2017年8月28日放送

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2017/8/26(土)・8/27(日)開催

2回新潟9日目・10日目

新潟芝 土:-0.3 日:-0.5 Aコース  直線 土:+0.2 日:-0.2

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒5。直線1000mは土曜がプラス0秒2、日曜がマイナス0秒2だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、2000m対象の馬場差は8日目までマイナス1秒0からマイナス0秒7の間で推移していたが、それに比べて先週は水準方向に動いた。一方直線1000mは水準レベルで推移しているが、先週土曜だけはプラスゾーンだった。
 火曜日から土曜の朝まで雨が降っていて、土曜は重馬場でスタートした。5R以降は稍重だが、馬場差は一定でなおかつ重馬場でも馬場差はマイナスだった。日曜日は良馬場に回復したが、まだパンパンの良馬場ではなかったようで、馬場差はマイナス0秒5となった。今週でAコース連続使用6週目となるが、完全な良馬場なら馬場差はマイナス0秒6か7ぐらいになると推測する。芝はあまり傷んではいない。なお、直線1000mは土曜日が向かい風の時、日曜日は追い風の時にレースが行われた。土日の馬場差の開きが2000m対象の馬場差よりも大きいのは風の影響によるもの。


新潟ダ 土:-0.3 日:-0.2  1200 土:---- 日:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒2。1200mについては、土曜はレースがなく日曜はマイナス0秒5だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。1800mは8日目までプラスの数値が続いていたが、先週は初めてマイナスの数値になった。1200mは先週日曜がこの開催で最も時計の出やすいコンディションだった。
 朝までの雨によって土曜は水分をたっぷりと含んだ重馬場だった。実際のタイムを見ると時計が掛かっていたように見えるが、レースのレベルが低かっただけで、今年夏の新潟ダートでは最も速い時計が出るコンディションとなった。日曜は土曜よりも水分が抜けたものの、含水率はまだ高くて土曜と馬場差は大きくは違わなかった。土曜には行われなかったダート1200mは日曜にマイナス0秒5と今年夏の新潟では最も速い時計が出る馬場になった。土曜は比較的差し馬が好走していて、日曜は逃げ・先行馬がいつも以上に好走しているように見えるが、土曜は全てが1800mでなおかつ時計が出る馬場なのに、実際には遅い決着で差し馬が間に合うという事があった。一方日曜は5鞍中4鞍が1200mだった上に低レベルの決着がなかっただめ、全体として逃げ・先行馬の好走が多くなっている。

番組注目馬

  • 土曜新潟12R 2着 ショウナンアエラ

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

大川浩史 次走推奨馬

  • 土曜新潟05R 3着 シグナライズ

※直線で内に刺さってまともに追えなかったというのが、今回のレースを受けての直接の理由だが、藤原英昭厩舎の所属馬という理由もある。というのも藤原英昭厩舎は開業以来2歳8月までの1600m以上の新馬戦に26頭出走させているが、わずかに3勝。短距離で下ろす馬ならデビュー戦から仕上げている場合もあるが、こういう長めの距離でデビューさせる場合は、2歳の初期からビッシリ仕上げて来ない厩舎なので、勝率は低い。そして2歳初期の1600m以上の新馬戦で負けた馬の次走だが、これが19頭中7頭が勝っている。新馬戦で5着以内だった馬に限れば、13頭で5勝2着5回と連対率は75%を超える。という事で、初戦3着のシグナライズが次走で連対する確率はかなり高いと思う。


2回小倉9日目・10日目

小倉芝 土:-0.4 日:-0.6 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒6だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、開催が進む毎に水準方向に動いて、先週土曜はこの開催では最も時計の掛かるレベルだったが、日曜はマイナス方向に戻った。
 日付が土曜日に変わってから雨が降り始め、レース前には止んでいたものの、土曜の昼過ぎまで稍重だった。9R以降は良馬場だが、馬場差は一定でこの開催で最も時計の掛かる状態。とは言え、馬場差はまだマイナスだった。乾いた日曜は1週前と同じ馬場差に戻ったが、先週からBコースに移ったのにAコース4週目と同じ馬場差だった。つまり、芝の傷みは進行しているという事。最終週となる今週、Bコース2週目でも外差しが決まりやすい馬場になる可能性もある。

