて着順がコロコロ変わるレベルなんですが、3着のショウナンハクウンはハイペースの好位追走だけに一定の評価が必要に思います。
中山10R 内房S タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
中山11R オールカマー 重賞
 タイムランクがD・メンバーランクはCでした。まずスタート、スタートはコスモキュランダ・レガレイラ・ヨーホーレイク、この3頭が一完歩遅かったです。リビアングラスが逃げて、シュバルツクーゲルが2番手ということですね。1000m通過は59秒9。ここまではスロー寄りです。レースが動いたのは1200m通過後、フェアエールングが一気に先頭に躍り出て、連れてコスモキュランダも2番手に上がります。ここから5ハロン連続11秒台。俄然締まった展開・競馬になりました。ドゥラドーレスが3コーナー過ぎに動きます。ここでレガレイラは一緒に動くことなく、マークしながら脚を溜めていました。勝負のわかれ目がここだと思います。直線は先に抜けたドゥラドーレスをレガレイラが捕らえて、最後突き放します。G1 2勝馬の底力を見せつけました。57キロで牡馬相手にこの勝利ですから、やっぱり底力ありますよね。遅れて外を追い込んだヨーホーレイク、ゴール寸前で内で粘っているフェアエールングを交わして3着に上がっています。
1着:レガレイラ 
 勝ったのは1番人気のレガレイラでした。今回は調教の動きが良くて、当日の気配、特に返し馬の軽い身のこなしに好感が持てました。こうなれば地力も切れも違います。有馬記念より後方になったのは、スタートでの遅れもあるんでしょうが、内回りだけでなく、外回りの中山でも勝ち切れたのは収穫だと思います。この勝ち方なら、東京の長い直線にも対応できる、そんな気がしてきました。ベストの条件は連覇の懸かる有馬記念で、天皇賞・秋は若干距離が短く、ジャパンカップは視野には入ってくるでしょう。仮にエリザベス女王杯なら、首位候補に扱えます。
2着:ドゥラドーレス 
 その後2着が2番人気ドゥラドーレスでした。2歳下の半妹が切れるのはルメール騎手も承知の筈です。早めに動いたのも、先頭に立って、差を広げておきたいからだと思います。ほぼ完璧でしたが、ここで勝つとしたら、七夕賞でコスモフリーゲンに負けていない。そんな感じはするんですよね。微妙なもどかしさはあります。賞金的にもG1に出走可能と思うんですが、例えばアルゼンチン共和国杯あたりで勝ち癖をつけるのも一つの策に思えてきます。今は状態が良くて、戦法的にも安定感を増しています。6歳秋でも馬は若いです。
3着:ヨーホーレイク 
 3着はヨーホーレイクでした。先着を許した2頭より後方になるのは仕方のないところ。宝塚記念は暑さが理由で大敗した直後のレースとしては悪くない内容です。一番走ったのは阪神内回りの大阪杯なんで、東京を含めてどの舞台が合うか難しい面もあるんですが、順調に行ったとして、最も面白いのは有馬記念に思えてきます。それまでちょっとジッとしていただいてもらってね、有馬記念で重い印を打ちたいと考えています。
4着:フェアエールング 
 その後、自分から動いて4着粘りましたフェアエールング。イメージ的に言うと、牝馬限定の重賞で内で脚を溜めて行って直線ひと差し。そんな感じがあっただけに、自らマクり切ってラップを上げての粘り込みは立派です。想像以上に力をつけています。父がゴールドシップ、母の父がスペシャルウィーク。この血統がもたらす成長力、そんな感じもします。今後の活躍の場が広がったと思います。
5着:ホーエリート 
 そして3番人気ホーエリートが5着でした。序盤は3番手の内に入れて理想の位置だったんですが、勝負所で外からかぶされて、自然と下がる羽目になってしまいました。ラストは巻き返しているので、消化不良の一戦です。ただね、前売りからずっと上位人気だったんですよね。穴候補と言われる存在が人気になると、結果は出ないもの。そんな気がします。
11着:リビアングラス 
 リビアングラスは11着でした。ハナを切りましたがペースが上がってから苦しくなりました。この馬が残るには決着時計が速すぎると思います。
中山12R 3歳以上2勝クラス・牝 注目
 2着だったモズカトレアについて。
2着:モズカトレア 
 牝馬限定戦としては結構メンバーが揃ったと思っていたんですが、結果平凡な時計で決着。ただ、ペース以上に内容は厳しく、サバイバル戦のような感触がありました。モズカトレアは平均ペースの好位で流れ込んだ2着に見えるんですが、スタートでは両隣の馬に挟まれて、道中もマクる馬がいてプレッシャーが厳しく、さらに4コーナーでは大きく外に寄れて、ウィンターダフネと接触するようなロスがありました。キャリア不足から来る、自分の若さが外に寄れた要因とは言っても、接触した相手よりも自分の方がロスが大きくて、こっから先頭に再び立って逃げ込みを図った点に価値を認めたいです。今回が4戦目、2勝クラスは素質で通過できますし、経験を積めばその上でも通用すると、そんな馬だと思います。
11着:イゾラフェリーチェ 通信簿
 4番人気11着でした。動く馬がいて、差し込み可能な展開になったが、後方から流れ込んだだけ。スタートで躓くなどリズムが悪かったにせよ、物足りない結果。2走前に好走した東京ダート1600mあたりが次走で有力な番組かもしれないが、当時のタイムランクEこそが、危険馬とした根拠でもあり、引き続き危険馬の評価。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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