2016年4回中山1日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス1秒0だった。
 馬場差としては昨年秋の開幕週と同じく速い時計の出るレベルだった。ただ、エアレーションとかシャタリング作業の影響で、数年前までのような超がつく程の高速馬場ではなかった。なお、日曜の雨については、時計が掛かっていたので、今週乾いた馬場ならマイナス方向に戻すかもしれない。なお、その日曜は稍重でスタートして途中から良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。11鞍中逃げ馬が3連対したが、先行脚質の馬はわずか2連対だった。差し馬の活躍が目立った。開幕週だが、決して前に行った馬が有利ではなくて、差しタイプの活躍が目立った。なお、もう1週Bコースが使用されてその後2週はCコース使用になる。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒7だった。
 やや速い時計の出るレベルだった。日曜は雨の影響で土曜よりもいくらか時計が出やすくなったが、大きな差はなかった。なお、脚質的には目立った傾向はなくて、まんべんなく連対していた印象。それは1200m・1800m問わず同じ状況だった。


  タイム分析
 2016/09/10 (土)  芝=-1.1  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1600 ハウメア 牝2 未勝利・牝 1:34.7 -1.5 --- -0.6 -0.9 B D 8.19
5R T1600 カリビアンゴールド 牝2 新馬 1:36.2 -0.3 -0.2 +0.4 -0.9 D C 7.46
8R T1800 ネオヴェルザンディ 牝3 500万下 1:48.3 -0.3 -0.6 +0.1 -1.0 C C 6.13
9R T1600 ディバインコード 牡2 アスター500 1:35.6 +0.1 -0.3 +0.7 -0.9 D C 7.27
11R T2000 ビッシュ 牝3 紫苑S(G3) 1:59.7 -0.5 --- +0.6 -1.1 D D 7.56
 2016/09/10 (土)  ダ=-0.5 / 1200m=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 マツリダダイキチ 牡2 未勝利 1:12.3 -0.8 --- -0.2 -0.6 C D 8.69
3R D1800 スピアザゴールド 牡3 未勝利 1:55.2 -0.1 --- +0.4 -0.5 D D 4.73
6R D1200 トブガゴトク 牡3 未勝利 1:11.5 -1.1 --- -0.5 -0.6 B D 5.31
7R D1800 ヤギリジャスパー 牡3 500万下 1:53.4 -0.6 --- -0.1 -0.5 C D 9.00
10R D1800 アースコネクター 牡5 松戸特別1000 1:52.4 -0.8 --- -0.3 -0.5 C C 8.38
12R D1200 サウンドジャンゴ 牡4 500万下 1:10.9 -1.0 --- -0.4 -0.6 B C 8.13


  馬券Summary
休み明けの実績馬、強し
 先週は中山/阪神で重賞が3鞍あったが勝ったのはいずれも休み明けの実績馬(紫苑S/ビッシュ、セントウルS/ビッグアーサー、京成杯AH/ロードクエスト)だった。実は重賞だけではなく他の上級条件のレースも休み明けであるとか、夏場に多く走っていない実績馬が好走する傾向が強かった。
 芝では日曜中山9Rが休み明け2戦目のドーヴァー、土曜阪神9Rのノガロが中5週で勝利、日曜阪神10Rのブラックムーンも5ヶ月以上の休み明けだったが圧勝だった。ダートでは土曜阪神11Rのキングズガードが2ヶ月振り、日曜阪神9Rのセンターピースも同じく2ヶ月の休み明けで勝っている。
 次走危険馬とも連動するのだが、夏場のやや薄いメンバー構成の中で堅実に駆けてきた馬よりも、力さえあればフレッシュな状態のよい実績馬の方が強いということ。馬券の軸馬選びに迷った際にはザックリと休み明けの実績馬を選んだ方が勝利への確率は上がると思う。
解説者:津田照之(競馬エイト)
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