小倉ダ 土:-1.4→-1.1 日:-0.6

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒4からマイナス1秒1へと変動、日曜がマイナス0秒6だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、6日目まではプラスの数値だったが、7日目はこの開催で初めてマイナスの数値。そして先週土曜は初めてマイナス1秒台になった。
 雨の影響で土曜は重から稍重へと変化した。馬場差は変動で、具体的には1700m換算の数値で4Rがマイナス1秒4、6Rがマイナス1秒3、8Rがマイナス1秒2、11Rがマイナス1秒1だが、1日を通して高速馬場だったという事。日曜日は1日中稍重で、馬場差はマイナス0秒6。土曜よりは時計が掛かるようになったが、これでも今年夏の小倉の中ではかなり速い時計が出る状態だった。土曜日は4鞍中3鞍が逃げ切りだが、単調な行った行ったという決着にはなっていない。日曜の1700mはハイペースから時計の掛かる決着になったため、差し馬が上位に来ているが、それでも逃げた馬は3着・3着・3着・2着と崩れていない。小倉のダートらしく基本は先行有利。ただし、1700mでハイペースになると差しも決まるという事。

番組注目馬

  • 日曜小倉08R 2着 クールゼファー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜小倉08R 1着 オアシスクイーン


2回札幌3日目・4日目

札幌芝 土:-0.3 日:-0.3 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を確認しておくと、週によって時計の出方は異なるが、いずれにしても1回開催前半のような高速馬場ではない。
 木曜から金曜にかけての雨量はそれほど多くなかったが、土曜はその雨の影響が残っていた。良馬場でも水分を含んでおり、こうなると洋芝は時計が掛かる。そのため1週前と比較して0秒6水準方向に馬場差が動いた。日曜は乾いたものの、レースで使用した分傷みが進み、それらが相殺されて土曜と同じ馬場差となった。先週は外差しが目立っていたが、内を通るとダメという程ではない。最終週となる今週もCコース使用で、外差しも決まるが、内を通ってもダメではないという傾向が続くと思われる。

札幌ダ 土:-0.9 日:-0.7

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒7だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で速めの時計が出るレベルだが、この開催に入ってからは前の開催最終週ほどの高速馬場ではない。
 木曜から金曜にかけての雨が影響して、土曜は稍重だった。そのため1週前より高速化したが、同じ稍重でも前開催5日目の前半のような、超高速馬場ではなかった。日曜は乾いて1週前と同じ馬場差になったが、稍重の土曜と大きくは違わない点に注意。勝ち馬は10頭中8頭が4コーナー2番手以内で、他の2頭も4コーナー3番手。いつもの札幌ダートという感じで先行有利だった。

番組注目馬

  • 日曜札幌04R 1着 イーグルバローズ

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

※日曜9Rのクィーンズベストは1000万で通用するが、今回が連闘だったので、次走に関してはちょっと危ないところがあるというのと、野芝の高速馬場の1000万だとちょっと危ないところもあるという事。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜札幌07R 2着 ネイビーブルー

※前回も次走危険馬としたら2着と好走してしまって、また危険馬として取り上げるのも心苦しいが、何か恨みがあるとか逆ギレしているという事ではないので、お許し下さい。高速馬場でしか好走していないので、良馬場では苦しいとした訳だが、今回は完全タイム差プラス1秒3という低レベル戦になった。これなら良馬場でも2着に来てしまうというだけで、良馬場の普通のレベルの決着になれば危険な人気馬であることに変わりないと思う。


馬券Summary

  • ハンデ戦の考え方