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東京2R 3歳未勝利 注目

勝ったマウントバーノンについて。

1着：マウントバーノン

出たなりの追走で道中は中団のやや後ろの位置。前走の新馬戦よりタイトな流れになったんですが、10キロ体が絞れていた事と、舞台が広い東京に変わった事で、新馬戦当時よりは追走には余裕がありました。3コーナー過ぎから外めを押し上げて、残り400mでステッキが飛ぶとグンとスピードに乗り、一気に前を飲み込んでゴール。2着馬を1馬身半振り切り、3着以下には1秒1以上の差がつきました。お母さんがね、ダート短距離3勝のワシントンレガシーという字面からは、想像しがたい条件での圧勝なんですが、リアルスティール産駒のね半姉ハリケーンリッジが芝の1600m・1800m辺りをね主戦場としていたり、この馬のお父さんがダート中距離型のルヴァンスレーヴというのを思うと、お母さんのワシントンレガシーはね、父方の良さを引き出すのに長けた繁殖なのかもしれません。ラストの800mのラップが全て13秒台。消耗度の高いレースでしたから、最後に13秒3-13秒0とラップを押し上げているのは、この馬がねリードを広げた分で、スタミナというのはね相当持っているという風に思いますね。強い相手とタフな競馬をする事で、さらに一皮むける可能性というのもありそうです。

東京5R 3歳新馬 タイムSL

前半が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

東京9R ゆりかもめ賞 注目

1着のウィクトルウェルスと2着のファイアンクランツ、この2頭を取り上げます。

1着：ウィクトルウェルス 勝ち馬注目

11頭立てでね、落ち着いた流れになって、前半の1000m通過は1分3秒5。各馬が折り合いに専念して、ウィクトルウェルスは好位の4・5番手。その真後ろ辺りにファイアンクランツが続いて、マークするような位置取りでした。直線では横に広がっての追い比べになったんですが、直線に入ってもしばらく好位置をね、維持し続けたウィクトルウェルスに対して、ファイアンクランツは早い段階でね、外を目がけて仕掛けて行く形。行った先でね、ちょっとファイアンクランツはね外から蓋をされてしまって、そこから改めて進路内に切り替える事になって、そうこうしている内にね、ジッと待っていたウィクトルウェルスの進路が開いて、溜めの効いていたウィクトルウェルスがズバッと抜け出すと、ファイアンクランツはね、その差を最後まで詰め切れませんでした。レースの上がり600mが11秒7-11秒1-11秒0と、非常にね速いだけに、あのタイミングでね動いた・止まっていた。あとはね、その差というのが、静と動の差というのがね、結果に繋がってしまった印象はありますね。逆に言えば、2頭の勝負付けというのは、まだ済んでいないと考えたいですし、再戦の際にはね、そこに至るまでの道程も含めてしっかりと精査する必要があると思います。

2着：ファイアンクランツ

11頭立てでね、落ち着いた流れになって、前半の1000m通過は1分3秒5。各馬が折り合いに専念して、ウィクトルウェルスは好位の4・5番手。その真後ろ辺りにファイアンクランツが続いて、マークするような位置取りでした。直線では横に広がっての追い比べになったんですが、直線に入ってもしばらく好位置をね、維持し続けたウィクトルウェルスに対して、ファイアンクランツは早い段階でね、外を目がけて仕掛けて行く形。行った先でね、ちょっとファイアンクランツはね外から蓋をされてしまって、そこから改めて進路内に切り替える事になって、そうこうしている内にね、ジッと待っていたウィクトルウェルスの進路が開いて、溜めの効いていたウィクトルウェルスがズバッと抜け出すと、ファイアンクランツはね、その差を最後まで詰め切れませんでした。レースの上がり600mが11秒7-11秒1-11秒0と、非常にね速いだけに、あのタイミングでね動いた・止まっていた。あとはね、その差というのが、静と動の差というのがね、結果に繋がってしまった印象はありますね。逆に言えば、2頭の勝負付けというのは、まだ済んでいないと考えたいですし、再戦の際にはね、そこに至るまでの道程も含めてしっかりと精査する必要があると思います。

東京11R 東京新聞杯 重賞

タイムランク・メンバーランクともにCでした。スタートですが、メイショウチタンが早かったですね。内枠もありましたし、しっかり主張して出して行ってと。外からセオも行って2頭でレースを引っ張って行きました。少し離れたね3番手辺りにマテンロウスカイがいて、中団にボンドガール・ブレイディヴェーグ・ウォーターリヒトと続いて、隊列的には割と予想された感じの並びになったのかなと思いますね。600m通過が34秒6と、前の2頭が少し速め。そこから離れた馬、馬群というかね、その辺りは落ち着いた展開だったかなと思います。直線ではまだメイショウチタンがリードを保ってますね。なかなかね、メイショウチタンもそうですけども、セオもマテンロウスカイもね、脚色が衰えず3頭で残ってしまうかなという場面もあったんですけども、残り200m辺りからボンドガール、あとそれを追うようにしてね、ブレイディヴェーグも伸びてというところ。ただね、それよりも大外一気に伸びたねウォーターリヒトの脚がね、非常に良いモノがありました。結果的にはこれがね、前を全て飲み込んでゴールと。2着にもね、しっかりと伸びたボンドガールが入って、3着メイショウチタンが粘り込むという結果になりましたね。 　結果3連単は81万円の高配当になりました。前の2頭がしっかりと飛ばしてくれましたし、各馬がね取りたいポジションというのも取れていた感じがするので、実力を発揮するにはね、良いレースにはなったのかなという風に思います。タイムランクもC。1分32秒6と、時計もまずまずのモノでしたし、そんな中ね、やっぱり大外一気のウォーターリヒトの決め手というのが一際光ったなという感じはしますね。

1着：ウォーターリヒト

そのウォーターリヒト、道中はね控えて直線勝負と、自分の型を貫いてという競馬。今のね充実というのもしっかり示しましたし、もうこれは本物と考えても良いぐらいの勝ちっぷりだったと思います。東京のマイルで4戦3勝と、負けたのがNHKマイルカップのみで、復帰後のね、東京で使った3回というのは全てしっかり勝ち切っていますし、本当に春の安田記念が楽しみになる勝ちっぷりでしたね。ただね、河内調教師のね花を添える、そんな重賞勝利にもなったのでね、それも良かったですね。

2着：ボンドガール

惜しかったのがボンドガール、またしても勝利とは行かなかったですね。しっかり仕上げられていましたし、落ち着きもありました。中団の絶好位からね、仕掛けもピッタリハマって、内容としては本当に文句なしだったと思います。これは本当、外からねそれを一気に捕らえたウォーターリヒトの決め手を褒めるしかないかなというところで、内容がやっぱりありましたし、マイルが良いというのもね、実証されたかなというところあるので、こちらはヴィクトリアマイルへ向けて良いスタートだったとは思いますね。

3着：メイショウチタン

その後3着は最低人気でしたねメイショウチタン残しました。なかなか難しい馬ですけどね、気の勝った馬でね、今回のようにちょっと速くても飛ばして行く、自分の気分で走るというのがね、大事な馬なんだと思います。ちょっとね、アテにはしづらい所あるんですが、2021年に3勝クラスを勝ったのが、中京だったかな。それ以降ね馬券内に入った8回って、全部左回りなんですよ。なので、割とハマった条件ではあったという風には思うので、左回りでポンと気分良く行けるようだったら、今後もこういう事があるのかなというのが、考えられますね。その辺りはちょっと記憶に止めておいた方が良いかもしれませんね。

4着：ブレイディヴェーグ

さぁ、そして1番人気のブレイディヴェーグは4着でした。先週もね、少しお話しましたけども、ちょっと追い切りどうなのかなという所もありましたし、当日は14キロ馬体重も増えてというところで、そもそも1600mがベストというタイプの馬でもないとは思うのでね、能力で4着までは来ていますが、そういったここへ向けての仕上げという部分はちょっとやっぱり明暗分かれた所はあったかなと思います。ただ、ここを使って次というのがね、大目標がありますので、この競馬の後、良くなって来そうな雰囲気はありますね。

5着：マテンロウスカイ

その後5着はマテンロウスカイ。前の2頭を行かせて離れた3番手から。隊列的には非常に良い感じでね、結構折り合いの難しい馬なので、マイルでピッタリと折り合えたという点ではね、内容は十分だったと思います。最終的には決め手のある馬に差し込まれてという所もありましたんで、この辺は59キロというのもね、やっぱりちょっと響いた部分あったのかなと思いますね。

12着：ゴートゥファースト

ゴートゥファースト、この馬のレースはできたのかなとは思うんですが。強い相手にね、マテンロウスカイと近い位置からね、しっかり出して行っての競馬で、本当に自身の競馬はしたかなという感じはします。最後はやっぱり、もう地力の差が出たかなという着だと思いますね。

15着：サクラトゥジュール

それからもう1頭サクラトゥジュールについて、15着でした。やっぱり固まった馬群はそこまで流れが速い感じでもなかったので、そういった所でね、前半から結構折り合い難しい所を見せていました。ボンドガールの真後ろ、ポジション的には問題なかったんですけども、そういった折り合いを欠いた部分もあってか、直線に入ってからの反応が一息で、最後は狭くもなったんでね、ちょっと力を出し切れなかった競馬かなとは思います。

東京12R 4歳以上1勝クラス タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。シントーハナノボスが先手を取って外からマシューが突っつく展開。前半400mを過ぎた辺りではね、パープルナイトが押し上げて行って、なかなか前半ラップが落ちませんでした。

1着：イデアイゴッソウ

イデアイゴッソウがJRAでの初勝利を挙げました。勝ったイデアイゴッソウは上がって行くパープルナイトをやり過ごして、控えた5番手辺りをがっちりキープ。直線で外へね持ち出す際には少し強引にはなったんですけども、理想的な位置から十分に脚が溜められていた事もあって、勢いは十分にあって、一気に前を抜き去って、後を追ってきたノルドヴェストも寄せ付けませんでした。肝心な所でね、包まれてしまって力を余した感があった前走なので、この辺りで通常の手応えというのはあったと思いますけども、広い東京コースに変わったのがね、今回良かった感じがします。気持ち良いほど弾けて来ましたね。これだけの走りを見せられるとね、なぜ以前のJRA在籍時にね、未勝利を勝ち上がれなかったのか、ちょっと不思議にも思えてしまうんですけども、前々走でね、中山でも走れるというのはね証明済みですし、今回は昇級しても期待が持てるぐらいの強い競馬をしたと思います。

2着：ノルドヴェスト

2着に入ったノルドヴェストは、終始イデアイゴッソウの真後ろのポジションにいました。マークするような形から詰め切れなかったんですが、自身も3着以下にはね、2馬身半以上の差をつけていますから、内容自体は悪いモノではなかったと思います。結構、ゲート難のある馬なんですが不思議と、横山武史騎手のね騎乗時には出遅れがないので、このコンビの相性というのはね、覚えておいても良いかもしれません。

3着：マシュー

あとは積極策から踏ん張った3着のマシュー。負担重量はね、前走からすると6キロ増えていた状況で、しかも東京も初めて。この辺りを踏まえると十分に走っていますし、フロック視はできないなという風に思います。

4着：ゲキザル 解説推奨

いつもほぼ最後方から追い込んでという馬なんですが、今回はね5番手の正攻法を取りました。1600mの距離と、前半ね少し噛んだ部分もあって、最後はね同じ脚色になってしまったんですが、しっかりと出して前めで流れに乗れたという点ではね、今後へ向けての起爆剤となるレースかなという風に思っています。そもそもね、今回は帰厩間もない中での出走で、俗に言われる10日競馬でした。一度使ったね、上積みというのも十分に見込めると思いますし、ここでね4着と次走へのね出走権利を得たこともね、より自身に向く番組選択もできるはずなので、東京でしたら1400m。中山でしたら1200m、その辺りの距離短縮で、是非とも狙ってみたいなと思います。

解説者：久光匡治(優馬)